文明の協力者から、一躍主役文明へと躍り出たネイティブ・アメリカン3部族。その力はこれまでネイティブ・ライフで報じたとおりの力強いものであった。3部族の猛攻の前にヨーロッパ文明はなすがままに蹂躙されるのか?
いやさ、近世の覇者たるヨーロッパ文明がこのまま黙っているわけがない。今回はDOLスタッフが新たな時代を迎えるヨーロッパ文明を緊急レポート。題して…
本国からの独立を志す文明に…
ライターは出会った。
ワシントン“建国の父”。ワシントンは将校サーベルを使って攻撃する。HPは多いが、戦闘時に倒れてしまった場合は、十分に回復してからでないと味方に救出してもらうことはできない。財宝を拾い集めることができるが、交易所の建造はできない。 |
ライターA“かぎりなくニート”。ライターはノートPCを使って仕事をする。だが、そのパソコンはもっぱら趣味サイトや掲示板のチェックに使われるため、ウィルス感染している可能性が高い。まれに仕事を請け負うが、納期までの完成はできない。 |
ひーとりふーたりさんにんのネイティブ・アメリカン♪ ふー、長かったアメリカ大陸生活も今日で終わりかあ。アステカにスーにイロコイ、いろいろあったなあ……。
革命である!
おわー! だ、誰ッスか!?
英国軍第1バージニア連隊所属、ジョージ ワシントン中佐である。革命である!!
は、はい。
ネイティブ・アメリカン部族の台頭に、このままヨーロッパ文明が屈するわけにはいかん。だが、従来の国政では彼らに屈する日も近いだろう。そこで私がヨーロッパ文明を再び覇者たらんとするべく立ち上がったのである。革命である!!!
ふええ。まあ、がんばってください。
バッカモン! 貴様も革命軍の兵士として、この偉大なる戦いに参加するのだ。ちょっとこい!!
おわーーーーー
うー、なんでこんな重労働しなきゃいけないんだろ。中佐ー、家建てたよー。
うむ。これで植民の時代か。我らヨーロッパ文明の新たな建物、酒場が建てられるであろう。
さ、酒場ッスか。
古来、酒場とは革命が生まれる場所だ。いいからさっさと建てるがいい。
は、はーい。兵士というより町の人の扱いだよね…。
ほーれ。酒場完成だ。ここは傭兵たちが集う場所よ。スイス長槍兵や高地連隊兵、エルメティら、これまでカードを切ることで雇えた軍事ユニットがここで雇えるわけよ。
酒場のユニットは金のみなんだ。人口コストも多めだし、序盤に雇うのは厳しくないッスか?
そのデメリットを補ってあまりあるのが酒場の傭兵たちよ。レネゲードは遠隔攻撃力40の銃歩兵、ピストレロは30。この時代では、酒場では遠隔攻撃に優れたアウトローたちを雇うことができるわ。いずれも序盤の通常軍事ユニットなど敵ではない。
ほええ。あ、教会ではスパイも作成できるようになってるんだ。
スパイも期待がもてる序盤の新ユニットだな。攻撃力は10程度だが、忍び足ができる。しかも傭兵に対して×10、探索者には×20(ウォーチーフには×6)もの攻撃ボーナスを持っておる。
傭兵対策や奇襲攻撃、探索者退治、いろいろできそうッスね。
うむ。酒場は『WC』における我らヨーロッパ文明の大きなアドバンテージだ。さあ、次の時代に移ろうか。
←酒場は木材200で生産可能。金に余裕があるオランダなどでは大きな戦力となりえる。ただし雇える傭兵は4種類で、ランダムで決定される。ほしい傭兵がいない可能性もあるのが弱点だ。
中佐ー。今度は砲兵育成所ッスかー。
うむ。要塞の時代では爆破工作兵、ぺタードが作成可能になる。
樽かかえたおっちゃんたちが出てきたよ。わー、城に爆弾しかけてる!
ぺタードは勇敢なる男たちよ。使い捨ての特攻ユニットとはいえ、その建物攻撃力は1600。なかなか攻略が難しかった砦も、ぺタードの数が揃えば十分破壊可能であろう。
コストは食料50に木100かあ…。近接攻撃だからキッチリ敵軍を追い払ってからぺタードを取り付かせる必要がありそうッスね。
なかなか難しいユニットかもしれんが、それだけに使いがいがあるというものだろう。また、酒場では次々に強力なユニットが作成可能になっている。
うほっ、忍び足が可能な忍者がいるわさ。これはスパイの上位版みたいな奴ッスね。あ、酒場のアップグレードカード切れば、浪人も雇えるんだ。
浪人は攻撃力58に加え騎兵に3倍ボーナス。さらには範囲攻撃も可能。これで金400はなかなかお買い得であろう。
浪人の回し蹴りかっちょいい!! こりゃ金重視で採掘して、傭兵部隊作るのもありですかね。
さあ、いよいよ機は熟した!
←敵の建物に肉薄して、もろとも大爆発! ぺタード1つでHP1600を減らすことができる。5体のぺタードがとりつけば、砦(HP8500)も陥落目前!!
→浪人は範囲攻撃に加えて、騎馬、軽歩兵に攻撃ボーナスを所有する。HPと攻撃力のどちらも高く、まさに全ユニットでも屈指の存在。
砲兵育成所では新たに騎馬砲兵が作成できるようになっている。これは高速移動が可能な砲兵で、素早い運用が可能なファルコネット砲といったところだろう。
あー、砲兵は足遅くていらいらするもんねー。これでハサー部隊に砲兵を含ませたりできるかなあ……。あ、ファルコネット砲が作れなかったポルトガルでも作成できるのは地味にうれしいね。
革命だ!!!!!
わ、またおかしくなっちゃった。
工業の時代では、次の進化を帝国の時代か革命かを選べるのだ。
いよいよッスか!
革命の進化コストは食料1000、木1000、金1000と安めだが、何よりその効果がすさまじい。
それ、革命ボタンぽちっとな。
(簡単な革命だなあ……)。わーーー、中佐、町の人がみんな植民地民兵になっちゃったよ。
革命軍司令官と呼べ!
あ、はい。司令官ー。町の人がいなくなっちゃったあげく、町の中心でも作成不可能だよ~。
うむ。革命とは勇気が必要なものだ。町の人は革命実行以後使用不可能となる。
そんな無茶な!!
しかし町の人全員がスカーミッシャーほどの能力を持つ植民地民兵に変化するのだ。しかもこれらは通常の民兵と違って時間経過でも体力は減らない。大幅な戦力増強といえるだろう。さらには本国との交流を断ったことで、デッキも変化する。
どれどれ…。あれー、4枚しかないよ? ポーカーだってできやしない!
革命後、既存のデッキは破棄され革命デッキとなるのだ。革命デッキは植民地民兵×16、ガトリング砲×4、甲鉄船×2、砦車(砦)×1。だが、すべて使い放題のカードとなっている。
ガトリング砲って名前がしびれるよね! 某大佐の必殺パンチみたい!
それはバリバリバルカンだ。ガトリング砲はポルトガルのオルガン砲と同性能の砲兵だ。建物攻撃力こそほかの砲兵に劣るが、ユニット戦での攻撃力は文句なし。ガトリングの一掃で敵がバタバタ倒れる様は、一度見るとやみつきになろう。
カードはどれも強力だけど、資源確保が一切できなくなっちゃうの怖いよね。まさに一か八か!
リスクのない革命などないものよ。これで本国のエリザヴェスI世もギャフンと言わせてやるわ。なにがヴァージンクイーンだ、あの腐れ●●●の●●●の●●め!!
わー、無茶苦茶だ! あ、そういえば革命起すと国旗が変わるよね。今回はワシントン司令を選んだからアメリカになっちゃったけど、ルベルチュールならハイチかあ。
国ごとに革命後の独立国が違うのは、おもしろいポイントだな。例えばスペインで革命を起せば、革命後はメキシコかチリになる。
ふえええ。まあ、革命成功おめでとうございます。この桜をどうぞ。
殊勝な心がけだな…。
世渡り上手で生きてます。
まあ、ヨーロッパ文明の新ユニット、システムはこんなところだろう。ほかにも交易所をすべて占領したときに「交易所の独占」タイマーを作動させる勝利条件が加わっているが、こちらは先住民族の3部族も実行可能なシステムだ。
優勢だけど、どうにも押し切れない、ってときに狙うとよさそうッスね。
うむ…、まあヨーロッパ文明の特権としては、やはり酒場、ぺタード&騎馬砲兵という新砲兵、そして革命だな。どれもコストやリスクの高いものだから、先住民族とは逆に終盤の優位性や戦略性が増した感じだろう。
3部族の速攻VSヨーロッパ8文明の亀(終盤)戦略って構造がハッキリした感じですねん。アステカやスーの速攻受けて工業の時代までたどり着けなかったりして。プププ。
くっ。まあ、そこは努力と根性とプレイング次第だな。
そしたらワシントンさんたら出番なしだわ。プププッ。
ホアチャア(ボキャ)!
おわーーー、桜がああ!
桜を折ったのは俺だ!!!!
見れば分かるよ!!!
→怒とうの植民地民兵+ガトリング砲ラッシュ。町の人の人数をそのまま戦力とできるのは極めて大きなことだ。相手に革命された場合は、このラッシュをどう乗り切るべきか……。
←海戦でも革命軍の強さは発揮される。甲鉄船のHPは2000。遠隔攻撃は115。フリゲート艦をも上回る脅威の近代兵器である。