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2014年11月28日(金)

『MHF-G』G6アップデートで追加される天廊遠征録やモンスターとは!? 天廊武器についても開発者自らが語る

文:る~ぱ

 カプコンがサービス中のオンラインハンティングアクション『モンスターハンター フロンティアG』。11月19日に実施された大型アップデート“G6”についての開発者へのインタビューを掲載する。

『モンスターハンター フロンティアG』
『モンスターハンター フロンティアG』

 『MHF-G』は、さまざまなモンスターが生息する大自然を舞台に、全国のハンターと狩りを楽しめるオンライン専用タイトル。定期的に実施されるアップデートによって、新たなフィールドやモンスターが追加され、“進化する狩り”を楽しめる。

 “G6アップデート”では、大型コンテンツ“天廊遠征録”と新モンスター、特異個体モンスターなどが追加される。インタビューでは、宮下輝樹プロデューサーと関野亮央運営プロデューサーに、追加されるコンテンツや今後の展開についてうかがった。なお、インタビュー中は敬称略。

『モンスターハンター フロンティアG』
▲左が宮下輝樹プロデューサーで、右が関野亮央運営プロデューサー。

■“狩猟”以外に焦点を当てた天廊遠征録

――まずは新たに『MHF-G』のプロデューサーになった宮下さんの自己紹介をお願いします。

宮下:2年くらい前になりますが、『MHF』から『MHF-G』になる直前に一度チームを外れて、他のタイトルを担当していました。が、先日から再び『MHF-G』に復帰させていただきました。そして、このたび杉浦から引き継ぐ形でプロデューサーを務めさせていただくことになりました。ここ1~2カ月はプロデューサーの実務をしており、『MHF-G』のプロデューサーと運営ディレクターを務めています。ユーザーさんには11月16日の感謝祭のイベントのステージで、公表させていただきました。

――G6アップデートのテーマを教えてください。

宮下:これまでは杉浦が大型アップデートの内容の方向性を決めていましたが、今回からは自分と関野がアイデア出しや方向性を決めています。とはいえ、目玉の“天廊遠征録”はだいぶ前から発表されていた要素なので、基本的な方向性は大きく変わっていません。

――天廊遠征録のコンセプトアートが公表されたのは1年ぐらい前ですよね。

宮下:ずいぶんお待たせしました(汗)。天廊遠征録は“狩猟”以外に焦点を当てた内容になっており、謎解きやダンジョン探索などを重視しています。HR、GR帯の方が一緒にプレイできるようになっています。

――今までは同ランクのプレイヤーでパーティを組むのが基本でしたよね。

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宮下:天廊遠征録ではモンスターも出てきますが、G級武器でガンガン攻撃するよりも、天廊内の罠を駆使したほうがラクに狩猟できることもあります。HR帯の人だと武器で攻撃するのはちょっと厳しい場面でも、罠の操作役として貢献できるといったように、プレイヤーごとに役割を分けられるような仕組みです。

関野:武器による攻撃だけで簡単に討伐できてしまうと、違うランク帯の人と一緒に遊ぶということをコンセプトにしづらいですよね。違うランク帯でもパーティとして成立しやすいようにバランスを調整し、条件的にはみんな共通でスタートできるようにしました。

――環境依存タイプのモンスターも登場しますか?

宮下:登場します。ただ天廊内に登場するモンスターは、長い間天廊に住みついている設定なので、普通のモンスターとはアクションや肉質が異なるのが特徴です。中には、通常の攻撃はほとんど効かないかわりに、天廊内の罠がすごく有効なモンスターも存在しますよ。

関野:どうしても武器防具やランク帯を見ると、最近始めた方と高ランク帯のユーザーさんで差が出てしまいますよね。通常の狩猟だと仕方ない部分もありますが、天廊遠征録ではその垣根がないので、初心者と熟練者が一緒にワイワイと楽しんでもらえればと思います。

――罠の規模はどのぐらいになっているのでしょうか。

宮下:かなりの数を準備しています。G6アップデートで天廊遠征録が実装されても、それで完成ではありません。次のG7アップデート以降でも追加していきたいと思っているので、最終的にもっと増えていく予定です。

関野:多彩な罠を、いかにモンスターに当てられるかが駆け引きの1つと考えています。

――現在のところ、どんな罠が用意されていますか?

『モンスターハンター フロンティアG』 『モンスターハンター フロンティアG』

宮下:忍者屋敷のように針や槍、炎の罠などがあります。あとは毒の沼地が出るなど、地形そのものが変わることもありますよ。起動して数秒間だけ有効なものや、押している間に次に何かしらの行動をする必要がある罠も存在します。押すボタンを間違えるとピンチになる罠は要注意ですね。最初は、罠を起動させるときの驚きを楽しんでください。

関野:クエストによっては、罠を使う順番がカギとなることもあります。

――ゲーム内で罠に関するヒントのようなものはありますか?

宮下:ある程度のヒントは用意しています。ただ、エリアはランダムで自動生成されるので「どの方法が最適解となるのか?」という議論がユーザーの皆さまから出るのが理想と考えています。ちなみに、開発初期はヒントを出しすぎたせいで“○○しなさい”というメッセージがずっと続いている状況でした(笑)。

関野:例えばガレキがあって先に進めないところは、大砲の弾を使ってガレキを吹き飛ばすのも1つの答えです。また、そこにいるモンスターの攻撃をガレキに当てて壊させるのも答えになります。とりあえず、どんな状況でも“詰み”の状態にならないように気をつけています。

――それではモンスターを討伐しなくてもクリアできるということですね。

宮下:天廊遠征録では、モンスターと罠を回避しつつ先に進みます。そのため、特定の罠を回避するためにモンスターを討伐するということはありますよ。

――モンスターの対処も謎解きの1つということでしょうか?

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宮下:そうですね。基本は謎を解くために必要であることが多いです。ただ、単にハンターの行く手をはばむために配置していることもあります。

関野:出現するモンスターはほとんどがランダムです。ドスランポスが出たらラッキーだけど、ラージャンだと厳しいとかですね。

――天廊遠征録ではアイテムの持ち込みも独自ルールですね。

宮下:装備はなんでもアリですが、アイテムは天廊遠征録ではクエスト開始時にGm(ジェム)を使って交換します。アイテムと交換せずにGmをとっておくと、クリア時に報酬としてTRP(タワーランクポイント)が加算される仕組みになっています。アイテムと交換して無難に進めるか、テクニックでカバーしつつポイントをとるか、という選択肢があります。

――天廊遠征録のランク要素とランクアップによるメリットとは?

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関野:天廊遠征録でクエストをクリアしていくとTRPを獲得し、TR(タワーランク)が上がっていきます。TRが上がるとTSP(タワースキルポイント)が手に入る。TSPを使ってタワースキルを習得します。天廊遠征録の育成要素の1つですね。

――天廊遠征録にはどのランクから挑戦できるのでしょうか?

宮下:HR1から挑めます。始めたばかりのユーザーもすぐに遊べますよ。

■ユーザー好みの武器を作れる天廊武器とは!?

――天廊遠征録では天廊武器が生産できます。こちらの特徴を教えてください。

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宮下:天廊武器は天廊内の素材を使って生産します。生産自体の難易度は低いのですが、どちらかといえばその後の強化が重要な武器です。今までの武器は、すべて既定のパラメータが設定されていましたが、天廊武器はパラメータを好きに割り振りすることができます。斬れ味、攻撃力、会心率、属性値など、ほぼすべてを自由に設定できますよ。ただ、無制限に設定できると最強の武器になってしまうので、コスト制にしてあります。攻撃力は高いけど斬れ味は低いなど、何かに特化させた場合はどこかが弱くなります。

関野:その他に天廊武器は属性も変更可能です。用意した属性はまずは基本の5属性です。状態異常もありますよ。

――天封印は自由に取り外せるのでしょうか?

宮下:取り外しはできませんが、上書きが可能です。

――天封印はどこで入手できるのでしょうか?

宮下:天封印は天廊遠征録で入手できる素材から生産できます。また、天封印以外にスキルを1つだけ付けられるのも天廊武器の特徴です。スキルを付与するアイテム天廊石は、レアリティによってスキルの効果が上下します。現状も装備するだけでスキルが発動する烈種武器がありますが、それをイメージしてください。

――天封印同様にスキルも上書きが可能ですか?

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関野:スキルは上書きと取り外しが可能です。“天廊石用触媒”を使用することで、取り外しが可能となりますが、触媒は希少なので入手した天廊石をどの様に使うかが悩みどころです。天廊石は“斬れ味ゲージ+1”などの必須系は激レアですが、使い勝手のいいものは入手しやすいレアリティにしています。レアリティで縛りすぎると使いにくくなり新武器の価値がなくなってしまうと思うので。“ランナー”や“見切り+3”など、有用なスキルでも手軽に手に入るものがあるので、気軽にセットしてみてください。

――天廊石のレアリティについて教えてください。

関野:レア度の高いものほど入手しにくくなっています。ちなみに、天廊遠征録では未知のモンスターが乱入することがあります。このモンスターを討伐するのは至天征伐戦以上に困難ですが、もし討伐できればレアリティの高い天廊石を入手できるときがありますよ。

――至天征伐戦以上の難易度ですか!?

宮下:フロアがランダムで生成されるため、遭遇できるかどうかは運次第です。もちろん狩らずに進めるような抜け道も用意してあります。

関野:討伐を目指す場合はタワースキルが重要になってきます。モンスターに出会いやすくなる効果や、モンスターが使用する状態異常の耐性を高める効果のタワースキルを発動してみてください。

――天封印と天廊石によっては、今までのスキルコーディネイトが変わりそうですね。

宮下:そこも狙いです。注目を浴びていなかった防具にもスポットが当たるかもしれません。

関野:武器種によっても変化が出ると思います。狩猟笛は好きな音色をチョイスできますし、弓も溜め段階でどの矢が放てるのか決められるので、武器種ごとのバリエーションは豊富です。できあがった天廊武器と合わせ、防具をどうしようか、楽しみながら悩んでもらえるとうれしいですね。

――天廊遠征録で入手できるものは、天廊武器関連の素材以外に何がありますか?

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関野:古宝品が追加されています。古宝品には複数の種類があり、すべてそろえると天廊遠征録で特殊な効果が得られます。古宝品は1人でも集められますが、猟団員と交換したほうが早く集められます。この効果は天廊遠征録の期間が終わると消えてしまうので、イベントが始まったらドンドン交換するのがオススメです。

――古宝品を集めると、どのような効果がありますか?

関野:レアな報酬の獲得率アップや、TRPの獲得量が増えるなどです。イベント期間中で早めに発動すると有利に遊べます。ただし、猟団に所属してない人などはそろえにくい要素でもあるので、あくまでサブ的な役割の効果にとどめています。

――ノンプレイヤーキャラクター(NPC)の中では、パートニャーを連れて行けますね。

宮下:NPCに関しては、レジェンドラスタが罠をスイスイ回避して罠を解除……という流れだとゲームとしておもしろみに欠けますよね。そこでパートニャーのみ連れていけるようにしました。さらにパートニャーにしか解除できない罠を用意しています。パートニャーがいなくても先に進むことは可能ですが、壁に小さな穴があってそこを潜り抜けてボタンを押すことでショートカットができるなど、さまざまなメリットがあります。

――そうなると今までよりもパートニャーを育てたくなりますね。

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宮下:天廊遠征録がパートニャーを育てるキッカケになるとうれしいですね。通常の狩猟では、パートナーよりパートニャーの使用者が少ないので……。そこで、ほかにもパートニャーを連れていく韋駄天杯も検討しています。G6の期間中にぜひとも開催したいので、そのときまでにパートニャーを育てておいてください。

――いきなり韋駄天杯に挑むと、パートニャーがどういった動きをするのがわかりませんからね。

宮下:韋駄天杯に前後して、通常配信のクエストにもパートニャー同行が必須のクエストを作ろうと考えています。

■ポボルバルムや特異個体などの新たなモンスターに迫る!

――新モンスターのポボルバルムが発案された経緯を教えてください。

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関野:テーマ自体は小難しいことは考えていません。狩猟笛でハンターが強化できるのだから「モンスターがモンスターを強化してもいいのでは?」というところですね。ビジュアルも古龍種や飛竜種などのカッコイイモンスターが続いたので、ちょっとコミカルなものにしました。サイズ的に大きいモンスターも、それ相応に人気がありますし。ただ、オディバトラスやアカムトルムのような、攻撃的な見た目を意識した巨大モンスターではなく、コミカルさを意識してブラッシュアップしていきました。

宮下:頭や尻尾が楽器を連想させるような部位になっています。口はアコーディオンのように開閉し、尻尾は太鼓のようになっています。それぞれ演奏する部位に応じて“攻撃力アップ”、“防御力アップ”、“体力回復”の効果があり、ハンターも近くにいると、微量ですがその恩恵を得られます。ちなみに部位破壊しても演奏する器官は再生します。

――その場合、部位破壊報酬はどうなるのでしょうか?

関野:いったん破壊していれば入手できます。再生することに部位破壊のわずらわしさを感じてもらいたくないので。

宮下:全体的に攻撃チャンスを多くしています。コミカルな動きと合わせて、狩猟する楽しみを感じてもらえるように設計しています。

――ポボルバルムは身体が大きいぶん動きは鈍いですね。

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関野:振り向くことすらろくすっぽしない横着ものです(笑)。ただ、大きくて遅いだけだとガンナーが有利になるので、衝撃波などの遠距離攻撃も盛り込んでいます。

――ポボルバルムの防具の特徴を教えてください。

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関野:見た目は『モンスターハンター』らしさを意識しつつも、パーツの細かいところに金色の装飾があったりと、リッチな感じを出しています。また“音”がテーマになっているモンスターなので、鼓笛隊やマーチングバンドのようなデザインも特徴の1つです。

――防具は新スキルが発動するようですね。

関野:新スキルの“属性特効”という“弱点特効”の属性版のような効果が発動します。

――ギアオルグの氷をまとった尻尾など、属性の通りやすい部位を攻撃してみたいですね。

関野:まさにそのような使い方になってくると思います。G6でバランスが調整された片手剣とは、とくに相性がいいスキルだと思います。片手剣はどのモーションに関しても底上げされてますので、属性や状態異常をからめることで、かなり強くなりました。

――“弱点特効”を発動した状態での片手剣の無限連斬は強力そうですね。

関野:ちなみに、片手剣は天ノ型を使う人が多い印象ですが、嵐ノ型の使いやすさも上がっています。これでスタイルの選択肢も広がればいいなと思います。片手剣同様に強化されたランスもそうですが、修正してこれで終わりということはないので、今後も調整は行っていく予定です。

――ポボルバルムの武器の特徴はいかがでしょう?

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宮下:武器はすべて楽器に関係したデザインになっています。

関野:剛種武器には奏属性が付きます。

――他に新モンスターは追加されますか?

宮下:完全新規という意味ではポボルバルムと、天廊遠征録で出現する謎のモンスターです。あとは、既存のモンスターで特異個体やG級モンスターが追加されます。特異個体に関しては、ナナ・テスカトリとクアルセプスを予定していて、両方とも金色をあしらってゴージャスにしました。また、どちらも新アクションが奇抜なものになっています。

――ナナ・テスカトリにはやはり一人で挑戦するのでしょうか?

関野:今までどおり、1人専用となっています。

宮下:最初の剛種の時のようなインパクトがあると思いますよ。

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――一方のクアルセプスは、狩猟するのが久しぶりという人も多そうですね。

宮下:過去の看板モンスターだったのですが、ちょっと注目を浴びる期間が短かったかです。これを機にぜひ狩ってもらいたいです。

――クアルセプスの防具は見た目がゴツいです。

関野:昔からゴツかったのですが、より強調されたデザインにしました。

宮下:ナナ・テスカトリは逆に安定感のあるデザインにしています。

――G級モンスターでは、リオレイア亜種とリオレウス亜種が追加されます。

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宮下:それぞれ別のタイミングでの実装を考えているのですが、もしかしたら2頭同時に出すかもしれません。

――リオレウス亜種の新アクションはゼルレウスのようなアクションに見えます。

関野:イメージは近いですね。リオレイア亜種は尻尾で岩を上空に打ち上げながら、サマーソルトと岩砕きを行います。見た目は少し地味ですが、そのぶん食らいやすいかと(笑)。

――これらの新モンスターの武器防具の特徴を教えてください。

宮下:ポボルバルムとの兼ね合いや、実装される順番にも影響されます。最初に強すぎるのを入れると、後に実装されるものに差し支えるので最終的にはすべての装備を作ってもらえるようなものにしたいです。

――これらのモンスターが実装される順番を教えてください。

宮下:ポボルバルムとナナ・テスカトリはアップデート当日に実装しました。以降、クアルセプス、リオレイア亜種、リオレウス亜種の順を予定しています。

■ガンランスを強くする!? 新プロデューサーからの公約が!?

――他にもG6アップデートでさまざまな要素がリファインされますね。いちプレイヤーとして、アイテムや各種ポイントが多くスタックできるようになったのがうれしいです。

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宮下:本当はアイテムボックスのページ数を増やしたかったのですが、今回はスタック数を増やす形にさせてもらいました。今まで250個が最大だったのが999個になります。

関野:1ページ目はかなりスッキリします。アイテムが増え続けるのはオンラインゲームの宿命なので、今後もアイテムボックスの仕様は調整していきますよ。

宮下:祭ポイントなどは、上限にすぐ達してしまうという声が大きかったので、今回は10万ポイントまで溜められるようになりました。

――他にもトライアルで遊べる要素が大幅にボリュームアップしますね。

宮下:HR99まで無料開放をします! もちろん天廊遠征録も遊べるようにします!!

――ちなみに、現在ユーザーからの意見で多いものはなんでしょうか?

関野:多岐にわたりますが、穿龍棍追加から続く「穿龍棍の1人勝ちの状況を調整してほしい」という声が目立ちます。このため、今回の片手剣とランスもそうですが、他の武器を上方修正することで差を縮めていきます。

――いろいろな武器を使いたいという人も多いですよね。そういえば宮下さんは、以前「ガンランスを好きな人は強くしないでくれっていう方もいらっしゃるので」という発言がありましたよね(笑)。

宮下ガンランスは強くします(笑)! 次回かその次には実現したいです。しかし、強くするというのは意外と難しくて、例えば今まで100回攻撃していたのが、95回攻撃して狩れるようになっても気づかれにくいと思うんですよね。プレイしている感覚を変えることが重要だと考えているので、数値だけでなく武器ごとの特徴を生かした調整をしていきたいです。

――最後にユーザー、読者に向けてメッセージをお願いします

宮下:G6から正式にプロデューサーとして戻ってきました。これまでは杉浦が引っ張ってきましたが、僕が戻ってきたことで「少し変わったな」と思ってもらえるようなイベントや仕掛けを仕込んでいきたいと思います。G6アップデートを皮切りにお見せしていきたいです。また、HR99までの無料開放も実施されます。PS3やPS Vitaがあれば、無料でかなりのボリュームまで遊べるので、初めてプレイする方はぜひとも体験してみてください! また、少しプレイをお休みされていた方も新コンテンツの天廊遠征録を遊んでみてください。

関野:G6での天廊遠征録は、今までの狩猟と違うところを目指しました。新しい試みなので、ぜひご意見を聞かせてください。それを踏まえて、ユーザーのみなさまと一緒に天廊遠征録というコンテンツを作り上げていきたいです。武器種まわりの要望も、一歩ずつにはなりますが着実にお応えしていきます!

『モンスターハンター フロンティアG』 『モンスターハンター フロンティアG』

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※画像は開発中のものも含まれる。

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