ハクスラ要素だけじゃない! 作り込まれた世界観が好印象【バビロンズフォール日記#03】

電撃オンライン
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 オンラインアクションRPG『BABYLONʼS FALL(バビロンズフォール)』のプレイ日記をお届けします。

 本作の大きな魅力はレアな装備品を集めるハクスラ要素ですが、今回はそれに負けない魅力を放つストーリー、世界観について触れたいと思います!

『バビロンズフォール』ならではのハイファンタジー

 というわけで、松葉が書かせていただきます。

 『バビロンズフォール』のサービスが開始されて「早速レア装備掘りを楽しむぞ!」という勢いでプレイを開始したわけですが、装備品集めに適した周回性の高いコンテンツ“スカーミッシュ”にたどり着くまでの間、世界観にどっぷりと浸かれるキャンペーンが予想以上に楽しめかったので、そちらをフィーチャーしていこうと思った次第です。

 本作のストーリーは『FFXI』などで知られる岩尾賢一氏が担当されています。字幕やテキストを読んでいると、漢字+ルビで表現される用語が多く、それによって本作独自の世界観が形成されています。この厨二感がタマランですね。

 そして、ストーリーは重く、主人公たちに過酷な運命が待ち受けていることがひしひしと伝わる内容でした。

 物語の初め、まず主人公は選ばれし者に特別な力を与える“機棺(ギデオンコフィン)”を強制的に埋め込まれた捕囚、“哨士(センチネル)”となるわけですが……。


  • ▲虜囚は、主人公を含む3人以外は犠牲になってしまう。

 その後、センチネルとなって超常的な力を手に入れた代償をまざまざと見せつけられていくことに。ずっと「これからどうなっちゃうの?」的な不安が胸に残ります。

 本当なら逃げ出してしまいたい気持ちでいっぱいですが、生殺与奪の権も握られているのでそういう訳にもいきません。

 ストーリーの進行で印象に残るのは、油彩画のようなアートフィルター「ブラシワークフィルター」を使用したグラフィックを存分に活かした会話シーン。動きのない場面なのですが、それがまるで西洋絵画を眺めているような感覚となり、『バビロンズフォール』ならではの雰囲気を楽しむことができます。

  • ▲美術館で展示されている絵画を順番に眺めていくようなイメージ。

 また、動きのあるカットシーンに関しても画作りへのこだわりが感じられるので、自然とスクリーンショットが捗ります!

  • ▲光の演出が秀逸! カットシーンの映えるところではスクショを連打しています。

拠点のNPCに話しかけるのが楽しい!

 置かれている状況は過酷ですが、登場するキャラクターたちには一癖ある者が多く、愉快なやり取りもしばしば見られます。

 ストーリーの進行によって、拠点にいるNPCが話す内容も細かく変わるため、クエストから帰ってくるたびにNPCに話しかけてしまって、なかなか次のクエストに進めませんでした(笑)。

 折角なので、主観を少し交えたキャラクター紹介をしておきます。

  • ▲シルヴィ

 同期でセンチネルに任命されたアガフ人の少女。数少ない同期のひとりなので、とても大事な相棒です。

  • ▲リュクス

 特務隊の酒場で働くドミティニア人の少年。主人公たちを労ってくれる心のオアシス。

  • ▲イシュム

 特務隊で特技官を務める、初老と思しき男。見た目とは裏腹にお茶目な感じ。だいたい「ひょひょひょ……」と言いながら登場します。

  • ▲ソフィア

 哨士特務隊の若き司令。拠点で話しかけてもそっけなかったりしますが、それも悪くないです。

 ほかにも酒保(ショップ)担当のピグマリオンや、外見変更の窓口となるグレラなど拠点には重要なNPCがたくさんいて、それぞれ進行に合わせてセリフが更新されていきます。攻略するエリアの歴史なんかも教えてくれたりするので、『バビロンズフォール』の世界への理解を深めることができますね。

  • ▲お気に入りNPCのひとり、デズラン。

 センチネルとしての戦い方を教えてくれます。

  • ▲お気に入りNPCのひとり、シュワミナ。

 酒場を盛り上げる楽曲を奏でてくれています。

 ハクスラ要素以外にも、こうした作り込みがしっかりしている作品をプレイすると、「RPGしているなあ」と感じられて嬉しいものです。皆さんもNPCの会話に注目してみてください!

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