『デレマス』10周年作品『ETERNITY MEMORIES』舞台挨拶レポ。梅澤めぐさんや洲崎綾さんたちが今後やってみたいことって?

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 『アイドルマスター シンデレラガールズ』の10周年記念アニメーション『ETERNITY MEMORIES』の先行上映会&舞台挨拶が8月28日に東京・豊島区にあるグランドシネマサンシャイン池袋で開催。出演声優陣が駆けつけました。

 『ETERNITY MEMORIES』は、2011年からスタートした『アイドルマスター シンデレラガールズ』の、アイドル190人との数々の“記憶”たちを再び描いた約50分間の完全新規アニメーションです。

CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation 『ETERNITY MEMORIES』

 舞台挨拶には梅澤めぐさん(辻野あかり役)、洲崎綾さん(新田美波役)、津田美波さん(小日向美穂役)、松井恵理子さん(神谷奈緒役)、松嵜麗さん(諸星きらり役)の5人が登壇。津田さんがMCを担当する形で進行していきました。

声優陣が語る『ETERNITY MEMORIES』の注目シーンは?

 まずは、『ETERNITY MEMORIES』の中で声優陣が注目してほしいシーンについて話していくことに。トップバッターの洲崎さんは、“アインフェリア”と“ムスペルヘイム”が激突するシーンをチョイス。まさに美少女戦士アニメそのものといった展開にとてもテンションが上がったそうで、「マニキュアも光り出すんじゃないかと!」と思ったそうです。

 また洲崎さんが劇中一番のお気に入りシーンは、財前時子様の登場シーン。紹介字幕で“財前時子様”と“様”まで入っていたことを受けて、「時子様って様までが名前だったんだって……」というと客席からも大きな拍手が。松井さんもこのシーンはお気に入りだそうで、「このシーンで死ぬほど笑いました」と楽しそうに話していました。

 松嵜さんがピックアップしたのは、本編冒頭にあったサンシャインシティ噴水広場での『お願い!シンデレラ』CD発売記念イベントをイメージさせるシーン。このシーンでは、当時イベントに参加したメンバー11人のキャラクターが同じ衣装で描かれていて、同じように手を振っている姿にグッときたそうです。

 またこのシーンについては、制作のために必要な写真がなかったそうですが、制作スタッフの1人が当時ただのファンとしてこの場にいたそうで、その方が撮影した写真を資料として使って制作されたことを松嵜さんが明かしていました。10年も続いた作品ならではのエピソードと言えるかもしれません。

 松井さんは、“蒸機公演クロックワークメモリー”のシーンが印象に残っているとのこと。中野有香役の下地紫野さんと一緒にアフレコに臨んだそうですが、このシーンが最初から最終回みたいなテンションで演じなければならなかったり、このシーンにおける有香のキャラクターがアイドルの有香とはギャップがあったりして、2人で「大変だよね」と話しながら収録していたそうです。津田さんが「続きが見たくなっちゃいますね」というと、すかさず松井さんも「コミカライズお願いしま~す!」とアピール。観客席からも拍手が起こっていました。

 梅澤さんが挙げたのは、あかりが未来のあかりと対話するシーン。「あかりが未来の姿になるまでの過程に何があったのかは、未来の話なので楽しみに待っていていただければと思います」とコメント。そのうちどこかで明かされる日が来るのでしょうか? 楽しみにしたいところです。

 もうひとつ梅澤さんがチョイスしたのは、喜多見柚がフリルドスクエアのメンバーと花火を眺める一幕。ここでは、楽しい“今”が思い出になってしまうことを怖いと感じながらも、仲間のおかげで明日やってくる新しい“今”を前向きに迎えられるようになる柚の姿が描かれていました。梅澤さんは、あかりのコミュで柚がソロ曲のステージの楽しさを伝える――あかりに“今を楽しむ”ことを教えてくれた柚もこんなことを考えていたのかもしれないと知って、涙が止まらなかったそうです。

 津田さんは、五十嵐響子と三村かな子が乙倉悠貴に大量のお菓子をすすめて、「美味しいから大丈夫だよ」というシーンをプッシュしていました。2人がアップで出てきた時に、カワイさにやられてしまったそうです。「このエピソードは全編にカワイイが溢れているので皆さんにはよく見てもらいたいです」とアピールしていました。

 その他にも松井さんは、小さくなってしまったきらりと、双葉杏の触れ合いを描いたシーンで「2人の絆を再確認できました」と話していました。ここでは、きらりに対して杏がお姉ちゃんのようにふるまう姿があり、そこも印象的だったようです。洲崎さんはきらりに抱き着かれた杏が「ちっちゃくても抱き着き強っ!」と漏らすシーンがとてもカワイかったという話で松井さんと盛り上がっていました。ちなみに松嵜さんによると、きらりを小さくしたのは長町英樹監督のアイデアだそうです。

『シンデレラガールズ』にまつわる思い出は……

 続いてのコーナーでは、声優陣が『シンデレラガールズ』に出演してよかったなという思い出を語っていくことに。

 このメンバーの中ではもっとも長く『シンデレラガールズ』に関わってきた松嵜さんは、「ライブのおもしろさを知ることができました」とコメント。どういう見せ方をすれば楽しんでもらえるかを考えること自体も楽しくなってしまったようで、それが高じて他のアーティストのライブを見に行っても、観客としてというよりも「ここにカメラがあって、こういうセットで……」みたいな楽しみ方をするようになったそうです。

 ライブの話から緊張についての話になり、そこで緊張するかどうかを聞かれた洲崎さんは、「緊張しかしない!」と即答し、周囲を驚かせていました。梅澤さんはライブイベント“Happy New Yell !!!”で洲崎さんが優しく声をかけて緊張をほぐしてくれたことがあったそうで、それだけに意外だったようです。一方で洲崎さんは、同イベントで初めてセンターを任されて並々ならぬプレッシャーがあったようで、それゆえに初出演するメンバーを引っ張っていかないといけない! と自分を奮い立たせていたようです。

 津田さんはよかったこととして、「友だちがいっぱいできたことです」とコメント。いろいろな現場で、『シンデレラガールズ』に出演している声優が1人はいて、そのおかげで心強かったことが何度もあったそうです。その流れから、津田さんがライブの際になかなか帰りたがらないことや、イベントではキャストとなるべく一緒に過ごそうとしていることなどが明かされ、津田さんがちょっぴり恥ずかしそうにする一幕も。

 洲崎さんは美波を通して、自分だけではできなかったことができたり、行けなかったところに行けたりしたと話してくれました。大切な場所や時間、人が増えたと感じているそうです。洲崎さんの地元である石川でライブに出演した際には、洲崎さんの父親もその公演を観覧しに来たそうです。洲崎さんの父親は、ライブ終了後に美波Pがライブでの洲崎さんについて感想を話していたところに偶然通りがかり、嬉しくてそのまま聞いていたのだとか。

 松井さんは、1人のアイドルと濃密に付き合えることは、役者として嬉しい点だと話していました。松井さんは、「近年プロデューサーさんたちのおかげで奈緒は自己肯定感が上がっているんです」と、自らが演じるアイドルが成長する様子を感じられることも嬉しいポイントのひとつとして挙げていました。

 梅澤さんは『シンデレラガールズ』に携わるようになって、今までなかったくらいにたくさんの人と関わることになったことを話してくれました。ライブや山形でのロケなど、生きてきてあまり経験しないだろうなってことを経験できたそうです。松嵜さんからこれからやってみたいことを聞かれた梅澤さんは「リンゴの早食いを……」と言いますが、4人から「そんなこと言ったらやらされるよ!!」と忠告を受けて、「クールな曲を歌ってみたい」というお願いに切り替えていました。

 そこから皆でやりたいことを言っていく流れに。津田さんは「熊本に行きたい」、洲崎さんは「広島に行ってお好み焼きを食べるロケをしたい」、松嵜さんは「福岡で公演に参加したい」とそれぞれにお願いを言っていました。また津田さんは、最後のコメントで「“ドリーム・ステアウェイ”で何かあるといいな……」とも。

 ここで舞台挨拶は終了の時間に。最後に5人が挨拶をしてステージを後にしました。

 こちらの舞台挨拶の配信映像はしばらくアーカイブとして公開されているとのことなので、最後のコメントや、この記事では掲載していないトークなどもたくさんありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

シンデレラガールズ 10周年記念アニメーションETERNITY MEMORIES 先行上映会 舞台挨拶(アーカイブ)

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