NASAの協力で実現した『シルフィード』の圧倒される映像表現に注目!!

電撃オンライン
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 10月27日に発売される『メガドライブミニ2』に収録されているタイトルについてレビューしていきます。

 『メガドライブミニ2』は、令和初のゲーム機として話題を呼んだ、ミニハードの決定版『メガドライブミニ』から、内容を一新し、『メガドライブ2』を再現した新デザインでさらなる小型化を実現しつつ、大きくパワーアップした新ハードです。

 特別企画では、さまざまなライターがソフトの特徴や魅力を語っていきます。今回掲載するのは『シルフィード』です。

『シルフィード』 文:Go

 ゲームアーツが1986年に発売した3D縦スクロールシューティングゲームのメガCD移植版です。とはいえ、元のゲームをベースにしたほぼ新作で、当時としては最高品質の3Dグラフィックを実現しており、その迫力はまさに圧巻でした。

 3Dポリゴンでの演出だけでなく、あらかじめCD-ROMに収録したムービーを背景として使用しているのも特徴で、見たことのないような映像表現を体験できました。背景のムービーにはNASAも全面協力していたというのだから納得です。

 その美しさに見惚れているうちにやられてしまうということも多々あり、シューティングが苦手だったこともあって、クリアに相当手こずったのもいい思い出です。

 ゲーム自体はシンプルな縦スクロールシューティングですが、3Dシューティングの先駆けとなった作品です。今見るとさすがに古く見えますが、当時はこの作品だけのためだけにメガCDを買ってもいいとされるほどの傑作でした。あのころを知る者にとっては、永久保存しておきたい逸品です。

 余談ではありますが、主役機の“SA-77 シルフィード”は何度かキット化されていて、これがすごく複雑なディティールまで再現されているのです。初めて見た時は、「こんなにカッコよかったのか!」と驚きました。

タイトル説明(公式サイトより)

 メガCDの機能を最大限発揮した、迫力の3D演出が全編に渡って展開するゲームアーツのシューティングゲーム。ザカリテ率いる反乱軍の手に落ちた地球を救うため、戦術宇宙戦闘機「シルフィード」は、地球を目指して発進します。

(C)1993 GAME ARTS

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