2018年12月18日(火)
電撃オンラインが密かに追いかけている声優・中村桜さんと清水彩香さんの酒飲みユニット“清桜”。毎回お酒と食の楽しさを教えてくれるバスツアー、その5杯目が開催されました!
これまでもファンと一緒に楽しくお酒を飲むバスツアーを実施しているアグレッシブなお二人なのですが、今回はなんと、風光明媚な古都“京都”でバスツアーを実施するというではありませんか。それは取材しないわけにはいかない(非常に個人的な嗜好による判断)。
というわけで、今回もビッグホリデー&Catoptionさんにより2018年11月24~25日に開催された“清桜バスツアー5杯目”のレポートになります。
過去のバスツアーのレポート記事も公開済みです。よろしければこちらも。
⇒『お酒が好きな人集まれ! 声優・中村桜&清水彩香の酒飲みユニット“清桜”バスツアー4杯目潜入レポ』はこちら
⇒『声優・中村桜&清水彩香の酒飲みユニット“清桜”バスツアー3杯目を写真多めで徹底レポート』はこちら
⇒『声優ユニット“清桜”の1泊2日バスツアーに潜入! 酒飲みイベントってどんなことするの?』のレポートはこちら
過去に何度かご紹介しておりますが、改めまして“清桜”とは何か? アプリゲーム『Tokyo 7th シスターズ』やTVアニメ『つうかあ』などに出演されているマウスプロモーション所属の中村桜さんと、AIR AGENCY所属の清水彩香さんによる“楽しくお酒を飲んじゃう”ユニットです。清水さんの“清”と中村桜さんの“桜”で“清桜”。お酒飲みにはなんともしっくりくる名前ですね。
⇒初のイベント『清桜 ~年の瀬にかこつけてサクッとお酒にアヤカりたい~』の記事はこちら
⇒マチ★アソビVol.18 清桜トーク&飲み会のレポート記事はこちら
本記事をご紹介するにあたり、まずはお約束。どんなに美味しそうだなーと思っても、「お酒は20歳を過ぎてから!」は必ず守って下さい。20歳以上の方は、お酒を飲むときにお水もたくさん飲んで、健康的に楽しみましょう!
いつもと違う清桜バスツアーに心躍るも、バスに乗るために朝イチの新幹線に乗るっていうのはなんだか不思議な気持ち……。各地方から清桜バスツアーに参加されている方々は、こんな感じなんだな~と思いつつ、新幹線はひた走る。
▲到着! 京都! |
皆さんは京都にどんな印象を持っているでしょうか? 神社仏閣が多いことはもちろんですが、なんとなく「美味しいものが揃っている」とか「景色がいい」とか思いますよね。じつは京都は日本酒生産量第2位を誇り、歴史ある有名な酒蔵が多い土地でもあるんです。日本の歴史を考えればさもありなん、というところですね。
▲JR京都駅に42名の参加者が集い、さっそくツアーに出発です! |
まずは京都の人気スポット“伏見”に向かいます。伏見といえば、赤い鳥居が延々と続く伏見稲荷大社が有名ですが、清桜の目的地はまったく違います! 秋の京都に来て神社仏閣も紅葉も無視して酒蔵に向かう、私はそんな清桜が大好きです。
伏見は非常に質の高い伏流水が豊富で“伏水”とも呼ばれていたそうです。その伏流水を元に、酒造りが行われ、現在でも多数の酒蔵が立ち並ぶ、お酒好きにはたまらないスポットなのです。
▲眼の前に広がる“古都”って感じの建物に、テンションは上がりまくり。 |
今回の清桜バスツアーの目的地が京都になった理由の1つは、清桜イベントに何度もゲスト参加してくれている“むむ先生”(@mu_mu_)こと、日本酒研究家の杉村啓さんのお導きがあってのこと。
むむ先生は『白熱日本酒教室』(コミックス1巻が好評発売中!)や『醤油手帖』などの著書を手がけ、お酒に非常に詳しい方です。そんな先生プロデュースによるバスツアーにより、京都の美味しいポイントを堪能してしまおう、というわけです。清桜ずるい、かしこい。
そんなバスツアー最初の目的地は『伏見夢百衆』。ここは伏見の清酒が100種類も揃っているお土産屋さんなのですが、我々を迎えてくれたのは伏見の清酒の試飲とおつまみ!
これがとんでもなく美味しい!! まだ1日目の午前中です。大丈夫なんでしょうか?(何が)
いただいたのは一番左にある『鳳燐(ほうりん)』というお酒。ふだんは試飲には出してないそうですが、特別にご用意いただきました。それ以外のものも有料試飲できますが、どれも味の違いがハッキリしていて面白かったです。美味しいのは言うまでもない。
▲伏見の清酒や、お酒に合うおつまみなどがズラッと揃った売り場。 |
▲『醸す』という点において、日本酒と縁深いお醤油も試飲!? むむ先生は美味しいお醤油を求めて京都に移住したそうで……参加者も興味津々。 |
▲むむ先生は参加者さんの質問に丁寧に答えていました。この距離感もバスツアーならでは。そしてカメラ目線の清水さん。 |
▲誰が言ったか、清桜にはカレーがよく似合う……のか? 酒粕カレーがツアー参加者に大好評。 |
次の目的地は、伏見夢百衆から徒歩10分のところにある『月桂冠大倉記念館』。こちらは有名な清酒・月桂冠の歴史が収められた資料館です。
昔、どのようにお酒が作られていたのかが説明されていたり、実際の器具や当日の現物が展示されています。
▲昔作られたお酒が現存しているのがすごい。何年ものでしょうかね……。 |
ここでも吟醸酒などの試飲アリ。プラムワインが非常に美味しかったです!
記念館の中庭にて、最初の集合写真をパシャリ。
1日目の午前中から日本酒を堪能した清桜バスツアーメンバーが向かったのは月桂冠大倉記念館からほど近いところにあるキザクラカッパカントリーの『黄桜酒場』。ここはカッパでおなじみ、かの有名な“黄桜”が運営するレストランです。
清桜の名前の由来は清水彩香さんの“清”と中村桜さんの“桜”なわけですが、響きとして「お酒っぽい感じ」は意識していたはず。となれば黄桜は清桜のお父さん(お母さん?)と言ってもいいのではないでしょうか。
▲そんな清桜の2人がついに黄桜の門をくぐる! |
そんな黄桜酒場にて、ランチをいただくことに。黄桜酒場はかなりの席数があり、お昼から大賑わい。
お酒はもちろんですが、趣向を凝らしたさまざまな料理があり、窯焚きのご飯が食欲をそそります。我々はお刺身に天ぷら、鮭の西京焼きに煮物、といった和風懐石ランチをいただきました。
▲西京焼きや煮物がめっちゃ美味い! やはり酒蔵が運営するお店は、そのへんに一日の長がありますね。 |
おいしい食事には美味しいお酒。ここでは蔵出しの清酒・麦酒を楽しむことができます。というわけで、黄桜さんが製造している京都地ビールの飲み比べセットを頼まざるを得ない。味をレポートしないといけませんし、仕方ありませんよね。土曜日の昼だけど仕方ない。清桜バスツアーですし。
▲左から、ケルシュ、アルト、蔵のかほり。名称からしてドイツ系ですね。蔵のかほりは清酒製造技術を活かしたまろやかなビールです。 |
個人的には軽い飲み口の“ケルシュ”が好きですが、どことなく日本酒の雰囲気を持った“蔵のかほり”は、皆さんに飲んでみてほしい逸品。京都駅などでも買えますのでぜひ。
▲こちらは日本酒の飲み比べセット。左から樽だし純米、しぼりたて吟醸、あらごしにごり酒。 |
京都の地ビールや清酒は、それぞれかなり個性がしっかりある、という印象でした。しかしながら使っている水や製法に共通点があるためか、どれも料理には好相性。
食事の後は周辺を散策。先ほど紹介した月桂冠大倉記念館やキザクラカッパカントリーの周辺には、いくつかの名水が取れたり、美味しい料理やお酒を扱うお店が連なっています。
▲園内のテントで試飲も。200円と侮るなかれ、かなりしっかり飲めます。ひやおろし、大変に美味しゅうございました。 |
▲キザクラカッパカントリーの敷地内で、社名の由来ともなった“黄桜”の木を桜さんが発見。黄桜は開花後に淡い黄緑色から濃いピンクへと変化するそうです。 |
むむ先生にご紹介いただいた『伏水酒蔵小路』では17蔵のお酒を取り揃えており、なんと17種類のお酒を1700円という安価で飲み比べできる利き酒セットがあるそうです。た、試してみたい! 絶対にもう一度くる!
▲「ここにくれば伏見のお酒はだいたい揃う」とむむ先生が太鼓判を押す『吟醸酒房 油長』もオススメ。 |
次の目的地は黄桜の日本酒醸造蔵と地ビール蔵が同時に見学できる『伏水蔵』。入り口では光り輝くカッパさんがお出迎えしてくれました。
▲こんな笑顔、見たことない。 |
ビール蔵では、ビールの製法を学べたり、全国の地ビールが展示されていたりと、見どころ満載。黄桜の看板キャラクターであるカッパのイラストも多数展示されていました。
お土産物売り場に併設されたカウンターでは有料試飲コーナーがありました。有料試飲という言葉に目がない清桜バスツアーメンバー。さっそく行列を作ります。グレードの高いお酒を安価で試せるのだから素晴らしいですよね。
桐の箱に収まった“黄桜ダイヤモンド”という超高級日本酒(600mlで3万円)が、1500円で試飲できるんですよ! 安……安い、よね?
▲こちらはSUPER PREMIUMと純米大吟醸Sの飲み比べ。 |
▲上機嫌のカッパさんと写真を撮る清桜のお二人。こうして見ると、酔いどれ感がハンパない。 |
伏水蔵の見学を終えてバスに戻ると、みんなの座席にプレゼントが用意されていました。なんと、清桜のロゴが入った黄桜の清酒! 夢のコラボレーションが実現したのです! これには参加者一同、大盛り上がりでした。
▲清桜のロゴマークが輝く小瓶。これは嬉しいプレゼント。 |
こうして日本酒とビールに酔いしれた清桜バスツアー一行ですが、1日目の宿へと向かいます。
今晩のお宿は『琵琶湖グランドホテル 京近江』さん。24時間入れる露天風呂からも琵琶湖を一望できるとても大きなホテルです。
さんざん飲み食いしたはずなのですが、不思議と夕食は入っちゃうのですよね。ホテルのお夕食も大変に豪華なのですが、「よし、食べきった!」と思ったら次の料理が出てくるんですよ……。清桜バスツアーはギブアップさせないといけないルールでもあるの!?
食事の後はお待ちかねの宴会です!
中村桜さん、清水彩香さん、そしてむむ先生の乾杯の合図で、楽しい時間の始まり。入室時にくじを引き、その場で決まったグループでさまざまなゲームに挑みます。
言葉で説明してもあまりおもしろくないのですが、1日目の思い出を振り返りながらのクイズ大会や、清桜&むむ先生によるジェスチャーゲーム。そして前回のバスツアーでも好評だったワードウルフなどなど。
初対面の人たちも多い中、一丸となってゲームに挑んだり、今日立ち寄ったお店で購入したお酒を酌み交わしたりすることで、一気に距離が縮まるようですね。お酒の力、そして清桜の力は偉大です。
▲クイズやジェスチャーゲームの写真をいくつか掲載。どんな問題・回答だったか想像してみてください。 |
▲ま、わかるわけないですよね |
宴会を締めくくるのは、清桜のお二人によるライブパフォーマンス! というか、カラオケ大会。温泉宿ならではの選曲があったりして、ここでしか聞けない貴重な時間です。
そして、清水彩香さんが最後の選曲をすると……流れ出したのはバースデーソング。じつはバスツアー開催日の11月25日は中村桜さんの誕生日だったんです!
バスツアーが始まる前から「桜さんの誕生日をお祝いしたい」とファンの皆さんから要望を受けたサプライズパーティ。有志の皆様がケーキやシャンパンなどを用意してくださいました。接待する側だったはずが、ファンの皆さんの歓待を受けて中村さんは戸惑っておりました。とってもとっても嬉しかったそうですよ!
▲清水さんから中村さんへのプレゼントは“ハズキルーペ”。深夜の模型作りが捗ると大喜びでした。 |
そんなこんなで和気あいあいとした雰囲気のまま宴は終了。最後はプレゼントを渡しながらのお見送り。ここからしっかりお休みする人もいれば、部屋に戻って盛り上がる人もいる。参加者は思い思いの夜を楽しんでいたようです。
さっそくですが朝ごはんです。数時間前までお酒を飲んでいたことはもう忘れました。朝食はビュッフェスタイルです。大きいホテルだけあって、非常に大きな会場に、目移りするほどのメニューが並んでいました。
やはり“地のもの”は美味しそうです。まぁ、ウインナーとかスクランブルエッグは必ず取ってしまうのですが。
▲和風寄りな感じでまとめてみました。 |
お世話になった京近江さんを後にし、バスで琵琶湖から再び京都へ移動。途中のサービスエリアにて、2回目の記念写真をパシャリ。
▲天気が良くて最高の眺めでした。バスツアーはまだまだ続く! |
紅葉の季節でかなり混雑した道路を抜け、到着したのは『京都ハンディクラフトセンター』。
ここではオリジナル七味調合体験……のはずが、ランチタイム……だと?(記事だと朝食とランチの合間がないように見えますが、3~4時間ほど経っています。)
まぁ、遠慮なくガッツリいきます。朝は和風寄りだったので、洋食です! カレーサイコー!
▲でも、一番美味しかったのはお豆腐だったかもしれない……京都すごい。 |
▲中村さんはお手製の琵琶湖カレー。完成度たけぇ! |
つぎのイベントの前に、食休みで周囲を散歩することに。5分も歩くとお社があるのが京都って感じです。
熊野神社は八咫烏を神使として祀っているのですが、ここには日本サッカー協会(JFA)公認のサッカーお守りがあることでも有名です。JFAのシンボルキャラクターが八咫烏という共通点から生まれたものらしいですね。
それでは改めまして、バスツアー2日目のメインイベント『オリジナル七味調合体験』に挑戦です。お蕎麦などにかける『七味唐辛子』は7つの材料を入れた調味料、ということはご存知のかたも多いハズ。それを自分たちで作ってみよう、というものです。
せっかくのオリジナルなので、辛味を強くしたり、香りを高めたりと、自分の好みで調合比率を変えて、マイ七味を作れちゃうのがポイント。
▲今回の七味に使った材料は、一味、山椒、ごま、麻の実、陳皮、青のり、青しそ。ほかの材料に差し替わることもあります。 |
混ぜるだけなので難しいことはあまりないのですが、麻の実はかなり硬い。七味をかけると硬くて丸い粒が出てくることがありますが、それが麻の実です。そうか……やっと正体がわかったぜ……。
私はかなり山椒を多くして、刺激強めに作ってみました。趣のある竹のケースもいただきました。これで私もマイ七味持ちです! かけまくってやるぜー!(適量にしましょう。)
▲人によって色合いからして違うのがおもしろい。 |
さて、最初に「清桜は神社仏閣を無視する」と言いましたが、あれは嘘です。正確に言うと、予定に入っていなかっただけです。
そんなわけで、少し歩くと神社仏閣に当たる京都なので、休憩時間に足を伸ばしていくつか回ってみました。やはりいいですねー。
次の目的地は『サントリーウイスキー 山崎蒸留所』。こちらは日本最古のモルトウイスキー蒸留所で、ウイスキーの歴史や製造工程を見学することができます。
清水さんはサントリーの製品をこよなく愛しているそうで、かなりテンションが上っていました。
▲数千本の原酒やウイスキーが並ぶ『ウイスキー・ライブラリー』は圧巻。美しくてため息が出るほどです。 |
▲「彼女とウイスキー蒸留所なう」に使っていいよ(事務所談)。 |
テイスティングカウンターでは、有料で約30種類のウイスキーや原酒の飲み比べができます。ただウイスキーは非常にクセが強いもの。居酒屋感覚で飲もうとすると間違いなく失敗します。
樽の香気を感じながら味わったり、「この原酒がどうやって変化していくんだろう」と想像しながら楽しむのが良いと思いました。
昨今のハイボールブームにより、我々もウイスキーを身近に楽しめるようになったのですが、その反面、原酒の仕込みが消費に追いつかず、いくつかのブランドがなくなってしまったり、価格の高騰などがあるようです。いろいろと考えさせられる見学コースでした。まぁ、美味しかったんですけどね。
最後の目的地は同じくサントリー。大人気ビール『プレミアムモルツ』の製造工場です。時間がなかったためにショップへの立ち寄りのみでしたが、フォトスポットがあったり、プレミアムモルツカラーのバスが駐車していたりと、見た目も素敵な場所でした。ここでは工場限定のグラスやTシャツなどが人気でした。
短いような長いような一泊二日の旅もここで終了。京都周辺を巡るだけで、こんなにたくさんの見所があるのか!? というくらい、密度が濃いバスツアーだと感じました。ですが、むむ先生にお伺いすると、まだまだたくさんのお酒スポットがありそうです。
清桜のお二人は帰りのバスで「みんなは次、どこに行きたいー?」と、次なるツアー目的地に目を向けている様子。
2018年の飲み納め、にはまだ少し早いですが、こうした思い出と、来年への期待を酒の肴にするのも一興かと思います。
インターネットラジオ音泉さんで現在配信中の『清桜~ラジオはじめました~』では、このバスツアーの思い出などを清桜のお二人が話しているので、ぜひ聞いてください。
次のイベントの情報はもちろん、晩酌のお供に、Twitterでハッシュタグ『#清桜』『#清桜バスツアー』をチェックしてみてください。これから年末年始でお酒が進む時期ですので、みんなで盛り上がっていきましょう!
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