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2017年10月13日(金)

最強&最胸ゲーム『デッド オア アライブ』シリーズを振り返る。戦いに震える胸の魅力とは!?【周年連載】

文:マスクド・イマイチカワチkbjゴローmegane

 あの名作の発売から、5年、10年、20年……。そんな名作への感謝を込めた電撃オンライン独自のお祝い企画として、“周年連載”を展開中です。

『デッド オア アライブ』周年連載

 第63回でお祝いするのは、1997年10月9日にセガサターン用ソフトとしてテクモ(現コーエーテクモゲームス)から発売された『DEAD OR ALIVE(デッド オア アライブ)』

 格闘ゲームとしてだけでなく、登場するキャラクターの人気の本シリーズ。その主なタイトルや魅力について、キャラクター要素をやや多めにマスクド・イマイチらが振り返っていきます。

3D格ゲー界に乱入(※乱乳ではない)してきたルーキー!

 『DOA』シリーズといえば、今や知らない格闘ゲーマーはいない有名シリーズでコンシューマを中心にリリースしていますが、1作目はアーケード版でした。当時、『バーチャファイター』シリーズ、『鉄拳』シリーズがしのぎを削っていた中に、テクモが参入してきたということで印象に残っています。それが1996年のことでした。

『デッド オア アライブ』周年連載
▲画像は『デッド オア アライブ』のもの。

 特徴として、打撃・投げ・ホールドによる“3すくみ”や、落下することで大ダメージを受ける“デンジャーゾーン”などがありましたが、なんといっても女性キャラクターの大きく揺れるセクシーな胸に目が行かなかった男性はいないと思います! 

『デッド オア アライブ』周年連載
▲画像は『デッド オア アライブ』のもの。

 ですが、そこは中学生男子の私……「格ゲーで女キャラなんか使うの恥ずかしいよなぁ!」的な風潮に囲まれていまして、みんなでゲームセンターに足を運んでもなかなか『DOA』シリーズに手を出せなかった記憶があります。

家庭用発売で安心して(?)女性キャラクターが使えるぞ!

『デッド オア アライブ』周年連載
『デッド オア アライブ』周年連載
▲画像は『デッド オア アライブ』のもの。

 その後『DOA』は、高い再現度でセガサターンに移植されました。それが1997年のこと。小さくガッツポーズを取った中学生男子がそこにはいました。「セガサターンなら、家ならばみんなに見られずに女の子キャラ使えるぞ!」ということでセガサターン版を購入した私でしたが、女の子キャラのモデリングの魅力だけでなく、先に挙げた“3すくみ”のシンプルかつ奥深い読み合い、“デンジャーゾーン”を使った爽快かつ豪快なバトルにハマりました。

『デッド オア アライブ』周年連載
▲画像は『デッド オア アライブ』のもの。

 ちなみにそのころは、メインキャラのかすみに気を引かれつつも、ホールドが楽しいレイファンを使っていました。ティナはときどきだったなぁ。男性キャラでは、『忍者龍剣伝』のリュウ・ハヤブサが出ていたのがファミコン世代の人間からすると驚きでしたね。

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 それからほどなくして、プレイステーション版『DOA』がリリースされ、ティナの父親のバース、かすみの妹のあやねの2人が追加されました。個人的に『DOA』シリーズのキャラで一番好きな、あやねなのです。今やツンデレ、クーデレという設定のキャラはめずらしくないのですが、当時としてはちょいキツめだけどカワイイフェイスな子が私のハートをズキュンと打ち抜きました。動きもトリッキーで使っていて楽しかったのを覚えています。

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▲画像は『デッド オア アライブ』のもの。

 ちなみにこのころには、学校の友だちも『DOA』をこっそり家庭用で遊んでいたのが発覚し、夏休みなどに友だちの家に泊まり込んだ日も、この部屋は『DOA』部屋、この部屋は『鉄拳』の最速風神拳100本部屋などでにぎやかに遊んでいた記憶があります。カッコつけることもなく、女キャラ9割の使用率で遊んでいました。ああ、あのころは若かった……というか幼かった!

 プレイステーション版では衣装の数が増えて、とにかく豊富。アーケードモードのクリアで解放だったと思うのですが、単なる色違いでも新しい衣装が増えるのがとにかくうれしくて、ひたすら遊んでいましたね。かすみのブルマとかね……。

グラフィックが大幅進化! エレナが参戦した『DOA2』

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 世紀末な1999年に、満を持して『DEAD OR ALIVE 2』が登場しました。“NAOMI”というドリームキャストと相性のよい基盤を使っていたため、2カ月後にはドリームキャスト版『DEAD OR ALIVE 2』として移植されました。このスピード感には驚かされましたし、何を隠そう私がドリキャスを買おうと決めたタイトルが『DOA2』でした。

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▲画像は『デッド オア アライブ2』のもの。

 グラフィックが格段に向上し、女性キャラクター(含む男性キャラ)の魅力も大きく増した『DOA2』。個人的に印象に残っているのは、かすみのセーラー服と、あやねのブレザーでした。この2人が戦っているのを見て、格ゲー新時代を感じました……。チラッチラと見えるものが、男子高校生には刺激が強すぎて!!

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▲画像は『デッド オア アライブ2』のもの。

 あとは“レイファン”のチャイナボンテージ! 全身黒くて、チラッチラといろいろ見えて、手袋も……率直に言って「セクシー&キュート&セクシーだなぁ」って思っていて、今でもお気に入りの衣装の1つです。

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▲画像は『デッド オア アライブ2』のもの。

 新キャラとしては、華やかなお嬢様のエレナが参戦しました。キレイな金色の髪などの見た目とは異なり、バトルスタイルは劈掛拳(ひかけん)というギャップがよかったですね。エレナは『DOA』シリーズのストーリーにおいて中枢にかかわるキャラクターです。

 あと、このころからバトル前にストーリー的演出が入ってきたという進化がありました。

 新キャラに天狗、アイン(ハヤテ)、レオンがいましたね、まぁ……今回の記事では、彼らは置いておきましょう。うん、すまない。

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▲画像は『デッド オア アライブ2』のもの。

 また、『DOA2』ではタッグバトルが導入されました。これまた熱くて、レイファンとジャン・リーの中国コンビや、かすみとあやねの不仲だけど姉妹コンビ(制服だとなおよし)なタッグで遊んでいましたね。

ビーチバレーにもチャレンジ! 『DOA3』&『DOA4』時代

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▲画像は『デッド オア アライブ3』のもの。

 さらに時代は進んで2002年『DEAD OR ALIVE 3』がXboxで発売に。コンシューマ版から展開するという手法に、時代を感じました。新キャラとしては正統派のヒロイン的なヒトミ、クールビューティ系のクリスティの2人の女性キャラと、酔拳のブラッド・ウォンが登場したのがこのタイミングです。

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▲画像は『デッド オア アライブ4』のもの。

 ハードがXbox 360に進化した2005年、『DEAD OR ALIVE 4』が登場します。新キャラとしてこころ、エリオット、さらに、2003年にXboxで発売されシリーズを語るうえで外せない『DEAD OR ALIVE Xtreme Beach Volleyball』より、リサ(ラ・マリポーサ)が参戦。この辺りになると、最近のことだと思っていたのですが、もう10年以上前なのですね……。

 システムとしてはほぼ完成されており、めまぐるしく攻防が入れ替わる“3すくみ”を軸に、相手を高所から突き落とすステージ構成など、他の作品にはない『DOA』らしさが確立されたのもこのころかなと思います。

進化はつねに続いていく! 『DOA5』シリーズのバージョンアップ展開

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 そして2012年にPS3/Xbox 360で発売された『DEAD OR ALIVE 5』。このシリーズはバージョンアップを重ねて、ハードの進化をまたいで現在の『DEAD OR ALIVE 5 Last Round』まで続いています。

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▲画像は『デッド オア アライブ5』のもの。

 キャラクターにしぼって話をすると、『DEAD OR ALIVE 5』では女性総合格闘家のミラ、テコンドー使いのリグが追加に。また、発表当時かなり話題となった『バーチャファイター』シリーズとのコラボが実現し、アキラ、パイ、サラの3人がプレイアブルキャラとして参戦してきました。

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▲画像は『デッド オア アライブ5 アルティメット』のもの。

 2013年の『DEAD OR ALIVE 5 Ultimate』では紅葉、レイチェルという『NINJA GAIDEN』からのキャラや、『バーチャファイター』からジャッキーが登場。おっと、アインとレオンもいましたね。さらにマリー・ローズ、PHASE-4、女天狗がアップデートで追加されていき、登場キャラがどんどんにぎやかに。女性キャラクターばかりに目が行きがちですが、意外と(?)男性キャラも追加されているのがミソですね。

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▲画像は『デッド オア アライブ5 ラストラウンド』のもの。

 そして2015年に『DEAD OR ALIVE 5 Last Round』が発売され、現在にいたります。キャラとしては最胸キャラ・ほのか、サイボーグとして復活した雷道、時代と作品を飛び越えた井伊直虎、『THE KING OF FIGHTERS』シリーズから不知火舞と、幅広い追加キャラを使えるようになり、遊びの幅がより広がっています。

今後も最強&最胸ゲームとして続いていってほしい!

 『DOA』シリーズを年代とキャラクターを軸に追いかけてきましたがいかがでしょうか? 3D格闘ゲーム黎明期から間をおくことなく、新タイトルや新キャラを出してきた『DOA』。今回はあまり触れられませんでしたが、『DEAD OR ALIVE Xtreme Beach Volleyball』シリーズから入ってきたユーザーさんも多いかもしれません。

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 このシリーズの『2』が発表されたイベントにいたのですが、日本の報道陣は「……ゴクリ」という感じだったのに対して、海外メディアが「Yeahaaaa!!」と大声を上げて喜んでいたのが思い出です!

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▲画像は『デッド オア アライブ エクストリーム2』のもの。
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 シリーズとしては、DMM GAMESにて『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation』のサービスインが控えています。もはや格闘ゲームとしてだけでなく、キャラクターコンテンツとして進化を遂げている『DOA』シリーズ。今後もどのようなキャラクターがシリーズに参戦、乱入してくるのか楽しみです!(マスクド・イマイチ)

編集、ライターが好きなキャラや作品、思い出を語ります!

カワチ

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▲画像は『デッド オア アライブ2』のもの。

 思い入れの強いキャラは、なんといってもティナ! 初代をプレイして、勝利ポーズの乳揺れに心を奪われたときからの付き合いです。いつもバニーガールを着せて「アメリカのおっぱいしゅごしゅぎぃ」って言ってました!

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▲画像は『デッド オア アライブ5』のもの。

 でも、実はいちばん好きなキャラはザック!! 彼は『4』の真エンディングでの活躍が最高なんですよ。あのクソ強いラスボスを何度も倒すと見れる最後のムービー。絶対に助からない運命のエレナを大笑いしながら救ったザック! あれこそがエンターテイメントの持つポジティブの力だと思いましたね。格好よすぎるぜ、ザック!

kbj

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▲画像は『デッド オア アライブ3』のもの。

 アーケードで見た時に、周りの友だちは揺れる胸に夢中でしたが、個人的にはスカートから伸びた脚に釘付けだったkbjです。女性キャラの中ではTシャツやタンクトップ姿で汗をかく運動少女のヒトミがドストライク! 決して強いキャラではなかったのですが、さわっていて楽しかったのを覚えています。

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▲画像は『デッド オア アライブ ディメンションズ』のもの。

 いろいろな作品があるのですが、個人的には3DS『DEAD OR ALIVE Dimensions』も思い出深いです。下画面をしっかり活用しているのもうれしいうえに、立体視で迫力あるバスト……もといバトルを楽しめたり、裸眼立体視をカットすれば60フレームでなめらかバスト……もといバトルが展開! 他には『VF』や『KOF』シリーズとのコラボがあるうえに長く展開している『5』シリーズも印象的ですね。

ゴロー

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▲画像は『デッド オア アライブ5 アルティメット』のもの。

 女天狗もいいけど、やはり万骨坊(ばんこつぼう)でしょ! 浮かせ技の8Kはガードされても攻め続けられるし、コマンド投げはスゲー減るし、竜巻だって起こせるんですよ。こんなブッ飛んだキャラが1人ぐらいいても……。

 と、いまだに万骨坊が実装されることを心待ちにしているわけです。なんなら『Xtreme』シリーズで出してくれても私は一向に構わんっ!!(男キャラだけのパラダイス設定)

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 そんな個人の願望はさておき、『DOA』シリーズと言えば、開発チームである“Team NINJA”対電撃オンラインの対戦企画が熱かった思い出があります。プロゲーマーのふ~どと餅Aの『VF』キャラ対決マーベラスの高木さんとコーエーテクモゲームスの早矢仕さんのプロデューサー対決など、好カードが多くて興奮しました。機会があるなら、またやりたいですね!

マスクド・イマイチ

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▲画像は『デッド オア アライブ3』のもの。

 本文中でも触れましたが、好きなキャラの変遷としてはホールドが楽しいレイファン→トリッキーな動きのあやねなのですが、最近はマリー・ローズちゃんですなー。あのボディスーツはやばい! フィギュアも予約してしまいました。会社でマリー・ローズちゃんのおしりマウスパッドを使っていたのですが、激しい使い込みによって破損してしまったのが今年一番ショックなできごとでした……ので、テクモさん、再販お願いします!

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▲画像は『デッド オア アライブ5 アルティメット』のもの。

 私自身は格闘ゲームはそんなに得意ではないのですが、『DOA』シリーズはストーリーも楽しいですし、『DOAX』シリーズのような派生もあるので付き合いは自然と長くなって、もう20年以上という現実をこの記事で突きつけられてビビッております。今後もマリー・ローズちゃんを超えるキャラクターが登場する(とは今の時点では思えていないのですが)ことを楽しみにしております!

megane

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 僕が使っていたキャラはザックでした。こんなに女性が魅力的なシリーズなのに、なぜザックだったのか。ザックは人をおちょくったような動きが楽しくて強かったし、『DOA4』では何より衣装がふざけてましたね。宇宙人コスではことあるごとに頭の触覚を光らせていました。また、TGS2012のステージ上で早矢仕Pと対決をしたのもザックでの思い出です。

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▲画像は『デッド オア アライブ5 ラストラウンド』のもの。

 そんな僕が『DOA5LR』で使っているのはレイチェル。やはり人はおっきいおっぱいとセクシーなお尻、年齢不詳B……お姉さんには勝てないってことですよ。

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