ACT『ロードス島戦記 DWL』をレビュー。原作ファンだけでなく万人におススメな理由がある【電撃冬アニメ×ゲーム】

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 テーブルトークRPGの誌上リプレイに端を発し、日本のファンタジー作品の金字塔となった『ロードス島戦記』。特にヒロインであるエルフのディードリットは、出渕裕氏のイラストが人気を博し、以降の日本のエルフ像を定めたとも言われています。

 先日30周年を迎えた本作ですが、このディードリットをプレイヤーキャラクターとしたPS4/PS5/Switch/Xbox Series X|S/Xbox One用2D探索型アクション『ロードス島戦記 -ディードリット・イン・ワンダーラビリンス-』が12月16日に発売となります。

 “メトロイドヴァニア”ジャンルの作品として気になっているであろう人も多い本作。この記事では、その序盤をプレイしてわかった魅力をお伝えしていきます。

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メトロイドヴァニアって?

 知っている方にとっては今さら説明するまでもないことですが、「メトロイドヴァニアってなに?」という人もいらっしゃると思いますので簡単に。いわゆる“メトロイドヴァニア”とはサイドビュータイプのアクションアドベンチャー作品の1ジャンルです。

 『メトロイド』と『キャッスルヴァニア』(『悪魔城ドラキュラ』)は、日本のみならず海外でも大変な人気で、いまだに多くのファンを擁しています。この2作品にインスパイア―ドされた作品群をこのようなジャンルとしてカテゴライズしているわけです。

 武器、魔法といった手段での攻撃と経験値獲得による成長システム、アイテムの購入といったRPGの要素を持ちつつ、ギミックを発動させて迷宮の謎を解き明かしていく……というアクションアドベンチャー要素の比重が大きいのが特徴です。

  • ▲武器である弓矢は、同時に離れた場所の仕掛けを作動させるために重要なアイテムです。

  • ▲途中で獲得できるスライディングは、こういうせまい場所を通るために必要になります。

二体の精霊、シルフとサラマンダー

 ゲーム開始直後には、ディードは精霊の加護をうけていませんが、途中で風の精霊シルフ、さらに火の精霊サラマンダーを仲間にすることができます。これらの精霊は、切り替え式で、彼女に加護を与えます。

 例えばシルフなら、攻撃に風属性が追加されるだけでなく、ジャンプボタンを押し続けることでホバリングが可能です。またホバリング状態で上キーをさらに入力することで、ジャンプよりも高い場所に届くことも可能になります。

  • ▲ダメージ床などを通過するためにはシルフの加護が必要です。

 サラマンダーは移動の補助を行えませんが、火薬の入った樽を破壊するといった使い方ができます。また、スライディング時には無敵状態になるといった特徴もあります。迷宮を徘徊するモンスターには属性があり、弱点属性で攻撃しないとガードされてしまうので、精霊を切り替えつつ探索を行うわけです。

  • ▲属性の説明。ゴブリンチーフの場合、風属性は2、光属性は1。つまり、シルフであれば、効率的にダメージを与えられます。

  • ▲リザードマンは火属性6を持っています。これはサラマンダーではダメージを与えられないということ。

  • ▲属性を持つダメージゾーンでは、同属性であれば通過が可能になります。

物語の始まりは……

 物語は、ディ―ドが見知らぬ場所で目覚めるところから始まります。先日発表された最新作『誓約の宝冠』に至るまでのミッシングリンクが語られるそうですが、登場人物たちは『ロードス島戦記』ではおなじみの面々。

 カーラがレイリア=カーラであったり、死んだはずのギムが出てきたりと原作における“灰色の魔女”のころの話かと思いきや、ダークエルフのピロティースと面識があったりと時系列が少し不思議な感じになっています。ストーリーは原作者・水野良先生監修によるものなので、この時系列の混乱にも絶対に意味があるはず。原作ファンならそうした違和感もふくめてストーリーをより楽しめるでしょう。

  • ▲どうやらディードは、カーラの策謀でこの世界に迷い込んだ模様。

  • ▲パーンの後を追うように迷宮の深部へと進む。

  • ▲迷宮の導き手となるスレイン。

  • ▲死んだはずのギムはアイテム屋として登場。

  • ▲ウッドチャックは酒場で賭場を開いている。

  • ▲賭場では、振られたサイコロ3つから数字を当てるもの。大小や組み合わせなどで配当のレートが変わります。

  • ▲ステージ1のボスである。水竜エイブラ。

メトロイドヴァニアとして幅広くオススメできる逸品

 いわゆるキャラクターゲームにカテゴライズされる本作ですが、原作を知らないからといって楽しめないものにはなっていません。ストーリーや世界観を知らなくても、ゲームとしてしっかりと楽しめます。

 そう言ってしまっていいほどにメトロイドヴァニアとしての完成度は高く、パズルや謎解き要素はもちろんのこと、アクションの気持ちよさ、ピクセル(ドット)で描かれるキャラクターモーションの多さや滑らかさなど、丁寧なつくりがプレイアビリティの高さ、ゲームの肌触りのよさに繋がっています。

 難易度に関してもバランスがよく、アクションが苦手であっても、強力な武器の購入などで進行が楽になるといった配慮もなされているところも非常にいいですね。

 メトロイドヴァニアというジャンルが好きな人や『ロードス島戦記』の世界観が好きな人には間違いなくオススメ。それだけでなく、こうしたジャンルの作品に初めて触るという方も決して損はしない。それくらいオススメできる懐の広さを持った作品になっていますよ。

  • ▲迷宮内に配置された妖精界への門。いわゆるワープゾーンを駆使すると移動が楽になります。

  • ▲武器には攻撃力のほかに、攻撃回数も設定されています。このほか武器によりリーチも異なるので、かならずしも攻撃力が高い武器=強い武器とならないのです。

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©水野良・グループ SNE/KADOKAWA/Team Ladybug・ WSS playground

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ロードス島戦記 -ディードリット・イン・ワンダーラビリンス-

  • メーカー: WSS playground、PLAYISM
  • 対応機種: PS5/PS4/Switch/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam)
  • ジャンル: ACT
  • 発売日: Steam版発売中、PS5/PS4/Switch/Xbox Series X|S/Xbox One版2021年12月16日
  • 価格: パッケージ版3,980円(税込)、ダウンロード版2,480円(税込)

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