川原礫先生の新作が始動。その名も『デモンズ・クレスト』【電撃文庫】

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 『アクセル・ワールド』、『ソードアート・オンライン』、『絶対ナル孤独者』で知られる小説家・川原礫先生の新作小説『デモンズ・クレスト』が11月10日に電撃文庫として発売されることが明らかになりました。イラストは堀口悠紀子先生。

  • ▲本作の特設ページより。

 本作は、MR(Mixed Reality/複合現実)のゲームを舞台にした作品。公開された本作の特設ページには、イラストとともに“これはゲームであって、そして現実だ”なるコピーが掲載されています。

 川原礫先生の作品を追いかけてきた人は“これは、ゲームであっても遊びではない。”という『ソードアート・オンライン』のコピーを思い出した人も多いのではないでしょうか? どんな物語が展開していくのか、気になるところです。

 11月10日の発売に先駆けて、ストーリーなども公開されています。

STORY

 世界初の全感覚没入(フルダイブ)型VRMMO-RPG《アクチュアル・マジック(AM)》のテストプレイが開催された。

 雪花小学校6年1組・芦原佑馬(アシハラ・ユウマ)は、新たなテクノロジーが作り出すVR世界に驚き、クラスメイトとともにダンジョンボスを協力して倒し、満足と未練と共に《AM》からログアウトするはずだった。

 しかしそんな《完璧な未来》が、ユウマたちのもとへ訪れることはなかった。ダンジョンボスを倒した後、奇妙な赤い光がアバターを包み込み、ユウマは意識を失ってしまう。

 《AM》から強制的にログアウトしたユウマが目にしたのは、ゲームの舞台《AM》と《現実》が融合した《新世界》だった。

 事態が飲み込めず、混乱するユウマの前に、クラス一の美少女・綿巻すみかが現れる。しかし、彼女の容姿は悲劇的なほどに変貌していた。 それはまるで、ゲーム内の“モンスター”としか思えないもので……

 「――これはゲームであって、そして現実だ。」

KEYWORD

QLEST(クレスト/Quantum Lamellar Expansive System Terminal)

 世界初の《量子薄膜包括システム端末》。生体電位で駆動するためバッテリー切れがなく、両耳の《イヤーピース》、両目に装着する《アイレンズ》と無線接続することで、完全なるユビキタス・ネットワークを実現している。

アクチュアル・マジック

 略称は《AM》。世界初の全感覚没入(フルダイブ)型VRMMO-RPG。プレイヤーは剣と魔法のファンタジー世界を自分の身体を 動かす感覚でアバターを操作することができる。

アルテア

 人口十四万人のベッドタウンである“のぞみ市”に建設された《アクチュアル・マジック》を中核とする大規模アミューズメント施設。

カリキュラス

 アメリカに本社を置く情報通信企業《アイオテージ》が開発したユニット。カプセル型ユニット内に、プレイヤーの体を収納しハイブリッド生体通信を行う。脳から出力される自発的運動命令をすべて読み取り、キャンセルすると同時に、触覚や重量覚、運動覚といった体感覚信号を入力することができる。

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