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2014年9月20日(土)

『零 ~濡鴉ノ巫女~』は主人公が濡れるほど射影機の攻撃が強くなる! “水”が関わる怨霊とのバトル要素や雛咲深紅ら登場人物などを紹介

文:キャナ☆メン

 コーエーテクモゲームスと任天堂が共同開発し、任天堂が9月27日に発売するWii U用ソフト『零 ~濡鴉ノ巫女~(ゼロ ぬれがらすのみこ)』。今回の記事では、怨霊とのバトル要素や物語中盤の舞台、雛咲深紅(ひなさきみく)などの登場人物を紹介する。

『零 ~濡鴉ノ巫女~』

 本作は、怨霊を封じ込めるカメラ“射影機(しゃえいき)”を手に謎(なぞ)を解いていく和風ホラーアドベンチャーゲーム『零』シリーズの最新作。『零 ~濡鴉ノ巫女~』では、自ら死を選んだ者が訪れる山“日上山(ひかみやま)”を舞台に、山にまつわる奇怪な習わしや事件の謎に迫っていく。Wii Uがプラットフォームの今作では、Wii U GamePadを射影機に見立てて探索を進める新たな体験が待っている。

『零 ~濡鴉ノ巫女~』
▲主人公の1人・不来方夕莉(こずかたゆうり)が入浴中のシーン。
『零 ~濡鴉ノ巫女~』
▲だが、ホッとひと息つくはずの浴室でも、恐怖体験が待っている……。

■襲い掛かる怨霊にどうやって立ち向かうか?

 Wii U GamePadを射影機に見立てた基本的な操作は、9月10日の記事でお伝えした通り。本日の記事では、射影機を使って怨霊と戦う際のポイントをいくつか紹介する。

『零 ~濡鴉ノ巫女~』 『零 ~濡鴉ノ巫女~』
『零 ~濡鴉ノ巫女~』 『零 ~濡鴉ノ巫女~』
『零 ~濡鴉ノ巫女~』 『零 ~濡鴉ノ巫女~』
『零 ~濡鴉ノ巫女~』 『零 ~濡鴉ノ巫女~』
▲本作の舞台“日上山”には、人を死に誘う“濡鴉ノ巫女(ぬれがらすのみこ)”が支配するという言い伝えがある。それゆえ、濡鴉ノ巫女をはじめ、さまざまなタイプの怨霊たちが山に棲みついている。主人公たちは、射影機を手に、この怨霊たちに対抗する。

●霊片をターゲットに収めて大ダメージを狙う

 以前の記事で紹介したように、怨霊に射影機でダメージを与えると、その周辺に“霊片”と呼ばれるものが複数出現する。この時、5個以上の霊片をファインダーに収めてシャッターを切れば、大ダメージを与えられる。Wii U GamePadを縦や横に傾けながら、より多くの霊片をとらえることがポイントだ。

『零 ~濡鴉ノ巫女~』
▲上はWii U GamePadの画面。ファインダー内に、霊片が5個収まっている。こんな時はシャッターチャンスだ。

●襲われる瞬間に撮影し、連続攻撃を狙う

 怨霊に襲われる瞬間などに発生する“フェイタルフレーム”を撮影すると、大ダメージを与えた後、“フェイタルタイム”が発動する。“フェイタルタイム”の発動中は、通常より早い間隔で、フィルムを消費せず撮影できるようになる。

『零 ~濡鴉ノ巫女~』 『零 ~濡鴉ノ巫女~』
▲同じシーンの画像だが、左はTV画面で右はWii U GamePadの画面。Wii U GamePadの画面を見ると、フェイタルフレームをとらえているのがわかりやすい。
『零 ~濡鴉ノ巫女~』 『零 ~濡鴉ノ巫女~』
▲“フェイタルタイム”が発動しているところ。左がTV画面で右がWii U GamePadの画面となる。素早く的確に撮影し、ポイントやダメージを稼ぎたい。

●“濡れメーター”の存在

 今作では、雨に打たれたり、怨霊の攻撃を受けるなどして主人公が水に濡れると、“濡れメーター”がたまる。主人公が濡れるほど、射影機による攻撃が強くなるものの、反面、怨霊との遭遇率も高まり、受けるダメージも大きくなる。なお、“清めの火”というアイテムを使えば、身体を乾かすことができる。

『零 ~濡鴉ノ巫女~』
▲少し分かりにくいが、画面の一番右下に表示されている丸形のアイコンが“濡れメーター”だ。
『零 ~濡鴉ノ巫女~』
▲諸刃の剣とも言えるシステム“濡れメーター”。どのタイミングで“清めの火”を使うか、プレイスタイルによって分かれるところだろう。

 なお、怨霊の特殊な攻撃や、怨霊が黒く変化した“夜泉濡(よみぬれ)”状態の時に攻撃を受けると、主人公が“夜泉濡”状態になってしまう。この状態では防御力が低下し、体力も少しずつ減っていく上、視界も悪くなる。この際、その場にいるすべての怨霊を倒すか、水気を払う“清めの火”を使うかすれば、元の状態に戻れる。

『零 ~濡鴉ノ巫女~』
『零 ~濡鴉ノ巫女~』
『零 ~濡鴉ノ巫女~』
▲悪条件が重なる“夜泉濡”状態は、できれば避けたいところ。濡れメーターを含め、“清めの火”の使いどころが重要となりそうだ。

■怨霊に隠された禁断の過去を“看取る”

 怨霊が断末魔を上げている時などに触れると、その怨霊の死を追体験する恐怖映像が見られる。このシステムを“看取り”という。看取りの映像には、一部過激な表現も含まれており、過去シリーズにはなかった直接的な恐怖も体験できるとのこと。

 なお、敵の特殊な動作中に触れることで“看取り”が可能になる場合がある。この状況で看取りを成功させると、怨霊の体力を0にするよりも早く倒せる。

『零 ~濡鴉ノ巫女~』
▲射影機で怨霊を倒した場面。
『零 ~濡鴉ノ巫女~』
▲この時、断末魔を上げる怨霊に触れると……。
『零 ~濡鴉ノ巫女~』
▲その怨霊の死を追体験する映像が再生される。
『零 ~濡鴉ノ巫女~』
『零 ~濡鴉ノ巫女~』
『零 ~濡鴉ノ巫女~』
▲上の3つの画像は、看取りによって再生された恐怖映像のカット。登場する怨霊それぞれの死に至った経緯を知ることができ、時には凄惨な最期を目の当たりにすることもある。

■主人公たちを取り巻く登場人物

 今回の記事では、シリーズファンにとっておなじみの雛咲深紅をはじめ、『零 ~濡鴉ノ巫女~』の物語に関わってくる4人のキャラクターを紹介する。

●雛咲深紅 声優:わくさわりか

『零 ~濡鴉ノ巫女~』
『零 ~濡鴉ノ巫女~』

 主人公の1人・雛咲深羽(ひなさきみう)の母親。昔から霊感が強く、“ありえないもの”を見続けてきた。ある事件でただひとりの肉親であった兄を失い、その後は兄の知人宅に身を寄せていたが、深羽が3歳の時に行方不明となる。

●氷見野冬陽 声優:今井麻夏

『零 ~濡鴉ノ巫女~』
『零 ~濡鴉ノ巫女~』

 読みは“ひみのふゆひ”。黒澤密花に、行方不明となった友人の百々瀬春河(ももせはるか)を探してほしいと依頼していた。「人探しは引き受けるかどうか、慎重に決めたい」という密花の返答を待っていたが、待ちきれなくなり、1人で日上山へと向かう。

●百々瀬春河 声優:戸松遥

『零 ~濡鴉ノ巫女~』
『零 ~濡鴉ノ巫女~』

 冬陽と同じ学校の学生。気が弱くやさしい性格で、人の意見に流されやすい一面もある。冬陽と2人だけの秘密を持っているようだが、神隠しにあったことと関係があるのだろうか……。

●白菊 声優:高森奈津美

『零 ~濡鴉ノ巫女~』

 読みは“しらぎく”。形代神社(後述)に現れる、白い頭髪が特徴の少女。人の考えを読んでいるような態度を取り、訪れた人に謎めいた言葉を投げかける。人形見(ヒトガタミ)という顔のない人形を持っているが、その意味とは……。

『零 ~濡鴉ノ巫女~』 『零 ~濡鴉ノ巫女~』
▲左の画像では、感情に乏しい表情をしながらも、どこか人を見透かしたような目をしている白菊。しかし、右の画像では少女らしいあどけない表情を見せている。この画像が気になる人は、公開中の予告映像2“幽婚・夕陽篇”も見てみよう。

■予告映像2“幽婚・夕陽篇”が公開中

 本作のドラマや謎を断片的に収録した予告映像2“幽婚・夕陽篇”が、公式サイトで公開中だ。9月10日の記事と本日の記事で紹介したキャラクターたちが、どのような出来事に巻き込まれ、日上山をめぐる謎にどう絡んでいるのか……非常に興味をそそられる内容となっているので、まだ見ていない人はぜひチェックしておこう。

■物語中盤の舞台

 序盤の舞台を紹介した9月10日の記事に続き、本日は中盤で訪れるスポットを紹介する。

●形代神社(かたしろじんじゃ)

 日上山の中腹、不知ノ森(しらずのもり)の中央にある、多くの人形が祭られている神社。長らく無人の神社で、人形を祭られている理由ははっきりしていない。子どもの霊が遊んでいる、人形から声がする、人形を持った白い髪の少女がじっと見つめていたなど、霊にまつわる噂(うわさ)が後を絶たない。

『零 ~濡鴉ノ巫女~』 『零 ~濡鴉ノ巫女~』

●胎内洞窟(たいないどうくつ)

 日上山全域に広がるといわれている溶岩洞窟。山中に多数の入り口が確認されており、そのすべてが内部で繋がっていると言われている。かつて、日上山では水を御神体として祭っていたとされていることから、山を体と見立て、体内に神を宿すという意味で、胎内洞窟と呼ばれるようになったと伝えられる。

『零 ~濡鴉ノ巫女~』

●日上トンネル(ひかみトンネル)

 日上山を観光地として開発する際、山頂へと通ずる観光道路を通す予定で作られていたトンネル。工事中、山の内部に広がる“胎内洞窟”に繋がってしまい、洞窟内部に流れる大量の水がトンネル内へ流れ込み、多数の死者が出るという事故が発生した。その後工事は再開されたが、山の開発が中止になったため、工事も途中で放棄され、トンネルは封鎖された。

『零 ~濡鴉ノ巫女~』 『零 ~濡鴉ノ巫女~』

●日上山ケーブルカー(ひかみやまケーブルカー)

 日上山を観光地として再興する際に、観光客の利便性を考えて敷設された。多くの参拝客を運ぶはずだったが、開通後間もなく大きな地滑りが起き、廃線となった。無人車両に人影を見た、線路脇の森林に多くの人が立っているのを見た、などの噂が流れ、廃線になった今も心霊スポットとして写真を撮りに訪れる者がいる。

『零 ~濡鴉ノ巫女~』

●渡会邸(わたらいてい)

 日上山を調べていた渡会啓示という民俗学者が住んでいた民家。渡会氏は、交通の便が悪いころからこの民家に住み、日上山信仰を調べていたが、消息不明になってしまう。そして渡会邸も山から忽然と消えてしまった。霧の中に、消えたはずの渡会邸を見たという噂もあるようだが……。

『零 ~濡鴉ノ巫女~』

(C)2014 Nintendo / コーエーテクモゲームス

データ

▼『HIGANBANA』
■発売元:SPACE SHOWER MUSIC
■品番:DDCB-14025
■発売日:2014年10月8日
■希望小売価格:1,000円+税
 
■『HIGANBANA』の購入はこちら
Amazon.co.jp

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