2014年6月5日(木)
▲いよいよ本日発売! |
アトラスが6月5日に発売する3DS用RPG『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』の発売カウントダウン企画の最終回として、本作の魅力を動画つきで紹介する総まとめ記事をお届けする。
本作は、人気RPG『ペルソナ3』と『ペルソナ4』の世界観をモチーフに、本格派RPGとして定評がある『世界樹の迷宮』の要素を盛り込んだ『ペルソナ』シリーズの最新作。『ペルソナ3』、『ペルソナ4』のキャラクターが一堂に会し、突如迷い込んだ異世界での新たな冒険が繰り広げられていく。
今回は、そんな話題作のキャラクターやシステムなど、あらゆる情報をまとめてお届け。「『ペルソナ』シリーズは好きだけれど、シリーズと関係あるの?」とか、「どんなゲームなの?」とか、いろいろと気になっているアナタへ、本作の楽しさを動画とあわせて解説していこう。
自分の中に眠るもう1人の自分“ペルソナ”の能力に目覚め、その力を以って謎の敵“シャドウ”と戦うペルソナ使いの少年少女たち――。
異なる時間、異なる場所で暮らしていた“月光館学園”と“八十神高校”のペルソナ使いたちは、ある日、彼らのもとに突然鳴り響いた鐘の音に誘われ謎の異世界へと呼び寄せられてしまう。
八十神高校にそっくりだが、どこか異なる世界。そこに現れた、不気味な時計塔。そして、記憶を奪われた2人の少年と少女。鐘の音が鳴り響く異世界で、ペルソナ使いたちの時空を超えた新たな戦いの幕が上がる――。
▲鐘の音を合図に、異世界に集うペルソナ使いたち。元の世界に帰るため、『ペルソナ3』と『ペルソナ4』のキャラクターたちが見せる夢の共演も大きな魅力だ。 |
▲本来はワイルドである“愚者”のタロットが出るはずの『P3』主人公に、なぜか“塔”の暗示が? いったい何が起こっているのだろうか。 |
ちなみに、『ペルソナ3』や『ペルソナ4』を遊んだことがない、もしくはストーリーを少し忘れてしまった人のために、この2作品のダイジェスト動画が配信されている。それぞれvol.1~3と3本立てになっているので、気になる人はぜひチェックしてみてほしい。ただし、動画には各作品のネタバレ要素が含まれているので、未プレイの方はご注意を!
ゲームを開始すると、『ペルソナ3』主人公と『ペルソナ4』主人公のどちらかを選ぶことになる。ここで選んだほうの少年が、『ペルソナQ』でプレイヤーの分身となる主人公になる。
選ばなかった側の主人公とその仲間のペルソナ使いたちものちのち登場するので、ここは好みで選んでしまっても問題なし! 逆に選ばなかった側の主人公は、イベントなどではボイス付きでしゃべってくれるので、一度クリアした後にもう一方の主人公で遊び直すのがオススメだ。
▲コロマル(声:?)。主人を事故で失った後、野良犬として暮らしていた忠犬。ペルソナ能力を覚醒させ、主人公たちとともに戦うことになる。 | ▲荒垣真次郎(声:中井和哉)。月光館学園高等部3年生で、真田たちとは旧知の仲。現在は、とある理由で休学中らしいが……。 |
▲善(声:梶裕貴)&玲(声:名塚佳織)。本作で初登場となる新キャラの2人。玲は何者かに記憶を奪われたという八十神高校1年生。どこからともなくアメリカンドッグやドーナツなどを取り出し、つねに何かを食べている。善は玲と同様に、何者かに記憶を奪われた八十神高校1年生の少年。玲に対しては過保護で、彼女のことになると周りが見えなくなることも。 |
▲なかなか食いしん坊な女の子の玲。ちなみに、アメリカンドッグやドーナツといった小物は、しっかりとゲーム中でも描かれている。 |
異世界に呼び寄せられたペルソナ使いたちが挑むのは、謎に満ちたラビリンス。敵となるシャドウやさまざまな仕掛けが用意されたラビリンスを探索することで、元の世界に戻る方法を見つけることが目的となる。
そんなラビリンス探索には、アトラスの人気RPG『世界樹の迷宮』シリーズの要素が数多く採り込まれている。中でも特徴的なのが、ラビリンスのマップを自分で書き込めるという要素。3DSの下画面に表示されたマス目に、実際に通った道や壁、ラビリンス内の仕掛けなどを細かく記載することが可能だ。
マップ作成の自由度は高いので、自分なりの方法で地図を作れるのも楽しみ方の1つ。また、地図作成は難しそうだという人のために、オートマッピング機能も搭載されているので、探索やバトルに集中することも可能だ。
▲『世界樹の迷宮』シリーズ経験者にはおなじみのマッピングシステム。タッチペンを使って、自分だけのマップを完成させよう。各階層を探索しつくすことで開く宝箱も! | ▲ラビリンス内には、行く手をはばむ仕掛けの他に、アイテム作成に必要な素材を採集できる“パワースポット”なども用意されている。 |
▲マッピングのインターフェースや操作性はカンペキ! 色の塗り分けやマップ表示方法の変更なども可能だ。 |
ラビリンス内には、ランダムエンカウントで遭遇する敵シャドウの他に、マップ上でその存在を確認できる“F.O.E(フューシス・オイケイン・エイドロン)と呼ばれる強敵と出会うこともある。例外はあるが、基本的にはプレイヤーが1歩進むと“F.O.E”も1歩進むという法則がある。そういった法則やラビリンス内の仕掛けなどを使って、うまく逃げることも重要となる。
もちろん、ペルソナ使いたちを十分に育てて、“F.O.E”に戦いを挑むこともできる。見事“F.O.E”を倒せれば、レアアイテムを入手できるかも!?
▲“F.O.E”は、初遭遇時にはとても歯が立たない強敵。ペルソナ使いたちが育つまでは、ラビリンス内の仕掛けでおびき出すなどして、避けていくのが定石だ。 |
ラビリンス探索では、『ペルソナ3』と『ペルソナ4』の仲間たちから、主人公を含む5人のキャラクターを選んでパーティを組むことができる。そして戦闘では、『ペルソナ』と『世界樹の迷宮』の要素を融合させた本作ならではのバトルシステムが展開していく。もちろん、『ペルソナ』でおなじみのナビキャラも健在! 戦闘の状況をボイスでナビゲートしてくれる。
▲バトルメンバーは『世界樹の迷宮』のように、前列と後列の隊列で編成される。好きなキャラクターを選ぶだけでなく、戦力のバランスを考えた選出もラビリンス探索には欠かせない! |
バトルでは、各キャラクターが“ペルソナ”を召喚して、多彩なスキルを駆使して戦うことになる。さらに本作では、各キャラクターの専用ペルソナの他に、“サブペルソナ”をセットすることも可能に! 主人公だけでなく、玲&善をのぞくすべてのキャラクターが複数のペルソナを装備して戦うことができる。
例えば、本来は攻撃スキルしか持たないキャラクターに回復スキルを持つサブペルソナをセットすると、よりキャラクターが活躍できる場面が増えるはず。サブペルソナに耐性を持たせれば、弱点となる属性をフォローすることも有効だ。
また、戦闘を重ねることで、ペルソナはレベルアップする他、おなじみの“ペルソナ合体”でより強力なペルソナを生み出すこともできる。
▲サブペルソナは、戦闘に勝利することで入手できる。レベルを上げれば新たなスキルを修得していき、修得したスキルはペルソナ合体で継承させることも可能だ。 |
▲サブペルソナを合体させて、新たなサブペルソナを入手することも可能。任意に選んで合体させる他、あらかじめ合体結果を表示して選ぶこともできる。 |
シャドウとのバトルでは、『ペルソナ3』や『ペルソナ4』でおなじみの弱点を突くことでバトルが有利になる要素も盛り込まれている。本作では、敵の弱点を突いたキャラクターは“BOOST状態”になり、さまざまなメリットを得られる。
“BOOST状態”になると、次のターンに最速で行動できる他、スキルに必要なコストがゼロになる。当然、弱点を突けば大ダメージも狙えるので、一石二鳥どころか一石三鳥なシステムだ。また、“BOOST状態”の仲間がいれば、仲間による“追撃”や、仲間全員で敵全体を攻撃する“総攻撃”が発生しやすくなるメリットもある。
▲一度弱点を突けば、ナビキャラのアナライズで手軽に確認できる。なお、“追撃”や“総攻撃”は、“BOOST状態”の仲間が多いほど発生確率がアップ! |
▲総攻撃の際は参加メンバー全員のカットインが発生! 敵全体に対して強力な攻撃を繰り出せる。 |
ラビリンス探索以外にも、拠点となる異世界の高校にはさまざまな遊びが用意されている。その1つが“校内散策”だ。“校内散策”は、異世界に呼び寄せられたペルソナ使いたちの束の間の休息を描くもの。作品の枠を越えて文化祭の出し物で盛り上がる様子など、さまざまなイベントで夢の共演を楽しむことが可能だ。
他にも、保健室はエリザベスによる体力回復施設になっていたり、テオドアの“てづくりこ~ぼ~”では、素材アイテムを売ることでさまざまなアイテムを開発してもらえたり、ベルベットルームの住人が探索をサポート! さらに保健室では、依頼を達成することで報酬をゲットできる“依頼ノート”も用意されている。
▲なんと合コン喫茶イベントも発生!? “校内散策”では、仲間との絆を深めるさまざまなイベントが展開していく。 |
▲文化祭の雰囲気のままの校内を拠点に探索は展開していく。ベルベットルームの住人たちは、そんな校内を利用してペルソナ使いたちをサポートしてくれる頼れる存在。レアな素材を手に入れれば、強力な装備品ゲットのチャンス! |
物語が進むと、“すれちがい手帳”が利用可能になる。これは、3DSのすれちがい通信を使った遊びで、すれちがった相手とすれちがい手帳を交換できる。すれちがい手帳には、自分が育てたサブペルソナを添付できるので、サブペルソナのデータを相手にあげたり、あるいは相手のサブペルソナのデータをもらったりすることも可能だ。
また、この手帳にはプレイ時間やひと言メッセージなども掲載されるので、プロフィールカード的な意味合いも持っている。外出時には忘れずに3DSを持ち歩こう!
▲すれちがい手帳に添付されていたサブペルソナも、“ペルソナ全書”に登録できる。“ペルソナ全書”を使えば、ゲーム中のお金を払うことで登録されたペルソナをいつでも自由に入手できる。うまく活用して、強力なペルソナを生み出そう。ただし、主人公より強いペルソナは登録できないのであしからず! |
▲こちらはすれちがった相手のすれちがい手帳。プレイ時間や全書登録率など、相手のプレイ状況を見ることもできる。 |
▲すれちがい手帳には、手持ちのサブペルソナのいずれかを選んで添付することができる。もちろん、選んだペルソナが消えたりすることはないので、気軽に気に行っているペルソナを選んでみよう。 | ▲すれちがい手帳は、QRコード化することも可能。ネットやSNSを利用して、遠くの友だちともデータの交換ができるので、すれちがわなくても十分に楽しめる。 |
なお、本作はどんな人でも楽しめるように、さまざまな難易度が用意されている。最凶の難易度RISKY以外はゲーム中にいつでも変更できるので、自分にあった難易度で遊ぶのがオススメだ。獲得経験値が多くなり、バトルで負けてもすぐにリトライができる難易度もあるので、ぜひプレイしてみてほしい。
本作の開発には、『世界樹の迷宮』シリーズのクリエイターも参加している。コラボに参加したのは、キャラクターデザインの日向悠二氏やモンスターデザインの長澤真氏、サウンドコンポーザーの古代祐三氏。長澤真氏や日向悠二氏がデザインした強敵や古代祐三氏による音楽は、どんな場面で登場するのか楽しみなところだ。
▲『ペルソナQ』の敵をデザインしたのは、『世界樹の迷宮』のモンスターデザインを手掛けた長澤真氏。いずれもインパクトが強い手ごわそうな敵となっている。 |
▲日向悠二氏がデザインした敵。かなり強そうな姿をしている。 |
『ペルソナ3』&『ペルソナ4』のファンはもちろん、RPGが好きな人もたっぷりと楽しめる本作。ゲーム内容はもちろん、ボリュームもバツグンでじっくり遊べるRPGになっている。
さらに、にぎやかなアニメムービー(オープニングやストーリー中に挿入される)をはじめ、ゲーム中のBGMも『ペルソナ』らしさ全開のスタイリッシュなものがそろっているので、映像だけでなく音でも楽しむことができる。異世界に呼び寄せられたペルソナ使いたちがどんな冒険を繰り広けるのか? ぜひその目でたしかめてほしい。
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