『あつまれ!ピニャータ 2 : ガーデンの大ぴんち』プレイレポート:「ピニャータ」コンプリートへの道 前編

 一見ユルい箱庭ゲームかと思いきや、実はハードゲーマーにこそオススメなXbox 360用本格SLG『あつまれ! ピニャータ』が、パワーアップして帰ってきました! しかも、今回登場する「ピニャータ」の種類は前作の倍くらいあるらしい。虫型の「ピニャータ」をガーデンの住人にすると、それをエサにしている鳥型の「ピニャータ」がやってくる、といった具合に、状況に進展があると別の何かが起こるので、止めどころがわからなくなる本シリーズですが、漫然とプレイしてても集まる「ピニャータ」はたかが知れているわけで……。前作をプレイしていて、「ピニャータ」が集まらず途方にくれた人もいるのではないでしょうか。そこで、「ピニャータ」を全種類コンプリートするための基礎知識や応用テクニックを交えながら、すべての「ピニャータ」を集めるまでの道のりを紹介していきます。

まずは「チョココイン」を稼ぎましょう

 そんなわけで、まず基礎知識から。「ピニャータ」を集めるためには、なによりガーデンの環境整備が大切です。植物や住む家など、オブジェクトが何もないガーデンには「ピニャータ」がやってきてくれません。そこで、環境を整えなくてはいけないのですが、「ピニャータ」を集めるためのオブジェクトを手に入れるためには、購入資金となる「チョココイン(以下CC)」が必要になるんですよね。まあ、何をするにもお金は大事なのです。というわけで、まずは「CC」の効率的な稼ぎ方を紹介していきます。

「CC」を稼ぐには その1:ニンジンを育てる

  商売の基本は、安く仕入れて高く売ること。これはゲームの中でも同じです。そこで、序盤にオススメなのがニンジン。なぜニンジンかというと、まず種の値段が安い! プレイ開始直後や、うっかり「CC」を使いすぎた時でも買えるくらい安いです。その上、成長すると種の5倍の「CC」で売れます。さらに、他の植物なら成長するまでに水やりが必要になるのですが、ニンジンにはそれがありません。放っておいても勝手に育つのです。ついでに、成長まで早い! まさに至れり尽くせりですよ。なので、最初はニンジンを植えられるだけ植え、それを収穫して売りましょう。これで当座の「CC」が稼げます。

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本作で、最も基本的かつ手軽に育てられる作物、ニンジン。たとえガーデン作りに失敗して「CC」がなくなっても、ニンジンで再起を図ることが可能です。実際にそういう状況から再起したので間違いありません。

「CC」を稼ぐには その2:「タフライ」で稼ぐ

 本作では、「ピニャータ」を売ってお金を儲けることも可能です。そこで重宝するのが、ガーデンにフルーツがあると訪問する「タフライ」。フルーツなら何でもいいので、リンゴなどの安い種を買ってきて植えれば、序盤から姿を見せてくれるでしょう。また「タフライ」は、たいまつなどで火をつけてからジョウロで消火すると「レッドホット」という「ピニャータ」に変化。そうすることで、売値が「タフライ」の7倍ほどに上がるので、これを売りましょう。ちなみに、一度ガーデンの住人になった「ピニャータ」は、ハンターに依頼して捕まえてきてもらうこともできます。利益率は下がりますが、集める手間がなくなるので「タフライ」の捕獲を頼んでみるのもアリでしょう。

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「タフライ(画像左)」と「レッドホット(画像右)」。「レッドホット」を売って資金確保! 初期投資が少ない上に、プレイ当初から可能な方法なので、非常に重宝します。

「CC」を稼ぐには その3:トウガラシを栽培

 詳しくは後で説明しますが、「ピニャータ」を手に入れたり植物を育てたりしていくと、ガーデンの育成レベルが上昇。そして、この育成レベルが上がるとアイテムショップで購入できるアイテムなどが増えます。また、育成レベルや「CC」といったデータは、Xbox 360のユーザーIDごとに共有化されています。つまり、IDさえ同じなら新たなガーデンを作成したとしても、「CC」や育成レベルは継続して使えるわけですよ。これを利用して、育成レベルが上がりトウガラシの種が買えるようになったら、新しいガーデンを作って、そこでトウガラシを栽培! なぜトウガラシなのかというと、成長が早く売値が高いので、商品作物として最も効率的だからです。また、栽培時に肥料を3回使うことで、4倍まで価値を上げられます。ただし、2つの作業をほぼ同時にこなすというのは思った以上に大変なので、肥料を使う際は、水まきをしてくれるヘルパー“スプリングリング”を雇った方がいいしょう。水まきの手間が軽減されます。あまり大量に植えても手が回らなくなるので、1度に大体10個くらいが効率的。また、種同士はあまり近くに植えることができないのですが、程よい近さに植えると、1回の肥料で複数のトウガラシに栄養が行きわたるので、さらなる効率化が望めます。

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種植え(画像左)から育成(画像中央)、収穫(画像右)まで。トウガラシの栽培は、なるべく新しいガーデンで行いましょう。案外手間がかかるので、ついつい「ピニャータ」の面倒を見ることを忘れてしまい、仲の悪い「ピニャータ」同士がケンカを始めたりと、結果としてガーデンが荒れることがあるからです。

「アワード」を稼ぎましょう1

 ガーデンの育成を進めていくと、プレイヤーがどれだけガーデンを成長させたかを示す、「アワード」という称号のようなものが獲得できます。基本的に新しい「ピニャータ」や植物を育てるたびにもらうことができ、「アワード」を取ればガーデン育成に関する経験値も入り、育成レベルが上昇。その結果、ガーデンの面積が広がったり、新しい種やアイテムを購入することができるようになったりします。アイテムや植物は、「ピニャータ」がガーデンにやってくる条件になっていることが多いので、新しいアイテムや植物を配置することで、より多くの「ピニャータ」が集められるようになるわけです。
  では、どうやれば「アワード」を取れるか? その方法は、大きく分けて3つ。植物を育てる、「ピニャータ」を集める、「ピニャータ」の価値を高める、です。この中で一番簡単なのが植物を育てるという方法なので、育成レベルの低いうちは、種を植えて植物を育てて「アワード」をもらいましょう。また、葉をつけるタイミングや、実をつけるタイミングで、植物ごとに設定されている適正な肥料を与えれば、追加で「アワード」がもらえます。ちなみに、育成レベルが一定以上に上がると「スペシャルミックス」という万能肥料が使えるようになります。コストは高いですが、植物の種類を選ばずに使えるので非常に便利。

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「アザミ」のように「ピニャータ」たちを病気にしてしまう毒性植物というのがあるのですが、上の画面を見るとわかるように、これには肥料を使っても改良などの効果がありません。無駄になるだけなので、使ったりしないように! ちなみに駆除しない理由は後編で紹介します。

「スペシャルミックス」なら、植物の種類を選ばず使うことができます。この他に「ココアダイルのなみだ」というワニ型「ピニャータ」の「ココアダイル」が落とすアイテムでも同様の効果が得られます。育成が面倒な植物や、いろいろな植物を同時に育てている場合にはこれらを使うといいでしょう。

「アワード」を稼ぎましょう2

 植物を育てつつ育成レベルを上げると、いろいろな「ピニャータ」がガーデンを訪れるようになります。特定の植物が植えられているコトを条件にガーデンへと寄ってくる「ピニャータ」が、かなりの数いるからです。「ピニャータ」がガーデンを訪れると、それだけで「新しい「ピニャータ」がやってきた」という「アワード」を取得。また、「ピニャータ」がつがいになって子どもを生めるようになる「なかよし条件」をクリアすれば、さらに「アワード」がもらえます。メニューから確認できる、プレイヤーのこれまでの育成状況が書かれた「ジャーナル」には、訪問した「ピニャータ」がガーデンの住人になるための条件や、「なかし条件」といった条件が記載されます。ですので、それを見ながら1つずつ条件を達成していくと効率的でしょう。「ピニャータ」には、それぞれ入手する難易度に対応したレベルが設定されており、レベルが高い「ピニャータ」ほど、住人になる条件や「なかよし条件」が厳しくなっていきます。また、「ピニャータ」の幸福度をあらわす「キャンディー ポイント」を満タンにすれば、「パーティ」というイベントに送ることが可能。なんと「パーティ」に参加させるだけで、さらに「アワード」がもらえます!

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左画像中央付近にある円形のものが「キャンディー ポイント」。「キャンディー ポイント」を上げるためには、「ピニャータ」に名前をつける、アイテムを装備させる、食べ物を与えるなどの方法があります。ただし、一度上がった「キャンディー ポイント」は、放っておくと下がります。また、踏まれたりケンカしたりと、「ピニャータ」がストレスを感じることでも「キャンディー ポイント」は下がり続けてしまいます。ちなみに、「ピニャータ」につけた名前は画像右側のように「ジャーナル」から確認できます。

時には新しいガーデンを作る必要も

 「なかよし条件」を満たし子どもを作るには、各「ピニャータ」の家が必要です。そのため、数を増やしたければ、「ピニャータ」の家を作らなければなりませんが、ガーデンには広さと配置できるオブジェクト数に制限があるので、すべての「ピニャータ」の家を作ることは不可能になります。子どもが生まれて、ある程度「ピニャータ」の数が増えたら、その家は売って、別の「ピニャータ」のために家をつくってあげましょう。また、レベルの高い「ピニャータ」の中には池の面積がガーデンの70%以上など、極端な条件下でないと訪問してくれないものもいます。
ガーデンに配置したオブジェクトは、すべてスコップで壊すことができるので全部一からやり直すことも可能ですが、せっかく育成レベルや「CC」といったデータが共有化されているので、こういった「ピニャータ」を呼ぶための、極端な地形のガーデンを新しく作ってみるのもいいでしょう。

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画像右側のように大型の「ピニャータ」を住まわせたり、ガーデンにものがあふれていたりすると、 オブジェクトなどが置けなくなってしまいます(画像左)。せっかくなので、 極端な条件で登場するピニャータのために新しいマップを作ってみました。

 と、基本的なテクニックを挙げていったところで、次のページからは『ピニャータ2』のプレイレポートを本格的にお届けしますよ。

全「ピニャータ」は手にはいるのか!?プレイレポート後編に続く!