Xbox Oneでの発売が決定している科学ADVシリーズ第4弾『CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)』。その体験版『CHAOS;CHILD 404 not
found』が本日9月4日より配信予定だ。
電撃オンラインで展開中の“電撃5pb. for Xbox One”特集企画第3弾として、科学ADVシリーズのファンであり、記事なども担当しているライターによる体験版レビューをお届けする。
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▲『CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)』キービジュアル |
【『カオスチャイルド』ストーリー】
2009年に起きた大地震から6年。復興を遂げつつある渋谷の街で奇妙な事件が発生していく。一連の事件は、かつて渋谷で起きた“ニュージェネレーションの狂気”と呼ばれる連続猟奇事件と酷似していた。事件に興味を持った主人公の宮代拓瑠は、仲間とともに事件の謎を追っていく……。
■怖い! でも続きが気になる!! 科学ADV第4弾は、まさにサイコサスペンス!!
トン、トントン、トン。ガチャリ。あ、どうも、ライターのカワチです。このたび、ひと足先にMAGES.で『カオスチャイルド』の体験版ををプレイさせていただいたので、その内容をレポートさせていただきたいと思います!(いきなり余談になってしまいますが、新しくなったMAGES.のロビーがすごく未来的で感動しました……。中央にワープ装置みたいなものまでありましたよ!!)
さて、音声をフルで聞きながら進めると約7時間のボリュームになる今回の体験版。結論から先に言うと、メチャクチャおもしろかったです! 先の読めない展開の数々に思わずのめり込んでしまい、あっという間にクリアしてしまいました。
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▲本体験版には第1章を丸ごと収録。メインとなるキャラクターたちもほぼ登場します。 |
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▲コンフィグの調整などもできます。数々のADVを世に送り出しているMAGES.だけあって快適なプレイが可能でした。また、本作ではシームレスにメニュー画面を呼び出せますが、その演出もスタイリッシュです。
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ただ、1つ注意してほしいのは、かなり怖い内容だということ! 『CHAOS;HEAD NOAH(カオスヘッド ノア)』は少しずつ日常が浸食されていくような怖さがありましたが、『カオスチャイルド』はつねに恐怖と隣り合わせにあるような感じがしました……。
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▲直接的に臓器が写っているグラフィックなどはないですが、想像するとゾッとするものが多いです。
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そもそも最初のシーンから怖いんですよ。ニコニヤ動画の生主・大谷悠馬が生放送中に切断された自分の右腕を食べながら失血死するシーンからはじまりますからね。インパクト大きすぎ! これだけでも鳥肌ものですが、なんと、これが大谷自身の視点で描かれていくんですよ。臨場感があって本当にハラハラします……。
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▲チーズを食べていた大谷ですが、途中から違和感に気付いて……?
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また、体験版をプレイする際にぜひ注目していただきたいのが、シリーズではおなじみの作曲家・阿保剛さんの手掛けるBGMです。緊張するシーンでさらに恐怖心を煽るような音楽が流れてくるのですが、この効果がすさまじい! ボタンを押すことすら躊躇してしまいます。いやぁ、阿保さんは本当にいい仕事しますね……。
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▲BGMがプレイヤーの不安な気持ちを増大させていきます。
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自分が特に怖かったのが第3の事件である“回転DEAD”です。ここでは主人公たちが実際に事件現場かと思われる場所に足を踏み入れることになるのですが、“この先に死体があるかもしれない”、“犯人が潜んでいるかもしれない”という描写が恐怖心を煽っていきます。詳細は省きますが、イベントの終盤はもう心臓バクバクですよ!
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▲はたしてカーテン越しにあるものとは……?
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とはいえ本作は単純なホラーというわけではなく、学園の日常シーンなどは和やかなシーンや笑えるシーンなどが随所に盛り込まれています。情強ぶっている主人公と彼が忌み嫌っているクラスメイトとの会話などは必見ですよ。普段は周囲を見下している主人公ですが、じつは……? 演じている松岡禎丞さんのニュアンスも完璧です!
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▲主人公の必死さや勘違いっぷりが笑いを誘います。 |
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▲主人公の所属する新聞部のメンバーは個性豊かで、とってもにぎやか。
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▲個人的には「ん」や「ん……」と“ん”のひと言だけですべてを表現する香月華がお気に入りです。ぜひゲームでボイスを聞いてみてください!
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他にも警察への協力者として『カオスヘッド ノア』の百瀬克子が登場したり、『らぶChu☆Chu!』のエリンが登場したりとファンがニヤリとするシーンも満載。ぜひ一度だけでなく、何度もプレイして細かい部分までストーリーをチェックしてみてください!
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▲『カオスヘッド ノア』のファンにはうれしいサプライズも満載! |
■エログロだけが人間の妄想じゃない!? 展開の幅が大きく広がった“妄想トリガー”
その後の展開についてポジティブな妄想をするかネガティブな妄想をするか、もしくは妄想しないかを選ぶことができる“妄想トリガー”。『カオスヘッド ノア』ではポジティブを選ぶとエッチな展開、ネガティブを選ぶことでグロい展開を見ることができました。
本作ではその妄想の種類がバラエティ豊かに! ……なんたって1番最初のネガティブ妄想からして幼なじみに「キモい」と罵られるものですからね。ある意味、グロい展開を見せられるよりもダメージがデカいですよ!(ドMのボクにはご褒美ですが!!) また、“妄想トリガー”が発生する数自体も『カオスヘッド ノア』よりも増えているため、多彩な展開が楽しめます。
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▲ありがとうございます。
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▲ポジティブ妄想では乃々と華が百合的なことになりますが、ネガティブ妄想だと華の厨二病が発動!? |
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▲もちろんエッチな展開やグロい展開も。“ゲロカエルんたちに惨殺される”などといった予想ができない内容も多いです。
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■複雑に入り組んだ難事件を整理させてくれる“マッピングトリガー”
体験版の後半で新システムの“マッピングトリガー”も体験できました。難易度自体は高くなく、“自分で真相を推理をする”というより“これまでの情報を整理する”といった意味合いが強いですね。
本作で起きる猟奇事件は『カオスヘッド ノア』の事件とのつながりを示唆しているなど、複雑に入り組んだものになっているので、インタラクティブなシステムで頭の中を整理できるのはうれしいです。
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▲“マッピングトリガー”で事件の関係性を調べていきます。間違った選択をしても、やり直すことができるので安心。 |
と、いうわけで駆け足気味に体験版について紹介させていただきました。引き込まれるストーリーはもちろん、ニコニヤ動画のコメントが画面に流れる演出など、実際に体験してみていただきたいシーンも数多くありましたので、この記事を読んで気になった方はぜひプレイしてみてください!
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▲繰り返しますが、怖いゲームなので夜にプレイする場合は注意! 力士シールやばすぎ!!
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■CHECK:体験版のイベントCGとスクリーンショット集を掲載!
【体験版イベントCG】
【体験版スクリーンショット】
・体験版ゲーム本編
・第3の事件“回転DEAD”
・システム画面
・妄想トリガー
・マッピングトリガー
(C)2014 MAGES./5pb./RED FLAGSHIP/Chiyo St. Inc.
(C)2008 5pb./Nitroplus/RED FLAGSHIP