『メイドインアビス 闇を目指した連星』攻略ガイド。塩は生きるための必需品! など覚えておきたい知識【ファミ通.com】

電撃オンライン 小林白菜
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こちらの記事はファミ通.comで8月26日に掲載された記事の転載になります。

 スパイク・チュンソフトより2022年9月1日(木)発売のNintendo Switch、プレイステーション4、Steam(※)向け3DアクションRPG『メイドインアビス 闇を目指した連星』。本稿では、そのゲームガイドをお届けします。

※Steam版は2022年9月3日(土)発売予定。

 原作マンガ、そしてアニメとしても人気を博している『メイドインアビス』をゲーム化した本作では、プレイヤーが探窟家となって世界に唯一残された秘境の大穴“アビス”に挑みます。

 原作でも不条理で人智を超えた出来事が数多く起こる場所であるアビスは、ゲームでも一筋縄では行きません。この記事が、何度も迷い、悩むであろう探窟家たちの助けになればうれしいです。

『メイドインアビス 闇を目指した連星』とは

 メーカー呼称による本作のジャンルは“度し難いアクションRPG”。「度し難い……」というのは、『メイドインアビス』のメインキャラクターであるレグ(声:伊瀬茉莉也)が作中で不条理なものなどに触れたときに発する印象的なセリフです。

 この言葉がジャンル名に付いていることからもわかる通り、本作もまた原作同様にゲームとしてのきびしさ、ストーリーの残酷さを兼ね備えた“度し難い”作品となっています。

  • ▲上昇負荷などの『メイドインアビス』を象徴する設定も、ゲームシステムに組み込まれている。

 そんな本作のゲームモードは2種類。

・HELLO ABYSSモード:原作の主人公・リコ(声:富田美憂)を操作して原作のストーリーを追体験するモード。

・DEEP IN ABYSSモード:ゲームオリジナル主人公(声:鬼頭明里)を操作して、オリジナルストーリーを体験するモード。HELLO ABYSSモードのクリアー後にプレイできる。

 アビスはきびしい場所ですが、ふたつのモードで順を追ってゲームシステムを覚えていけるので、ゲーム初心者でも問題なく楽しめることでしょう。


  • ▲リコとレグが協力しながらアビスを進んでいく“HELLO ABYSSモード”と、より奥深いゲーム性となっている“DEEP IN ABYSSモード”。それぞれに魅力がある。

 両モードに共通するゲームの基本的な流れは以下の通り。

1:“オースの街”で依頼を受け探窟に向かう準備。

2:アビス内を探索し依頼を達成。内容は“特定の場所へ向かう”、“特定のアイテムを一定数採取する”、“原生生物を討伐する”など。

3:上記をくり返すことでストーリーが進展する。

 “DEEP IN ABYSSモード”の場合は、ストーリーが進展していくことで、赤笛から蒼笛→月笛→黒笛→白笛へと探窟家として昇格し、アビスのより深い場所へと潜れるようになります。伝説の白笛を目指しましょう!

探窟の前に“オースの街”でやっておくべきこと

 探窟を効率よく行うためには、“オースの街”での準備が重要。これから紹介する点に気をつけて準備をすれば、アビスで困り果てることは少なくなるはず……?

チェックしそびれている依頼(クエスト)がないか確認

 “オースの街”で受けられる依頼は、いくつでも同時に受けることができます。主人公が昇格するなどストーリーが大きく進展したら、“探窟組合本部”に新たな依頼が舞い込んでいる可能性が高いです。また、街の各施設で“!”と付いている場所で依頼が発生する場合も。

 中にはアビス内でアイテムを採取しているうちに自然と達成できる依頼もあるので、受けられる依頼はすべて受けたうえで探窟に臨みましょう。

  • ▲“探窟組合本部”では探窟家向けのさまざまな依頼を紹介してくれる。

遺物鑑定所で手持ちの遺物を売却

 アビス内で鉱物を採掘したときなどに手に入る“遺物”は、“遺物鑑定所”に売却することでお金と(“DEEP IN ABYSSモード”に限り)経験値が手に入ります。

 ひとつひとつの遺物にはそれなりの重量があり、つぎの探窟に持ち込んでもリュックの重量制限を圧迫するだけでメリットはないので、街に戻るたびにすべて鑑定所に売却することをおすすめします。

  • ▲等級が高い遺物をたくさん売却すれば、主人公のレベルが一気に上がることも!

いらないアイテムはボックスに預けるか売却を

 探窟中にリュックの重量制限をオーバーすると、回収したアイテムのうちどれかを捨てることになります。これはもったいないので、アビスに潜る前に、不要なアイテムは売却するか、孤児院の主人公の部屋にあるアイテムボックス(DEEP IN ABYSSモードのみ)に預けておきましょう。

 お金になるもの、クラフトですぐ作れるものは売却するのも手ですが、のちのちクラフトの素材として必要になるアイテムもあるので、できるだけアイテムボックスに預けるのがおすすめです。

  • ▲アイテムボックスにも個数制限があるが、スキルの習得により容量を増やすことができる。

アビスに持ち込むべきおすすめアイテム

 探窟に持ち込めるリュックには重量制限があり、アビス内でも依頼達成のためさまざまなアイテムを入手することを考えると、アビスに入るときはある程度余裕を持って臨む必要があります。

 そんな何を持ち込むか悩ましいアビスで「これだけは準備しておいてほしい!」というアイテムをご紹介します。

探窟用具店で買っておくべきものは“ピッケル”・“包帯”・“ロープ”

 探窟に役立つ装備品や武器、アイテムが揃っている“探窟用具店”。より性能のよい衣服などお金が貯まったら手に入れたい商品がいろいろ並んでいるお店です。アビスに潜る前に毎回補充しておいてほしいのが“ピッケル”、“包帯”、“ロープ”の3つのアイテム。

 いずれもアビス内で手に入るアイテムを材料としたクラフトで手に入るものではありますが、ピッケルが壊れてなくなると戦闘がたいへんになり、包帯がなくなると回復がままならない状況に……。少し多めに買っておいてもしものときに備えるのが賢い探窟家です。

 ロープはアビス内に多い、切り立った断崖を安全に降りるために必要不可欠な消費アイテム。これをケチった結果地上に帰るのが困難になり、崖を見上げて途方に暮れることもままあるので、やはり多めに持っていくのがおすすめです。

ラフィーの店では“塩”を多めに持っていこう

 食材が充実している“ラフィーの店”で買っておくべきアイテムが“塩”。重量もほとんどないので、まとめ買いしてリュックの中に常備しておくのがよいでしょう。

 なぜなら、クラフトで作る料理の多くに、材料として塩が不可欠だからです。原生生物を倒すとその生物の“肉”が手に入ることがありますが、これを食べられる状態に料理しようと思ったら塩が必要なことが多く、そして塩はアビス内では基本的に手に入りません。

 HP、そして満腹ゲージの回復が重要なアビスでの探窟において、より回復量の多いアイテムを作れる料理のクラフトは非常に重要。そして塩は、あらゆる料理に必要となるマストアイテムなのです。

  • ▲少し高度な料理は、作るために“船団キャラバン”で販売している“砂糖”が必要な場合も。料理スキルが上がったら、こちらも買い溜めておくのがおすすめ。

アビスから生きて帰るために役立つ知識

 ここからはアビスでの探窟から生きて街へと帰るために重要な事柄についてご紹介します。

探窟の基本

 探窟家がアビスに潜るおもな目的は、アビスの調査。アビスで育つ植物の採取、鉱物の採掘、原生生物を倒して解体するなどしていけば、依頼の達成につながります。

 探窟で注意すべきなのが画面左上にHPゲージとともに表示されるオレンジ色の“満腹ゲージ”と水色の“スタミナゲージ”。満腹ゲージは時間経過とともに減少するので食事などで回復する必要があります。

 スタミナゲージは敵への攻撃やダッシュ、回避、崖登りなどで減少。しばらくこれらの行動を取らなければすぐに回復しますが、満腹ゲージがゼロの状態だと回復しません。こうなると致命的です。

 HP、満腹ゲージ、スタミナゲージ。3つのゲージに注意しながら、探窟を進めていきましょう。

  • ▲画面左上にある3本のゲージは、上の緑色がHPゲージ、中央のオレンジ色が満腹ゲージ、下の水色がスタミナゲージ。

HPを回復する方法

 HPの回復には、特定のアイテムを使用します。クラフトで作れる料理の多くはHPと満腹ゲージを同時に回復できますが、HPだけを回復したいときは“包帯”や“止血草の葉”を使いましょう。

 “止血草の葉”は包帯より回復量が少なく、使用してから回復までに少し時間が掛かりますが、アビスのいたるところに生えているので、探せば比較的簡単に見つかるのが強みです。

  • ▲“止血草の葉”はこんな見た目。

スタミナゲージに気を配ろう

 強敵との戦いに夢中になっていると、スタミナゲージの残量の把握を忘れがちです。少し攻撃をやめればすぐに全回復するのですが、夢中で敵を殴り続けていて、ゼロになってから我に返る……なんてことも。

 スタミナがゼロになると回復するまでの数秒間行動不能になるので、無抵抗のまま敵の攻撃を受け続けることになってしまいます。そうならないために、少し攻撃を続けたら、スタミナ回復のためいったん距離を取るクセを付けるようにするのがよいかもしれません。

 これは崖登りでも同様。崖登り中に高所からスタミナ切れで落下したら、即死となってしまいます。高い崖を登るときは、一気に登ろうとする前に周囲を見回し、休憩できる足場がないか探してみましょう。

食べ物を持っていないときは原生生物を狩るか、木の実でしのごう

 満腹ゲージが半分以下になると、主人公のお腹が鳴り出します。こうなったらそろそろ食料補給をしたほうがよいという合図。

 リュックに食べ物が残っていない場合、周囲の原生生物を倒して解体、その生物の肉が手に入ることがあるので、これをクラフトで調理するのがおすすめ。深界一層ならば木になっている木の実“ヘグイの実”を食べるのもよいでしょう。

 いずれもゲージが大きく回復するわけではありませんが、その場しのぎにはなります。

  • ▲肉と塩さえあればそれだけで料理になる!

“上昇負荷”の症状が出たら、無理せず休もう

 アビスから地上に戻ろうとする探窟家の身体を蝕む“上昇負荷”は、“アビスの呪い”とも呼ばれます。本作では低い場所から高い場所への移動によって引き起こされ、嘔吐して満腹ゲージが大幅に減少するといった形で表現されています。

 上昇負荷の兆候として、ゲーム画面の周囲に紫色のエフェクトが入るとともに嫌~な効果音が流れるので、こうなったら兆候が消えるまで少し休憩するのが効果的です。崖登り中も止まっていればスタミナは減らないので、そこもご心配なく。

 長く探窟を続けるなら、ときとして待つことも重要なのです。

  • ▲画面内に不穏な感じが漂ってきた。いったん休む? それとも登り切っちゃう?

安全に帰還するために

 アビスは闇雲に進むだけならかなり深い場所まで行くことも難しくありませんが、問題は無事に街へと帰れるかどうか。ここでは、アビス内での生存率を上げるために意識すべきことをご紹介します。

武器、食料が尽きそうなら帰還すべし

 本作では武器もまた使い続けていると壊れる消耗品です。これがなくなってしまうと、原生生物たちとの戦闘ができなくなってしまいます。

 また、食料が尽きて満腹ゲージの回復手段がなくなると、スタミナも回復できず、どうしようもなくなってしまうというのも前述の通り。

 武器、そして食料が尽きそうなときは、早めに地上への帰還を目指すのが賢明と言えます。この経験を活かして、次回の探窟時に持ち込むアイテムの数を調整しましょう!

  • ▲アビスに持ち込むアイテムの個数は、試行錯誤しながら自分にあったバランスを見つけよう。

高い崖ではしっかりロープを使うべし

 アビスは入るたびに中の状態がリセットされるので、挑戦するたびに断崖を登り降りするためのロープも付け直さなければいけません。

 消耗品なので、なるべく使わずに温存しておきたいと思ってしまいますが、降りるときはよくても、地上に帰るときロープがないと、無謀な崖登りをしなくてはならない状況になりがちです。

 高い崖では、帰還時のことも考えてケチらずにロープを使っておくのがおすすめ。そしてロープが尽きたときは、やはり無理せず引き返すのが賢い選択です。

  • ▲ゲームが進むと“ハーケン”で固定することでロープが取り付けられる場所も増える。

どうしようもなくなったときは“リタイア”も手

 無茶をしたり、不測の事態が起きて、地上に帰るのが困難になってしまった……。そんなときはスタートメニューから“リタイア”を選択するのもアリ。

 今回の探窟の成果はゼロになってしまいますが、何度もゲームオーバーになりながら帰還方法を模索するよりはよい状況もあるかもしれません。

  • ▲リタイアするのは悔しいが、命あっての物種。

マップのつながりを把握すべし

 アビスの内部は、いくつものエリアに分かれています。これがなかなかに入り組んでいて、最初のうちはそれぞれのつながりを把握するのもひと苦労です。しかし、このつながりを頭に入れておけば、アビス内で効率よく、危険な目に遭いづらい立ち回りで探窟ができるのも事実。

 ここでは、深界一層の各マップから行ける隣接マップを紹介します。目的地がどのエリアか分かっているときは、目的地から地上に最も近い“奈良門”に行く方法を逆算すれば最短ルートがわかるはず。依頼達成に役立ててください。

・奈落門:地上(オースの街)、瀑布ゴンドラ、双璧の滝
・瀑布ゴンドラ:奈落門、樹住まいの化石群、標の大橋、石の方舟
・樹住まいの化石群:瀑布ゴンドラ、風乗りの風車
・標の大橋:瀑布ゴンドラ、双璧の滝、飛び出し岩
・双璧の滝:奈落門、標の大橋
・石の方舟:瀑布ゴンドラ、飛び出し岩、多階層の丘
・飛び出し岩:標の大橋、石の方舟、多階層の丘
・風乗りの風車:樹住まいの化石群、多階層の丘
・多階層の丘:石の方舟、飛び出し岩、風乗りの風車、誘いの森(深界二層)

  • ▲それぞれのエリアのつながりを把握しておけば探窟が楽になるのは、深界二層以降でも同様。

探窟家のための育成指南

レベルアップの方法

 “DEEP IN ABYSSモード”ではレベル制が解禁されます。レベルを上げれば主人公のステータスが上昇し、強敵を倒したり、崖を登ったりするのが楽になります。また、レベルが1上がるごとにスキルポイントをひとつ獲得。これをひとつ消費するたびに探窟に役立つスキルが手に入ります。

 レベルを上げるために必要な経験値を手に入れる方法は以下のふた通り。

・任務をクリアーする。
・遺物を“遺物鑑定所”に売却する。

 たくさん任務をクリアーし遺物を持ち帰ってよりよい探窟を目指しましょう。

早めに取っておきたいおすすめスキル

 ここでは、“DEEP IN ABYSSモード”の序盤で早めに取っておくと便利なおすすめスキルを伝授。

 “DEEP IN ABYSSモード”の主人公は初期状態では“HELLO ABYSSモード”のリコが使えていたアクションすら使えないものがいくつかあります。今回おすすめしているスキルの多くは、“リコ操作時に使えたスキル”です。

 ほかには、リュックの重量上限増加や、アイテムボックスの上限増加など、アイテム収集に便利なスキルも、探窟の効率化のためにおすすめです。

おすすめ戦闘用スキル

連続攻撃1:ピッケルで2回攻撃可能
緊急回避:緊急回避が可能

おすすめ探窟用スキル

ランジ1:崖登り中に飛び移り可能
栄養補給:壁のぼり中に飲食可能
運搬料アップ1:リュックの重量上限が増加
空腹耐性:満腹ゲージの消費量が軽減

おすすめクラフト用スキル

炊き料理:炊き料理のレシピを獲得
貯蔵量アップ1:アイテムボックスの上限が増加

  • ▲原生生物に苦戦するようなら戦闘用スキルの連続攻撃や緊急回避、崖登りなどが不便に感じるなら探窟用スキルの“ランジ”や“栄養補給”を選ぼう。

目ぼしいスキルがなかったら、ポイントを温存しておくのも手

 赤笛から蒼笛、蒼笛から月笛と昇格して新たな笛を手に入れるとき、新たなスキルがいくつもアンロックされます。より高い階級でアンロックされるスキルのほうが強力なものが多いので、スキルポイントが余っているものの目ぼしいスキルがないときは、つぎに昇格したときのためにポイントを温存しておくのもよいでしょう。

 それではこれらの知識も活かしつつ、皆さんぜひ秘密のベールに包まれたアビスの最奥を目指してください! 地上から応援しています。


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 電撃オンライン・ファミ通.com・WebNewtypeの3つの媒体合同で、ゲーム『メイドインアビス 闇を目指した連星』特集企画を展開しています。“度し難いアクションRPG”と言われる本作の魅力を、キャラの掘り下げやレビューなどでお伝えしていく予定です。『メイドインアビス』が好きな人は、下記バナーからぜひご覧ください!


©つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス「深き魂の黎明」製作委員会
Licensed to and Published by Spike Chunsoft Co., Ltd.

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