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『スーパーダンガンロンパ2×2』試遊レポート。オリジナル版をベースにより洗練されたグラフィックに。“キョウキモード”のワクワクが止まらない…!

文:米澤崇史

公開日時:

 2027年1月14日にスパイク・チュンソフトから発売予定の『スーパーダンガンロンパ2×2』。本作の試遊レポートおよび、9月17日に開催されたメディアカンファレンスの模様をお届けします。

“キョウキモード”序盤はオリジナル版とほぼ同じ展開に。配られた“キョウキ”がどう影響する?【スーパーダンガンロンパ2×2】


 2012年に発売された『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』をベースに新要素を追加、同じ舞台とキャラクターで、新たなコロシアイを描いたシリーズ最新作『スーパーダンガンロンパ2×2』。

 現行機向けにビジュアルや演出などを刷新した“オリジナルモード”と、『スーパーダンガンロンパ2』をベースに新しいストーリーが展開される“キョウキモード”の2つのモードがどちらも楽しめるようになっています。


 今回行われたメディアカンファレンスでは、その両方のモードを試遊することができました。

 まず新たに追加された“キョウキモード”は、ゲームの序盤、最初の事件が起きる直前あたりのシーンをプレイ。

 今回プレイできたのは途中からのシーンでしたが、モノミが計画した無人島への修学旅行がモノクマによって乗っ取られてしまい、生徒同士の“コロシアイ”ゲームに発展する……という導入は、オリジナル版と同様のようでした。キョウキモードでも、“ジャバウォック島”が主な舞台となるようです。


 今回プレイできた範囲の時系列では、ストーリーの展開にもほぼ違いはありません。モノクマが関与する前から、皆の学園生活での記憶が消されていることが明かされ、“コロシアイ”に勝ち残れば記憶を返してくれると、モノクマが生徒たちを唆そうとするシーン、そこから十神がパーティを開くことを決めるまで、オリジナル版と同様の流れです。


 ただし、キョウキモードでの違いとして挙げられるのが、生徒たちにあらかじめ“キョウキ(凶器)”が配られていること。すでに今回プレイした時系列では、キョウキの配布は完了していたようで、キョウキについて言及する台詞がいくつも登場します。


 オリジナル版と同様に、この時点では十神がリーダーとなって場をまとめており、それぞれに配られたキョウキについては話題にしない、という方向性が示されていました(なのでこの時点では、それぞれに配られたキョウキが何なのかは不明のまま)。


 キョウキモードでは、同じ舞台・キャラクターで、異なる事件が発生すると明言されており、キョウキがどのような形で起きる事件に影響を与えるのかが気になるところ。

 残念ながら今回は実際の事件の発生まではプレイできなかったので、“具体的にどう展開が変わるのか?”までは見られなかったのですが、本当に殺人の凶器として使うこともあれば、配られたキョウキが何かを先んじて知ることができれば、その持ち主に殺人の疑惑を押し付ける……みたいな展開もありそうですよね。

 配られたキョウキがどんな疑心暗鬼を呼んで『ダンガンロンパ』シリーズらしいエゲつない展開を見せてくれるのか、今からワクワクします。


 なお、キョウキモードでは新キャラクターとして“東才空太郎(声:花江夏樹)”が登場することが発表されているのですが、今回プレイした範囲では才空太郎はゲーム内には登場していませんでした。

東才空太郎(声:花江夏樹)


 キョウキモードとオリジナルモードはゲーム開始時にどちらをプレイするか選択する形式なので、キョウキモードの世界では、誰かと入れ替わって最初から才空太郎がいる……みたいなパターンと予想したりもしていましたが、どうやらそうではなかった様子。

 一種のクローズド・サークルであるジャバウォック島にどういった流れで登場するかに注目したいところです。

 なおキョウキモードの試遊では日常パートも少しプレイできたのですが、ダッシュなどが非常に快適な速度になっており、細かい操作周りの改善も行われている様子でした。

“オリジナルモード”は懐かしさと新鮮さが両立した演出に【スーパーダンガンロンパ2×2】


 一方のオリジナルモードでは、事件が発生した際、真犯人を暴き出すために行われる学級裁判のパートをプレイ。

 学級裁判は、議論で最終的に犯人を投票により特定して決め、それが真実であれば犯人が“おしおき”という名の処刑、間違っていればそれ以外の全員が“おしおき”の対象となる、『ダンガンロンパ』シリーズの目玉と言えるパートです。


 それまでの捜査によって得られた言葉の弾丸“コトダマ”をぶつけて、発言者の矛盾をついたり、逆に発言に同意して推理を進展させる“ノンストップ議論”のほか、相手の反論を撃ち落としつつ、言葉の刃“コトノハ”で論破する“反論ショーダウン”、画面に表示される文字同士を組み合わせて、正解のキーワードを探し出す“閃きアナグラム(改)”などさまざまなミニゲーム的要素が存在。


 ただのテキストのやり取りではないのが特徴的なポイントで、アドベンチャーゲームとしてのアクセントになっています。

 裁判が始まったばかりの頃はまったく推理ができていなくても、いざ裁判が始まると少しずつ全貌が見えていきます。


 普通の推理ゲームならこの謎が判明していく過程がとにかく爽快で気持ちいいのですが、『ダンガンロンパ』では“犯人がわかる=そのキャラがおしおきされて死ぬ”ということでもあるので、謎を解くと犯人となったキャラは以降見られなくなってしまいます。

 なまじクラスメートの誰もがいいキャラクターをしているだけに、謎は解けてスッキリしたものの、同時に切なくもある……なんとも言えない感情を抱くことになります。


 オリジナルモードのストーリーは当然オリジナル版と同じですが、学級裁判パートの演出やUIも変わっています。

 ただ、オリジナル版の時点でも学級裁判パートの演出はかなり凝った作りになっていたので、ガラッと変わったというよりは、オリジナル版をベースに、より洗練された演出になったという印象。オリジナル版をプレイした人の中でも、「懐かしい」と感じる人もいれば「新鮮だ」と感じる人もいそうな、絶妙なラインになっているのではないかなと。

 今回体験した中では、“反論ショーダウン”が剣で間違った証言を斬り落とすという演出の小気味よさも手伝って、とくに気持ちよかったです。


 立ち絵や背景のグラフィックも一新されており、こちらはキレイになったことがかなり明確にわかるようになっています。キャラクターがより魅力的に映るようになったのに加えて、オリジナル版はベースがPSPのゲームだったので、大きな画面でプレイすることを想定した前提のUIになったのは、据え置き機やSwitchのTVモードでプレイしやすくなるのではないかと思います。


 オリジナル版のグラフィックをアップデートしつつ、“キョウキモード”によりすでにプレイしたシリーズファンも大注目の『スーパーダンガンロンパ2×2』。

 はたして、“キョウキモード”では誰が犯人になり、誰が犠牲者となるのか。オリジナル版で見られなかったキャラクターたちの一面を見られるのが非常に楽しみです。

 最後に、メディアカンファレンスで行われた、プロデューサーの榊原昌平氏、ディレクターの鈴木崇弘氏への質疑応答の模様を掲載します。

榊原昌平プロデューサー、鈴木崇弘ディレクター質疑応答【スーパーダンガンロンパ2×2】


――キョウキモードについてはテキストも新しくなったかと思いますが、とある実在の作品名が出てきたりしていました。こうしたワードはどのような基準で、どなたが判断して実装しているのでしょうか?

鈴木
シナリオはTooKyo Games様が執筆されており、どのようなワードを使用するかといったチョイスも基本的にはそちらで行っていただいています。

 もちろん、ゲーム内に収録して問題ないかについては弊社でもチェックを行っていますが、いろいろなネタが仕込まれているのが『ダンガンロンパ』らしさでもあるので、その部分も含めて楽しんでいただければと思います。

――ビジュアルのアップデートについて、具体的にこだわった部分や変更点を教えてください。

鈴木
ビジュアルに関しては、完全に「新しいゲームだ」と感じていただけるものを目指し、全体的にアップデートをかけています。見ていただいた通り、ホテルの外観などもすべて変更しました。

 絵作りに関しても、現在の環境向けになっており、当時のPSP版からは全く変わっているため、それに合わせた調整を行っています。

榊原
シリーズ初の試みとして、キャラクターのアニメーションも追加しているので、ぜひ注目していただきたいです。

――実際に触らせていただいたところ、フィールド移動時のダッシュ速度が非常に速いと感じました。 プレイする上での快適さにはかなりこだわられたのでしょうか?

鈴木
そうですね。『ダンガンロンパ』は元々快適に遊べるという点で評価をいただいていたのもあり、会話のテンポや移動など、一般的な操作に関してはさらに遊びやすくなるように心がけて作っています。

 慣れている方はどんどん進めていただけますし、そうでない方への補助機能も用意しています。オプションでダッシュの切り替えが可能になっており、常にダッシュ状態で移動し続けることも可能です。テキストのスキップ速度なども細かく変更できるようになっています。

――マップが新しくなり、ホテルの施設へのアクセスがしやすくなったように感じました。

鈴木
レストランへの入口に看板を置いてわかりやすくしたりと工夫を入れています。3Dで歩くような箇所はある程度制限しつつも、移動に関してはどこも快適になるように調整しました。

 また、今回は実際に触っていただくことができなかったのですが、ワールドマップについては、TooKyo Gamesの小高さんからのアイデアもいただき、島の全体像が見える3Dマップに変更しています。こちらでも、移動が快適になるような操作感を追求しています。

榊原
公開された映像の通り、島の構造や階層が非常にわかりやすくなっており、ジャバウォック島自体がどんな場所なのかということが、より把握しやすくなっていると思います。

製品情報


タイトル
『スーパーダンガンロンパ2×2』 ※「2×2」の読みは「ツーバイツー」

プラットフォーム
Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/PlayStation 5/Xbox Series X|S/Steam/Epic Games Store

希望小売価格
  • 通常版:6,800円(税抜)/7,480円(税込)※パッケージ版・ダウンロード版
  • デジタルデラックスエディション:10,780円(税込)※ダウンロード版

発売日:2027年1月14日予定
ジャンル:ハイスピード推理アクション
プレイ人数:1人
CERO:未定
企画・制作:株式会社スパイク・チュンソフト
開発:ジェムドロップ株式会社

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担当者プロフィール

  • 米澤崇史

    米澤崇史

    :ロボットアニメを愛するライター。 フリーランスの専業ライターとして10年以上活動。複数のアニメ・ゲーム系のWebメディアでコラムやインタビュー記事を担当し、書籍では主に攻略本・ムック本のライティングに多数関わる。ゲーム会社在籍時は企画・プランナーとしてゲーム開発にも参加。 幼少期からゲームに触れ、主にRPG・SRPG・アドベンチャーゲームを中心にプレイし、とくに好きなのは『テイルズ オブ』シリーズや『Fate』シリーズ。ガンダム系のゲームも好み、『スーパーロボット大戦』や『ジージェネレーション』シリーズはほぼ全作プレイ済の大のファンで、人生のベストゲームは『スーパーロボット大戦α』と『ジージェネレーションF』。

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