2026年7月18日、練馬文化センター 大ホールにて、LicoBiTs作品が集結するスペシャルイベント「LicoBiTs FESTA -W Vacation-」が開催されました。本記事では、昼公演の模様を中心にイベントの様子をレポートします。

本イベントでは、女性向けゲームブランド「LicoBiTs」の人気タイトル『泡沫のユークロニア』と、『UN:LOGICAL(アンロジカル)』のキャストが出演。昼夜2公演にわたり、作品の魅力を語るトークやバラエティ企画、朗読劇などが繰り広げられ、会場は終始笑顔と歓声に包まれました。
『泡沫のユークロニア』からは、矢代役の小林千晃さん、帷役の岡本信彦さん、柊役の豊永利行さん、石蕗役の阿座上洋平さんが出演。『UN:LOGICAL』からは、雅火役の大塚剛央さん、宗像 戒役の石川界人さん、永守 藍役の豊永利行さん、ユーリ役の島﨑信長さんが登壇し、作品の垣根を越えた豪華な顔ぶれが実現しました。
バケーション感満載! 夏らしいステージでイベント開幕
会場となった練馬文化センター 大ホールのステージには、ヤシの木やビーチチェアなどが飾られ、まるで南国のリゾートのような雰囲気に。
本編開始前には、『泡沫のユークロニア』で露草役を務める松岡禎丞さんからのビデオメッセージが上映されました。

映像では、“あなたはどっち? リコorビッツ!”と題した2択コーナーを実施。「旅の荷物を入れるなら?」というお題に対し、「何があっても安心! 大きめのスーツケース(リコ)」と「必要最低限! 身軽なリュックサック(ビッツ)」のどちらを選ぶか、会場のお客さんが回答します。最初のお題ではリコ派がやや多い結果となりました。
収録映像ということもあり、松岡さんは「みんなの人生だから、何を選んでも否定はしない。」とコメント。自身は2泊3日の旅行を想定してリコを選んだそうですが、「近場だったら紙袋で行く。」と話し、会場の笑いを誘いました。
その後、波の音とキービジュアル映像とともに本編がスタート。サングラスやアロハシャツなど、夏らしいファッションに身を包んだキャスト陣が登場すると、客席からは大きな拍手が送られます。

『泡沫のユークロニア』と『アンロジカル』の両作品に出演している豊永さんは、それぞれの作品ごとに挨拶を披露。「これからもLicoBiTsに癒着していきたいです。」と冗談を交えながらも、「もちろん役はオーディションで決まりました。」としっかりフォローし、会場を笑わせていました。
オープニングトークでは、メインMCを務める岡本さんを中心に、松岡さんの2択コーナーの話題へ。
ビッツ派だった阿座上洋平さん、豊永利行さん、石川界人さんは「旅行では現地調達派」であることが判明し、中には「パンツも持っていかない」という驚きの発言も。リコ派からは「どういうこと!?」とツッコミが飛び、一瞬ざわつく場面もありましたが、実際は「現地で買う」という意味だったことがわかり、会場は笑いに包まれました。
笑顔あふれるオープニングトークで会場が温まったところで、最初のプログラムとなる『泡沫のユークロニア』朗読劇へ。ステージには『ユークロ』キャスト4名が残り、作品の世界へと観客を引き込んでいきます。
某番組風の演出に会場も爆笑! 『泡沫のユークロニア』朗読劇「イメージアップ大作戦」
幕開けは、石蕗による「銀湾大使の朝は早い。」という、どこか聞き覚えのあるナレーションからスタート。思わず某ドキュメンタリー番組を連想させる演出に、会場からは早くも笑い声が漏れます。

さらに某番組風のテロップと、それらしい雰囲気のヴァイオリンが奏でるBGMが流れ始めると、思わず「何が始まるんだろう?」と引き込まれる導入となりました。
困惑する帷に対し、矢代・石蕗・柊の3人は「銀湾のイメージアップのため、今流行りの“映画”が上映される前に銀湾啓発映像を流そうと姫(主人公)が提案してくれた。」と説明。映像制作が始まることになりますが、そのメンバーに帷はどこか不安そうな様子を見せます。

石蕗は映像演出用のBGMを聴きながら「依ならもっとヴァイオリンを上手く弾ける!」と弟を参加させようと張り切る場面もあり、キャラクターらしさ全開のやり取りに、依の心底嫌そうな顔が目に浮かんだであろう客席からは笑い声が漏れ聞こえます。コミカルな掛け合いが続きながらも、帷のフォローもあって銀湾の啓発映像は無事に完成しました。
物語の終盤では、帰り道で彼女(主人公)と再会。それぞれが彼女へ想いを伝える甘いセリフが続き、乙女ゲームらしい胸がときめくひとときに。ラストは思い出の高台を舞台に、美しい余韻を残しながら朗読劇は幕を閉じました。

続いて披露されたのは、『泡沫のユークロニア ‐trail‐』のOPテーマ『deep blue』を歌う未完成ブレイブさんのライブステージ。繊細なファルセットと息づかいまで伝わってくるような歌声が会場を包み込み、朗読劇の余韻をさらに深めます。

歌唱後には、『泡沫のユークロニア』初の単独イベントの開催が発表されるサプライズも。突然の告知に、客席からは大きな歓声と驚きの声が上がり、期待の高さがうかがえました。
興奮冷めやらぬままキャスト全員が再びステージへ集まり、続いてバラエティコーナー「あなたはどっち? リコ or ビッツスペシャルがスタートします。
キャラクターの主張を後押しする企画「あなたはどっち? リコ or ビッツスペシャル」で白熱バトル
続いて始まったのは、バラエティコーナー「あなたはどっち? リコ or ビッツスペシャル」。
開演前の映像では来場者自身が「リコ」と「ビッツ」を選びましたが、このコーナーでは、なんと出演キャラクターたちが選択することに。その結果に合わせてキャスト陣も2チームに分かれ、それぞれ選んだ理由(主張)を後押しプレゼンテーション。会場の拍手でより多くの支持を集めたチームが勝利となります。
ルールを聞いたキャストからは「自我を捨てるわけね。」「プロの声優らしくなってきた!」と気合い十分な声も上がり、笑いに包まれながら勝負がスタートしました。
時間を止める? 巻き戻す? キャラクターらしさが光る第1問
最初のお題は「不思議な道具を手に入れられるなら?」。
リコ「時間を止める道具」:矢代、石蕗、雅火、ユーリ
ビッツ「時間を巻き戻せる道具」:帷、柊、戒、藍
豊永さんが演じる柊と藍はどちらも同じ選択肢となり、「よかった!」とひと安心する場面も。
各チームを代表してプレゼンを担当したのは、矢代役の小林さんと戒役の石川さん。キャラクターの主張を読み上げながらプレゼンを繰り広げる中、なんとお二人とも言葉に詰まってしまう場面が。奇跡的に、それぞれが「時間を止める」「時間を巻き戻す」かのような展開となり、会場は大きな笑いに包まれました。


最後は石川さんが「止めたいのは時間よりも汗。」と見事に締めくくり、会場から大きな拍手が送られ、ビッツチームの勝利となりました。

100万円の安心か、1億円の夢か!? 豊永利行さんがまさかのワンオペ状態
第2問は、「宝くじが当たるなら?」。
リコ「当選金額は【100万円】 けれどもその情報は誰にも漏れない」:柊、藍
ビッツ「当選金額は【1億円】ただしその情報は知り合い全員に知れ渡る」:矢代、帷、石蕗、雅火、戒、ユーリ
第2問では、まさかの豊永利行さんが"ワンオペ"状態に。

リコチーム代表の藍は、「1億円は危険」と切り出し、「相棒と楽しく使いたい。」「サプライズでアクセサリーを贈ってドキドキさせたい。」と、藍らしく相棒を第一に考えたプレゼンを披露。思わず胸がときめいてしまうような内容でした。
対するビッツチーム代表の帷は、1億円が当たれば犯罪に巻き込まれる危険性があると冷静に分析しながらも、「姫さんとの家を建てる。」「花街や診療所を整備する。」「仲間にも分ける。」と、豪快な使い道を次々と提案します。

さらに、キャスト陣による1分間の追加プレゼンでは、「銀テープの代わりに、お金をバズーカで客席にばらまく!」と大胆なプランまで飛び出し、会場は大盛り上がり。
これに対抗し、豊永さんは「どうも~、柊・藍です!」と、まるで漫才コンビのような軽快な入りで再びステージ中央へ。1分間休むことなく流れるようなプレゼンを披露し、最後にはサングラス姿でガラの悪そうな岡本さんと島﨑さんを指さして、「ほら、ああいう輩が寄って来るよ!?」とひと言。
見事なオチが決まり、会場は大きな笑いと拍手に包まれ、リコチームが勝利を収めました。
豊永利行さん、ついに板挟みに!? 記念日デート対決
最後のお題は「付き合って1年記念のデートなら?」。
リコ「高級なレストランで乾杯」:帷、石蕗、藍、ユーリ
ビッツ「おうちでまったり手作り料理で乾杯」:矢代、柊、雅火、戒
ここでついに、これまで同じ選択肢を選び続けてきた柊と藍が別チームに。どちらも豊永さんが演じるキャラクターということもあり、豊永さんはステージ中央で仁王立ち。「どっちを応援すれば……!」と言わんばかりの姿に、会場からも笑いが起こりました。
リコチーム代表のユーリは、「1年記念という特別な日だからこそ、ロマンチックな時間を過ごしたい。」「家でゆっくり過ごすのはもっと先でもいい。」と、大人びた視点でプレゼン。記念日らしい特別感を大切にするユーリらしい主張に、客席もうっとりと耳を傾けます。

対するビッツチームは、映像で再び登場した露草が代表を担当。プレゼンが終わると、岡本信彦さんが「はい、ありがとうございました」とスタジオさながらに締め、それに対して松岡禎丞さんも映像越しに「はい。以上、松岡禎丞でした。」と応じるという、収録映像とは思えない絶妙な"掛け合い"が実現しました。

あまりにも自然なやり取りに、キャストからは「海外中継!?」というツッコミも飛び出し、会場は大爆笑。
さらに援護射撃の1分間では、大塚剛央さんが「松岡さんがそう言ってるんだから、そうだろう。」と、先輩への信頼(?)を感じさせるひと言を放ちます。さらに小林さんの「1年目でレストランは緊張するよね。」というコメントが多くの共感を集め、ビッツチームが勝利。最後まで自由な空気のまま、バラエティコーナーは幕を閉じました。

英語禁止クッキングに愛の告白!? 『UN:LOGICAL』のコミカルな面に特化した朗読劇
『UN:LOGICAL』朗読劇のタイトルは、「おもてなしバトル! ~勝ち取れ、彼女との未来~」。
戒が自室で目を覚ますと、そこには雅火、藍、ユーリの3人の姿が……。それぞれ別の世界線から集められたものの、全員が同じ彼女と付き合っているという衝撃の状況から物語は始まります。
「ギリギリ付き合ってない。」
雅火のひと言に、開幕から会場は笑いに包まれました。
彼女との未来を守るため、4人はさまざまなおもてなし対決に挑みます。
英語禁止クッキングは大混戦!
最初のラウンドは「英語禁止クッキング」。
料理上手な戒は、必須食材のクラゲを手際よく調理しながらポイントを重ねていきます。しかし、ゲームをプレイしているファンなら思わず「そのクラゲ、大丈夫……?」と少しだけ不安になった人もいたかもしれません。

「キッチン」「サラダ」とNGワードを連発しながらも、「野菜を混ぜた汁」と必死に言い換える姿はさすが。最後には「アレをアレしてアレしとくから!」と、自分でも何を説明しているのかわからなくなってしまい、会場は大爆笑でした。
続く藍は「俺以外の世界は全部壊す……!」と、気合い十分でスタート。しかし、「ゲームをセーブ」とうっかりNGワードを口にしてしまい、戒から指摘されると、相手が戒ということで忌々し気に舌打ちをしながらも挑戦を続ける藍。めげずに応援する戒という、こちらでも弟想いのお兄ちゃんの姿が。(戒と石蕗は仲良くなれそう。)

ユーリは「1日引きこもってアンタのこと独り占めしたいな。」と彼女(主人公)を甘く誘惑しつつも、必須食材のクラゲも手際よくスムージーにして提供。そのそつなくこなす大人の余裕を前に、藍は「かっこいい……!」とすっかり感心した様子です。
さらに、「戒も頼りになるけど……。」と藍から名前を呼ばれた戒は大喜びする一方、「藍の世界で一体何があったの⁉」と驚いていました。
トリを飾った雅火は、開始わずか数秒で「コーヒー」「ケーキ」とNGワードを連発。
「こいつ……ルールをガン無視するつもりだ……!」
そんな周囲のツッコミもどこ吹く風で、「レシピはネットで調べた。」とマイペースぶりを発揮します。大量の減点を受けながらも、戒の「試合に勝って勝負に負けた気分」という締めくくりが、このラウンドを象徴するひと言となりました。
「好き」を使わず想いを伝えろ! 審査員はまさかの犬!?
続くラウンド2では、「好き」という言葉を使わずに彼女への想いを伝えることに。しかも審査員は、まさかの犬です。
トップバッターの雅火が「あんたは特別だ」と語りかけると、犬たちは大喜び。言葉を重ねるたびに犬がどんどん増えていき、気付けば111点という驚きの高得点に。

最終的には部屋に大量の犬が押し寄せ、4人も犬の波にもまれてしまう、カオスながらどこか愛らしい結末を迎えます。
物語のラストでは戒が夢から目覚め、改めて彼女をデートへ誘うことに。笑いに包まれた朗読劇は、ほっこりとした余韻を残して幕を閉じました。

その余韻のまま披露されたナツノコエさんが歌うテーマソング『hug me, teddy』は、朗読劇とはまた違った爽やかな空気で会場を包み込みます。

朗読劇後のトークでは、藍に名前を呼ばれて大喜びしていた戒について話題に。豊永利行さんが大喜びしていた戒にツッコミを入れると、会場は再び大きな笑いに包まれました。
また、「雅火はフルスロットルだったね。」と、最後までマイペースさを発揮していた雅火を振り返る場面も。
さらに、新情報として『UN:LOGICAL』ビジュアルファンブックの発売が発表され、会場では花邑まい氏描きおろしの表紙イラストが先行公開されました。キャスト陣がイラストと同じポーズをその場で再現するサービスも飛び出し、ファンにはたまらないひとときとなりました。

さらに、岡本信彦さんは9月17日に発売予定のLicoBiTs第3弾タイトル『Le Mirage Mystique』が現在体験版配信中である旨もおしらせ頂きました。
ファンへの感謝とともに、笑顔でイベントは幕を閉じる
イベントの最後は、キャスト陣によるアフタートーク。
それぞれがイベントを開催できた喜びを語るとともに、「こうしてイベントが実現できるのも、応援してくださるファンのみなさんのおかげ。」と、感謝の気持ちをまっすぐに届けました。
また、本編では映像出演となった露草役・松岡禎丞さんについても話題に。島﨑信長さんが「映像で出演した禎丞のことも忘れないでね。」と呼びかけると、会場は温かな拍手に包まれました。映像出演ながらイベントの一員として確かな存在感を放っていた松岡さん。キャスト同士の仲の良さが伝わる、心温まるひと言でした。

笑いあり、ときめきあり、そして作品への愛がたっぷり詰まった「LicoBiTs FESTA -W Vacation-」。『泡沫のユークロニア』と『UN:LOGICAL』それぞれの魅力をあらためて感じられる一日となりました。
『泡沫のユークロニア』単独イベントの開催や、『UN:LOGICAL』ビジュアルファンブック発売など、今後の展開も続々と発表されたLicoBiTs作品。これから両作品がどのような広がりを見せていくのか、ますます期待が高まります。