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2015年1月19日(月)

モンハンフェスタ“狩王決定戦”1位のタイムは1分08秒! 好タイム連発で計測スタッフが極限状態に

文:kbjゴロー

 1月18日に千葉・幕張メッセで開催された『モンスターハンター』シリーズのイベント“モンスターハンターフェスタ’15”。そのメインステージで行われた公式大会(東京大会決勝戦)と、カプコンTV!ステージで行われたメディア狩王決定戦決勝大会の模様をお届けします。

“モンスターハンターフェスタ’15”

→“モンスターハンターフェスタ’15”メインステージのレポート記事(前半)

 公式大会は、例年通り3部門“親子ハンター日本一決定戦/女子ハンター日本一決定戦/狩王決定戦”に分けて実施。予選大会をくぐり抜けた精鋭同士が壇上でクリアタイムを競い合い、後日行われる本選に出場するペアハンターを決めます。

■親子&女子ハンター東京大会決着! ケチャワチャ亜種は練習量を裏切らなかった

 親子ハンター日本一決定戦の種目は、集会所チャレンジクエストの“モンハンフェスタ07”。闘技場でのテツカブラ亜種1頭討伐を目的としたクエストですが、途中でリオレイアの乱入もあり、その場合は分断柵を活用できるかが肝になります。

 “クロネコニャンターズ”は、これをリオレイアが乱入する前にクリア。聞けばこのペア、前々回・前回ともに決勝戦に出場している親子ハンター大会の上位常連だそうです。もう一方の“アスナフル”も好タイムでクリアしていましたが、一歩およびませんでした。

“モンスターハンターフェスタ’15”
▲“クロネコニャンターズ”の使用武器はチャージアックス&操虫棍。対する“アスナフル”はチャージアックス&片手剣で挑んでいました。

 続く女子ハンター日本一決定戦は、お互いの時間があわなくてあまり練習できなかったという“赤と黄色の衝撃”と、100時間以上の練習をしてきた“蒼狼と右ラージャン”の対決に。討伐対象のケチャワチャ亜種がどう動くかでタイムは大きく変わるので、練習量の多さがすべてとは限りませんが……。

“モンスターハンターフェスタ’15”
▲“赤と黄色の衝撃”は片手剣&ガンランス、“蒼狼と右ラージャン”はスラッシュアックス&操虫棍という、武器の組み合わせがまったく異なる点にも注目が集まりました。

 結果は、1分20秒83の好タイムを叩き出した“蒼狼と右ラージャン”の勝利。あまりにも計算し尽くされた狩りの光景に、壇上の徳田プランナーだけでなく、会場からも驚きの声があがっていました。

“モンスターハンターフェスタ’15”
“モンスターハンターフェスタ’15”
▲親子ハンターと女子ハンターともに、本選の決勝大会で優勝したペアには“モンスターハンター4G オリジナルゴールドメダル”が進呈されます。
“モンスターハンターフェスタ’15”

■狩王決定戦は“鈴天4G”と“すかい*ふぃっしゅ*”の一騎打ちに!

 毎回ハイレベルな争いが行われる“狩王決定戦”。出場する8ペアはいずれも予選突破タイムに開きはなく、一発本番ともなると運の要素も若干絡み、どこが勝ち上がってもおかしくはありません。

“モンスターハンターフェスタ’15”
▲予選を突破した1位と8位のタイム差はわずか9秒。登壇したハンターには過去の狩王決定戦で見覚えのある顔も。
“モンスターハンターフェスタ’15”
▲本選決勝大会の優勝賞品は“狩王コート”! 現在制作中とのことなので、他の会場ではお目にかかれるかも!?

 決勝大会の種目は、『MH4G』のメインモンスターであるセルレギオスの討伐です。使用武器はどのペアも必ずヘビィボウガンが1人は入っていましたが、もう片方がランス、ヘビィボウガン、弓と結構ばらついていました。

“モンスターハンターフェスタ’15”

 さすがにコンマ1秒の争いの世界を勝ち上がってきた面々なだけあって、セルレギオスが2分足らずで次々と討伐され、クリアタイムを集計するスタッフは大慌て。討伐の様子を見ていた開発陣もあまりの速さあっけにとられ、コメントに困るほどでした。

“モンスターハンターフェスタ’15”
▲あっという間に討伐してしまうために開発陣も何を話していいのかわからず、急きょ辻本プロデューサーを呼び出してトークをつなぐ一幕も。

 中でも、予選3位通過の“鈴天4G”と予選1位通過の“すかい*ふぃっしゅ*”が、タイムを見るまでもなく、異常な速さでクリアしているのが伝わりました。結果発表を前に、どちらのクリアタイムが速いのか……会場にどよめきが走ります。

“モンスターハンターフェスタ’15”
▲“鈴天4G”はランス&ヘビィボウガン、“すかい*ふぃっしゅ*”はヘビィ×2という組み合わせでした。

 結果、両ペアの一騎打ちは約4秒差で“鈴天4G”に軍配があがりました。以降の地区決勝で、1分08秒70という好タイムを上回るペアハンターは出てくるのでしょうか。今後が楽しみです。

“モンスターハンターフェスタ’15”
“モンスターハンターフェスタ’15”
▲壇上では狩りを終えたハンターたちがお互いの健闘をたたえ合う姿もあり、シリーズを追うごとに『モンハン』のコミュニティは拡大している印象を受けました。
“モンスターハンターフェスタ’15”

■最速ハンターはどの媒体!? “メディア狩王決定戦”決勝大会

 2014年に行われた“メディア狩王決定戦”の決勝大会が、“モンスターハンターフェスタ’15 東京大会”内にある“カプコンTV! ステージ”で開催されました。その模様を、電撃オンラインの代表として出場したkbjがお届けします。

“モンスターハンターフェスタ’15”

 “メディア狩王決定戦”準々決勝を勝ち抜いた、ゴローとkbjのチーム電撃オンラインは、ステージ上で行われる準決勝に挑戦することになりました。準決勝のクエストは“ネルスキュラ亜種討伐”で、動きまわるネルスキュラ亜種をいかに拘束できるかがカギとなります。我々のチームはゴローがハンマーで気絶を狙いつつ、kbjのランスが腹部を攻撃するという編成です。ネルスキュラ亜種が飛んだりもぐったりするとタイムロスになるので、閃光玉や乗り攻防からモンスターの転倒も積極的に狙っていく作戦です。

“モンスターハンターフェスタ’15”
▲ステージには、“カプコンTV”の番組MC(予)のアメリカザリガニ・平井善之さん、アシスタントの池田ショコラさん、カプコン宣伝マンの橋本ケンイチさんに加えて、プランナーの徳田優也さん、宇宙海賊のゴー☆ジャスさんがゲストとして登場。

 まずは、準々決勝の3位と4位のチームが“ネルスキュラ亜種討伐”に挑戦。バックステージからその動きを見ていたのですが、2チームとも悪くないタイムだったので、プレイ前に不安の2文字が頭をよぎりましたね。ただ、練習通りにいけば通過はできるでしょうし、それこそ開幕にネルスキュラ亜種が明後日の方向を向いていたら、もはや笑うしかないので、開き直っていくことに!

“モンスターハンターフェスタ’15” “モンスターハンターフェスタ’15”
▲ステージでは自分たちの媒体を告知する時間がありました。一緒に決勝に進んだ『電撃Nintendo』もしっかり宣伝しました。

 闘技場のエリアに入った瞬間、我々の目に入ってきたのは、こちらを向いているネルスキュラ亜種でした。「これはついている!」と早速ジャンプ攻撃から乗り状態を狙ったのですが……、まさかの2人とも乗っていないという事実。ゴローが「あれ? なんで乗ってなんですか?」とややキレ気味に言ってきました。いや、でもちゃんと顔を攻撃したよ!?

“モンスターハンターフェスタ’15”
▲結局、再度ゴローが攻撃して乗ることに。思えばここからすでに我々の計画は崩れてきていたのです。

 乗り攻防のダウン後に、ハンマーで頭部を攻撃してネルスキュラが気絶! これはチャンスということで2人がガンガン攻めます。起きあがり後の閃光玉は失敗したのですが、腹部へのダメージ蓄積のダウンと落とし穴でなんとかリカバリーに成功。一緒にプレイしていた『電撃Nintendo』の“イナズマワークス”チームがかなりのスピードでクエストクリアしていたのですが、悪くないタイムで終わりました。

“モンスターハンターフェスタ’15”

 ちょっと不安もあったのですが、1分46秒という結果で2位での決勝進出が決定。なお、1位の“イナズマワークス”チームは1分14秒というかなりのスピードでしたね。

“モンスターハンターフェスタ’15”
▲「決勝も頑張るぜ!」のポーズ。
“モンスターハンターフェスタ’15”
▲ステージの場つなぎには、平井さんと徳田さんによるコントのようなトークが展開。サポート飲料のウイダーinゼリーを使ったネタには、会場からも笑いが起きていました。

 決勝戦のクエストは、“極限状態恐暴竜討伐”。極限状態のイビルジョーを相手にするという、やや難易度の高いものです。我々の編成は大剣2人で、とにかく序盤に極限状態を解除して、その後に弱点部位を集中攻撃。そのまま討伐まで持ち込むという作戦ですね。練習中にあったのですが、極限状態の解除に手間取るとグダグダになります。

“モンスターハンターフェスタ’15”

 序盤が肝心なので、イビルジョーの最初の行動はかなり重要です。エリアに入った際、イビルジョーは横向きだったのですが、その後こちらを見て向かってきてくれたので、悪くありません。この時に乗れれば最高だったのですが、2人の攻撃は少しずれて普通のジャンプ攻撃に。こいつは……幸先が悪いぜ! その後、何度もジャンプ攻撃を繰り出したのですが、そのたびにイビルジョーが少し動いて乗り状態になりません。どうやら“イナズマワークス”チームも乗れていないようで、締まらない展開に。

“モンスターハンターフェスタ’15”

 乗りを狙って行動を繰り返していると、画面に“ふわりん(ゴローが操作するハンター)が力付きました”の文字が。「あれ? 何してるんですか!?」と思ったら、連続で噛みつかれてkbjのハンターも後を追い、アイルーたちにベースキャンプに送られて苦笑い。そんなこんなでこちらがイビルジョーに手を焼いていると、“イナズマワークス”チームが極限状態の解除に成功したという実況が流れました。

 「こちらも負けてはいられない!」とジャンプ攻撃を当てて、乗り状態に。転倒時に2人で溜め斬りを放ったところ、解除に成功。ここからの巻き返しを狙い、攻撃を加えていきました。後ろ脚に攻撃を加えて、倒れたところに2人で溜め斬りを放つと、尻尾を切断できました!

“モンスターハンターフェスタ’15” “モンスターハンターフェスタ’15”

 ここで立ちあがって「尻尾を斬りました!」と叫んだところ、「あんなアピールしていて、余裕だな」、「討伐できたのかと思って、紛らわしいわ」と会場がざわざわしました。……一応説明させていただくと、“先に尻尾を斬ったほうが勝ち”という裏ルールを電撃勢の中で決めていたのです。ウソです。攻撃の通りやすい後ろ脚ではなく尻尾に集まっていたため、やや笑いに走りました。

 その後は順調に攻撃を加えていったのですが、さすがにここで“イナズマワークス”チームがクエストクリア。我々だけでさびしく狩猟を続けていると、イビルジョーが再度極限状態に。なんとか討伐したのですが、あまりのひどさに2人して笑いが止まりませんでしたね。

“モンスターハンターフェスタ’15”

 結果は誰が見ても明らかで、『電撃Nintendo』の“イナズマワークス”チームが優勝。クリアタイムは4分43秒でした。我々チーム電撃オンラインは6分オーバーで準優勝でした。なお、名誉のために書いておきますが、我々も“イナズマワークス”チームも最速タイムは当然もっと早いですよ!! ……ええ、負け惜しみです。

“モンスターハンターフェスタ’15” “モンスターハンターフェスタ’15”

 とはいえ、メディア対抗戦で準優勝という結果には十分に満足しています。やることはやりましたし、ダメな中でも健闘はしたので。優勝賞品の『モンハン4G』ゲームソフトとNewニンテンドー3DS LLオリジナル本体をセットした『モンスターハンター4G 筆頭ハンター仕様』を逃したのはちょっと心残りですが、楽しさと苦しさの先にあった入賞の喜びは本当にかけがえのないものでした。これからも狩りを続けていく中での驚きや興奮を楽しみつつ、記事に反映していければと思います。ハンター・kbjのこれからにご期待ください! あとゴローも。

“モンスターハンターフェスタ’15” “モンスターハンターフェスタ’15”
▲ステージに登壇したメンバーと記念撮影。そして優勝した『電撃Nintendo』“イナズマワークス”チーム、本当におめでとうございます!

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