News

2013年12月6日(金)

『マビノギ英雄伝』の新キャラ“ハルク”が次期アップデートで登場! 運営チームと開発チームに今後の動きを直撃インタビュー!!

文:電撃オンライン

前へ 1 2 3 4

■ゲームの外でもさまざまなサービスを!

――それでは次に、『マビノギ英雄伝』の公式スマートフォンサイト“英スマ(ひでスマ)”や、チャットアプリ“NEXONコネクト”といったモバイルサービスについて教えてください。

石川:“英スマ”は先月オープンしたばかりですが、予想以上に利用されている方が多いです。ゲームはモニターの大画面で、掲示板などの情報はスマートフォンで、という風に遊んでいるプレイヤーが多いのではないでしょうか。今は公式サイトのコンテンツの一部をそのまま移行しているだけですが、今後はもっと別のコンテンツを増やしていければと思います。

――具体的に、どのようなコンテンツをお考えでしょうか?

石川:例えば、スマートフォン用のミニゲームを何か用意して、ポイントを付与するというアイデアがあります。他社様の場合ですと、ゲームデータをスマートフォンサイトに掲載しているところもありますよね。今は、公式サイトの情報をすべて移行させつつ、連動でポイントがもらえるようになっていますので、その様子を見ながらどういった方向性にするのがよいか検討中です。

 NEXONコネクトについては、『マビノギ英雄伝』に限らず他のタイトルでも利用できるのですが、ゲーム内のフレンドリストを活用してゲーム外でもプレイヤーのコミュニティを作れるように始めたものです。まだスタートしたばかりですので、こちらもこれからの方向性を模索しているところですが、多数のプレイヤーの皆さんに利用していただいており、好調な出だしではないかと思います。

■2014年も新コンテンツが続々! ネクソンも『マビノギ英雄伝』を大プッシュ!!

――2014年度のロードマップについて教えてください。

キム:メインコンテンツとしては来年、PvPアリーナとチャールズトレインを実装する予定です。さらにキャラクターの改変を行います。シーズン2は来年の上半期に、エピソード4で終了する予定です。

――それぞれについて具体的に教えていただけないでしょうか? まずはPvPアリーナからお願いします。

イム:既存のPvPはチーム同士の対決でしたが、PvPアリーナでは1対1の対決を行います。闘技場で4つのバトルがいっぺんに開催され、参加者以外のプレイヤーはそれらの戦闘を観戦することができます。そして、勝者の中から自分が戦いたい相手を選び、新たに挑戦することが可能です。PvPアリーナは生き残りをかけたサバイバル方式ですので、誰が連勝するのかも注目ポイントになります。連勝すると“証”などのアイテムがもらえます。

『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』
『マビノギ英雄伝』
▲新たな闘技場の形となるPvPアリーナ。参加希望プレイヤーが集って1対1で戦い、負けたら次の挑戦者と交代していく。ゲームセンターでおなじみの格闘ゲームの対戦をほうふつとさせるような遊び方だ。

――今のPvPと比べて、何か違いはありますか? また装備などに制限が掛かることはないのでしょうか?

キム:バランス的に悩むところではありますが、レベルの低い方でも楽しめるように攻撃力を補正して(決まった数値まで自動的にアップする)、対等に戦えるようにします。

――ちなみに、韓国では最高で何連勝が記録されていますか?

イム:12連勝です。

――日本では、公式の対戦大会などを開催する予定はありますか?

石川:『マビノギ英雄伝』では、今までにオフラインイベントを開催したことがありませんので、そろそろ考えてもいいかなと思っています。PvPでの大会も視野に入れていますが、戦闘のタイムアタックなどもおもしろそうです。しかしながら、まだ検討中の段階です。

――次にチャールズトレインについて教えてください。

イム:黄昏の砂漠でプレイできる、シューティングゲームのようなミニゲームです。プレイヤーは、鉱山の中を進むトロッコに乗り込み、トロッコに備え付けられた銃を使って、壁に埋まっている鉱石を撃っていきます。命中した回数に応じて点数が入り、その点数をチャールズと競うことになりますが、チャールズに勝てば特別な報酬がもらえます。そんなに難しくないので、ぜひ挑戦してほしいですね。

『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』
『マビノギ英雄伝』
▲チャールズトレインは、レールに沿って疾走するトロッコに乗って、鉱石を撃っていくシューティングゲーム。画面がかなり動き回るとか!?

――先ほど、キャラクターの改変とおっしゃっていましたが、具体的にどのように変わるのでしょうか?

イム:申し訳ありませんが、現時点で具体的に公開できる情報はありません。

――2014年に実施されるアップデートでは、日本オリジナルとなる要素を何かお考えでしょうか?

石川:まだ未定ではありますが、開発チームへの要望として、コンテンツ以外にも、タイアップ企画などで日本独自の要素を入れてもらえるように伝えています。できる限り、日本のお客様に喜んでいただけるようなコンテンツを入れられるよう交渉していくつもりです。

――これまで、日本の要望を韓国側に伝えたことはありましたか?

石川:要望は常に出していまして、無理難題をお願いすることもありますよ。そのお願いについては、ここでは具体的に申し上げられないのですが。

――今後の日本における『マビノギ英雄伝』の展開を教えてください。

山崎:運用チームと開発チームの連携の強化と、プレイヤーとのコミュニケーションの活発化、そしてプロモーションの積極展開。この3つを柱に、『マビノギ英雄伝』の日本展開を進めていくつもりです。

――1つずつ説明していただけますか?

山崎:まず、ゲーム運用体制の強化です。いくつかタイトルを絞って、そこにリソースを集中することで、新しい“動き”を出していきたいと思っています。

 『マビノギ英雄伝』は、リソースを集中して盛り上げたいタイトルの1つです。具体的には、担当する運営チームのスタッフを1.7倍ほどに増員しました。それ以外にも、運営チーム以外のWeb制作担当者やプロモーション担当者などがおりますが、それぞれの部署間の距離を縮めるなどの対応を行っています。運営チームの内部コミュニケーションも活性化させていこうという目的です。

――なるほど。プレイヤーとのコミュニケーションの活性化という点については、いかがですか?

山崎:今までは、プレイヤーをサポートするGM(ゲームマスター)の立ち位置が、プレイヤーの隣ではなく、ゲームの外にありました。ゲーム内で問題が発生した場合、GMがプレイヤーの前に出て対応するのではなく、ゲームの外から手を差し伸べる形でした。しかし、現在の日本のオンラインゲームを見た時に、果たしてそれが現状に即しているかと言われると、確信が持てなくなってきたのです。そこで、プレイヤーと密にコミュニケーションを取れるよう、これもチャレンジしてみようとなりました。

石川:部署間の距離が近くなることと、運営チームのスタッフが増えることで、単純に実務作業がやりやすくなりました。さらにプラスして、お客様とのコミュニケーションも積極的にやっていこうと考えています。具体的には、GMのキャラクターを前面に出していきます。今までは“なつな”のGMキャラクターがTwitterで情報を発信していましたが、それだけにとどまらず、運営チームのスタッフ全員が積極的にGMキャラクターを作り、みんなで戦闘に行くという催しを始めています。

 実際にゲーム内で触れ合うことで、プレイヤーの皆さんが『マビノギ英雄伝』を楽しんでいるということを肌で感じられるので、これは今後も数多くやっていきたいと思います。そこで新しい話題が生まれ、ゆくゆくはオフラインイベントなどに発展していけばと思っています。

――最後に、プロモーションの積極的な展開についてですが、これについてはどのような予定をお考えですか?

山崎:プロモーションに関して言えば、例えば『マビノギ英雄伝』だけといった、そのタイトル1つが成功することが目的ではありません。どういう形でプロモーションを行えばPCオンラインゲーム自体が認知され、より身近になるのかという観点で、PCオンラインゲーム自体がもっと一般的になるようなプロモーションを模索していきます。

 そのためには、ネクソンから一方的に情報を出すだけでは弱いので、メディアの方と協力しながら市場を盛り上げていければと思っています。狙ってできることではないですが、自然に『マビノギ英雄伝』が広まっていけるような施策を行っていければと思います。具体的には、また、本作はアクションRPGですので、動画を活用したプロモーションも積極的に行っていこうと思います。

――ありがとうございます。それでは最後に、開発チームと運営チームのそれぞれから、日本のプレイヤーに向けてメッセージをお願いします。

イム:『マビノギ英雄伝』が日本で2周年を迎えることができ、とても感激しています。ここまで安定したサービスとなっているのは、プレイヤーの皆様のおかげですので、今までプレイしていただいたことに対して感謝の言葉を言わせてください。これからも『英雄伝』らしい戦闘コンテンツやキャラクターを作っていきますので、応援していただければと思います。また来年の目標として、韓国と日本のアップデートのタイミングを近づけていくつもりですので、期待してください。

石川:現在プレイしていただいているお客様へは、ネクソンの『マビノギ英雄伝』運営チームが頑張っているのが少しでもわかっていただけるような動きをしていきます。そして、それが新しい情報になって周りに広まり、新しいお客様がそれを聞きつけて遊びにいらした際には、がっかりすることのないよう手厚くサービスができることを目指します。私自身もGMキャラとしてゲームにログインすることがありますので、ぜひプレイヤーの皆様と一緒に『マビノギ英雄伝』を盛り上げていこうと思います。

『マビノギ英雄伝』

――本日はありがとうございました。

Copyright (C) 2011 NEXON Korea Corporation All Rights Reserved.
Copyright (C) 2011 NEXON Co., Ltd. All Rights Reserved.

データ

▼『マビノギ英雄伝』
■メーカー:ネクソン
■対応機種:PC
■ジャンル:A・RPG
■サービス開始日:2011年11月30日
■価格:無料(アイテム課金)

関連サイト

前へ 1 2 3 4