『ダビスタ2』先行レビュー:手触りは変わらずも至るところに進化の跡が! 血統表いらずの超便利仕様も便利。……破産しないようにがんばる!(フラグ)

 ランド・ホーが開発を担当し、長年にわたり多くのファンに支持されてきた『ダービースタリオン』シリーズの最新作、Nintendo Switch 2専用ソフト『ダービースタリオン2』が、ゲームアディクトより9月24日に発売されます。

 そんなシリーズ最新作を先行プレイさせていただきました!

 ライターは、初代FC(ファミコン)版から『ダビスタ』シリーズを遊んでいるおっさ……ベテランです。

 はたして“昔取った杵柄”といばかりに上手にお馬を育てられるんでしょうか?

 久々に『ダビスタ』を遊んだ浦島状態だからこそわかる、昔とどこが変わったのかという点にも注目して最新作のプレイ感覚をお伝えしていきます。

※本記事は『ダービースタリオン2』のネタバレを含みます。

新しいけど懐かしい! 実家のような安心感の牧場シーン【ダービースタリオン2 レビュー】


 筆者の『ダビスタ』歴はFC初代~スーパーファミコン(SFC)の『ダビスタ96』あたりまでがメイン。

 『ダビスタIII』までは実名のライバル馬が登場せず、“アグリキャップ”や“メジロマッコイーン”といった相手と戦っていた、そんな時代です……。

 『ダビスタ』をきっかけに競馬に目覚め、いろいろな本で馬の血統表を調べたり全国の競馬場を見に行くようになったりしたものです。

 当時は『ダビスタ』経由で生まれた筆者のような競馬ファンが本当にたくさんいたんですよ。


 さて昔話はほどほどに、令和の新作『ダービースタリオン2』をいざ触っていきましょう。

 牧場に名前をつけて、季節は春からスタート。

 初期からいる1頭の繁殖牝馬に種付けして時間を進める……この流れは昔とまったく変わらなくて安心します。

 設備も馬の数も資金も寂しい牧場ですが、この状態こそ燃えるのがゲーマー。

 すぐにレースを勝ちまくってデカく発展させてやるっ……!

▲難易度を“カジュアル”と“レガシー”の2モードから選べます。シリーズプレイヤーの意地を見せたいので「できらぁ!」と難しい方のレガシーを選択。この選択がのちに大変な結果に……。
▲勝負服のデザインも細かくカスタマイズできます。水色+赤+白でDOLカラーをイメージしてみました。

 最初からDOL牧場にいた初期繁殖牝馬はジョリージョコンド。

 実在の繁殖牝馬で、ノーザンダンサー系のマルジュの子です。マルジュは日本では宝塚記念などを制したサトノクラウンの父としても知られていますね。

 ちなみに、母(ジョコンダII)も同じで、ジョリージョコンドはサトノクラウンの全姉となっています。

 なお、繁殖牝馬が実名で登場するようになっているのもうれしいポイント。昔は名牝ミエスクがサヨナラという名前で登場していたなぁ。


 主流になっているサンデーサイレンスやキングカメハメハの血が入っていないので、相手を選ばないタイプの血統に見えます。

 初期牝馬とはいえ悪くなさそうですし、さっそく相手の種牡馬を見つくろっていきましょう。


 こちらが本作の核心ともいえる種付け画面ですが、さすがに大昔と比べたら情報が1画面にキッチリ詰め込まれててメッチャ便利!

 最初はどこに注目するかといえば、スピード能力に結びつきがちな“距離適性”、ピークの早さ遅さを示す“成長”、出来不出来の大きさを表す“安定”あたりをとくに見ておくのが過去作ではセオリーでしたね。

 ただ、『ダビスタ』といえば特定の血統の組み合わせによって起きる特殊な配合理論で能力を底上げするのも超大事なはず。

 今作もインブリードはもちろん“ニックス”や“見事な配合”、“凝った配合”など、さまざまな条件を満たした組み合わせを活用すると特殊効果が発動するようです。

 インブリードや特殊配合といえば、昔はプレイヤーが自分で血統表とにらめっこしたり攻略本で勉強したりしながら効果的な配合を探していく必要がありました。

 しかし今は種付け画面に、どの種牡馬を付ければ特殊配合が起きるかどうかが表示されています! 便利なソートもできるから、ぶっちゃけ血統はよくわからんって人でもある程度のよい配合を探し当てることができちゃうんです。


 と、偉そうに語ってる筆者ですが、本作でどの配合理論がどれだけ効果が出るかはまだよくわかっていません。

 けれど、やはり特殊な組み合わせの方がテキトーに種付けするよりは強い馬ができるはず……!

 というわけで“見事な配合”と“凝った配合”が同時に発生する種牡馬・クリエイターIIを1発目に付けてみました。

 種付け料も30万円で安いから、資金カツカツな初期牧場にはちょうどいいですね。

▲過去作では“見事な配合”や“凝った配合”を行うと馬の基礎能力や能力限界を引き上げる効果がありました。今作での効果のほどはまだわかりませんが狙って悪いことはないはず!

 なお、細かい用語は用語辞典で確認でき、競馬や『ダビスタ』の実践的な知識は『ダビスタチャンネル』で学ぶことができます。競馬も『ダビスタ』も何もわからないよ~ってビギナーへのサポートは超厚いと感じました。わからない言葉が出てきたらとりあえずこれを見れば大丈夫。

好事魔多し。順調に進んでたはずの牧場経営に突然のトラブルが発生して……【ダービースタリオン2 レビュー】


 かくしてカレンダーを進めた1年後の春、DOL牧場に初めての仔馬が誕生。男の子です。

 1番目ということで馬名は「デンゲキスタート」号にします。


 次の種付けなどもこなして時間を進めると、2歳になったデンゲキスタートが入厩できるように。

 さっそく彼に合った厩舎を説明文を参考に選びましょう。

▲牧場の仔馬は従業員のコメントによって能力が判明していきます。判明した能力は自動で記録されていくのでとても便利。
▲厩舎には馬をじっくり育てるのが得意、牝馬が得意などそれぞれ得意分野アリ。馬の個性に合わせて選んであげるのがよさそう。
 厩舎での調教や出走レース選択は、調教師さんにすべておまかせしてもいいし、メニューを自分で細かく決めることも可能。

 最初だけおまかせで途中から自力、自力でスタートして途中からおまかせ、もしくはピンポイントでプレイヤーが操作するなど、さまざまなパターンが可能なので臨機応変にいきましょう。

 私はオールドプレイヤーなので、あえておまかせなしの自分メニューでやってみます。

 調教メニュー自体はFCやSFC時代のものがしっかり継承されていたのですんなり対応できました。

 昔は存在しなかった“ポリトラック”や“ゲート”なんていう調教も増えていて、ちょっと楽しい。


 とりあえず安定の「ダート・併せ・一杯」を多用してスタミナと勝負根性を中心に鍛えます。

 馬体重の増減にも気を付けて……と、このへんは完全に昔の『ダビスタ』の感覚でやれてますね。

 そんなこんなでしばしストイックに馬を鍛え続け、さあそろそろレースに出走だぞ! デビュー戦だ!!

 ……と意気込んでいた時、ふと変な画面が。


「ええっ!?」

 いったい何があったのでしょうか!?(後編へ続く)

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