『地球防衛軍6』を深く知るために前作『5』を振り返る! 世界観や兵科、物語中盤までの主な出来事を紹介

うま
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 ディースリー・パブリッシャーから8月25日に発売予定のPS5/PS4用ソフト『地球防衛軍6』に向けた企画記事をお届けします。

 『地球防衛軍』はEDFの一隊員となって、侵略者が送り込んでくる巨大な生物や兵器と戦うアクションシューティングシリーズ。シリーズ最新作となる『地球防衛軍6』は、前作『地球防衛軍5』で未知の侵略者“プライマー”にからくも勝利した数年後の世界を描いた続編となります。

 今回は『地球防衛軍6』発売に向けて、前作『地球防衛軍5』の内容を振り返っていきます。

宇宙からの侵略者との戦いを描いた『地球防衛軍5』とは?

 『地球防衛軍5』は、以前のシリーズナンバリング作品から世界観を一新。新たな世界で宇宙からの侵略者と戦う物語となっています。

 ストーリーは、2022年の日本からスタート。都市部から離れたところに“全地球防衛機構軍”、通称“EDF”の基地が築かれていました。

 しかし過剰な武器の所持に、周辺市民の反発が起こっていたため、市民との交流に力を注いでいたころ、突如基地上空に巨大な宇宙船団が出現。EDF基地に攻撃を開始します。地下深くまで建造された基地に侵入する巨大な昆虫型の生物に対し、EDFは応戦を開始するのです。

 のちに“プライマー”と呼称された、宇宙から現れた侵略者を相手に激しい戦いが続いていきます。


 これまでの作品ではEDFの隊員を操作し、宇宙からの脅威と戦ってきました。しかし『地球防衛軍5』でプレイヤーは、プライマーがEDF基地を襲った時にそこに居合わせた民間人という設定となっています。

 一般人が、地球の命運を託されることとなる英雄へと成長していくドラマは、これまでの作品以上に熱いストーリーとなっています。



 なお、ストーリーは後ほど紹介します。

地球を守るために戦う4つの兵科を紹介!

 プレイヤーは、異なる武器や能力を使う4種類の兵科から選択して戦うことに。この兵科は出撃するミッションごとに変更できるので、マップや出現する敵に合わせて変更していくことも可能です。

 以下で、その能力や特徴を解説していきます。

特戦歩兵 レンジャー(武器装備数:2+補助装備orビークル要請)

 EDFの主力となる陸戦歩兵部隊の総称で、火器の扱いに長けた戦闘のエキスパートです。アサルトライフルやロケットランチャーなどの多彩な武器を2種類まで装備して戦うことができます。


 他にも戦闘能力を向上させる補助装備か、ビークル要請用の装備のどちらかを選んで装備できます。


 特殊能力として、シリーズで初めて新アクション“ダッシュ”が追加され、機動力が大幅にアップしています。

降下翼兵 ウイングダイバー(武器装備数:2+プラズマコア)

 女性の特殊部隊で、4兵科の中で唯一飛行ユニットを装備しています。重火器こそ装備できませんが、飛行ユニットと動力を兼用したプラズマ兵器による高火力攻撃を得意としています。

 レンジャーと同様に2種類の武器と、プラズマエネルギーの生成量が異なるプラズマコアのなかから1つを装備できます。


 ウイングダイバーの特殊能力は、飛行時の“ブースト”機能。敵との間合いを一気につめたり、敵の攻撃を緊急回避したりする手段として使えます。

二刀装甲兵 フェンサー(武器装備数:4+補助装備×2)

 フェンサーは軍が開発した軍用外骨格“パワードスケルトン”を装着して、強化された兵士たち。通常の歩兵では携帯不可能な重装備の武器を使って、戦車のような火力で攻撃します。

 “パワードスケルトン”によって腕力が強化されているので、武器を両腕に2つずつ合計4つ装備できます。さらに、能力を向上させる補助装備を2つまで装備できます。


 重武装のため通常時の機動力は低いですが、スラスターダッシュやブーストジャンプといった能力を使うことで、ウイングダイバーに迫る高機動戦闘が可能です。

空爆誘導兵 エアレイダー(武器装備数:3+ビークル要請)

 歩兵に随行し、必要なタイミングで効果的に空爆を要請するスペシャリストが、このエアレイダーです。

 補助装備こそありませんが、エアレイダーは武器を3つまで装備できることに加えて、強力なビークルを呼び出すことが可能です。



 エアレイダーの所持する武器の中には、空軍による爆撃を要請するものがあります。この空爆は、爆撃機の進入位置や進入方向、空爆エリアを指定して、敵兵器を狙えるようになっています。


『地球防衛軍5』で描かれたプライマーとの激闘のドラマを振り返る

 『地球防衛軍6』の物語は、前作『地球防衛軍5』で“プライマー”との戦いに勝利してから3年後の世界が舞台となっています。

 そこでここでは、『地球防衛軍5』でどのような戦いが展開されたのかを振り返っていきましょう。

 なお、作中での出来事が記載されているため、これから『地球防衛軍5』をプレイする予定の人はご注意ください。

EDF基地に突如襲い掛かる巨大生物の群れ

 物語の始まりは2022年の日本。全地球防衛機構軍(EDF)は、基地周辺住民の理解を得るためにさまざまなイベントを催していた。ある日、主人公はEDF第228駐屯基地で基地見学ツアーの準備を行っていると、突如出現した巨大生物が襲い掛かってきた。

 基地の地下にいた主人公は、民間人でありながらこの未知なる敵の攻撃に巻き込まれてしまう。地下深くまで建造されたEDF基地に侵入する、巨大な昆虫型の怪物たち。この緊急事態に、戦える者はすべて武器を手に取り、戦わざるを得なかった。

 軍曹とその部下たちのEDF隊員とともになんとか地上に出た主人公だったが、その地上も空から落下してきた塔より出現する巨大生物によって制圧されてしまっていた。そのうえ、襲撃されていたのは日本だけではなく、世界各地に巨大生物が出現していることが判明する。

 基地を脱出した主人公の前さらに巨大な円盤が出現。この円盤が放つジェノサイド砲による砲撃に加え、次々に射出されるドローンの攻撃によって市街地も炎に包まれていく。この緊急事態に、EDF総司令官からすべての兵士に向けて交戦が告げられ、来訪者を“プライマー”と呼称することとなった。

EDFへの入隊、そして姿を現す人型生物たち

 第228駐屯基地での戦いから半年が経過し、主人公はEDFへと入隊。本格的に戦いへと身を投じることとなった。この間、人類は防戦一方であり、人口の2割を失い、社会システム崩壊の危機へと追い込まれていた。

 しかし人類も負けてはいない。主人公の手によりテレポーションシップの撃墜に初成功すると、これを機にEDFは次々にテレポーションシップを撃墜。反撃していくのだった。

 反撃に転じたEDFだったが、プライマーはその戦力のすべてを投入していたわけではなかった。人類そっくりの外見を持った二足歩行型のエイリアンが、その姿を現したのだ。人間と同等の知性を持つこのエイリアン“コロニスト”に続き、まるで怪獣のような外見を持った超巨大な怪生物・エルギヌスも出現し、戦闘は激化する。


 世界の5カ所で発見されたエイリアンの基地からの攻撃により、退却を余儀なくされたEDF。しかし精鋭部隊“スプリガン隊”との夜間奇襲攻撃により工業地帯の奪還や、エイリアンの大部隊から市街地とそこに住む市民を守るための壁となる“アイアンウォール作戦”で敵をせん滅した主人公は、次第に他の隊員から注目される存在へとなっていった。

プライマーの超科学に団結して挑むEDF

 プライマーの前哨基地により、地上エリアは次々と制圧されていく。これを防ぐために大規模な破壊作戦を決行したEDF。しかし攻撃を受けた前哨基地が立ち上がって歩き出したため、急ぎプランBに移行。重戦車のレクイエム砲により攻撃するも、効果が見られずに撤退へと追い込まれてしまう。

 それでも人類は抵抗を続け、地下の巣穴に潜む巨大な生物マザーモンスターの駆除に成功。勢いに乗って怪生物エルギヌスを大型エネルギー自走砲(EMC)によって撃退に成功するのだった。

 直後に出現した新たな怪生物アーケルスにはエルギヌスを撃退したEDFの攻撃も通じなかったため、EDFは撤退せざるを得なかったが、世界各地に降下したエイリアンの大軍に対し、主人公は精鋭フェンサー部隊グリムリーパーと力を合わせて挑んでいく。

 敵本体の攻撃を受けて撤退し、仲間とはぐれた主人公は、軍曹たちと再会。その後、情報部のサポートを受けて派遣されたグリムリーパーとともに勝利を収めた。激戦を制した主人公は、軍曹を始め、情報官からも一目置かれるようになるのであった。

 そして市街地に停止した前哨基地に対し、多数の重戦車やコンバットフレームによる破壊作戦が遂行されることに。破壊不可能と思われていた前哨基地だったが、下部が開いたところが弱点と判明。主人公の活躍により、ついに撃破に成功する!

 その後も、次々とプライマーの巨大兵器を撃破していった主人公たち。しかしプライマーも第二次地球降下部隊を送り込んできた。これまでに襲撃してきた巨大生物の亜種を始め、より強力な新型ドローンや、ロボットのような兵器もが登場した。しかもこのロボットのような兵器“コスモノーツ”は、攻撃により装甲が剥がれたことで、じつは宇宙服を着たエイリアンだったということが判明した。

 コロニストよりも高い知能を持つコスモノーツは、ビルを盾にしたり回り込んできたりするため、歩兵部隊は苦戦を強いられる。

 戦いの最中、マザーシップ・ナンバー8の攻撃により潜水空母の1つパンドラを沈められたEDFだったが、怪生物アーケルス討伐のため移動式クレーンが眠るベース228の奪還作戦を決行。主人公に加えて、軍曹と部下たち、グリムリーパー隊、スプリガン隊の協力で敵の大多数を撃破。

 この作戦中、コードネームが“遊撃部隊ストーム”に変更。スプリガンはストーム4、グリムリーパーはストーム3、軍曹の部隊はストーム2。そして主人公がストーム1に任命されるのだった。

 はたして、主人公を中心としたストームチームは、対怪生物用兵器の奪還できるのだろうか? そして人類と異星生命体“プライマー”との戦いは、さらに激しさを増していき、戦争は最終局面へと向かっていく……。

 最後は死力を振り絞り激しい戦いの末に、ついに人類は勝利をつかむのだった。しかし、勝つことはできたが、対して失ったものなどもあまりに多く、それから3年後の世界で、新たな『地球防衛軍6』の物語が幕を開こうとしている。

 次回は、『地球防衛軍6』で公開されている情報について紹介していきます。

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