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2010年7月5日(月)

長谷さんからバトンタッチ――『アイマス2』雪歩役・浅倉さん最速インタビュー!!

文:電撃オンライン

 7月3日・4日、幕張イベントホールにて『アイドルマスター』シリーズの5周年を祝うライブイベント“THE IDOLM@STER 5th ANNIVERSARY The world is all one !!”が開催された。両日の盛り上がりは、3日4日の記事でお伝えした通り。

『アイドルマスター』

 4日のイベント終盤には、765プロダクションのアイドルの1人・萩原雪歩の声を担当する声優が、長谷優里奈(はせゆりな)さんから浅倉杏美(あさくらあずみ)さんに変わることも発表され、多くのプロデューサーを驚かせた。

 この情報をひと足早くお聞きした『電撃マ王』編集部・イマイチPが、交代の意図や浅倉さんの人柄などを皆さんにお届けするべく、『アイマス』シリーズのディレクター・石原章弘氏と浅倉さんに直撃インタビュー。長谷さんからのメッセージと合わせて、プロデューサーの皆さんに関係者の声をお伝えしていく。(インタビュー中の名前は敬称略)

※このインタビューは、7月3日・4日のライブ開催前に収録されたものです。また本記事は、7月27日発売の『電撃マ王』9月号掲載予定記事の抜粋になります。より詳しいお2人のインタビュー、『アイマス2』の内容に迫る別インタビューは、『電撃マ王』9月号でお楽しみください。

『アイドルマスター』
▲萩原雪歩

『アイドルマスター』 『アイドルマスター』
▲今回新しく雪歩役を担当することになった浅倉杏美さん。アーツビジョン所属、2月15日生まれ(みずがめ座)のA型。代表作は『魔法先生ネギま!』(大河内アキラ役)など。▲バンダイナムコゲームスの石原章弘氏。『アイマス』のゲームはもちろん、CD展開やコミック監修など、Project IM@Sほぼすべてのコンテンツにかかわるディレクター。“ディレ1”とは、アーケード版稼働開始前から変わらない愛称である。

●長谷さんが雪歩役を離れるまで――

――正直なところ、仕事を抜きに1人のプロデューサーとして驚きました……。まずは石原さんから、雪歩役の声優さんが変わることになった経緯を聞かせていただけますか?

石原:キャラクターをどうしていくかを考えるにあたって、『アイマス2』の世界設定をどうするのか? を最初に決めようと思いました。それで『アイマス2』の設定を具体的に詰め始めたのは『アイマスSP』の開発が終わった直後、まだ『アイドルマスター ディアリースターズ』の告知もされていなかったころでした。その時点から、もう一度規模の大きなもの、HD画質の『アイマス』を届けたいという方向性を決めていたのと同時に、もう一度アーケード版を作ったときと同じ感覚で、ゼロから作り始めなきゃいけないと思ったんです。5周年を迎えた『アイマス』ですが、逆に言うと5年間もやっていて、いろいろなものが消費され、マンネリ化しているとも感じていて。だから『アイマス2』をゼロから作るからには、また2年、3年と長く戦えるだけのポテンシャルを秘めた設定と、偶然に頼らないでも、多くの方に支持してもらえるような作品にしないといけないと考えました。

――ゼロから作るということは、声優の皆さんのことも含めてなんですね。

石原:そうです。開発スタートから数えれば、長い方にはこれまで7~8年という期間にわたってキャラを演じていただき、ともに、キャラをかわいがってきました。そんな『アイマス』にかかわってもらっている声優さん全員に、あるタイミングで改めてお聞きしたんです。「新しい展開を迎える『アイマス』に、また長い期間協力してもらえますか?」と。こんなことを聞くのも失礼かなとも思いましたが、もう完全に「『アイマス』は人生」みたいな長さになりそうだったので、改めて皆さんの意志を確認したかったんです。その流れの中で、長谷さんともたくさんのお話をしたのですが、やはりこちらのライブスケジュールなど、『アイマス』をやることによって彼女自身の声優活動に制限が掛かっていた、という事実もあって。その流れで『アイマス2』のお話をしていて、長谷さんからも「私自身も中途半端な気持ちで『アイマス』のお仕事をしたくはないので、このタイミングで離れることを考えます」と、なりまして、かなり悩みましたがお互いに納得した上で、新しい雪歩の声優さんを捜すことになりました。

●浅倉さんが雪歩役に選ばれるまで――

――そして新しく浅倉さんが雪歩の声を担当されるのですが、これまでの方々のようにオーディションを行ったのでしょうか?

石原:2009年の夏ごろに、代わりの方を捜すオーディションを開いたんですが、実はその時点でも少しだけ迷っていて。少なくとも、自分が納得できる人でなかったら、ファンも納得してくれないだろうとは思いましたので、もし納得できる人が見つからなったら、雪歩というキャラクターの立ち位置を変えるという選択肢も頭の中にはありました。

――そのオーディションで、納得できる浅倉さんが見つかったんですね。

石原:それが、実はそうではなかったんです。オーディションでなかなか納得できる人が見つからなくて、そのときに過去のオーディションを受けてくださった人にもあたりをつけて、いろいろと捜しているうちに、浅倉さんのことを思い出したんです。

――過去のオーディション……というと、美希や響、貴音の声優さんを決めた時のことですか?

石原:はい。過去のオーディションの音声データも確認していて、その中で浅倉さんの歌を聞いたとき、「あっ」と思ったんです。この声は雪歩かもって。それで事務所に連絡して、浅倉さんに連絡をしてもらい、オーディションを受けてもらうことにしました。

――なるほど。では浅倉さんにもお話を聞いていきたいのですが、石原さんから声が掛かって、改めて雪歩役のオーディションを受けられたのでしょうか?

浅倉:そうですね、雪歩のシナリオ台本を演じたり、『アイマス』の曲を歌わせてもらいました。

――ちなみに曲は何を歌ったのでしょうか?

浅倉:『Kosmos, Cosmos』と『THE IDOLM@STER』の2曲です。歌ありのオーディションを『アイマス』以外ではあまり経験したことがなくて、とても緊張しました。マイクをセッティングしてもらっているときに、それがオンになっていることに気づかず、マネージャーさんに「あー、『アイマス』のオーディションって、いつも本当に緊張するんですよね……」なんて話していたのが、全部ブースの外につつ抜けで。それを知ったときに「今回も駄目かな……」って思っていたんですが(苦笑)。

――台本を演じたときは、長谷さんの雪歩を意識されたのでしょうか?

浅倉:オーディションの時は意識せずに、自分なりの声で演じていました。役をいただいて本編を収録し始めてからは、前の雪歩と違う雪歩を演じながらも、近い部分も見つけなきゃ……と思って、石原さんたちに相談しながら進めています。

石原:実は僕やサウンドの中川(浩二さん)としては、そんなに悩んだことはなくて。浅倉さんに初めて雪歩のセリフを読んでもらったときに、「あっ! やっぱりこの声だったんだ」と思って以降、特に悩みはありません。『アイマス2』でも雪歩は雪歩なので、「気が弱いけど、芯の強いところもある」という雪歩のキャラクターは大きく変わりません。そんな自分の頭の中にある雪歩が、浅倉さんの声でナチュラルにしゃべってくれたので、迷いはなかったですね。

――雪歩役に選ばれたときのお気持ちは?

浅倉:「受けるからには受かりたい!」と思っていたので、決まったと言われたときは「とにかく頑張ろう!」と思いました。声優が私に変わったことで、雪歩を好きだった人が嫌いになってしまったり、離れてしまってはさびしいと思ったので……。このお話をいただいた時点で、私も雪歩のことが好きになっていたので「雪歩をかわいく、強く、しっかり演じて、みんなに愛されるアイドルにしてあげたい」と思いました。だから「うれしい!」よりも「頑張ろう!」という思いが強かったのかもしれません。

→浅倉さんと『アイマス』(2ページ目へ)

(C) 窪岡俊之 (C) NBGI
PROJECT IM@S 2nd VISION

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