『幻想水滸伝 STAR LEAP』立ちはだかる強敵に勝つために必要な”天・地・人”、足りないのは…(ネタバレあり)

文:電撃オンライン

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 『幻想水滸伝 STAR LEAP』第3章では、チャオ(主人公)たち一人ひとりに”何を守るために戦うのか”という覚悟が問われていきます。


 仲間を救うため危険を承知で前へ進む主人公、自分なりの誇りを胸に戦うことを決めるシーリーン、友を止めるために成長しようとするカミラ。そして物語が仙郷シャンピアへと舞台を移すと、今度はラチャナたちもまた、それぞれの決断を迫られることになります。


 圧倒的な強敵を前に、主人公たちはどのような力を手にし、どんな決断を下していくのか。新たに描かれる修行や忍びの里ロッカクでの出来事を含め、第3章の見どころを紹介していきます。

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※この記事には『幻想水滸伝 STAR LEAP』のネタバレが含まれます。

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【振り返り】第2章までの出来事。そして、第3章で何度も問われる”何を守るために戦うのか”という覚悟


 ヒスイを助ければ、自分たちの里まで危険にさらす可能性がある。それでも主人公は里の一員としてヒスイを見捨てずに戦う道を選びます。


 一方、シーリーンが見つけたのは、リヤハの一族が重んじてきたものとは異なる、自分自身の誇り。一族の誇りよりも里や仲間を守ることを大切にし、ある重大な選択を行うことになります。


 そしてカミラは、友である●●(ネタバレ自粛)を止めるため、自分自身がもっと成長する必要があると考えて学園へ戻ることを決意。


 立場も答えも違う。しかし共通しているのは、誰かに決められたわけではなく自分自身で大切なものを見極め、選んだということです。

 第3章では、この”覚悟”というテーマが物語の進行とともに、さらに多くの人物へと広がっていきます。

”天・地・人”が示す強敵への活路。最後に必要なのは人の和


 ロッカクの里での出来事を経て、主人公たちは再びシャンピアへ。

 強敵との戦いが迫るなか、アウンがラチャナへ問いかけたのは天・地・人とは何か、というものでした。


 ここから、それまで別々に描かれてきた第3章のテーマが、一気にひとつへつながっていきます。

天の時と地の利はそろった。足りないのは人の和


 アウンの問いに対してラチャナが答えたのは、「天の与える好機も有利な土地条件には及ばず。土地の有利も、民心の和には及ばない」という教え。

 センレン寺では兵法も教えられており、門子であれば誰もが知る言葉だといいます。

 強敵が時間の猶予を与えたことで、主人公たちは準備を整えるための”天の時”を得ました。

 さらに戦いの舞台となるのは、特殊な力に満ちたシャンピア。こちらには”地の利”があります。

 しかし、最後に残されていたのが”人の和”。

 シャンピアには強敵と戦おうとする者がいる一方で、当然ながら逃げたいと考える者もいます。いくら戦うための時間と場所が整っていても、人々の心がひとつになっていなければ、力を最大限に生かすことはできません。

 そしてアウンは、その人々の心をまとめる役目は、すでにこの世の人間ではない自分ではなく、シャンピアを背負うラチャナにしかできないと託します。

多数決を捨てたラチャナ。「あなたたちの心が望む道に従え」


 シャンピアでは、重要なことを多数決によって決める慣習があります。

 実際、主人公たちがシャンピアへ入ることを認められた際にも、その慣習に従って多数決が行われました。

 しかし、ラチャナが考えたのは今こそ多数決を捨てるべきだということ。


 仮に多数決で戦うと決まったとしても、本心では逃げたいと思っている者まで戦場へ向かわせてしまえば、その者は本当に力を尽くして戦えるのか。ましてや、そのまま命を落としてしまったとしたら、それはラチャナが望む形ではありません。

 ロッカクの里で、古くからの掟よりも大切なもの、守らなければならないものがあると学んだラチャナ。

 だからこそ彼女は、多数決によって人々の道を決めるのではなく、「あなたたちの心が望む道に従え」と告げます。


 そして自分自身は、たとえ誰も共に戦わなかったとしても、シャンピアとそこに暮らす人々を守るために強敵へ立ち向かうと宣言。

 修行で主人公を導いたとき以上に、”里を導く者として何を守るのか”というラチャナ自身の答えがはっきり示される場面であり、第3章でも特に印象に残ったシーンでした。

一人ひとりの覚悟が”人の和”へ。その力は強敵に届くのか


 振り返ってみると、第3章では最初から一貫して、登場人物たちに”自分は何を守るのか”という問いが投げかけられていました。

 それぞれが自分なりの答えを見つけ、下してきた決断は、やがて人と人をつなぎ、”人の和”へと収束していきます。

 ただみんなで力を合わせれば強いという精神論ではありません。登場人物たちが自分の意思で同じ場所に集い、その思いが実際の力へと変わっていくのが、第3章のおもしろいところです。

 それぞれが選んだ”心が望む道”と、そこから生まれた人の和は、圧倒的な敵へ届くのか。その先は、ぜひ第3章で見届けてほしいです。

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