ラスボスは…誰だ!? 『マギレコ』第2部“集結の百禍編”最終章直前ストーリーまとめ【ネタバレあり】

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 2022年8月22日で配信5周年を迎えた、アニプレックスのiOS/Android用RPG『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(マギレコ)』

 本作の第2部“集結の百禍編”の最終章が、9月上旬に公開されます。今回は最終章をより楽しむために、第2部“集結の百禍編”第11章まで振り返っていきます。ネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。

神浜市の“自動浄化システム”を巡って、争う魔法少女たち

 第2部“集結の百禍編”は第1部から続く中心人物・環 いろは、彼女に助けられ魔法少女たちの活躍を記録している佐鳥かごめ、行方不明になった父を探す里見那由他たちを中心に物語が展開していきます。

序章“はじまりの記し”

 第1部“幸福の魔女編”を乗り越えた神浜市の魔法少女は、いろはたちを中心に魔法少女の解放を目指す大規模チーム“神浜マギアユニオン”を設立するのでした。

 そんななか環 ういが、魔女ともウワサとも違う謎の魔力を感知。その場に向かった“チームみかづき荘”は魔女によく似た巨大な敵のキモチ・恍惚に遭遇し、無事に退治することに成功します。しかし、いろはの腕には石のついた謎のブレスレットがはまったいたのでした。

  • ▲“キモチ”……第2部より登場した新たな脅威で、ウワサを配下にしています。体の一部が宝石になっており、倒した者に石がついたブレスレットとなって憑りつきます。宿主に力を貸すこともあれば、意識を乗っ取ろうとすることもある、厄介な存在。

第1章“前書きは靴音と一緒に”

 調整屋の八雲みたまにブレスレットを見てもらおうとしたいろはは、謎の空間で倒したはずのキモチにと再会します。ブレスレットに宿っているキモチは外されることを拒み、“命を差し出せる相手にしか渡せない”ことがわかったのでした。

 そのころ街には、過去の出来事から神浜市の魔法少女に恨みを抱く二木市のグループ“プロミストブラッド”、古から日の本を守ってきた“時女一族”といった他のエリアの魔法少女たちの気配が漂い始めます。

 さらに“マギウス”の意志を継ぐ“ネオマギウス”も、組織の中心人物だった里見灯花と柊 ねむをさらう計画を立てていたのでした。

  • ▲“プロミストブラッド”……神浜市が魔女を集めた影響で争いが激化し、血の惨劇が起こった二木市の魔法少女のグループ。
  • ▲“時女一族”……巫(かんなぎ)として、古くから日の本を悪鬼(魔女)から守ってきたが、それは村ぐるみの陰謀で……。一族を魔女になる運命から解放するため、神浜市を訪れます。
  • ▲“ネオマギウス”……元“マギウスの翼”の黒羽根だった 宮尾時雨と、安積はぐむが作った魔法少女至上主義を掲げる組織。のちに藍家ひめなによって、活動が大きく変化することに!

 さまざまな出来事が重なり、“神浜マギアユニオン”、“プロミストブラッド”、“時女一族”、“ネオマギウス”が灯花たちのいる電波望遠鏡のもとに集結。

 そこで魔法少女たちはキュゥべえに、ブレスレットについている石は巨大な魔力を有する“幸福の魔女”の欠片であること、“自動浄化システム”を巡る魔法少女たちの争いはキュゥべえが仕組んだ実験であることが明かされます。

 それぞれの思惑から、キモチの石と“自動浄化システム”を求める魔法少女たち。さらに中立を名乗る調整屋集団“ピュエラケア”も現れ、神浜市では魔法少女たちの熾烈な争いが幕を開けることに……。

  • ▲ピュエラケア”……善悪関係なく、すべての魔法少女をサポートする調整屋集団。中央区を拠点にして、中立地帯にします。

第2章“微笑みと火花”

 友好的な関係を築けたことから“神浜マギアユニオン”は“時女一族”と同盟を組み、キモチの結界を探します。そのなかで“プロミストブラッド”がキモチの石・激怒と、“時女一族”がキモチの石・期待を獲得。

 また“プロミストブラッド”に先にキモチのいるエリア周辺を押さえられたものの、梓 みふゆの作戦や“時女一族”の協力もあり、トドメを刺した深月フェリシアがキモチの石・嫌悪をゲットしました! しかし、ういが“プロミストブラッド”にさらわれてしまって……。

【那由他side】

 神浜市を訪れた、灯花の従姉妹・里見那由他。彼女は偶然出会ったみたまの妹・八雲みかげとともに、父で民俗学者の里見太助を探しているようです。

第3章“内なる常夜の夜明け”

 誘拐されたういを助けるために、いろはたちは“プロミストブラッド”の本拠地・二木市を訪れます。しかし紅晴結菜の策略で、いろはは仲間たちからはぐれてしまうのでした。

 結菜によって地下墓地に連れていかれたいろはは、二木市の魔法少女に起こった悲劇を聞かされます。さらにいろはは、ういが死んだと聞かされて魔女になりかけますが、うい本人と仲間が駆け付けたことで危機を脱して神浜市へと戻ります。

 そのころ神浜市では、“プロミストブラッド”が驚嘆と敬愛のキモチを倒し、石を手に入れていました。

【那由他side】
 父を探す那由他は、父の手がかりを求めて伯父の病院に向かいます。そこで灯花や記憶喪失状態で入院中のアリナ・グレイの言葉に後押しされ、父から送られたメールの送信元を調べることに……。

  • ▲アリナ・グレイは、元マギウスの1人。現在は記憶を失っているが、物語のカギを握るある場所に関する絵を描いていて……。

第4章“彼方の群青”

 結菜の仲間たちへの優しさを知って、協力の交渉を持ち掛けたいろは。結菜はキモチを巡って“プロミストブラッド”と“時女一族”が膠着状態になっている状況を変えることを条件に、話を聞くと言います。

 2つのチームが苦戦しているキモチ・恐怖がいたのは、双葉さなの友達・アイがいたウワサ空間でした。さなとアイの絆によってキモチへの道が開かれ、“時女一族”の広江ちはるが石を獲得。

 しかし“ネオマギウス”に襲われて、ちはるは大怪我を追い、石も奪われてしまいます。

 結菜の出した条件は満たしたものの、不幸なすれ違いが起こって、いろはたちの交渉は決裂してしまいます。

 “プロミストブラッド”が“果てなしのミラーズ”を使ってショートカット移動していることを掴んだ観鳥 令は、交渉決裂時に備えて調査に動き出します。“果てなしのミラーズ”のなかでアリナと会って彼女もミラーズ内を探っていることを知り、誘いに乗って神浜監獄へ向かうことに。

 そのなかで“プロミストブラッド”の急所を知った令ですが、アオと遭遇して相打ちになり……。さらに“神浜マギアユニオン”が裏で動いていたと勘違いされ、交渉決裂の原因となってしまうのでした。

 令の悲劇によって最後のキモチ・悲嘆が出現し、8つの石がそろいます。“プロミストブラッド”はほかの魔法少女を皆殺しにしようとしますが、その前にキモチが石争奪戦に参加するメンバーを選別したのでした。

【那由他side】

 那由他は父を探す鍵は母にあると考え、連絡を取ろうとします。そのために灯花の父に課題を出され、それと向き合うなかで彼女は自分を見つめ直すことに……。

 母と会って父を探す光明を得た那由他でしたが、当の父から“魔法少女を救うことを諦める”という意味深な手紙が届くのでした。

第5章“揺れて恋歌に霞む理想”

 “プロミストブラッド”を攻めあぐねているいろはたちでしたが、令のスマホに残された情報から二木市へのショートカットへの糸口を見つけます。彼女たちは監獄地下に向かいますが、ショートカットは1つじゃないとわかり……。

 “時女一族”は、“神浜マギアユニオン”と考え方の違いから同盟を解除。それを好機とみた“ネオマギウス”のひめなは“時女一族”に勧誘をかけ、本拠地の水徳寺に侵入して、土岐すなおたちを連れて行ってしまうのでした。

 それは“時女一族”の作戦で、すなおは“ネオマギウス”の本拠地を調べて時女静香たちに連絡し、奪われた仲間たちを取り戻そうとしていたのです。静香の演説によって仲間たちは目を覚まし、ひめなを返り討ちにすることに成功。

 しかしひめなの退場は、“ネオマギウス”の作戦だったのです

 また“果てなしのミラーズ”を探索していたみふゆたちは、無数に株分けされたミラーズを繋ぐ鏡を集めたターミナルを発見。灯花とねむによってウワサを強化されたかごめは、リィと対話して“風の道化師のウワサ”を作り上げるなど、それぞれの魔法少女にも動きが……。

【那由他side】

 父の手紙にショックを受けた那由他でしたが、気持ちを奮い立たせて湯国市へ。

第6章“薄氷のレゾンデートル”

 神浜市で行われた市長選が原因で、市内では東西が分離するような不穏な空気が漂い始めます。また“神浜マギアユニオン”でも、東の魔法少女が不信感を抱く出来事が起こってしまったのでした。

 “プロミストブラッド”がショートカット移動をさせないために、ターミナルの鏡を破壊することに。

 しかし監獄に行ってからフェリシアが親を殺す悪夢を見るなど不調に落ちいる仲間がおり、決行を明け方に先延ばします。 

 作戦の前に、仲間の元を去るフェリシア。彼女は夢が真実かどうか実家に確かめに行き、過酷な現実を目の当たりにします。いろはは自暴自棄になってキモチに体を渡そうとするフェリシアを説得しますが、彼女の両親に憎まれているという思いは消えません。

 しかし仲間たちの活躍によって、フェリシアは両親の愛を改めて知ることに……。

 神浜市と二木市のショートカットルート破壊作戦は、遅れながらも駆けつけた“チームみかづき荘”の助けもあって、株分けのミラーズの魔女を倒すことに成功します。しかし、その代償に新たな犠牲者が生まれることに……。

【那由他side】

 湯国市で、父の手がかりを見つけた那由他。里見メディカルセンターで父と再会するはずが、伯父が父を監禁しているともとれる会話をしていたこと、そして信頼している使用人・氷室ラビの言葉で灯花親子に不信感を抱きます。

第7章“トワイライト・レムナント”

 さまざまな出来事を経験したいろはは、敵味方関係なくすべての希望を守る決意を話し、“神浜マギアユニオン”の仲間にも認められるのでした。

 そして神浜市での決戦のため“時女一族”と同盟を組むなど準備を進めますが、“プロミストブラッド”はキモチの石を盾にして二木市での決戦を仕掛けてきます。

 地の利やキモチが定めたルールを利用して、戦力差をくつがえしてくる“プロミストブラッド”に苦戦を強いられるいろはたち。全滅寸前まで陥りますが、保澄 雫の力で難を逃れ、形勢逆転することに成功します。

 しかし結菜はキモチの石の力を使い、圧倒的な力でいろはたちを倒し始めるのでした。そんななか仲間の死を知って力の制御を失った結菜を助けるため、いろはは単身で立ち向かいます。

 精神に干渉した2人はお互いの過去を知り、結菜はいろはの決意が本物であることも感じるのでした。そして彼女に自分たちの未来を託すことに決め、“プロミストブラッド”との争いは幕を閉じます。

【那由他side】

 ラビの誘導もあって、灯花親子に警戒を強める那由他。彼女はやっと父・太助と再会することができましたが、彼は新市長や灯花の父に魔法少女の存在を否定するため、すぐに去ってしまいます。

“ネオマギウス”ひめなの恐るべき野望

 “プロミストブラッド”との戦いが無事に終わったのもつかの間、今度は暗躍していた“ネオマギウス”が本性を露わにします。

第8章“夢のなごりに芽吹く花”

 “神浜マギアユニオン”と“プロミストブラッド”が手を組んだことで、魔法少女による争いは終止符が打たれたかに思われました。

 すべてのキモチの石がそろったことで“自動浄化システム”が世界に広がることを期待したいろはたちですが、キモチがういを狙って暴走してしまいます。

 そこに神浜市にいないはずのキュゥべえが現れ、“自動浄化システム”を奪って魔女化する街に戻したこと、うい以外がキモチの石を手に入れてもシステムを奪取できないという衝撃的な事実を告げるのでした。

 さらに“ネオマギウス”が姿を見せ、ひめなは自分の理想とする魔法少女至上主義を語ります。その考えに賛同して十七夜やみたま、静香、アオが、彼女についてしまって……。

【那由他side】

 那由他は父から雲隠れしていた理由や、親しいと思っていたラビが父と通じているのを隠していたことを聞いてショックを受けます。

 実はラビは“午前0時のフォークロア”に所属する魔法少女で、魔法少女の存在が広がることを危険視し、必要であれば魔法少女や魔女を一人残らず消す強い諦観を抱いている者たちだったのです。

 那由他は父に自分たちの考えが理解したいなら南凪の水族館に来るように言われ、ついていくことを選びます。

第9章“光差す正機迷宮”

 “ネオマギウス”は電波望遠鏡を使って、生命をコントロールする魔法をかけるという凶悪な方法で、自分たちの望みを叶えようとします。

 そんなひめなの恐るべき行動を知って、ピュエラケアのリヴィア・メディロスも中立のままではいられないと悟り、キュゥべえを見限ることを考え始めるのでした。

 電波望遠鏡を巡る攻防のなかで、ちはるたちは静香の目を覚まさせることに成功するのでした。しかし事態は、“ネオマギウス”の計画通りに進んで……。

【那由他side】

 “午前0時のフォークロア”のメンバーと、彼女たちの故郷である湯国市を訪れた那由他。彼女はそこで、ラビたちメンバーが諦観を抱くようになった悲劇を聞きます。

 神浜市の結末によって諦観を受け入れるつもりだというラビたちに、那由他は納得できない気持ちを抱えるのでした。

第10章“疾走ドラスティックラバー”

 電波望遠鏡を使って、“神浜市の一般人に飲み食いができない暗示”をかけた“ネオマギウス”。彼女たちのさらなる計画を阻止するために、いろはたちは仲間たちと奔走します。

 十七夜とみたまは、みかげが進めた東西の仲を修復する“仲良し大作戦”によって希望を持たせることができました。

 アオによる湯国市の魔法少女撲滅派に対する攻撃は、結菜が阻止。そんななかアオのもとに、ひめなから“ネオマギウス”全員に神浜市を出るように指示するメールが届きます。

 世間に“魔法少女は脅威である”と伝えようとしたひめな。ピュエラケアの暗躍によって恐ろしい目論見は失敗し、彼女は自身が魔女化することですべてを終わらせようとします。しかしサーシャや仲間だった“ネオマギウス”に支えられ、何とか踏みとどまるのでした。

 そして魔法少女たちの力で神浜市の人々への暗示は解け、その希望にあふれる光景に“午前0時のフォークロア”も魔法少女救済へと活動の舵を取ることに……。

諦観に再び支配されたラビに、いろはは……

 “ネオマギウス”との関係も改善され、魔法少女たちの戦いは、キュゥべえから“自動浄化システム”を取り戻すことだけとなりました。

第11章“喜びと悲しみの終幕流転”

 “ネオマギウス”の計画が終わったあとも、いろはたちの元に戻ろうとしないみたまと十七夜。リヴィアたちは魔女化寸前の2人に皆から集めた想いを見せますが、それでも哀しみが消えず……。

 リヴィアは自分の過去を見せて、彼女たちの罪の意識を軽くしてあげるのでした。

 そして、ついに集まったキモチの石。それを使っていろはたちが“自動浄化システム”のなかに入ると、そこにはキュゥべえが! ある仕掛けのせいでシステムの外で倒れる仲間たちを救うため、いろはたちはコアの回収を急ぎます。

 しかしラビが再び諦観にかられて、キモチも登場してしまって……。

 一方、“果てなしのミラーズ”に乗り込んだかりん。彼女の先輩であるアリナは、ある事情で“滅び”を望む鏡の魔女の元となった魔法少女・瀬奈みことの考えに同調し、彼女についていっている状態です。

 みことはかりんに人類の歴史や神浜市が東西で揉める原因を見せることで、自分たちの考えを理解させようとします。しかしかりんは人間はグレーなものだと反論し、それを面白がったアリナは彼女とある約束をして……。

 ときにはぶつかりながらも、お互いを認め合って歩んできた魔法少女たち。彼女たちがどんな結末を迎えるのかは、ぜひ最終章で見届けてください!

(C)Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners

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