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2015年2月1日(日)

『ソウル・サクリファイス』ボツ曲が初公開。主人公の初期案が少年だった裏話も【闘会議2015】

文:電撃オンライン

 本日2月1日に幕張メッセで開催された“闘会議2015”。イベント内でSCEが配信した番組“SCE JAPANスタジオ チャンネル 出張版 in ニコニコ闘会議”に『ソウル・サクリファイス』シリーズの音楽を手掛けた光田康典さんと、ディレクターの下川輝宏さんが出演。音楽の誕生秘話などが語られました。

『ソウル・サクリファイス デルタ』

 今回の番組は、以前に好評を博した生放送“ソルサク会議室”の出張版という位置付け。公式MCを務めていた結さんやPR担当の北尾さんも出演し、当時の番組に近いフランクな雰囲気で放送が進みました。

『ソウル・サクリファイス デルタ』

■主人公は大人ではなく少年だった! 幻の初期設定やボツ楽曲が公開

 最初のトークテーマは、結さんからの要望で『魂の旋律 -main theme-』の制作秘話について。光田さんによると、この曲は海外のスカイウォーカーサウンドで収録したこともあり、アメリカらしさも意識したとのこと。そのため、少しだけハリウッドぽいかもしれませんとコメントしていました。

 この曲はバトル用では最初に作った曲で、その方向性についてはいろいろと試行錯誤があったそうです。

 そんな流れで光田さんが披露したのは、初公開となる楽曲データ。『魂の旋律』の大元となったデモ曲“ケルベロス デモ”が公開されました。『魂の旋律』よりも短めでしたが、メロディは最終版とほぼ同じでした。

 これについて下川さんは「これはかなり完成に近く、この前の状態でいろいろと試行錯誤しました」とコメント。光田さんによると、下川さんから「今回はバトルが長いので2分半以上ほしい」とのオーダーを受け、RPGのバトルでは1分半くらいにすることが多いのですが、もっと長めを意識したとのこと。

 イメージ的には、前半はケルベロスのおどろおどろしさを出しつつ、後半は魔法使い側が優勢になっている展開をイメージして勇ましい曲調にしていったそうです。

『ソウル・サクリファイス デルタ』

 この他にもリテイク曲、いわゆるボツ曲はたくさんあったそうで、続いては元々のメインテーマと考えていた曲が公開されました。非常に静かで絶望感に満ちた完成度が高い曲でしたが、そのリテイクには設定の変更にともなう事情があったとか。

 具体的には、初期は牢獄に囚われている魔法使いが少年という設定で、光田さんはそのイメージで楽曲を作ったそうです。でも、開発が進むうちに魔法使いが大人の設定に変わったため、曲とのイメージが変わってしまったそうな……。

 設定が変わったことを伝えるのが遅れてしまったことについて、下川さんは光田さんに謝っていました。ちなみに番組後半には、魔法使いが閉じ込められていた牢屋の曲のボツ曲も披露されましたが、これも魔法使いを少年だと考えていたから。光田さんいわく、「虚無の世界や、どこへもいけない寂しさをアンビエントな感じで曲にしました。少年というイメージが強かったので……」とのことでした。

『ソウル・サクリファイス デルタ』

 その後は、ジングルに関するボツ曲の話が展開。まずはノーマルなモンスターを倒した時にかかるジングル“クリアリザルトのTake1”が初公開されました。

 これはいわゆる報酬画面の曲で、かなりすがすがしくて明るい感じ。バトルが長いので、「倒したぞ!」という高揚感を出したくて作ったそうですが、下川さんからは「これは違います」との指摘が。その理由は、「生贄か救済かという命の選択をした後のシーンとなるので、明るすぎると少しイメージが違う気が」とのこと。

 そのオーダーを受けて調整した曲は後半がちょっと暗い感じとなっていましたが、これもまた「違う」と。このように何度か調整した結果、「最終版では高揚感だけではない深みがあるいい曲になりました」と、光田さんも喜んでいました。

『ソウル・サクリファイス デルタ』

 続くボツ曲は、特殊な超大ボスを倒した時のジングルとなる“ハイクリアリザルト デモ”。この曲は光田さん的にすごく気に入っていて、一発OKだと思っていたそうですが、下川さんいわく「まだちょっと爽やかかなと。無印の時は主人公が必要悪という存在なので、戦った後には後味が悪い部分があると思ったんです」とのこと。

 ちなみに『デルタ』になるとまた違うのですが、無印の時は“アヴァロン”が主人公ということで、ポジティブとネガティブのバランスが本当に難しかったそうです。

■光田さんが意識した“救いの言葉”とは? ヴォーカル曲の歌詞に関する裏話

 番組後半には結さんたっての要望で、ヴォーカル曲の歌詞に関する質問がありました。まずは『ある魔法使いの生涯』の歌詞について。光田さんによると「聖書のような書物に書かれている“救いの言葉”というイメージで、それを自分オリジナルの言語っぽくしていきました。ラテン語などをそのまま使うと、本当にそのままになってしまうので」とのこと。

『ソウル・サクリファイス デルタ』

 『人が語り継ぐ限り』の歌詞については、「やはり造語なので言葉自体に意味はありませんが、ヴォーカリストが歌った時に『デルタ』の世界観といかにマッチするかを意識して作りました。造語とは言え、どこかで本当に存在するかのように感じるように意識しました」とコメントしていました。

『ソウル・サクリファイス デルタ』
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▲7月には光田さんの20周年記念ライブが開催。きっと『ソルサク』の曲も演奏されるはず!
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▲下川さんが所属するcomceptの最新作はアクションゲーム『Mighty No.9』。稲船敬二さんが鋭意制作中とのこと。

 番組の最後には、好きな言葉を添えたサイン色紙が公開されました。光田さんは“音楽なくして人生なし”、下川さんは各所で話題となった“クレイジー”というあだ名を書いて、大きな笑いを取っていました。

『ソウル・サクリファイス デルタ』

 余談ですが、ニコ生のコメント欄には吉Pさんやマーベラスの岡村光さんらしき方からのコメントも。「関係者多すぎ(笑)」、「いっそ番組に出てほしい!」と話題になっていました(笑)。

■“闘会議2015”開催概要
【開催日】
2015年1月31日~2月1日
【時間】
1月31日 10:00~18:00(最終入場17:30)
2月 1日 10:00~17:00(最終入場16:30)
【会場】
幕張メッセ国際展示場4~7ホール
【入場券】
1日券:前売1,000円/当日1,500円
通し券:前売1,500円
優先入場券:1日券1,200円/通し券1,700円

(C)Sony Computer Entertainment Inc.

データ

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■対応機種:PS Vita
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■配信日:2014年12月11日
■価格:2,376円(税込)
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