『ぽっぷるメイル(PC版)』30周年ストーリーまとめ:賞金稼ぎの旅…のはずが、世界を救う大冒険に!?【ファルコム40周年特集】

電撃オンライン
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 2021年3月9日に日本ファルコムは創立40周年を迎えました。これを記念して、電撃オンラインでは日本ファルコムに関する企画記事を展開していきます。

 そして、本日12月20日、1991年(平成3年)に発売された『ぽっぷるメイル(PC版)』が30周年を迎えたことを記念して、ゲームプレイバック記事をお届けします。

ぽっぷるメイル(PC版)
・発売日:1991年12月20日
・機種:PC-8801mkIISR/88VA
・メディア:フロッピーディスク
・ジャンル:A・RPG
・価格:¥8,700(3%税込)

[備考]
・PC(PC-9801)、SFC、PCエンジン スーパーCD-ROM2、メガCDでも発売された
・PCエンジン スーパーCD-ROM2版はNEC ホームエレクトロニクス、メガCD版はセガから発売された
・プロジェクトEGG(PC )でPC-8801mkIISR版、PC-9801版がダウンロード販売中

『ぽっぷるメイル(PC版)』とは?

 おてんば娘のメイルが、魔術師のタット、怪獣のガウとともに冒険するサイドビューのA・RPGです。最初は賞金首のマテリアルを捕まえることが目的ですが、途中からは復活した魔神を倒すという壮大なスケールの冒険へと変わっていきます。

 行く先々では問題児のブラッキィが騒動を起こし、メイル達がその尻拭いをするパターンが多くありました。

  • ▲仲間にしたタットやガウは、プレイヤーキャラクターとして使用できる。キャラクターごとのイベントを見たり、敵やステージの地形に応じて変更したりすることも本作の醍醐味だ。

 こちらでは、『日本ファルコム30周年公式記念本 Falcom Chronicle』(発行:KADOKAWA)に掲載されていた、ストーリープレイバック部分を再掲載。

 賞金稼ぎメイルが辿ったドタバタの大冒険を、あらためて振り返っていきます。

『ぽっぷるメイル(PC版)』システムチェック

■アクション

 基本アクションは、移動、ジャンプ、攻撃の3つ。メイルは体当たりでダメージを与える接近戦タイプ、タットは魔法弾を放つ遠距離戦タイプ、ガウはブレスや尻尾で攻撃する中距離戦タイプとなる。なお、ガウ>メイル>タットの順にジャンプ力が高い。

■ショップ

 装備品や回復アイテムはゴールドで購入できる。入店するキャラクターによって品揃えが変わる。

『ぽっぷるメイル(PC版)』ゲームプレイバック

PROLOGUE

 賞金稼ぎのメイルは、今日も獲物を追っていた。すると、そこへ50万ゴールドの賞金首であるナッツ・クラッカーが現れる。願ってもないチャンスだと思いきや、あっさり逃げられてしまい、賞金稼ぎを廃業することも考えながら途方に暮れる。

 そんなとき、ふと砦の酒場に立ち寄ってみると、店主から200万ゴールドの賞金首マテリアルの話を聞かされる。思いがけない情報を得たメイルは、最後にひと花咲かせようとマテリアルを捕まえる旅に出かける。

  • ▲マテリアルとのめぐり合いが、メイルの運命を大きく変えることになる。

01 ブラッキィとの出会い

 マテリアルを捜しにエルフの森へ入ると、木の上にいるブラッキィに呼び止められる。化物から逃げ出したはいいが、下りられなくなったらしく、村の人を呼んできてほしいとのこと。メイルは初対面にもかかわらず、ブラッキィにこっぴどく説教をかます。

02 エルフの村で救助を要請

 エルフの村の兵士にかけ合い、仕方なしに木の上から下りられなくなったブラッキィのことを話す。村人によると、ブラッキィはやっかいごとばかり起こす村の問題児らしい。なお、ここにはショップがあるので、所持金で防具を買って防御面を強化しておく。

03 村の出口でナモと知り合う

 ブラッキィのことを兵士に伝えて出口に向かうとナモと出会う。ナモは自分の村をマリオネット強盗団に襲われたらしく、その足どりをつかむためにここまできたようだ。メイルが賞金稼ぎで、かつ以前に強盗団を追いかけていたことを知ると協力を求めてくる。

04 赤いマントの男からの依頼

 エルフの森の出口では、赤いマントの男が化物のせいで先に進めず困っている。目的はくしくもメイルと同じで、最近、急におかしくなった師匠(マテリアル)を説得するために捜しているとのこと。この赤いマントの男こそ、のちに仲間となるタットである。

05 ウッドペッカーペンチとのバトル

 タットが倒せなくて困っている化物とは、森の出口に立ちはだかるウッドペッカーペンチ。ジャンプで足場を点々と移動しつつ、爆弾を複数ばらまいてくる。初めてのボス戦となるが、密着してしまえば爆弾を食らうことはないので、メイルにとっては戦いやすい。

06 閉じ込められたナモを救出

 大樹木の塔を上っていくと、牢屋でナモが助けを求めている。どうやらマリオネット強盗団の手下に閉じ込められてしまったようだ。その先にいるみじゅくモノという化物から牢屋の鍵を手に入れてナモを助け出すと、お礼に自分の村へ案内してくれる。

07 ゴーレムの塔をしきるウッドゴーレム

 大樹木の塔を抜けてゴーレムの塔へ行くと、ボスであるウッドゴーレムが登場。腕を伸縮させて繰り出すパンチは強力だが、背後に回り込めばほぼ無力化できる。ボディのスペアは無限にあるため、ボディを壊したあとに逃げ回る頭を破壊しないと倒せない。

08 捜し求めた賞金首マテリアルの登場

 自慢のウッドゴーレムが敗れ、動揺して思わず姿を現すマテリアル。ひと足先にタットも来ていたが、師に向かって説教をしたことから牢獄に入れたという。目的の賞金首を目の前にしたメイルは捕まえようとするが、すんでのところで逃げられる。

09 見習い魔術師のタットが仲間に加わる

 師の説得に失敗したために、ゴーレムの塔に幽閉されているタット。牢屋から助け出すと、マテリアルを追う旅の仲間に加わってくれる。見習い魔術師のためか、タットはファイアの魔法しか使えないが、離れた敵を遠くから倒せるので非常に心強い。

10 マテリアルを追って古代の洞窟へ

 タットの情報によると、マテリアルは古代の洞窟へ向かったという。その内部は、マテリアル率いるモンスター軍団があふれる、かなり危険な場所らしい。また、ブラッキィが笑いながら古代の洞窟に向かうのを目撃したとの情報もあり、嫌な予感しかしない。

11 風見の穴で待ち伏せするマテリアル

 古代の洞窟にある風見の穴へ入ってすぐのところで、モンスター軍団を引き連れて待ち伏せするマテリアルと対面。戦いになるかと思いきや、突如マテリアルが雷光とともにさらわれてしまう。ここで、マテリアルを裏で操る怪しい存在が垣間見える。

12 お騒がせ男のブラッキィと再会

 洞窟の奥へ進むと、エルフの森で助けたブラッキィと出会う。先へ進むのに邪魔な岩をどかすためにブラッキィはお手製の爆弾で壊そうとするが、事態は逆に悪化。崩れた岩に閉じ込められたブラッキィを救出するため、岩を取り除くものを探すことに。

13 ツルハシを使ってブラッキィを救助

 エルフの森でブラッキィの爆弾を手に入れ、その爆弾で古代の洞窟にある壁を壊してツルハシを入手。その後、閉じ込められたブラッキィがいる場所に戻って岩を取り除いてあげると、ブラッキィはメイルからツルハシを取り上げてさっさと奥へ行ってしまう。

14 穴に落ちた怪獣達を助け出す

 ブラッキィのあとを追って化石の洞窟へ。しばらく進むと、穴の底から助けを求める声が聞こえる。ハシゴを手に入れ、再び声が聞こえた場所でハシゴをかけてあげると怪獣達を救助できる。なお、このあとに怪獣の村へ行くと、お礼にリンゴをもらえる。

15 怪獣に捕縛されたマテリアル

 怪獣の巣の奥でマテリアルが捕縛されている。古代の洞窟で消えたあと、マテリアルはあるお方から制裁を受けていたようで、そこを怪獣に助けられたらしい。しかし、洞窟に棲むゴルアデスを利用しようと企んだのがバレて、怪獣に閉じ込められたという。

16 洞窟の主ゴルアデスが目覚める

 怪獣達が大騒ぎしていると思ったら、またもやブラッキィの仕業。爆弾の爆発音でゴルアデスという化物を目覚めさせてしまう。怪獣のガウは、ゴルアデスを倒してくれればマテリアルをメイルにわたし、自分が部下になってもいいと交換条件を突きつけてくる。

17 サンダードラゴンとの対決

 ゴルアデスの棲家へ向かおうとすると、サンダードラゴンに出くわした。サンダードラゴンはゴルアデスの手下のようで、メイル達を先へ行かせてはくれない。ここでのバトルは、上下に動く足場に乗りつつ、ブーメランなどの遠距離攻撃でダメージを与えていく。

18 怪獣の宿敵ゴルアデスを撃破

 サンダードラゴンを倒してゴルアデスの棲家へ向かう。ゴルアデスは崖の上から下りず、巨体を生かした落石や口からのブレスで攻撃するほか、下では小さなドラゴンが突撃してくる。ここでも、サンダードラゴン戦と同じく、ブーメランや魔法が有効になる。

19 怪獣のガウが仲間になる

 ゴルアデスを倒すと、約束どおりガウがメイル達に同行するようになる。メイルはブラッキィからツルハシを取り上げてマテリアルを捕縛し、そのまま連れ出す。これまでにさんざんな目にあわされたメイルは、マテリアルをかなり手荒に扱う。

20 魔神の財宝を狙いドワーフ鉱山へ

 賞金をもらおうと砦に戻ると、襲撃されたかのような惨状だった。マテリアルは、自分が封印を解いた魔神の仕業だと語る。賞金がもらえないと知ったメイルは魔神の財宝狙いに目的を切り替え、マテリアルを置き去りにして、ドワーフ鉱山へ情報集めに向かう。

21 鉱山の奥地で細工師のヤコブに出会う

 鉱山の奥には、細工師のヤコブがいる。彼はブラッキィの親友で、彼のことをいいやつだという。ほかのドワーフとは違ってヒゲを剃っていることも含めて少々変わり者で、メイルは妙な腐れ縁を感じる。魔神の封印についての情報は、ここでは特に得られない。

22 メイル達の行く手を阻む人民解放軍

 ヤコブとの会話後、来た道を戻ると鉱山が掘り進められており、人民解放軍のアジトに行ける。アジトを通り抜けようとするが、門番の兵士に通行止めだと言われて、門前払いに。鉱夫の話によると、人民解放軍の頭目は細工物を欲しがっているらしい。

23 人民解放軍の頭目エリクの罠

 ヤコブに細工物をもらい、アジトの門番と話すと、頭目のエリクが現れてあっさり中へ通される。しかし、これはエリクが3人を捕らえるための罠。騎士団に救出されたマテリアルが3人を砦の襲撃者に仕立て上げたため、メイル達は賞金首となっていた。

24 ドワーフの村が何者かに襲撃される

 罠から脱出したメイル達がエリクを追っていると、その途中でヤコブとブラッキィに出会う。ヤコブがぜひにとメイル達をドワーフの村に案内するが、村は焼き討ちされてドワーフの宝である神聖な銀が盗まれていた。ヤコブは、人民解放軍の仕業だと激怒する。

25 魔力から生まれたミスリルゴーレム

 古代神殿でついにエリクを追い詰めるが、エリクは賄賂としてわたした細工物の魔力を利用してミスリルゴーレムを生み出す。ミスリルゴーレムは表面が非常に硬く、顔が出ているときにだけダメージを与えられる。ジャンプからの押しつぶしは特に危険だ。

26 モンスター軍団の親玉ツェイマー登場

 再びエリクを追って進むと、エリク達の主であり、この島の支配者であるツェイマーがメイル達を始末しに現れる。いきなり戦いになるが、デカい口を叩くわりには、あまり手ごたえもなく倒せる。しかし、これはツェイマーの巧妙な罠だった。

27 魔神について詳しいルードゥル

 魔神封印の情報を求めて、長老ルードゥルがいる古代神殿の上層に向かう。そこで、またまたブラッキィの登場。見えない壁に足止めされるメイルを見て、彼は爆弾で事態解決を図る。この騒ぎで警備のゴーレムに囲まれたが、目的の長老に会うことができた。

28 ルードゥルがツェイマーにさらわれる

 結界を解除してもらい、ルードゥルの案内で神聖な場所へ。そこで彼が魔神の封印について話を始めると、倒したはずのツェイマーが出現。彼はやられたふりをして、メイルの影に潜んでいたのだ。ルードゥルはさらわれ、封印のことは聞きそびれてしまう。

29 ツェイマーに裏切られたエリクの最期

 ツェイマーに追いついたメイルだが、後ろからエリクが兵士を率いて登場。しかし、ツェイマーはエリク達を裏切り、メイルもろとも火の海に沈めようと罠を作動する。エリクは、細工物に残されたわずかな魔力でメイルと兵士を助け、自らは身投げする。

30 我が身を犠牲にしたエリクの弔い戦

 敵だったとはいえ、最期の状況で自分を助けてくれた恩を受け、メイルはエリクの仇としてツェイマーに挑む。ツェイマーは2本の右手からドクロを伸縮させるため、近づくのが難しい。ドクロを回避しながら、ブーメランで地道にダメージを与える。

31 魔神の力を得たツェイマーとの戦い

 火の海に飛び込み、魔神ガイストレイスから授かった力を解放するツェイマー。体の中心にあるコアが弱点で、手を分離させて斬りつけたり、火の玉を落下させたりして攻撃してくる。火の海で近づけないため、足場からブーメランや魔法で的確にコアを狙う。

32 4つの水晶玉を求めて氷山へ

 ツェイマーを倒し、捕らわれていたルードゥルを助け出すことに成功。彼によると、魔神は、4つの水晶玉によって氷に覆われた島に封印されていたとのこと。だが封印はすでに解かれているため、水晶玉を手に入れて再度魔神を封じ込めなければならない。

33 不審者と疑われてペンギンに捕まる

 意気揚々と氷山に到着するも、いきなり門番のペンギンに怪しまれ、投獄される一行。すると、なぜか同じ牢の中にブラッキィの姿が。彼は海賊船の宝を狙ってここまできたらしく、水晶玉の話をすると、手に入れたら高く売ろうといってメイルを困らせる。

34 ペンギン族の皇帝がメイル達を解放

 牢獄の番人に話しかけると、水晶玉にまつわる伝承を知る皇帝が現れ、メイル達を牢から出してくれる。皇帝の話では、水晶玉はこの国の象徴で、調和を保つ大事なものだという。それが魔神の手下に奪われたため、皇帝は1人で取り戻しに向かうのだった。

35 氷漬けのブラッキィが行く手を阻む

 皇帝には外に出ないようにと言われたが、水晶玉を手に入れるためにも、ここに留まっているわけにはいかない。氷山を進んでいくと、ブラッキィが氷漬けになって道をふさいでいる。氷を溶かすため、ドワーフからお湯とお茶をもらいに戻ることに。

36 マテリアルとナッツ・クラッカー

 リップの山を登る途中、砦から逃げたマテリアルと、マリオネット強盗団の首領ナッツ・クラッカーがつるんでいるところを発見。メイルは賞金首が2つ揃ったと意気込んでいたが、ナッツ・クラッカーの手下によって、今度はメイルが氷漬けにされてしまう。

37 ブラッキィなりの恩返し

 メイルならマテリアルとナッツ・クラッカーを倒してくれると思い、隠れて様子を見ていたブラッキィ。氷漬けになったメイルを助けようにも溶かすものがないため、壁にぶつけるといった強引な方法をとる。一応、助かりはしたが、メイルはかなりご立腹の様子。

38 リップを倒して水晶玉を手に入れる

 頂上付近では、魔物のドッケンの命令でこの山をしきっているリップと遭遇する。皇帝のことを聞くと、姉のラップが「だまらせる」と言って連れて行ったとのこと。リップが乗っている玉こそが求めていた水晶玉であり、会話後にリップとの戦闘に突入する。

39 難破船に乗り込んでラップを倒す

リップの山を越えて難破船へ。ここではラップが待ち受けており、妹のリップと同様に水晶玉に乗っている。皇帝は自分が始末したと言い、同じ目に合わせようとメイルに襲いかかってくる。ラップはリップよりも攻撃が激しく、倒せば2つ目の水晶玉が手に入る。

40 魔物のドッケンとの戦い

 水晶神殿では、3つ目の水晶玉を持っているドッケンがいる。リップやラップを指揮するドッケンとは、ラップが始末したと言っていた皇帝のことだった。正体がバレた皇帝は魔神から授かった力を解放し、異形の化物へと姿を変えてメイル達を潰しにかかる。

41 魔神の居城アルカザール城へ

 3つ目の水晶玉を手に入れたメイル達は、魔神がまだ完全に復活していないことを祈り、最後の水晶玉を探しにアルカザール城へと向かう。メイルの目的はあくまで魔神の財宝で、それが世界を救うことにつながっていることを本人はわかっていない。

42 復活した魔神が次々と登場

 アルカザール城では、正面障壁、宝物庫、地下迷宮のそれぞれの場所に、カギ、水晶玉、宝玉といった先へ進むためのキーアイテムを持つボスが登場する。魔神というだけにどれもかなり手強く、相性のよいキャラクターを選んでいかないと倒すのは難しい。

43 マテリアルの野望に加担したヤコブ

 宝玉宮にはヤコブとブラッキィがいる。ヤコブは、盗まれた銀を取り返してあげるとマテリアルに言われ、何も知らずに魔神のボディパーツを作り上げた。結果として、ヤコブはマテリアルの野望の手助けをしたことになり、魔神の降臨が間近に迫ってしまう。

44 宿敵ナッツ・クラッカーとの激闘

 奥に進み、マテリアルとナッツ・クラッカーに追いつく。ここで、メイルが今までさんざんな目に合わされてきたナッツ・クラッカーと決着をつけることに。戦闘中のナッツ・クラッカーはロボットに搭乗しており、それを破壊しないとダメージを与えられない。

45 マテリアルの魔力で魔神が復活する

 ナッツ・クラッカーを倒して、先を急ぐ一行。だが一足遅かったようで、到着したときには、すでにマテリアルが全魔力を使って魔神を降臨させたあとだった。あとから来たヤコブとブラッキィは、野放しにするのは危険だといってマテリアルを引き取る。

46 パズルを解いて4つの水晶玉をはめる

 手に入れた4つの水晶玉は、魔神の力を弱めるために各部屋の台座にはめ込む必要がある。それぞれの部屋には押すと動くブロックがあり、それをうまく利用して台座に到達しなくてはならない。部屋ごとに配置が異なっており、パズル感覚の試練となる。

47 祭壇からワープして魔神との最終決戦へ

 すべての水晶玉をはめて封印を施し、祭壇からワープして伝説の魔神がいる城へ乗り込む3人。メイルの調子はあいかわらずだが、城内はこれまでとは違った不気味な雰囲気が漂う。ここから先は伝説の魔神との3連戦を残すのみとなり、あと戻りできなくなる。

48 魔神ベルクリフトとの戦い

 最初に登場する魔神は、ドラゴンの姿をしたベルクリフト。この魔神の相手はガウが引き受けると言い、メイルとタットを先に行かせる。ベルクリフトは、火の海の上を飛行しながら火の玉を複数発射し、近寄るとブレスを吐いて攻撃してくる。

49 死の神デサロディウスが降臨

 ガウを心配しながら先へ進む2人の前に、デサロディウスが姿を現す。ここではタットが戦うことになる。敵は上方を浮遊しながら火柱を落とし、真下にくると高度を下げて火の玉を発射する。高度を下げたときにだけ、腹部の弱点を狙うことが可能だ。

50 世界の命運をかけた最終決戦

 最後はメイル1人となり、単身で魔神ガイストレイスのもとへ。魔神の頂点に立つ存在だけあり、これまでのボスとは比較にならないほど強い。攻撃を当てるにつれて次々と床を壊していくため、動く足場をうまく利用してブーメランやダガーで攻撃する。

ENDING

 激闘の末、ついに魔神を打ち破ったメイル達。しかし、魔神の財宝などどこにもなく、残ったのはガイストレイスの残骸のみ。マテリアルの賞金もどうでもよくなっていたが、タットの説得により心を入れかえたマテリアルに隠し財産を譲り受けて大喜びする。

 メイル達のことは国中に知れわたっており、ペンギン族、ドワーフ族、怪獣、そして故郷のエルフ族のみんなから、世界を救った英雄として祝福される。賞金目的から始まった旅だが、結果的には世界を救い、偉業を成しとげた3人の顔には笑顔が絶えなかった。

『ぽっぷるメイル(PC版)』もプレイできる! プロジェクトEGGとは?

 懐かしのゲームをWindowsでプレイ! PC-9801、PC-8801、X68000、MSXなどで発売されたゲームソフトが、会員制で有料配信されています。

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※:掲載しているパッケージはPC-8801mkIISR/88VA版。掲載している画面写真はPC-9801版。
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