News

2012年8月8日(水)

Xbox 360版はオリジナルのPC版よりも洗練された決定版! 『ウィッチャー2』プレゼンレポート

文:電撃オンライン

■『ウィッチャー2』はポーランドの誇り! オバマ大統領にプレゼントしたことも!?

 開発スタジオの紹介の後は、いよいよ『ウィッチャー2』のゲーム内容の話に。はじめに見せたのは「ウィッチャーとはなんぞや?」というのが、カートゥーンタッチで説明されているトレーラームービー。ウィッチャーの能力や生き様などが英語音声+字幕で解説されており、本作の世界観を表した内容となっている。

 このトレーラーはゲーム内にも収録されており、その他に過去のストーリーを補足するムービーやカットシーンなどもあるので、前作を知らない人でも『ウィッチャー』の世界がわかるようになっているとのことだ。

 続いて、両氏は『ウィッチャー』という作品について説明した。本シリーズの物語は、ポーランドの作家アンドレイ・サプコフスキのベストセラーファンタジー小説『魔法剣士ゲラルト』が題材で、原作に忠実な作品となっているという。

 初代『ウィッチャー』は、世界で210万本以上のセールスを記録したタイトル。すでに海外でリリースされているPC版とXbox 360版の『ウィッチャー2』も170万本以上を販売しており、今もなお売れ続けているという。選択肢によって広がる壮大なストーリーに加えて、アクション性と戦術性に優れたバトルが、世界で特に高い評価を受けているそうだ。また、本作のグラフィックエンジンは自社で制作した“RED Engine”を使って作っており、現世代コンソール機でもっとも美しいRPGだろうと熱く語った。

『ウィッチャー2』 『ウィッチャー2』 『ウィッチャー2』

 さらに、ショスタックさんは「『ウィッチャー』シリーズは、ポーランドではショパンに並ぶほど有名で、国民が誇りに思っている」と、母国での評判について話し始めた。しかも、国のほうから“アメリカ合衆国のバラク・オバマ大統領にプレゼントしたい”との声がかかり、オバマ氏がポーランドに来国した際に手渡されたという驚きのエピソードも飛び出した。

■Xbox 360版はPC版以上に遊びやすく、楽しめる要素を多数追加!

 パナシュークさんによると、Xbox 360版『ウィッチャー2』がPC版よりも洗礼された決定版であるという。環境面の向上やゲームボリュームの増大だけに留まらず、ライト層からコア層まで幅広いユーザーに向けてゲームモードの面でも改善していると、PC版との違いを語った。

『ウィッチャー2』 『ウィッチャー2』

 説明が終わると、追加要素の1つである3分半ほどのムービーを公開した。その内容は、船上にて王の御前で側近や囚人とおぼしき人物がパフォーマンスを披露しているところに、突如、謎の暗殺者が乱入して王ともども皆殺しにするという衝撃的なものだった。肌の質感、炎や氷の描写などがスゴくリアルに表現されているところにも思わず見とれ、3分半という時間があっという間に感じた。

『ウィッチャー2』
▲終盤では、暗殺者が王の首をはねる過激なシーンが描かれた。

【PC版からの追加・変更点】

 ●カメラシステム、ターゲットシステムの改良
 ●Xbox 360のコントローラに適したパネル内の見え方に調整
 ●マップ、キャラクター、4時間以上ものクエストを追加
 ●3.5分のCGイントロ、1.5分のムービーを収録
 ●ストーリーを補足するカットシーンを多数追加
 ●ウェーブごとに押し寄せる敵を撃破する“アリーナモード”の追加
 ●初心者に向けたチュートリアルを搭載
 ●コアゲーマーに向けた最高難易度“ダークモード”を搭載

 パナシュークさんが説明してくれたPC版との違いは、上でまとめている通り。実に多くの追加や変更がされており、Xbox 360版『ウィッチャー2』が決定版だということも十分納得がいく。また、大きな新要素となる“アリーナモード”には、リーダーボードがあるので全国のユーザーとランキング争いができ、しかも攻撃や魔法を練習する場にうってつけとのことだ。

→パヴェウ・パナシュークさんが華麗なデモプレイをお披露目(3ページ目)

The Witcher(R) is a trademark of CD Projekt RED S. A. The Witcher game(C) CD Projekt RED S. A. All rights reserved. The Witcher game is based on a novel of Andrzej Sapkowski. All other copyrights and trademarks are the property of their respective owners.

データ

関連サイト