2010年8月11日(水)
▲新スタンス3人娘。 |
カスティア大陸やヴァレリア編入以外にも、いくつかの新要素が本アップデートでは導入されているので、簡単に紹介しよう。まずは槍と曲刀の新スタンスからだ。槍の新スタンスは“トルネードクルス”。元々ファイターにとっては範囲攻撃に優れ、雑魚狩りには便利な武器だったが、より強力なスキルが使える。一方の曲刀は“ブラッディフィースト”。最上位スキルのペンタストームは最大5体の敵にたいして、その名の通り五芒星 を描くように切り込んでいく。エフェクトもかっこいいので、アデリーナあたりにはぜひ習得させたい。なお、どちらも習得レベルはエキスパート以上だ。
続いては、ワールド間を越えてPvPが可能な“ワールドクロスPvP”。参加は簡単で画面上部のメニューから“BattleZone”内の“ワールドPvP”ボタンを押すだけ。最初に攻撃/防御等級差が2以内のマッチング相手を自動で検索。該当する相手がいない場合は等級差を5以内に広げて相手を見つけてくれる。対戦は1対1と3対3でマップが異なる。また、ワールドクロスPvPの大きな特徴は回復アイテムの使用不可、SPや触媒アイテム無しにスキルが使える点だ(スキルのクールタイムはある)。可能な限り純粋なプレイヤースキルで勝敗が決まるよう工夫されているわけだ。試合は5本勝負の3本先取で勝利。もちろん勝率でランキングも登録される。
12日の時点でワールドクロスPvPの実装は決定しているが、今後の定期開催について詳細はまだ未定とのことだ。
もう1つの対人戦、コロニー戦については以前の一般フィールド上での戦闘に仕様が戻され、コロニーのHP状況を確認できる機能が廃止される。その他大きな変更は無いので割愛させていただく。
最後は『GE』というよりも、MMORPGとしては割りと画期的な機能“ジモコン”。元々『GE』は、MCCという3キャラを同時操作できる上に、ホールドという戦闘モードによって俗に言う放置狩りが可能。寝ている間も、学校や会社に行っている間も放置しておけば経験値が上がるというプレイが魅力の1つだ。ジモコンはさらに利便性を向上するツールである。
ゲームに接続している時に、公式サイトからジモコン起動ボタンを押すと別ウィンドウが立ち上がり、キャラクターのHP/SP値、経験値などが一目で確認できるのだ。さらに全体モードと個別モードの切り替え、ホールド/アサルトモードの切り替えボタン、消費アイテムさえ持っていれば死亡した家門の蘇生もボタン1つで可能。さらに党チャット、ワールド全体チャットやジモコン使用者限定のワールドを越えたチャット機能まで備えている。このジモコン、『GE』が起動中のPCからつなぐ必要はまったくない。外出先のPCからでもジモコンのみ起動できてしまうのだ。『GE』クライアントがインストールされてないPCでも、とりあえず現在のMCCの状況を確認し、リーダーキャラを変えたり、キャラ別にホールドとアサルトを切り替えできる。さらに変わった機能として、キャラクターが死亡するとその瞬間を自動的にスクリーンショットとして保存。死亡原因を後からチェックできてしまう。
あまりオススメできない使い方だが、昼休みに会社のPCからちょっと操作……ということもできてしまうのだ。また、SilverLight対応のブラウザであれば携帯電話からのアクセスも可能なのだ。
以上が『GE ルネッサンス』新コンテンツの紹介である。かなりボリュームたっぷりでお届けしたが、ベテラン以上のキャラクターを育てている読者には、満足していただけたのではないだろうか? 個人的には今すぐヴァレリア編入に向けて、準備を整えたいところ。後編のレポートでは、ゲームバランス調整やインタフェースの改良、有料コンテンツの解放といった部分をメインにお伝えしてくので、楽しみにしていてほしい。
(c) 2003-2010 IMC Games Co., Ltd. Published by Hanbit Ubiquitous Entertainment Inc.