新作RPG『ユグドラ・レゾナンス』レビュー。キャラ・世界観・システムの魅力を総まとめ

紅葉つかさ
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 Nuverseより配信予定の、スマートフォン向け新作アプリ『ユグドラ・レゾナンス』のレビューをお届けします。


神話の時代から現代に至るまで、何度も積み重なる戦いの歴史。平和も長続きしない……?

 本作は、“異能者”である少女たちが織りなすストーリーが楽しめるタイムシンクロRPGです。長い歴史の中で何度も大きな戦いが起こり、平和となったのも束の間、再び新たな戦いの火種がくすぶっている幻想大陸“ミドガルド”が舞台となっています。


 この世界では、ルシア帝国が大きな力を持っており、それに対抗するようにさまざまな集団があるようです。侵略戦争の果て、世界の覇権を握ったルシア帝国ですが、その戦争が撒いた火種は決して少なくはなかったようです。




 いくつかの陣営、とありますが、序盤は聖ローズマリー学院・幼馴染のエリカたちとの(比較的)平和な場面を中心にストーリーが進んでいきます。むしろ平和すぎて、ここからどのようにルシア帝国を始めとしたほかの陣営と関わっていくのかが非常に気になります……。

 また、本作を語るうえで欠かせない用語が出てきたときは、その場でその説明のページを開くことができるのもありがたいポイント。わからない用語が出てきて、理解する前にそのままストーリーが進んで置いていかれる……ということにはなりにくいです。

  • ▲メインストーリーはフルボイスで展開されるのも嬉しいところ。没入感が得られます。



 厚みのある世界観・設定を有する作品では、固有の名詞や用語が多い印象があるので、うっかり忘れてしまってもすぐ確認できるのは親切設計です! 先へ先へと読み進めたくなる仕組みだと感じられますね。


 また、キャラクターとの交流要素も用意されています。アイテムをプレゼントして好感度を上げることで、そのキャラクターのシナリオを楽しむこともできます。

 「あ、好きだな」というキャラクターがいたら、そのキャラクターをより深く知るためにも好感度を上げるのがオススメです! 意外な一面も見られたりするので、愛着がわきますね。シナリオだけでなく、そのキャラクターに関するプロフィールやボイスも開放されます。


オーソドックスなターン制バトル。ステージに設定された天候要素も勝負のカギ!

 本作のバトルは、キャラクターが持つスキルを決められた行動回数を使用して戦うオーソドックスなターン制バトルとなっています。行動回数は戦闘に参加するキャラクターの数となっており、最大で5人まで参加できるので1ターンに5回まで行動できます。


  • ▲行動回数はターンごとに最大まで回復します。ただし、味方が戦闘不能になったときには、その分だけ行動回数も減少。キャラクターが倒されないような立ち回りが必要になりますね。

 キャラクターごとに2つの通常スキルと、必殺技と言える“エーテルブラスト”を持っており、それらがカードという形で配布。プレイヤーがそれを選択し、使用することで攻撃や回復といった行動ができる、というシステムです。

 通常スキルは1ターンに1度までしか使用できませんが、つぎのターンになればカードが配布されてふたたび使えるようになります。なので、次のターンに使いたいから温存しておこう……といったことは考えなくても大丈夫です。


  • ▲スキルの発動はカードをタップ、からのスワイプするだけ。左上に詳細も表示されます。

 カードの配布では、使用したすべての通常スキルカードが配布+更にランダムでカードが何枚か配布されます。同じものが重複した場合はレベルが上がり、効果が増加します。

 なので、次のターンに使いたいから残す、ということはあまり考えなくても大丈夫ですが、効果を高めるために温存するという選択もアリです。ただ、配布されるカードはランダムなので、レベルが上がるかは運任せ。あまり過信しすぎずに、潔く使っていくのもいいかもしれません。

 通常スキルのレベルは最大で3まであがり、カードの左上で確認することができるのですが、通常スキルを使用したときにこのレベルの分だけエーテルエネルギーが増加します。

 エーテルエネルギーが5まで溜まると、エーテルブラストのカードが配布されて使用できるようになります。発動までに少々手間がかかる分、エーテルブラストは通常スキルより大きな効果を持っています。

 使用時にはキャラクターが動くアニメーション付きのカットインや派手な演出が入るので、まさに必殺技! という感じですね。窮地に追い詰められても一発逆転が狙えそうです。






 そして天候もバトルでは大事なポイントの一つ。バトル中に雨が降ったり、雷が鳴るといった変化が起きるのですが、それに伴ってさまざまな効果が表れます。

 天候が“霧”だと回復量が減少、“小雨”だと毒などのダメージ上昇、といった効果が出るので、“霧”のときには回復役を多めにしたりといったことも必要になってくるかもしれません。戦闘前に確認することができるので、見落とさないようにしたいですね。


 なお、本作は“タイム・ウェザーシンクロシステム”というシステムを取り入れており、なんと現実と時間・天気が連動するという仕組みとなっています。例えば、ホーム画面を夕方に見てみると、立っているエリカの背景が夕暮れに……。夜や朝にも綺麗な背景が見られそうですね。

強化要素は多め。好きなキャラクターをじっくり強くしよう

 本作はRPG。キャラクターやスキルにはレベルが設定されており、それらを強化することで有利にバトルを進めることができる……という、取っつきやすいシステムが採用されています。

  • ▲キャラクターにはレベル上限があり、上限を超えた分はストックされてほかのキャラクターの強化に使用できます。

 6つ装備できるアイテムは熟練度を上げることが可能です。熟練度が上がる=キャラクターが強化されていく、ということなので、積極的に強化を進めたいですね。



  • ▲ほかの要素に比べて必要なアイテムの入手が難しい分、強化幅が大きめです。

 また、これらの強化以外に、複数のキャラクターに影響する“系譜”というものが用意されています。

 系譜には、“異能の系譜”と“共鳴の系譜”の2種類があり、“異能の系譜”は、キャラクターを入手することでHPや攻撃力などの能力を強化できます。“異能の系譜”で強化できる能力はすべてのキャラクターに反映されるので、多くのキャラクターを入手していくたびに、味方全体の能力が底上げされます。


 “共鳴の系譜”は同じ陣営のキャラクターにしか反映されませんが、キャラクターを“共鳴”させて星の数を増やしていくことで、複数の効果を得られます。

 どちらも、多くのキャラクターに影響を与えるということもあって、非常に強力。ただし、条件を満たしていても解放しないと効果を得られないので、そこには注意が必要です。

 解放されているかを見分けるポイントは簡単で、キャラクターのアイコンや効果欄が光っているかどうか。光っている=解放していないということになります。解放はタップするだけで行えるので、こまめにチェックして解放しておきたいですね。

 “タイムシンクロRPG”として開発が進められている『ユグドラ・レゾナンス』。現実(こちら)と時間や天気がリンクする幻想大陸“ミドガルド”の冒険では、何が待ち受けているのでしょうか? 謎や秘密に満ちた物語の幕開けが待ち遠しいですね。

事前登録受付中!

 『ユグドラ・レゾナンス』では現在、事前登録受付中です! 事前登録者数に応じてさまざまなゲーム内アイテムが配布されます。忘れずに行っておきましょう。

5万人:エレス×50000
10万人:エーテル結晶×300
15万人:星2キャラ マリベル
20万人:エーテル結晶×500
25万人:エーテル結晶×600
30万人:エーテル結晶×600


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