【ブレマイ名言集】自分に相応しくないと感じる行動はしないと決めてるんだ（祠堂恭耶）【ブレイクマイケース】

公開日時：2025年02月03日(月) 17:15

　colyより好評配信中の『ブレイクマイケース（ブレマイ）』（iOS/Android）は、カフェーバーと代行サービス、2つの顔を持つ“Aporia（アポリア）”のオーナー代理として、優秀だけど“どこか外れた”スタッフたちを見守っていく、グルーヴマッチパズル×リアリスティックADVです。

　“Aporia”スタッフたちの名言を紹介する連載企画第2回目は、気品と自信溢れる美術講師・祠堂恭耶（福山潤）に注目します。

※本記事には本編やイベントのネタバレになる記述が含まれますので、ご注意ください。

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自分に相応しくないと感じる行動はしないと決めてるんだ

●メインストーリー：Theread1“Phony Violet”

　“Aporia”は業務内容に合わせた6つの部に分かれており、祠堂恭耶は交渉部に所属しています。

　交渉部は名前の通り“交渉”に関わる代行を行っているほか、他部のトラブル処理や人事部も担当していて、いろいろな意味で大変そうな部ですが、本人たちいわく1番働いていないとのこと。

　そして交渉部スタッフはみんな仕事を兼業しており、祠堂は非常勤講師として高校で美術を教えています。

　歴史ある名家の出身の祠堂。言動も持ち物もハイセンスで、すべてが洗練されている祠堂。いつでも自信に満ちていて、ナチュラルに発言が上から目線になることも……。ただ、本人は無自覚のようで、同じ部の在間樹帆と立科吏来に呆れられることもあるようです。

　しかし発言に湿度がなく爽やかで、立ち振る舞いも礼儀正しいため、嫌味や俗っぽい印象にならないところに彼の気品が現れているように思えます。

　今回ご紹介する名言は、そんな祠堂の美学を感じさせる一言です。

　休日に兄・弥代透吾と買い物をしていたアナタは、偶然出会った祠堂に声を掛けられます。兄に紹介した流れで、そのまま3人でお茶をすることに……。

　お茶の席で、芸術の話題で盛り上がる祠堂と透吾。

　複雑な事情のある仕事の話を避けて、踏み込み過ぎないプライベートの話題を広げる祠堂の話術は、とってもスマート！

　また、芸術に関する祠堂の考え方もステキなんです。

　彼はいろいろな考えがあるとしながらも、理解や知識を競うものではなく「自分の琴線に触れるものを愛することが本質であるべき」と語ります。

　知識があればより理解できることも多いですが、見て、聴いてどう感じるか、自分の感性で味わうことも芸術を楽しむ1つの方法だと改めて思いました。祠堂のような先生に教えてもらったら、絶対に美術が好きになりますね。

　すでに芸術に対する自分なりのアプローチを持っている弥代兄妹に対して、祠堂はとても好感を持ったよう。その気持ちを「美しくて好きだ」と言葉にします。

　「好き」は、なかなかに強い力を持つ言葉だと思うのですが、照れることなく口にできる祠堂の真っすぐさが眩しいですね。

　芸術の話題だけでなく、透吾が気にしているであろう仕事の話にもさり気なく触れつつ、和やかな空気のなかお茶の時間は幕を閉じるのでした。

　しかし、透吾が帰ったあとに祠堂が言ったある言葉が、アナタの心をざわつかせます。

　帰りは、車で送ってくれるという祠堂。乗り物は、なんと専用運転手付きの高級セダン！

　祠堂は車に着くまでのあいだにも、自然に荷物を持ったり、歩幅を合わせたりと、完璧にエスコートしてくれます。

　無理にしている様子はなく、祠堂にとっては自然な行動のよう。まるで、物語に出てくる貴公子のようですね。

　その後は祠堂の誘いで、寄り道をすることになります。

　着いた場所は意外にも観覧車でした。彼は、天辺から見る景色が好きなのだそうです。

　自分に気を遣って連れて来てくれた、と思っているアナタに、彼は「自分のため」だと返します。自分の言葉でアナタの表情が曇ったことに、祠堂は気がついていました。

　そのままアナタを帰すのは、「俺がすることじゃないな」と思ったそうです。

　祠堂は「自分に相応しくないと感じる行動はしないと決めてるんだ」と言い、ミスを挽回するために、アナタを観覧車に誘ったと言います。

　彼が自分らしい行動の取捨選択が出来るのは、明確な自分像があり、そこに誇りを持っているからでしょう。理想の自分を、己の行動で築いていける祠堂の生き方は、難しいですが憧れます。

　しかも自分だけがよければというのではなく、アナタの憂いに気づくといった、他者にも目を配った上でそれが出来るのですから、とてもカッコいいですよね。