言葉ひとつで少女の運命が分岐する対話型推理ADV『ソフィアは嘘と引き換えに』のシナリオのこだわり。開発が目指したのは、時代を越えて愛される作品【電撃インディー#1485】

文:電撃オンライン

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 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディーでは、5周年企画として“電撃インディー大賞2026”を開催しました。

 その企画でアドベンチャーゲーム部門第4位、総合第4位となった『ソフィアは嘘と引き換えに』についてインタビューを実施。本記事にてその内容をお届けします。


 インタビューにお答えいただいたのは、『ソフィアは嘘と引き換えに』のディレクターを務めたストーリーノートの原翔馬さん。独特なシステムを採用した推理アドベンチャーとしてのこだわりをたっぷりとお聞きしていますので、ぜひインタビューをご覧ください。

 なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

“電撃インディー大賞2026”大賞4位/アドベンチャーゲーム部門第4位受賞!『ソフィアは嘘と引き換えに』とは


 『ソフィアは嘘と引き換えに』はMUTAN×storynoteのタッグで贈る推理アドベンチャーです。

 大統領候補殺害事件の容疑者として逮捕された多重人格の少女ソフィア。

 プレイヤーは精神科医であるフィリップとして、心を閉ざしてしまった彼女の取り調べを担当することに。

 遠隔地にいるフィリップができることは監視、質問、差し入れのみ。

 その限られたコミュニケーションが、ソフィアの中に眠る5つの人格に影響を与えていきます。

 ソフィアがどんな“嘘”を抱えているのか、そして事件の真相とは。

 あなたの些細な言葉ひとつで運命が分岐する緊張感を楽しめる、マルチエンディング"対話型"推理アドベンチャーゲームです。

最も苦労したのはシナリオ。シナリオとシステムの巧みな融合が見どころに【ソフィアは嘘と引き換えにインタビュー】


──『ソフィアは嘘と引き換えに』の注目点を教えてください。

 ゲームシステムの核となる“キーワードによる推理”はもちろんのこと、ソフィアの中に眠る5つの人格すべてを演じ分ける日向葵さんの演技には、ぜひ注目していただきたいです。

 他にも清原紘さんの繊細なキャラクターデザイン、そしてそれをもとに開発パートナーであるMUTANさんが仕上げてくださった3Dモデルなど、見ていただきたいところを挙げていくとキリがないですね。

──開発で苦労したところを教えてください。

 一番苦労したのは、やはりシナリオですね。

 シナリオとゲームシステムが密接に関わり合っているので、特にプレイヤーの推理によってキーワードを導く場面では、情報に過不足がないか、理不尽な難易度になっていないかなど、最後の最後まで調整を繰り返していました。

──開発をするうえで、特に気を付けている点などを教えてください。

 シナリオがプレイヤーの理解を追い越してしまわないように、ということは特に気を付けていました。

 推理の楽しみを奪ってしまわないよう、プレイヤーがどの話を聞いているかによって情報を出し分けたり、情報がどれだけ集まっているかによってヒントの出し方を変えたりといった工夫をしています。

──ゲームタイトルにこめた想いを教えてください。

 ソフィアの中に眠る5つの人格は、それぞれに昏い過去があり、それぞれ違った理由で“嘘”をつくことになります。

 「ソフィアは嘘と引き換えに」に続く言葉は、物語を進めていく中で明かされていきますので、ぜひご自身の目で確かめてみてください。

初ディレクションで見事受賞!パッケージ化や次回作へも意欲アリ【ソフィアは嘘と引き換えにインタビュー】


──ゲームの開発に携わることになったきっかけについて教えてください。

 ゲーム開発に携わるのは今回が初めてで、もともとはリアル脱出ゲームやARG(代替現実ゲーム)の制作をしていました。

 社内で「オリジナルのアドベンチャーゲームを作ろう」というプロジェクトが立ち上がり、そこで企画を出したことをきっかけに、開発に参加することになったのですが、当初はディレクターを任されるとは思っていなかったので、すごく驚きました。

 初めてのことばかりで苦労しましたが、開発パートナーのMUTANさんが支えてくださったおかげでなんとか完成までたどり着くことができたので、本当に感謝しています。

──ここ数年でもっとも感銘を受けた、おすすめのインディーゲームについて教えてください。

 インディーゲームと呼べるかどうか怪しいですが、『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』は、ここ最近遊んだゲームの中でずば抜けて面白かったです。

 プレイヤーをびっくりさせる仕掛けがこれでもかと詰め込まれているだけでなく、群像劇として物語が綺麗にまとまっていて、「いったいどうすればこんなに面白い物語が書けるんだ……」と震えました。

──今後、実現したい野望などありますでしょうか?

 『ソフィアは嘘と引き換えに』をパッケージ化したい!

 ……と思っていますが、キーボード入力が必須のゲームということもありハードルはなかなか高いので、次回作ではそのあたりも視野に入れつつ、まだ誰も見たことがないような新しいアドベンチャーゲームを作りたいと考えています。

──最後にユーザーに一言お願いします。

 電撃インディー大賞2026で『ソフィアは嘘と引き換えに』に投票してくださった皆様、本当にありがとうございます!

 この機会に興味を持ってくださった方は、ぜひぜひ体験版を遊んでみてください!

 アドベンチャーゲームは、時代を越えて長く愛されるタイトルが多いジャンルです。

 『ソフィアは嘘と引き換えに』もそういったタイトルのひとつになれるよう、さまざまな展開を考えていますので、引き続き皆様に応援していただけると嬉しいです!

『ソフィアは嘘と引き換えに』受賞コメント

【電撃インディー大賞2026】第4位について


◆MUTAN 開発者一同

 このたびは素晴らしい賞を本当にありがとうございます。制作中に何度も感じた「届くのだろうか」を、全部肯定してもらえたような気持ちで心から嬉しいです。ゲームを作るって大変ですが、こういう瞬間があるからやめられませんね!

 今回の受賞に感謝を込めて、そしてより多くの方に本作を楽しんでいただけるよう、ささやかながら価格の改定を行いましたので、ぜひチェックしてみてください!

 次にこの物語と出会うのが、あなたであることを願っています。

【電撃インディー大賞2026】アドベンチャーゲーム部門第4位について


◆storynote ディレクター 原翔馬氏

 『ソフィアは嘘と引き換えに』に投票してくださった皆様、本当にありがとうございます!

 数々の人気タイトルが名を連ねる中、皆様にこうして選んでいただけたことが何より幸せです。

 人生で初めて手がけたゲームがこのような賞をいただけるとは夢にも思っていなかったので、受賞の連絡をいただいた時はとても驚きました。

 これを機により多くの方に本作を知っていただき、ソフィアに眠る五つの人格に隠された物語に触れていただけると幸いです。


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