ツンデレ幼なじみから食いしん坊少女、めっちゃ揺れるお姉さん…『天パラ』の仲間が濃い!【新作RPGレビュー】

カワチ
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 EXNOAより、DMM GAMES用ゲームとして配信予定の『天啓パラドクス』。その世界観とキャラクターのレビューをお届けします。


世界の敵となった主人公のもとに個性的な仲間たちが集まる!

 ファンタジー世界の“エダフォス”を舞台にした『天啓パラドクス』。キャラクターたちがかわいいので、ほんわかした舞台を想像してしまいますが、実際にゲームをプレイしてみるとガチに世界観が作られていて、しっかりオリジナルティのある作品に仕上がっています。

 こういうファンタジーものの作品だと、「ファンタジーってこういうものでしょ?」とフォーマットで作られたものも少なくないですが、本作に関しては世界が現在に至るまでの課程や歴史がしっかり作られているので、独自の空気感をしっかり感じることが出来ます。草原の国や砂漠の国、貿易の国など7つの国に分かれていますが、それぞれ文化が異なるのも興味深いです。個人的には褐色の女の子が多い砂漠の国・ジャハラがお気に入りです(笑)。

 船の形になっている巨大な生き物が仲間の基地になっているなど、独自設定も多く登場するのもおもしろいです。ファンタジー好きならぜひチェックしてもらいたいですね。

 もともと、光の神に創られたエダフォスで生きていた人々は“天啓の儀式”と“大罪の戒律”を守っていましたが、次第に鬱屈した本性を見せ始めて世界に災いをもたらします。

 救いを求めて開かれた天啓の儀式で、神は主人公を“災禍の導き手”であると名指し。主人公は全世界の敵となることになりました。

 時は流れ、数奇な運命を背負いつつもたくましく成長した主人公。そんな彼が記憶喪失の少女との出会いをきっかけに自分の“天啓”と向かい合っていく……というのが本作のストーリーになります。

 メインとなるキャラクターは幼なじみのソフィアと人間の会話ができる魔物のハンペン、記憶喪失の少女であるマカロンの3人。ストーリーを進めることで新たな仲間たちが加わっていくことになります。



 ソフィアに関してはわかりやすくツンデレ! 主人公に好意を抱いていますが、いつも素直になれず、彼に気持ちを気付いてもらえていない姿にニヤニヤしてしまいます。

 また、責任感が強く、仲間を一生懸命に守ろうとするシーンも。根がいい女の子であることが伝わってきて好きになります。個性的でアクの強いキャラクターがそろっている本作ですが、ソフィアが嫌いな人はいないんじゃないかな~。


 マカロンは記憶喪失で、いきなり「お腹が空いた」と主人公にかじりついてきた女の子。ピュアな性格で、子どもみたいでかわいいです。なお、マカロンという名前は出会ったときに渡したお菓子が由来になっています。


 マカロンはいつもお腹を空かせており、お芋を生のままで食べてしまうことも(笑)。主人公たちが彼女のために食べ物を作ってあげるシーンもありますが、美味しそうに食べる彼女の姿を見ているとお腹が空いてきます。


 ハンペンはマスコット的なキャラクターで江戸っ子のような喋り方が特徴。主人公やソフィアのことを旦那、姉御と呼んで慕っているいいヤツです(笑)。

 途中から登場するミルのことをライバル視しており、自分のマスコット枠を守ろうとする彼が可愛いです。本作はこういったキャラクター同士の絡みもおもしろく、見逃せないポイントになっています。

 また、ミル以外にも砂漠の国の王族であるナディラや、氷の国の出身でクールな性格をしたライサなど、次々に魅力的なキャラクターが登場するので物語の先が気になります!


 ……ちなみに超セクシーなナディラはめっちゃ揺れます。なにがとは言いませんが、めっちゃ揺れます。会話のテキストが目に入ってこないぐらい、立ち絵が気になってしまうので、ゲームがリリースされたら、みなさん、ぜひその揺れを堪能してみてください。

 ナディラばかり語ってしまいましたが、もちろんライサも可愛い。クールでマイペースな女の子なので、おとなしい系のヒロインが好きならビビッと来るはず!

 なお、ミルはマスコットのような小さい状態と巨大な船“ミルハウス”の状態のふたつの状態があり、仲間たちは船の状態になっているミルの中で過ごすことになります。仲間たちが少しずつこの基地に集っていくのはRPGっぽくていいですね。



メインキャラクター以外も濃いキャラクターがたくさん!

 敵対する“天啓のエンフォーサー”である、メリッサ、シャーロット、ヴァネッサの3人。お馬鹿なトラブルメーカーで、マカロンからも芸人だと思われていますが、彼女たちが登場するシーンはどれもおもしろくて笑ってしまいます。


 主人公の生い立ちの設定などもあり、シリアスなところはシリアスな本作ですが、キャラクターたちの会話劇はテンポがいいこともあって、読みやすいです。


 また、メインストーリーも主人公がヒロインたちの力を引き出す不思議な能力を持っていたり、マカロンの記憶の謎が少しずつ明かされていく様子など、とても先の気になる作りになっています。ゲーム部分のシミュレーションも手応えバッチリなので、その魅力は別の記事でお届けしようと思いますが、ストーリーも魅力なのでぜひ注目してほしいです!


 なお、本作ではバトルで使うユニットをガチャで手に入れる方式ですが、レベルを上げたり限界突破をしたりすることで、キャラクターのシナリオも見ることが可能。メインシナリオとは異なるロマンス要素多めの展開を堪能することができます。

 キャラクターは忍者だったりメイドだったり芸術家だったりと、ある意味でメインキャラクターよりも個性的な人物が多いです。



 それぞれのキャラクターが好きなものや嫌いなもの、内緒にしている秘密などは、そのキャラクターをクエストに連れて行くことでオープンされていきます。ぜひ詳しくはゲームをプレイして確認してもらいたいのですが、意外な秘密を持っているキャラクターもいて面白いです!

 ほかのゲームだと、どうしても強いキャラクターばかりで編成してしまいますが、本作はキャラクターたちのプロフィールを埋めたくなるため、自然にいろいろなキャラクターを使うようになります。そのため、キャラクターゲームとしても優秀なデザインだなと感じました。

 さて、次回の記事では、そんな本作のゲームシステムについて紹介していこうと思います。ぜひ、合わせてチェックしてみてください!


カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。



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