2015年7月3日（金）

『Fate/Grand Order』で令呪、宝具はどう使う？バトルシステムが公開

　TYPE-MOON / FGO PROJECTが、7月下旬より配信するiOS/Android用RPG『Fate/Grand Order（フェイト/グランドオーダー）』のバトルシステムが明らかになった。

　『Fate/Grand Order』は、『Fate』シリーズの最新作で、原作者・奈須きのこ氏をはじめとする作家陣の書き下ろしストーリーを楽しめるRPG。メインストーリーは全7章からなり、人類史における7つの時代を舞台に、聖杯探索（グランドオーダー）を通じた数々の出会いと戦いが描かれていく。

　また、登場する全サーヴァントに個別シナリオが用意されているのも特徴だ。個別シナリオは、そのサーヴァントとの“絆”が一定値に達すると、新たな物語を楽しめるシステムになっている。

バトルシステム“コマンドオーダーバトル”とは

　本作では、サーヴァントに命ずるコマンドをカードで表現した、ターン制コマンドバトルが繰り広げられる。バトルはタクティカルフェイズとコマンドフェイズからなり、選択した結果に応じてサーヴァントが攻撃を行う。その後に敵側のアクションがあり、1ターンが終了となる。

　タクティカルフェイズでは、サーヴァントごとに保有する“固有スキル”を使用できる。各サーヴァントのスキルは、サーヴァントの成長やマスターとの絆が深まることで、新たに開放される。

　さらに、マスターもスキルを使用することで、サーヴァントを援護できる。使用回数が制限されているが、戦況を覆すほどの強力な効果を持つ“令呪”も、切り札として用意されている。

　コマンドフェイズでは、サーヴァントたちにどのような攻撃をさせるのか、3種類の“コマンドカード”を選択することで指示する。ターンごとにデッキから5枚のカードがドローされるので、クイック、アーツ、バスターの中から、サーヴァントにとらせる行動を選ぶ。

　キャラクターのイラストが描いてあるカードを選べば、該当するサーヴァントに指示を出せるとのこと。


▲5枚の手札の中から3枚のコマンドカードを選択し、攻撃を指示しよう。カードの選び方によって、さまざまな効果が発動する。

　パーティに加えたサーヴァントごとに固有のコマンドカードが5枚あり、15枚のカードデッキが自動的に作成される。サーヴァントの編成を工夫することで、プレイヤーごとにさまざまな戦術を練ることが可能だ。

　コマンドカードのサーヴァントの絵柄をそろえることで、エクストラアタックが発生し、追加の一撃を加えられる。

　コマンドカードには、サーヴァントの絵柄以外にもクイック、アーツ、バスターの3種類が存在する。

・クイックチェイン

　3枚のカードをすべて“クイック”でそろえることで、“クイックチェイン”が発生。サーヴァントたちの次ターン攻撃のクリティカル率が高まる“スター”を入手できる。

・アーツチェイン

　3枚のカードをすべて“アーツ”でそろえることで、“アーツチェイン”が発生。サーヴァントの“宝具”が使用可能になる“NPゲージ”がたまりやすくなる。

・バスターチェイン

　3枚のカードをすべて“バスター”でそろえることで、“バスターチェイン”が発生。サーヴァントの攻撃力が大幅にアップし、通常攻撃をはるかに上回るダメージを与えられる。

　サーヴァントの絵と色をそろえることで、両方のボーナスを一度に得られる。このボーナスを積極的に狙っていくことで、戦況を有利に進められるだろう。


▲同じサーヴァントの絵で、かつバスターで3枚を選択した状態。


▲バスターチェインの効果である“攻撃力大幅Up”と、ブレイブチェインの効果である“エクストラアタック”が同時に発動し、大ダメージを与える。

　すべてのサーヴァントが、宝具と呼ばれる切り札を持っている。バトル中の行動によって蓄積される“NP”ゲージが一定の値に達した際、宝具の力を開放し、必殺技として使用できるとのこと。

　宝具は、サーヴァントが英霊となる以前の生前に築きあげた伝説の象徴であり、人となりや生き方が反映される。そのため、その効果はサーヴァントごとにさまざまなものが用意されている。


▲コマンドフェイズで、“NP”値が上がりやすくなるアーツを多用することで、法具使用までの時間を短縮できる！