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2014年9月11日(木)

『ベヨネッタ2』ではベヨネッタがロボに乗り込む!? 新要素“アンブランアーマー”や新登場の武器、浪川大輔さん演じる“ルカ”を紹介

文:キャナ☆メン

 任天堂が9月20日に発売するWii U用ソフト『ベヨネッタ2』について、追加情報をお届けする。

『ベヨネッタ2』

 『ベヨネッタ2』は、プラチナゲームズが手掛けたPS3/Xbox 360用アクションゲーム『ベヨネッタ』の続編。前作から数カ月後を舞台に、主人公の魔女ベヨネッタが、自分の身代わりとなって危機に陥ったジャンヌを救うため、魔界まで巻き込んだ戦いを繰り広げる。変化に富んだシチュエーションと歯ごたえのあるバトルは健在で、新要素“アンブラン・クライマックス”を搭載するなどアクションの幅も広がっている。また、パッケージ/ダウンロード版ともに、前作『ベヨネッタ』のWii U移植版が付属するのも特徴だ。

■神出鬼没の男、ふたたび登場!

 7月24日の記事で紹介した情報屋・エンツォや魔界の名工・ロダンの他に、フリージャーナリストのルカも『ベヨネッタ2』に引き続き登場する。

ルカ
声優:浪川大輔

『ベヨネッタ2』

 “真実をつかむ”という情熱のみに突き動かされて世界中を駆け巡る、神出鬼没のフリージャーナリスト。かつてはベヨネッタとの間に複雑な因縁もあったが、今では互いに認め合う関係になった……と本人は思っている。

 袖に仕込んだフックショットを使って、スパイ映画さながらの潜入取材を行うガッツと、勢いだけで危機を切り抜けるその強運には、ベヨネッタさえ舌を巻く。未だ全容が謎に包まれている魔女と賢者の過去を解き明かすため、水の都ノアトゥーンに忍び込むが……。

『ベヨネッタ2』 『ベヨネッタ2』
▲意外な場所で当然のように現れる、神出鬼没のフリージャーナリスト・ルカ。今回は、何やら怪しげな眼鏡を掛けて登場するようなのだが……。▲ベヨネッタとのロマンス(?)に進展はあるのかどうか。ストーリーの本筋が気になるのはもちろんだが、サブキャラたちとのやり取りも『ベヨネッタ』シリーズでは楽しみの1つだろう。

■襲い来る天よりの使者

 ベヨネッタが戦うことになる天使たちの中から、グラマー、エンラプチャー、フィデリティという3体の敵を紹介する。

上級三隊 熾天使“グラマー”
『ベヨネッタ2』
▲天使の階級において最上位にあたる“熾天使”は、もっとも神に近い存在と言われており、物質世界に生きる人類が目にすることはまず有り得ない。しかし、かの光の賢者は、この偉大な熾天使グラマーとも互いに意思を通じ合わせることができたという。
『ベヨネッタ2』 『ベヨネッタ2』
▲突如姿を現したグラマーに襲われるロキ。天使の中でも最高位に位置するグラマーが、ベヨネッタのみならず居合わせた少年までも襲う理由とは?▲文字通り天を衝く巨体を持った熾天使グラマーとの息詰まる攻防。ベヨネッタも魔獣マルファスの翼を召喚することで、空中戦に応じる。

下級三隊 大天使“エンラプチャー”
『ベヨネッタ2』
▲数いる天使たちの中でも最古参にあたるエンラプチャー。人と精神を共鳴させることで至福へ導く御業を持つとされ、この天使が誕生するまで“信仰”という概念は存在し得なかったとする説もある。
『ベヨネッタ2』 『ベヨネッタ2』
▲人と精神を共鳴させる御業を持つとされるエンラプチャーは、仲間の天使たちの精神にも働きかけ、その力を活性化させる。▲ベヨネッタから魔力を吸い取るエンラプチャー。直接的な攻撃力は強くないのだが、油断して倒すのを後回しにしていると、痛い目に遭うかもしれない。

下級三隊 大天使“フィデリティ”
『ベヨネッタ2』
▲深海の生物を思わせる軟体と多数の触手を持ったこの天使は、母なる大海を離れ陸に生きる人々に、原初の記憶を想起させるため存在しているとされる。
『ベヨネッタ2』 『ベヨネッタ2』
▲水棲生物のような姿をした天使だが、出現する場所は水中だけとは限らないようだ。陸上と水中では、また違った戦い方が必要になるのかもしれない▲ベヨネッタが天使たちに行う“お仕置き”トーチャーアタックは、仕掛ける天使の種類によって変化する。新しい敵を見つけたら、積極的に狙っていこう。

■立ちはだかる魔界の軍勢

 今作では、魔界へ引きずり込まれたジャンヌの魂を救うため、戦いを繰り広げるベヨネッタ。禍々(まがまが)しい姿をした魔界の住人たちの中には、力任せではない、トリッキーで嫌らしい攻撃をしてくる敵もいる。

憎しみに飢えるもの“ヒディアス”怒りに集るもの“フューリー”
『ベヨネッタ2』 『ベヨネッタ2』

痛みを刻むもの“ペイン”
『ベヨネッタ2』
▲天界との闘争において、血塗られた鋼鉄の車輪で敵を蹂躙し、悪夢を運ぶとされる暴虐の戦車。信仰心の強い者はまれに天使たちの舞い降りる姿を視ることがあるというが、これら魔の眷属は心に迷いを抱く者の前に姿を現すと言われている。

境界を巡るもの“インシディアス”
『ベヨネッタ2』
▲世界に終末が訪れた時、罪深き者たちを乗せて享楽の園へ導くとされる悪魔。このインシディアスは常に膨大な魔力をその身に蓄え、またその体内に悪魔たちを棲まわせることも出来るため、天界との戦争では強襲揚陸艦として猛威を振るっている。
『ベヨネッタ2』 『ベヨネッタ2』
▲戦いの舞台は深海にもおよび、海中を自在に駆け巡る規格外の超巨大悪魔までもが登場する。一見メカのようにも見える外観だが、眼球のようなグロテスクな部分なども襲ってくるため、その攻撃方法は予測がつかない。▲明らかに敵にとって有利な領域での戦い。どこにも逃げ場の無い水中で、インシディアスが容赦なく襲ってくる。活路を開くのは、ギリギリで攻撃を避けると発動できるウィッチタイムだ。

生体兵器“ゴーレム”
『ベヨネッタ2』
▲体を形成する特殊な金属に、あらゆる生命の記録が登録されている、都市警護用の生体兵器。侵入者の情報を解析し、その攻撃力に合わせて自らの形態を瞬時に切り替え、最適な攻撃態勢で応戦することができる。
『ベヨネッタ2』 『ベヨネッタ2』
▲恐るべき質量をもってベヨネッタに襲いかかるゴーレム。その攻撃をまともに食らえば、ひとたまりもないだろう。▲硬質的な外観を持ちながらも、次々にその形態を変化させ、こちらに対応する隙を与えない。その動きはある種の生物のようでもあり、一体いかなる技術によって設計されたものなのか、謎は尽きない。

■ベヨネッタをサポートするメカの登場!?

 今作からの新要素として、ベヨネッタがロボットのような外見をしたマシンに乗って戦う場面がある。このマシンの名称は、魔導機“アンブランアーマー”。詳細は不明だが、圧倒的な火力を誇るこのマシンに乗り込めば、常識をはるかに超えた敵との戦いで、頼もしい存在となってくれそうだ。

『ベヨネッタ2』
『ベヨネッタ2』 『ベヨネッタ2』

■ベヨネッタの扱う新武器

 本作でも、敵との戦いで集めたヘイロウを使い、ロダンの店でさまざまなアイテムを購入することができる。今回は、新登場の武器4種とアクセサリーの一例を紹介したい。

 なお、“魔女のたしなみ”というアイテムを対応する武器と同時に身につけると、ベヨネッタのコスチュームも変化する。この“魔女のたしなみ”による衣装アレンジは、オンライン協力プレイモード“タッグ・クライマックス”時にも適用されるとのこと。以下のラークシャサとカフカに関しては、それぞれの武器に対応したコスチュームもあわせて掲載する。

ラークシャサ(With 魔女のたしなみ)

『ベヨネッタ2』 『ベヨネッタ2』 『ベヨネッタ2』

 鬼神ラークシャサを封じ、ソーマで洗い清めた美麗な剣。装備した者にラークシャサのチャクラが流れ込み、舞うように軽々と振るうことができる。両手両足の装備できるため、華麗な四刀流のアクションを繰り出せる。

カフカ(With 魔女のたしなみ)

『ベヨネッタ2』 『ベヨネッタ2』 『ベヨネッタ2』

 かつて1人の男を呪い、自らも醜い蟲の姿へと変えられてしまった者を使って作られた魔導器。彼は弓の一部に組み込まれた今でも生きており、呪いとともに強力な毒を流し、矢を穢(けが)し続けている。

アンダイン

『ベヨネッタ2』

 恋に破れコキュートスに堕ち穢れてしまったアンダインの魂を封じた魔導器。封じられた魂から発せられる嫉妬の念は炎となり吹き出し、相手を焼き尽くす。また、悲嘆の吐息はヒットした相手を氷漬けにする。

『ベヨネッタ2』 『ベヨネッタ2』
▲アンダインは2つの属性を持ち、回転攻撃を行うごとに炎属性と氷属性が切り替わる。炎属性時は、攻撃ボタン長押しで火炎放射を行い、敵に継続ダメージを与える燃焼状態にできる。▲氷属性時のアンダインは、冷気を放射して敵を凍結させられる。一定時間殴り放題になる上、小さめの敵であれば持ち上げて他の敵に投げつけることも可能だ。
『ベヨネッタ2』
▲ウィケッドウィーブで魔界の大蛇ヒュドラを召喚! 召喚攻撃に登場する魔獣は、使用する武器や技によって変化する。

チェルノボーグ

『ベヨネッタ2』

 魔界の奥深くに打ち捨てられた死の神チェルノボーグの大鎌に、複数の魔物の魂を封じた魔導器。ロダンの手によって極上の魂が封じられたことで、かつての輝きを取り戻した。生きているように蠢(うごめ)く3枚の巨大な刃で斬りつけられると、傷口から闇が侵蝕し、魂は腐り地獄に落ちるという。

『ベヨネッタ2』 『ベヨネッタ2』
▲3枚の巨大な刃を持つため、ひと振りひと振りの動作は重くなるが、その攻撃範囲は広く、複数の敵を一度に叩き切れる。もちろん、その威力も折り紙付きだ。▲パンチボタンを長押しすると、斬撃から続けて3枚の刃が放射状に発射される。遠距離の敵を広範囲に攻撃できる他、近くの敵に3発まとめて撃ち込み、大ダメージを狙う使い方も。
『ベヨネッタ2』
▲チェルノボーグ使用時の魔力解放“アンブラン・クライマックス”では、魔界の巨大蝙蝠“ミクトランテクートリ”が召喚される。天を覆い尽くすほどの巨大な翼で、衝撃波をともないつつ辺り一面の敵を斬り刻む。

●アクセサリーについて

 アクセサリーは、同時に2つまで装備でき、いずれもベヨネッタに特別な力を付与してくれる。前作に登場したアクセサリーの他、新たなアクセサリーもロダンの店から購入できる。

『ベヨネッタ2』
▲ベヨネッタと一緒に戦う小悪魔を召喚する“魔界交信器”と、ベヨネッタの身代りとなって敵の攻撃を受け止める守護蝶を召喚する“プーリーの守護蝶”。今作では同時装備で、なんと計11体もの使い魔を一度に召喚できるようになった。攻防兼ね備えた女王様がここに誕生!?
『ベヨネッタ2』
▲新入荷のアクセサリー“報酬の小槌”は、装備中に敵をトーチャーアタックで倒すと、通常より多くアイテムやヘイロウが手に入る。

★Wii U版『ベヨネッタ』情報:ハードの特性を生かした機能も

 任天堂作品とのコラボコスチュームや日本語音声が追加されるWii U版『ベヨネッタ』。新要素はそれだけでなく、Wii Uの特性を生かした機能も追加されている。Wii U GamePadの画面を直接なぞるだけで操作できる“タッチ操作”や、Miiverseとの連動がそれだ。(以下、画像はWii U版『ベヨネッタ』のもの)

『ベヨネッタ2』 『ベヨネッタ2』
▲タッチ操作なら、攻撃したい敵を直接タッチするだけでロックオン。一定時間、ベヨネッタが自動で連続攻撃を行ってくれる。▲Miiverseへの投稿画面。『ベヨネッタ』プレイヤー同士でコミュニケーションを楽しもう。

 また、一部ステージではジャイロセンサーに対応した操作も行える。この機能をオンにすれば、Wii U GamePadを傾けることで、直感的にベヨネッタを動かせる。

『ベヨネッタ2』
▲ジャイロセンサーに対応した操作は、プレイ中、簡単に切り替えられる。好みの操作でプレイを楽しもう。

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