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2014年10月30日(木)

ゴジラが飛ぶ!? 燃える!? 『ゴジラ -GODZILLA-』から“成長”システムとさらなる登場怪獣が公開

文:皐月誠

 バンダイナムコゲームスは、12月18日に発売するPS3用ソフト『ゴジラ-GODZILLA-』について、システムや登場怪獣の新情報を公開した。

 本作は、ゴジラを操作して人類文明を破壊するミッションクリア型のアクションゲーム。大都市や工業地帯、山麓など原作でなじみ深いステージが用意されており、Gフォースの対怪獣兵器も登場する。さらに、映画シリーズ最新作である『GODZILLA ゴジラ』バージョンのゴジラも参戦する。

■ゴジラの成長要素

 本作におけるゴジラの体高は初期状態にて初代ゴジラと同等の50mサイズだが、都市を破壊した際に放出されるエネルギーを吸収すると、1984年版ゴジラの80mサイズを超え、最大で平成ゴジラと同等の100mサイズまで成長する。巨大化すれば攻撃の間合いが広がる上、攻撃力や体力についても上昇。他怪獣との戦いも有利となる。

『ゴジラ -GODZILLA-』
▲体高50m状態のゴジラ。
『ゴジラ -GODZILLA-』
▲体高100m状態のゴジラ。
『ゴジラ -GODZILLA-』
▲100m状態での破壊力は絶大!!

 しかし以前にお伝えしたように、ゴジラが街を破壊すると“災害レベル”が上昇。それに伴って人類の警戒度と抵抗が増し、戦車や戦闘機をはじめ、スーパーXや3式機龍改などの超兵器までもが戦線へ投入されるようになる。

 小さめのゴジラのまま人類の反撃を避けつつ最小限の動きで目標を達するか、人類との激突を覚悟で巨大なゴジラとなり破壊の限りを尽くすかは、プレイヤーの判断次第だ。

 ゴジラは成長すると、身体の巨大化や能力の上昇だけでなく新たな力を身に付ける。例えば敵怪獣につかみかかってからの攻撃は、序盤では“かみつき”しか行えないが、成長したゴジラは周囲を巻き込む“投げ”、大きなダメージを与える“ゼロ距離熱線”などを行えるようになる。

『ゴジラ -GODZILLA-』
▲初期状態のゴジラがつかみかかりから行える攻撃は、“かみつき”のみ。これでも相手にとっては痛手だが……。
『ゴジラ -GODZILLA-』
▲豪快に持ち上げての投げ! 投げ飛ばした敵怪獣は、周囲の建物や兵器を押し潰す。
『ゴジラ -GODZILLA-』
▲至近距離での熱線攻撃。ただでさえ強烈な熱線をこの距離で浴びては、大ダメージ確実だろう。

 身に付けていく力には、肉弾攻撃だけでなく熱線を用いるものも存在する。これらの新たな力を得るには敵を倒すことが重要なようだが、詳細は続報にて明かされるという。

『ゴジラ -GODZILLA-』
▲フルパワーでの発射により奔流にスピンが生じたスパイラル熱線。通常の熱線をしのぐ強力な火炎が敵を襲う!
『ゴジラ -GODZILLA-』
▲背中を丸めて熱線を吐き、宙に足を浮かせるゴジラ。もしかして“あの公害怪獣”を追い詰める際に見せたアクションなのだろうか!?

■登場怪獣

●バーニングゴジラ

『ゴジラ -GODZILLA-』

 体内の炉心が暴走したゴジラ。体表が赤熱しているだけでなく、以前は必殺技として用いた“赤い熱線”を常時放射できるようになっている。

 原作『ゴジラVSデストロイア』では、バース島の爆発によってゴジラが変化。苦痛に暴れ狂って香港を襲撃し、最終的には有明におけるデストロイアとの死闘の末、自らの熱で熔解し消滅した。本作ではどのような経緯で登場するのだろうか?

『ゴジラ -GODZILLA-』 『ゴジラ -GODZILLA-』
▲体内のエネルギーが暴走しており、身体が燃えるように輝いている。
『ゴジラ -GODZILLA-』
▲通常時とは段違いの熱線を放つ。悪魔のように強大かつ凶暴なデストロイアでも、直撃すればただでは済まない。

●デストロイア

『ゴジラ -GODZILLA-』

 1954年版『ゴジラ』にて水中酸素破壊剤“オキシジェン・デストロイヤー”がゴジラを葬るべく使用された際、無酸素状態となった東京湾で誕生した生物。本来は太古の地層に閉じ込められていた古生代の甲殻類だったが、無酸素環境に反応して目覚め、酸素に触れることで急激に進化。環境へ柔軟に適応して爆発的に進化していくことから、“完全生命体”の異名を持つ。

 成長過渡期では微小酸素“ミクロオキシゲン”を武器としたが、成長しきった姿ではオキシジェン・デストロイヤーが光線化された“オキシジェン・デストロイヤー・レイ”を武器とする。

『ゴジラ -GODZILLA-』 『ゴジラ -GODZILLA-』
▲口から吐く光線のオキシジェン・デストロイヤー・レイや、頭頂のツノからエネルギーを発して刃のように振るうヴァリアブル・スライサーなどで、暴走したゴジラとも互角に渡り合う。
『ゴジラ -GODZILLA-』
▲人類の所業によって誕生したゴジラと、ゴジラを抹殺すべく人類が用いた化学物質によって誕生したデストロイア。人間のエゴを体現したような二者が対峙する。

●スーパーメカゴジラ

『ゴジラ -GODZILLA-』

 Gフォースがメカキングギドラの残骸を解析して作り上げた対ゴジラ兵器“UX-02-93 メカゴジラ”と、攻撃力の不足により開発中止となった対ゴジラ兵器“UX-01-92 ガルーダ”が合体した姿。

 ガルーダの推力を活かした機動力でゴジラの間合いから逃れつつ、メカゴジラ口内の“メガ・バスター”をはじめ、多彩な火器でゴジラを攻撃する。最大の武器は、ゴジラの熱線を吸収して撃ち返す腹部の“プラズマ・グレネイド”。

『ゴジラ -GODZILLA-』 『ゴジラ -GODZILLA-』
▲巨体相応に鈍重なゴジラに対し、ホバリング飛行で死角へと潜り込んで砲撃を加える……Gフォースがゴジラを研究して編み出した戦法だ。
『ゴジラ -GODZILLA-』
▲ゴジラの熱線を正面装甲で吸収し、そのエネルギーを増幅させて撃ち出すプラズマ・グレネイド。原作ではゴジラを吹き飛ばしたりファイヤーラドンに致命傷を負わせたりした、非常に強力な兵装だ。

●そして……?

 スーパーメカゴジラと以前にお伝えした3式機龍改をあわせて、本作には2体の“メカゴジラ”が登場すると判明している。ただし、他にも“メカゴジラ”の姿が……? 人類を守るために作られた2体とは異なり、異星人が人類を滅ぼすために造り上げた“メカゴジラ”も、どうやら本作に登場するようだ。

『ゴジラ -GODZILLA-』
▲巻き上がる炎と光線の雨の向こうに見えるのは、昭和ゴジラの最後の敵……!?

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