装備集めが楽しすぎてドはまり! 建築、ペット、キャラメイクの自由度もハンパない『神獣伝説』レビュー

電撃オンライン
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 Level Infiniteが7月15日に配信開始した、iOS/Android/PC(Steam)向けMMORPG『神獣伝説~エボルション・ディバウア~』のプレイレポートをお届けします。

 本作は、先史時代の神話の世界にRPG要素をふんだんに盛り込んだオープンワールドサバイバルゲーム。資源の採集、アイテムの製作、農作物の栽培、技術の研究など、自由度の高いシステムが魅力です。

 不思議な巨獣はペットにでき、キャラメイクも多数の項目をカスタマイズ可能。さまざまな武器を使っての戦闘など、注目の要素がてんこ盛りとなっています。

 個性的な建築物で遊ぶもよし、強力な武器をコレクションして強敵と戦うもよし、ペットの育成に注力するもよしと、プレイヤーの好みで遊び方が変わるため、楽しむポイントがいくつもあります。

 以下では、実際に遊んだ感想を交えて、本作の魅力をお届けます。

幻想的かつ神秘的な世界がプレイヤーを待ち受ける

 『神獣伝説~エボルション・ディバウア~』の舞台は、神秘的なエネルギーが満ちているファンタジックな世界。精霊が語り掛けてきますし、プレイヤーキャラクターは流星群のように世界中をワープしても不思議ではないのです。

 フィールド内の陸、海、空……どこに向かってもいいですし、どこを生活の拠点としても問題ありません。例えば、森林の近くを選んだ場合は木材がたくさん手に入り、周囲から完全に孤立したスペースを拠点にすることができます。

 プレイヤーが操作するキャラクターは、自由にキャラメイクが可能。数多くある項目を細かく調整ができることはもちろんですが、なんといっても種族の多彩さ大きな魅力となっています。

 人間、獣人、竜人、魚類、昆虫類と個性的なものがずらり。自分の好きを前面に押し出せるキャラメイクとなっています。自分好みに作成したキャラクターで、壮大な世界を駆け巡りましょう。

 ゲームの序盤では、この世界の、どの場所に降り立つかを決められます。場所によって敵の強さや素材の豊富さが変わるのですが、よくわからない人に向けて、序盤に遊びやすいオススメの場所も示してくれます。

 筆者は、雪山や水辺が近い場所に降り立ち、拠点を設置。序盤は拠点を起点に動き回ることになるので、周辺の素材を取りつくすことを決意しました。

 “転送”という機能で家にファストトラベルできるので、拠点から遠く離れていても安心。冒険の手を休ませずに、時には思い切った行動も大事です。

 ちなみに、HPがなくなった場合は、近くにいるプレイヤーに助けてもらうか、拠点に転送するかを選択できます。筆者は先行プレイだったため、誰にも助けてもらえませんでしたが……。

ストーリーは鼓ちゃんが導いてくれる

 プレイヤーがクリアを目指すメインストーリーももちろんあります。プレイヤーを導くのは、“鐘鼓”という妖精(?)さんです。鼓ちゃんと呼んでほしいらしいです。

 おおまかなあらすじを説明すると、過去に事件を救った英雄(プレイヤー)は、一度記憶とともに魂を失ってしまいます。それを現代になって救い出したのが鼓ちゃんなんだとか。

 いわく、数千年前に回避した危機が再び世界に訪れるとのこと。再び世界を救うため、プレイヤーは旅へと出発します。

 世界観に負けず劣らず、ストーリーもかなり壮大です。さまざまな遊びに気を取られすぎて、世界を救うことを忘れないように気を付けましょう。

なにをするかはプレイヤー次第。自由度の高い要素がいっぱい!

 本作で楽しめる遊び方として、いくつかの要素が存在します。メインストーリー以外の大きい要素として紹介するならば、“建築”と“バトル”、“ペット”は欠かせません。

 まずは“建築”について。本作では、家のコアとなる“霊池”さえ設置できれば、どこにでも家を建築可能となっています。つまり、どんな場所に、どんなものを置いても家として成立するのです。

  • ▲これが“霊池”。スペース的には1ブロック分。

 建築の基本は、床と壁と天井を作り、外敵の侵入を守れる構造にすることでしょう。基礎となる家のレベルを上げていくと文明レベルが上がり、木から石、石から鉄など、より立派な家が作れるようになります。

 また、家ではさまざまな研究を行えます。研究を進めることで、チュートリアルやミニゲームを遊べる“ゲーム機”、見た目を変えられる“化粧台”などの設備を整えられるようになります。

 これらの配置にも気を配れるようになれば、一流の建築士と言えるでしょう。本作では、家に誰かが訪問してくることもあるので、自分の家を自慢する遊び方も、非常に注目の要素となっています。

 次に“バトル”について。本作では、特定のジョブは存在しません。なので、どのプレイヤーでも好きな武器、好きな戦い方を楽しむことができます。

 武器ごとの個性を生み出すのは、武器を振るだけの通常攻撃はもちろん、武器に応じて設定されているスキルが大きいところでしょう。

 スキルは、強力な攻撃を行うもの、キャラクターにバフをかけるものなどさまざまなものが存在します。通常攻撃は、複数回の攻撃に分かれており、基本的に最終段がもっとも強力です。

 対象となるのは、動物や蛮族を基本とした存在。フィールドに存在する生物は基本的に敵対しておらず、こちらから攻撃をしない限りバトルには発展しません。

 また、レベルが自分よりも高すぎる敵に攻撃しても気づかれることすらなく、見事にスルーされます。強くなって出直す必要があります。

 倒すことができる敵は、注目の要素の1つである“ペット”とかかわってきます。

 ペットは、プレイヤーの相棒となる存在で、戦闘の助太刀をしてくれたり、騎乗してより速い移動が可能になったり、単純にかわいくて癒してくれたり……など、孤独な冒険を盛り上げてくれます。そのうえ、フィールドに存在する敵はすべてペット化が可能なんです。

 ペットはプレイヤーに依存した強さを発揮するため、プレイヤー以上の強さにはなりません。しかし、“吸収”を行うことで見た目も強さも変化します。

 とにかく性能を重視したペットを作るのもいいですし、キャラクリ同様自分好みの見た目を目指すのもいいでしょう。

 先述した3つの要素だけでもかなり深いところまで遊べるのですが、その他にも、装備の収集、ペットのテイム、素材を調理などが用意されています。

 プレイヤーの好みに合わせて遊び方を変えられる、MMORPGらしいプレイ体験が可能となっています。

武器を入手したらとりあえず素振り。戦闘スタイルもさまざま

 プレイヤーの強さは、“レベル”と“装備”の2つが影響。レベルにもいくつかの種類のレベルが存在しますが、強さに直結するレベルは、メインストーリーを進めることで上昇していきます。

 レベルの他に、“装備”を入手・装備することで、プレイヤーの強さが補助されます。メインとなる装備の集め方は、世界中にいくつもある“トーテムポール”に触れて試練を達成すること。試練を達成すれば、報酬として強力な装備が手に入るためです。

 戦闘好きな筆者的に、一番ハマったのはこの装備集めの要素です。新しい武器を手に入れたらとりあえず敵に向かって振り続けてしまいますし、気づけばトーテムばかり解放していたのは言うまでもありません。

 以下では、武器種によってどんな攻撃をするのか、簡単に差異を紹介していきます。

血刃

 片手に剣を持ち、スタイリッシュに敵を切り付けて攻撃します。

 手に入れた武器のスキル“掠月”。目標の背後に突進して攻撃する、移動と攻撃を併せ持った便利なスキルです。使いやすく、火力も出しやすい武器と言えるでしょう。

 両手に大きな斧を持ち、豪快にぶん回して攻撃します。

 手に入れた武器のスキルは“旋風斬”。くるくるコマのように回転して攻撃し続けるアクションです。相手をひるませながら高い火力で攻撃できるので、筆者のお気に入りの武器の1つです。

 杖を手に、魔法の力で攻撃するのが特徴の武器です。

 手に入れた武器のスキルは、“掌心雷”。指定した位置に雷を落としつつ、自身にバフを付与します。さらに、自身の状態によってスキルが強化されるという、トリッキーな攻撃となっています。

 個人的にやや使いづらい印象がありますが、スキルの挙動がおもしろく、武器を振るよりスキルを撃つのが癖になる武器種です。

琵琶

 珍しい武器その1。琵琶を弾いて、攻撃と回復の両方を同時に行えます。

 スキルによって回復とバフかけが可能なため、サポート武器として活躍するでしょう。なお、攻撃方法はそのまま琵琶を引いて音波による遠距離攻撃を行います。

青玉笛

 珍しい武器その2。琵琶と同じく、楽器を弾いて攻撃します。こちらは琵琶と異なり、回復は行えません。

 回復こそできませんが、スキルによってバフをかけ、全体的に基礎能力を上げられるという、サポート面がさらに際立った武器となっています。

 上記の他にも、さまざまな武器が登場します。ぜひ武器を手に入れた際には、ステータスのチェックと素振りを行って、自分好みの戦略を練ってみましょう。

ペットの育成も忘れずに! 見た目の変化も楽しめる

 ペットの存在は記事内でも紹介しましたが、こちらでは、ペットの育成について紹介していきます。

 ペットは、プレイヤーの強さが大きく影響しますが、プレイヤーキャラクターが強くなると自動的に強くなるものでもありません。ペット自体の強さを伸ばすためには、餌を上げる必要があるのです。

 ペットの餌は、自分で作るか、購入する必要があります。餌によって経験値を獲得し、最大まで溜まればレベルが上がります。

 さらに、“吸収”を行うことでペットの強さや特徴が変わっていきます。吸収するためには、ペットをテイムするか、報酬で獲得する必要があります。テイムしたペットを、育成したいペットに吸収させることで、性能と見た目が変化していきます。その他、卵から孵化させる方法も存在します。

  • ▲首だけ変化したペット。明らかに不揃いですが、おもしろいのでよし。

 本作には、操作しないで移動できる“オートラン機能”が搭載されていますが、ペットに騎乗している状態でもオートランが可能。当然、騎乗したほうが移動速度が上がるので、移動でも頼りになる存在になってくれます。

 自由度の高さ、多数ある武器を振るう楽しさ、ペット育成の充実感などさまざまな面で楽しませてくれる本作。MMORPGに自由度を求める人には、ぜひ遊んでほしいところです。キャラメイクだけで1時間は遊んだ筆者でした。

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