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2016年10月21日(金)

昭和の夏祭りと少女を描く、ほっこり系アプリ。8月32日をめぐるミステリーにも注目

文:イズミン

 どうもこんにちは。イズミンです。唐突な質問ですが、皆さんは今年、夏祭りには参加しましたか?

 ちなみにイズミンは現代社会の忙しさに翻弄され、今年は一度も参加できませんでした……。日々の忙しさに忙殺され、心は冷える一方……。あ、ネガティブ入りました。

 今回は、そんな冷たい心を温めてくれるようなiOS/Android用アプリ『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』を紹介します。

『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』

●『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』

 本アプリの舞台は昭和のとある小さな田舎町。主人公の女の子は母親と2人で1週間だけ田舎へとやってきており、そこに住む人たちと交流し、夏祭りを楽しんでいくというストーリーになっています。

『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』

 ゲームの目的は夏祭りの会場にやってくる町の人々をスワイプして、“思い出の品”やお祭りに来たお客さんからの“手紙”を手に入れて図鑑をコンプリートすることで、基本的な流れは以下の通りとなっています。

【ゲームの基本的な流れ】

●その1:“客寄せ”で“思い出”をためよう

 “客寄せ”をするとお祭りの会場にお客さんがやってきます。お客さんをスワイプすると、ちょうちんの形をした“思い出”がたまり、“親密度”が少し上がります。また、たまに“思い出の品”が出現します。

『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
▲“客寄せ”は時間が短いほどお客さんの来る速度が上がります。
『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
▲イベントは盆踊りなど定番のものが用意されています。
『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
▲“客寄せ”をするとお客さんが祭りの会場にやってきます。
『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
▲時々やってくる珍しい生き物をタップすると……。
『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
▲たくさんお客さんがやってきます。大量に“思い出”をためるチャンスです!

●その2:“思い出”を使って“夜店”や“イベント”を充実させよう

 ためた“思い出”は“夜店”の増設、“イベント”の開催、“夜店”や“イベント”のレベルアップに使用できます。

『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』

●その3:新しいお客さんを見つけて図鑑を埋めよう

 夜店を増やしたりレベルアップさせると新しいお客さんが来るようになり、“イベント”を開催すると特定のお客さんとの“親密度”が上がりやすくなります。お客さんとの“親密度”が上がると“手紙”をもらうことができます。

 また、イベントをレベルアップさせると“思い出の品”が出やすくなります。

『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
▲お祭りに来たお客さんは図鑑から確認可能。親密度や好きなイベントが確認できます。
『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
▲イズミンの地元(リアル)にもいた盆踊りのプロさん。子どものころ見たようなキャラクターがたくさん登場します。
『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
▲地域柄か一番エンカウント率が高かったヤンキー。こういった思い出を友だちとワイワイ話せる点も本アプリの魅力です。
『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
▲不穏な得意技を持つおじいさん。透けてる!?

 プレイ中にやることは多くなく、自分のペースでゆったりと進められるので忙しい人でもプレイできます。また、BGMやイベントごとに変わるSEが懐かしい雰囲気を演出しており、昔の思い出にどっぷりと浸ることができる大人向けなゲームに仕上がっています。

 特に、“夏の思いでグッズ”は、最近の子にはイマイチピンとこないものもありますが、大人のプレイヤーには懐かしく「お祭りに行きたいなぁ……」と思ってしまうようなアイテムが登場します。

『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
▲登場する“思い出の品”はお祭りに行きたいという気持ちを刺激する(胃袋的な意味で)アイテムばかりです。
『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
▲屋台の定番たこ焼き。イズミンは2分の1くらいの割合で口の中を火傷します。
『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
▲こちらも人気のじゃがバター。お祭りに行った時は毎回食べ物で両手がいっぱいになっていました。懐かしい……。

女の子が過ごした温かい思い出を追体験

 お客さんとの“親密度”が上がるともらえる手紙の中には、女の子が過ごした村の生活やお祭りのことが書かれています。その内容は、子どもらしく微笑ましいものから、主人公の女の子のことが少し気になるものまで多彩となっています。

 しかし、どの手紙も女の子のことを思った内容で、読んでいると思わず目頭が熱くなってしまいます。

『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
▲盆踊りのプロさんからのお手紙。何の変哲もないお誘いのようですが……。
『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
▲盆踊りのプロさんは女の子を心配していた様子。先ほどの手紙も女の子を心配してのものということがわかります。
『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
▲おじいさんからのゆいご……もとい手紙。お父さんとの仲のことを応援してくれているようです。
『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
▲ツンデレのテンプレートのようなガキ大将君からのお手紙。こういった子どもらしいものも送られてきます。
『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
▲子どもなりに気を使っていることがわかる1枚。ぶっきらぼうながらもやさしさが見て取れます。

 また、送られてくる手紙には“女の子はどうしてお母さんと2人でやってきたのか?”、“お父さんとの関係は?”と女の子のことが気になる内容も含まれており、ついついプレイしてしまいます。

 女の子の詳しい背景などは、手紙から断片的に知ることしかできませんが、その温かいメッセージは心がほっこりするものとなっており、優しいストーリーが読みたいという方にオススメです。

『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
▲8月32日。……32日!? この謎の現象も手紙を集めていくことで正体が明らかになりそうです。

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データ

▼『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
■メーカー:GAGEX
■対応端末:iOS
■ジャンル:ETC
■配信日:2015年8月
■価格:無料
▼『昭和夏祭り物語 ~あの日見た花火を忘れない~』
■メーカー:GAGEX
■対応端末:Android
■ジャンル:ETC
■配信日:2015年8月
■価格:無料

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