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2010年7月5日(月)

長谷さんからバトンタッチ――『アイマス2』雪歩役・浅倉さん最速インタビュー!!

文:電撃オンライン

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長谷優里奈さんからプロデューサーへ、そして雪歩へのメッセージ

 今回、雪歩役を杏美ちゃんにバトンタッチすることになりました。

 『アイマス』のお仕事では、ステージの上に立つこともファンの皆さんから求められていると理解しています。他の声優の皆さんがそこに向かっていく情熱を感じながらも、私は別の方向を目指そうと考えるようになっていました。

 その自分の中の「声のエンターテイナーとして裏方に回りたい、声優として一から勉強する時間をもっと作りたい」という思いがふくらんでいったときに、石原さんから『アイマス2』のお話をいただきました。ですが、違和感を感じながら中途半端な気持ちで雪歩の声を演じることはできなかったので、バトンタッチすることを決意しました。

 『アイマス』がスタートしたころは、こんなにいろいろ展開していくとは思わなくて。本当に変わったタイトルだなぁって。だから自分の中の意識も変えていかないと、続けていくのは難しいなぁと感じていました。

 『アイマス』のお仕事で印象に残っているものは、本当にいっぱいあって。最近で言うと4周年記念ライブツアーの福岡に出演させていただいて、「みんなといいステージを作ろう!」と頑張れたことが思い出に残っています。雪歩に対しては、今でも「なんでこんなにかわいいんだろう」って思います(笑)。でも、常に自分とのギャップを感じていた女の子でもありました。とても素直で、本当にアイドルなんだなぁって。

 私は以前から杏美ちゃんのことを知っていて、彼女のお仕事に対するマジメな接し方なども知っていたので、新しい雪歩を演じるのが杏美ちゃんに決まったときにホッとしたし、うれしかったです! 大変なことは多いと思うんですけど、杏美ちゃんになら安心して雪歩を任せられます。雪歩にとっても、よかったと思います。

 また、私を応援してくれている方の中に、『アイマス』からファンになってくれた方がとても多くて。皆さんのおかげで私は雪歩としてやってこれたし、声優として頑張ってこれたという思いが強いので、それはこれからも忘れずに、感謝していきたいと思っています。

 これからも私は『アイマス』を応援し続けますし、見守っていきます。私が演じる雪歩を楽しみにしてくれていたプロデューサーさんもたくさんいると思っています。その思いを受け止めた上で、石原さんを含めたいろんな方との話し合いのもとで決めたことなので、「全部を理解して」とは言えませんが、少しずつでも新しい『アイマス』を応援してもらいたいです。杏美ちゃんの演じる雪歩がどんどん活躍して、皆さんのトップアイドルになってくれることを願っています。


ディレクター・石原氏からプロデューサーへのメッセージ

 雪歩のオーディションをして以来、8年もの間、接してきて思うことは、“やりたいこと”が明確にあるのが長谷さんなんだと思います。また、『アイマス』とは別の形で、声優としてやりたいことがあるというのも聞いていました。今や『アイマス』らしさになった、CDもライブも……といった展開が、長谷さんに負担を掛け続けているとも思っていました。

 今回『アイマス2』を作るにあたって、声優さんひとりひとりとお話をさせていただきました。実際、長谷さんを引きとめないのは会社として、ビジネスとして間違っているのかもしれないけど、演じてくれる人が楽しくなかったら、出来上がるものも楽しいものにはならない。それはコンテンツを追いかけてくれる人にも伝わってしまう部分だと思います。だから今回、このような決断を行いました。

 僕から見ていると、長谷さんと浅倉さん、そして雪歩も似ているところがあって。長谷さんが初めて雪歩の曲『First Stage』を歌ったときのことを、今でも覚えています。もっと“弱々キャラ”のつもりで曲を作っていたんです。でも、長谷さんの歌う『First Stage』が、意外と“芯が太かった”んです。でもそれもありだなと思って、雪歩というアイドルがハッキリ定まったのは、この瞬間だったと思います。長谷さんの持っている“芯の強さ”が、雪歩というアイドルの根幹にあるんです。

 僕の中では、長谷さんは“卒業”という感覚はなくて。この世の中に、長谷さんが声を吹き込んだ雪歩の歌は存在するわけですし。確実に足跡はいっぱい残っている。たとえるなら、サッカーの選手交代みたいに、「いったんベンチには下がった、でもチームの中には残っている」というイメージが、僕の中の心に一番近いイメージです。試合結果を見たときにはしっかりと、「スタートから何分まで出場――落合さん、長谷さん」と名前が刻まれているんです。だから長谷さんには観客席じゃなくて、ベンチにいてほしいと思っています。

 僕の中では、今回のバトンタッチがさらにキャラに深みを持たせてくれると思っています。それをユーザーさんがどう思うかは、まだわからないんですが。長谷さんが卒業したという風には、「『アイマス』全プロジェクト終了!」となる日まで思えないと思う。その日まで、彼女がいたという痕跡は残っています。

 僕の希望としては、プロデューサーの皆さんには、しんみりしてもらいたくない。僕は長谷さんの演じた雪歩を上書きしようとは思っていません。すべての痕跡を消そうとも思っていない。「あるものはある」と。それでも新しいものは作っていく。いろいろな雪歩が楽しめるくらいの気持ちでいてもらえると、本当にいいですね。

 最後に個人的な感情ですが、石原は『アイマス』をきっかけに長谷さんのファンになった方と一緒に、長谷さんを応援していきたいと思います。『アイマス』にかかわってくれている人、かかわってくれていた人のすべてが幸せになることが、『アイマス』というコンテンツを長生きさせ、そして多くの人に愛される結果につながると信じていますから。


(C) 窪岡俊之 (C) NBGI
PROJECT IM@S 2nd VISION

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