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2012年8月8日(水)

Xbox 360版はオリジナルのPC版よりも洗練された決定版! 『ウィッチャー2』プレゼンレポート

文:電撃オンライン

■デモプレイ&解説から、戦術性の高さとストーリーの壮大さを痛感

 続いては、パナシュークさんによるデモプレイが披露された。ゲラルトがフォルテスト王を護衛するイベントとなり、街は反逆者であふれかえっている状態だ。

『ウィッチャー2』
▲門の外では王の味方となる軍勢と反逆者たちがすでにぶつかりあっていた。

 巨大なバリスタで行く手を阻む防御壁を豪快に突き破ると、それを合図にゲラルトと反逆者たちが激突。怒涛の剣撃と“印”と呼ばれる魔法を使って襲いくる敵を次々となぎ倒すゲラルト。ウィッチャーの超人的な戦闘能力が伝わってくる戦いぶりであった。

『ウィッチャー2』 『ウィッチャー2』 『ウィッチャー2』
▲バリスタで防御壁を破壊すると、次なるミッションが発生。城壁の上にいるフォルテスト王と合流することが目的に。
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▲合流を果たした後は、味方の兵士とともにフォルテスト王を護衛しながら進攻する。おそらく、王を守りきれなかった場合にミッション失敗となってしまうのだろう。
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▲反逆者どもを指揮するアリアンに、フォルテスト王が投降を呼びかけるイベント。呼びかけに応じないアリアンに対し、フォルテスト王はウィッチャーであるゲラルトを差し向ける。

 終盤では、反逆の首謀者・アリアンとゲラルトが対峙する場面になり、そこでいくつかの選択肢が登場。選んだ内容によって、後からアリアンが仲間になったり、のちにくる障害を取り除けたりもするのだという。つまり、今後の展開を左右する物語の分岐点だった。

『ウィッチャー2』
▲アリアンのもとにたどり着くと、ゲラルトがアリアンを説得するシーンへ。話の展開しだいでは、アリアンたちと戦うことにもなるし、平和的な解決もできる。

 武器を捨てさせるか、1対1で決着を着けるか、そして皆殺しにするか……。ここで、パナシュークさんは“皆殺し”という我々のリクエストに笑いながら応えてくれ、アリアン率いる反逆者たちを全滅させたところでデモプレイは終了した。

『ウィッチャー2』 『ウィッチャー2』 『ウィッチャー2』
▲非情の道を選び、ゲラルトはアリアンたちを容赦なく斬り捨てる。敵が残り2人になった時、パナシュークさんは印を使って敵を同士討ちにもさせていた。

【デモプレイと解説でわかったこと】

 ●装備している2本の剣のうち、鋼の剣は対人間用、銀の剣は対魔物用となっている
 ●剣で攻撃する時は、弱攻撃と強攻撃があり、組み合わせでいろいろな連係が繰り出せる
 ●相手の攻撃は、前転でかわせる他、剣で防ぐこともできる
 ●印(魔法)の種類には、敵を吹き飛ばすもの、自身の防御力を高めるもの、同士討ちさせるものなどさまざまな効果がある
 ●アイテムを使って武器に特殊な効果を付加したり、罠を仕掛けたりできる
 ●メダリオン(首飾り)を使うと、周囲に落ちているアイテムや隠し扉の場所がわかる
 ●武器や魔法などを簡易選択できるショートカットは、開いている間は時間がスローになる
 ●特殊な殺し方をすると、迫力のあるカットシーンに切り替わる
 ●力に特化させるか、魔法力に特化させるかなど、育て方はプレイヤーしだい
 ●要所に出てくる選択肢のどれを選んだかによって物語が分岐し、後の展開やエンディングが大きく変わってくる
 ●ところどころに、他作品のパロディなどの小ネタが仕込まれている

 細かい部分までフォローしてくれたこともあって、デモプレイを見ただけではわからない点もいくつか明らかになった。今回のデモプレイを見た感じでは、戦闘中は、敵や戦況に応じての武器、魔法、アイテムの使い分けがかなり重要になることは間違いなさそうだ。海外で戦術性に対する評価が高いのもうなずける。

 その他にも、物語の展開に大きな可能性を感じられた。デモプレイ終盤で3つの選択を迫られるシーンは、選んだ道筋によって物語が分岐するとのことだったが、この先さらに3つ、4つと枝分かれしていくことを考えると、2、3周プレイしただけでは遊び尽くせないほどの大ボリュームとなっているだろう。

→最後に『ウィッチャー2』の気になることをいろいろと質問してみた(4ページ目)

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