2016年11月15日(火)
11月13日に茨城県・大洗町で開催された“第20回 大洗あんこう祭”。大洗マリンタワー広場では、アニメ『ガールズ&パンツァー』のトークショーが開催された。
【11月24日追記】トークショーや開会式、大洗磯前神社でのヒット祈願の写真やテキストなどを追加しました。
▲この日のトークショーに登壇した全員&観客とともに記念撮影。ステージ上の左から水島努監督、井口裕香さん、中上育実さん、渕上舞さん、茅野愛衣さん、尾崎真実さん、蝶野正洋さん。 |
トークショーには、あんこうチームのキャラクターたちを演じる渕上舞さん(西住みほ役)、茅野愛衣さん(武部沙織役)、尾崎真実さん(五十鈴華役)、中上育実さん(秋山優花里役)、井口裕香さん(冷泉麻子役)が例年通り姿を見せた。フルメンバーのあんこうチームに加えて、今回が“あんこう祭”のステージ初参加となる水島努監督、『ガルパン』&大洗町の応援大使・蝶野正洋さんが登壇した。司会は広報担当の廣岡祐次さんが務めていた。
登壇者たちがあいさつしていく中、来訪してくれた観客の多さに感激した中上さんが、ステージ上から会場をパノラマ撮影する一幕も。
あんこう祭ステージで撮らせていただいたパノラマ写真です!本当にたくさんの皆様が譲り合って綺麗に並んで応援して下さっているのを見て、ファンの皆様の礼儀正しさに改めて感激…!本当にありがとうございました?#garupan pic.twitter.com/VBElmFpu4F
中上育実 (@_193_) 2016年11月13日
『ガールズ&パンツァー 劇場版』の公開後、初めてあんこうチームが大洗にそろい踏みとなったこの日のステージでは、『劇場版』について改めて語っていくことに。昨年11月から公開開始され、いまだに上映されていることについては「とんでもないこと」と口をそろえて驚いた様子。
上映されているということは、BD&DVDの発売後もファンがいまだに劇場に足を運んでいるからでもあり、そのことについて「ひとえに皆さんのおかげ」と感謝の念を表していた。「『ガルパン』は、私たちの予想を超えるできごとをいつも経験させてくれます」と井口さんが言うと、渕上さんたち4人も大きくうなずいていた。
ここで観客の「蝶野!」コールとともに、“黒のカリスマ”蝶野正洋さん&大洗町のマスコット・アライッペが手をつないで入場。蝶野さんは、大洗大使として7月10日の“艦艇公開in大洗”や11月3日の“大洗町秋祭り2016 商工感謝祭”といったイベントを通じて、町の盛り上げに協力。先日は大洗町のコマーシャルを撮影したことなどを話してくれた。
先週は大洗町コマーシャル撮りで大洗…週3で茨城でした pic.twitter.com/MF7wBhRRh5
蝶野正洋/Chono Masahiro (@masahirochono) 2016年11月13日
「ちょっと人すごすぎるよな、コレ!」と驚きつつも、蝶野さんは町のよさをPR。「『ガルパン』ファンを受け入れるために、町内のお店がさまざまな工夫をこらしています。ゆずりあいながら仲よく楽しんでください!」と締めくくり、アライッペと一緒にステージを後にした。
ここからは水島努監督をステージに迎え、8月28日開催の“第2次ハートフル・タンク・カーニバル(以下、第2次HTC)”で制作決定を発表した『ガールズ&パンツァー 最終章』の話をすることに。
動画:『ガールズ&パンツァー 最終章』制作決定PV
渕上さんから『最終章』が全6章構成での劇場イベント上映となり、第1章は2017年12月公開予定であることが明かされ、観客からは歓声と驚きの声が上がっていた。
続いて声優陣が『最終章』について気になっていることを水島監督に聞いていくことに。渕上さんは1章ごとの長さについて質問。これについて水島監督は、はっきりとした長さは決まっていないものの、最低でも1章につき40分であると説明。全6章で少なくとも240分以上、TVアニメで言うと1クール以上になるのでは……とコメント。
茅野さんは、キャラクターについて質問。“第2次HTC”で披露されたオリジナルサウンドドラマ『選挙活動します!』で新生徒会の会長に五十鈴華、副会長に秋山優花里、広報に武部沙織が選出されたが、角谷杏・小山柚子・河嶋桃の3人はどうなるのか? というもので、水島監督は「もちろん大活躍します」と明言。茅野さんやファンを安心させつつも「いい意味でも悪い意味でも」と意味深な言葉を付け加えていた。
さらに他校の生徒たちはどうなのか確認すると、「今まで登場したキャラクターは全員出そうと思っています」とのこと。「ただし、男性キャラはその限りではありません。口を開けば「廃校!」という人は……」と続けると、あんこうチームからは「“第2次HTC”で司会として頑張っていたので」と、フォローする声が上がっていた。井口さんは個人的に大好きだという西絹代が出るのかどうか気になっていたようだが、監督から登場することが告げられると「やった~!」と喜びの声をあげていた。
尾崎さんもキャラクターについての質問だったが、こちらは新キャラは登場するの? というもの。水島監督は「新キャラもたくさんいます。あんまり頭はよくないかもしれませんが、カワイイ子たちが登場します」とコメント。
中上さんは、優花里も気になっているであろう“新しい戦車が登場するかどうか”を確認。水島監督の答えは「たくさん用意しています」というもの。「強いのから弱いのまで、カルロ・ヴェローチェ(CV33)より弱い戦車も登場するかもしれません」と付け足した。
井口さんは、『最終章』の内容について質問。監督によると、『最終章』は『劇場版』の後のお話で、季節は夏から冬へ。この記事にも掲載しているPVでは冬服やジャージなどの新衣装を見ることができる。また観客からは「マリンタワーは壊れるの?」という声が上がっていたが、これについては「壊しません」とのことだった。
また『最終章』の制作状況について水島監督は、「まだ始まったばかりです。シナリオが全体の半分が完成、第1章の絵コンテがもうすぐ終わるところです。来年頭から総力戦といった感じですね」と説明してくれた。
さらに音響については最低でも5.1chで制作すると明言。さらに監督が「4DX向けのカットを作って準備をしておきます!」と言うと、観客&声優陣から拍手と歓声が起こっていた。
また水島監督は、「第1章は『劇場版』の後日談で、日常パートがメインです。戦車戦を期待すると「あれ?」となってしまうかもしれません。戦車戦は第2章からが本番です」と『最終章』の構成について説明。現時点で発表できる情報はここまでとのことだが、ファンは今後も出てくるであろう情報に注目していてもらいたい。
『最終章』についての話が終わると告知のコーナーへ。“セガコラボカフェ ガールズ&パンツァー劇場版”が12月にセガ秋葉原でオープンすることや、『ガルパン』×日清食品コラボ“つるつる作戦”、1月末に追加公演が催されるオーケストラ・コンサート、そして立川シネマシティで11月26日に1周年記念舞台あいさつが実施されることなどが発表された。
各種発表について詳しく知りたい人は、公式サイトや公式ブログをチェックするといいだろう。
ここでいよいよステージ終了の時間に。『ガルパン』の未来についてさまざまな情報が飛び出したステージは、渕上さん掛け声とともに、おなじみである声優陣&s登壇者による「パンツァー・フォー!」で幕を下ろした。
“第20回 大洗あんこう祭”の開会式および、大洗磯前神社でのさまざまな写真が新たに到着。写真とともに振り返っていく。
開会式では渕上さんがあいさつ。また、蝶野さんや杉山プロデューサーも登壇した。
トークショーの写真が新たに到着。中には、この日の観客がいかに多かったのか改めて思い知らされる写真も。
▲渕上舞さん | ▲茅野愛衣さん | ▲尾崎真実さん |
▲中上育実さん | ▲井口裕香さん | ▲水島努監督 |
この日のトークショー後に実施されたヒット祈願の模様。
【『ガールズ&パンツァー』注目記事一覧】
→『ガールズ&パンツァー 最終章』は全6章での劇場イベント上映。第1章は2017年12月公開
→『ガールズ&パンツァー』では戦車ごとに反響音が全部違う。読めば映画をより楽しめる音響制作陣トークレポ
→『ガルパン』ミリタリートークショーをレポ。登壇者が話すたびに驚きが生まれる宝石箱のような45分
→音楽で『ガルパン』の総集編を! オーケストラ・コンサートCD&BD発売記念イベントには渕上舞さんやChouChoさんの姿も
(C)GIRLS und PANZER Film Projekt
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