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2010年3月29日(月)

TVアニメ『Angel Beats!』の麻枝准さん&Na-Gaさんにインタビュー!

文:ごえモン

『Angel Beats!(エンジェルビーツ)』

 4月2日より放送開始するTVアニメ『Angel Beats!』。本作の脚本を手掛けている麻枝准さんと、キャラクター原案を担当するNa-Gaさんのインタビューをお届けする。

 本作は“人生賛歌”をテーマに、死後の世界で運命に立ち向かう少年少女の姿を描いた物語。『AIR』や『CLANNAD-クラナド-』、『リトルバスターズ!』などの作品を手掛けてきた麻枝准さんが脚本を担当し、理不尽な運命を呪う登場人物たちが、神への反抗の末に何を見るのかがつづられていくという。

 それでは以下で、アスキー・メディアワークスの美少女キャラクター誌『電撃G’sマガジン』の2009年7月号(2009年5月30日発売)に掲載された、麻枝准さんとNa-Gaさんのインタビューをお届けする。(インタビュー中は敬称略)

――まずは、TVアニメ『Angel Beats!』の企画が動き出した経緯を教えてください。

麻枝:『リトルバスターズ!(以下、リトバス)』の作業が終わったころ、俺と一緒に仕事がしたいという方がいると聞きまして。アニプレックスの鳥羽さんという方なのですが。

――そこで、TVアニメをやりたいと?

麻枝:まぁ、そうなんですけど。それ以上に、ご自分がいかにKeyファンなのかを語られて(笑)。もう圧倒されましたね。4時間ぐらい、延々と語って帰っていかれましたから(笑)。それから少しして、正式にプレゼンされました。2007年の10月ごろだったかな。

――話を受けた決め手はなんだったのでしょう。

麻枝:うーん……なんというか、気がついたらやることになっていた、というか(笑)。プレゼン以降、月イチで打ち合わせをするようになって、どんどん話が進んじゃうんですよ。アニプレックスさんからは「アニメ原作でKeyらしさがある、笑って泣ける感動的な物語を!」といわれたのですが、正直にいうと、この時は『リトバス』以上におもしろい話が書ける自信がなかったんです。自分の書く“Keyらしい物語”は、あれで限界だと思っていましたので。でも、ある時にふっと思いついたんです。いっそ“主要キャラはみんな死んでることにして、死後の世界を舞台にしてはどうだろう”と。それを前提に設定を練っていきました。みんな死んでいて、生き返ることもない。だったら“普通なら死ぬくらいのムチャをしても、こいつらは全然平気”ということ。じゃあ、ハデなバトルをさせようと。こうして、少しずつ詰めていきました。

――バトルといえば、『リトバス』にもバトルのミニゲームがありました。

麻枝:昔から、バトルモノは一度やってみたいと思っていました。そうしてここまで考えて、ようやくいけるな、おもしろいストーリーに仕上げられそうだな、という感覚を持てました。

■物語の舞台は死後の世界! 過酷な運命にあらがう少女たち

麻枝:物語は主人公が死んでしまい、死後の世界で目を覚ますところから始まります。そこにはなぜか学校があって、主人公と同じように死んでしまった者たちが通っています。そして、生徒の一部は、彼らと同じように学校に通っている天使と激しいバトルを繰り広げています。

――天使と戦う理由とは?

麻枝:メインとなるキャラクターたちは全員、生前は理不尽な人生を送っており、こんな運命は認めない、神なんか死んでしまえ! と思っています。でも、その神がどこにいるかわからないから、とりあえず目の前にいる天使と戦っている……というわけです。そんな生徒たちを束ねて“死んだ世界戦線(以下、戦線)”という組織のリーダーをしているのがゆりっぺです。主人公は冒頭でゆりっぺと出会い、なし崩し的に戦線に入ることになります。

――戦線メンバーと天使の戦いは、どのように描写されるのでしょうか?

麻枝:第1報で公開したイラストでも、ゆりっぺが銃を持っているように、基本は銃撃戦です。もうなにをやっても死なないのをいいことに、ハデに戦いますよ。天使は銃を使うわけではなく、超常的な力を使います。

――ゆりっぺと天使について、もう少し詳しくお話を伺えますか。

麻枝:ゆりっぺは、優れた行動力で戦線の男メンバーたちを引っ張っていく、リーダータイプの女の子。ツンデレ……といいますか、デレがないですね。終始ツンツン(笑)。メンバーたちをドツいたり蹴ったりと、横暴です。天使は、秩序を守る側として、学校で生徒会長をしています。おとなしい性格で、何を考えているかよくわからない、ミステリアスな存在です。

――『CLANNAD』では家族愛、『リトバス』では友情と、これまでの作品はテーマが明確でした。『Angel Beats!』のテーマとは?

麻枝:うーん……言いづらいですね。今回は、全話観終わった時に、タイトルの意味がわかるようにしていますので。テーマをひと言でいうなら、それこそ人生……なのかな(笑)? 主人公たちは理不尽な人生を送って死んで、