『北斗リバイブ』原作にない展開を描く新プロジェクト始動。URユリアやジュウケイの情報も

電撃オンライン
公開日時

 セガのiOS/Android用アプリ『北斗の拳 LEGENDS ReVIVE(北斗リバイブ)』のサービス3周年を記念したイベント“3周年記念ファンミーティング~デカいバBar~”が、吉祥寺ゼノンサカバにて、9月19日に開催されました。

 会場となったのはサザンクロス……もとい東京にある“吉祥寺ゼノンサカバ”。3周年を祝うべくユーザーが集りました。

 『北斗の拳』の版元会社の運営するゼノンカフェとのコラボということで、いろいろな展示物を見ることができます。

 おなじみの“でかいババア”のリアルサイズ立て看板は見上げるほどに大きく、笑いながら撮影するファンの姿も確認できました。

 会場には拳王軍のザコと思われる姿も。「汚物(ウィルス)は消毒だ~!」や「検温しやがれ!」とファンを検査した後には、席へと案内。さらにはお土産まで配布していました。なお、ザコの中には『北斗が如く』にてザコ役を演じられた役者も混じっており、野次などを飛ばしつつイベントを盛り上げていました。

オープニング、グループ対抗クイズ大会

 ステージには、ピン芸人のカナイさん、アメリカザリガニの平井善之さん、岩本耕平プロデューサー、藤田知之ディレクターが登場。岩本さんは新型コロナウィルスの関係で、配信後イベントを行えなかったのですが、周年タイミングでやっと行えたことを説明し、ファンと一緒に喜んでいました。

 乾杯で配られたのは“怪しい水”! 作中でババアの店で出てきた毒入りの水をモチーフにしたもので、壇上のMC陣や開発メンバーの口からは「ただならぬ香りがするんですが……」という不安そうなコメントがあがりました。

 岩本さんのババアになり切った音頭の後、参加者は水を飲んでいましたが、あちこちのテーブルから悲鳴が……。取材陣にもふるまわれたのですが、個性的な味で飲めなくはない……という感じでした。

 “北斗愛を競え!グループ対抗クイズ大会”は、テーブルごとに出されたクイズに回答するというもの。優秀な成績のチームには、以前に企画で作られた特製のパーカーが贈られるということで、一致団結して挑んでいました。

 なお、記事の最後に回答をまとめて掲載するので、ご覧の方も考えてみてください。

コラボメニュー先行試食会、リアルガチャ

 カフェゼノン&ゼノンサカバにて“世紀末酒場~デカいバBar~”が、10月3日まで開催。コラボメニュー1点注文ごとに“デカいバBarステッカー”1枚がもらえます。

 イベント参加者は、メニューがふるまわれ、舌鼓を打っていました。

 報道陣にも用意されていたので、味わったのですが、『拳王の試練!激辛スープ』はしっかりからさがあるので、苦手な人は避けたほうがいいと感じました。

 デザートである『デカいババアのババロア』は、滑らかな舌触りとさまざまなフルーツで普通においしく、「おまえのようにうまいババロアがあったとは!」と驚きました。

 また、イベント参加者にはリアルガチャチケットが配布され、さまざまなグッズを入手する様子を見て取れました。

Q&A、新プロジェクト始動

 開発メンバーから制作時の裏話が明らかに。

 新しいキャラを作る際に大事にしているのは、どのシーンを再現するのか。シャチであればカイオウとの戦いを再現し、倒れなくなったシーンがイメージとなっています。その後、性能を検討するのですが、最近は複雑な性能になっているため、ユーザーに迷惑をかけていると、2人から詫びる場面も。

 キャラについては出し尽くした感がありつつも、“端から端までリバイブすること”をテーマにしているため、「アンケートをやった際に出してほしいキャラやシーンを答えてほしい」とメッセージを送っていました。

 以前に作った等身大ケンシロウのオブジェ。実は重さが68キロあるうえに大きいため、移動するのに苦労するとか。でかいババアも作ろうとしたそうですが、大きすぎて難しいため断念したことを明かしました。

 さらに今後は、地方のイベント実施を検討しているという。グッズも作っていきたいと考えているそうで、会場のファンから欲しいグッズをリサーチしていました。

 話題は今後の拳士について。過去拳士の経絡解放は予定されており、そう遠くないうちにお披露目されるそうです。なお、左の拳王から順番に行われるとのこと。

 6体以上の編成ができるシステムについては、非戦闘拳士の枠が加わり、7枠になるという。こちらは10月末に導入予定。スクリーンにそのテスト映像が映し出され、見たことのないユリアを確認できると、集まったファンはカメラを取り出し、興奮気味に撮影していました。

 この非戦闘拳士により、配置する6体の特徴が変わり、個性が出るようになることを考えているそうです。

 URのさらに上については、現状はまだ予定していないとのこと。「もしやるとしても先になる」と補足していました。

 さらに、今後の拳士としてUR“ユリア高潔なる眼差し”が公開されました。拳士にバフを付与し、追加ダメージが上昇する効果や、敵からの追加ダメージを無効化するなどの効果があるそうです。こちらは9月末に登場予定。

 続いて、URジュウケイのラフイラストが公開に。他にも時期は未定ですが、ハートの新しいキャラも想定しているそうです。キング、クラブと一緒に戦えるようなことをイメージしているとか。

 SR以下の拳士が活躍コンテンツについては、ユニオンバトルでSR限定のものなど施策を考えていることが説明されました。

 気になる不具合の報告については、原因とスケジュールが見えた段階でお知らせを出しているため、告知まで遅くなっているそうです。今度はわかった段階でTwitterなどで告知することを考慮するとのこと。

 さらにサービス品質を守るために、問い合わせへの対応や課題認識をあらわにすることなどを語っていました。岩本さんは「なし崩しにするつもりはありません。純粋に楽しみたいと感じているのはわかっているので、人数の増加や丁寧な対応を心がけて対応していきます」とコメントしました。

 サーバー統合については、検討しているそうですがデメリットもあるため、予定はないそうです。チャットから他のサーバーの人とフレンドになれる機能や、練習試合をできるため、そこで交流してほしいとか。なお、現在加わっているものは正式にリリースされたものではなく、2カ月ほどで正式版になる予定。

 コラボについては、賛否が出ていることを認識しているとのこと。異文化コミュニケーションのような形で導入されましたが、結論として『北斗の拳』外とのコラボについては、少し時間を空けて、『外伝』など北斗に連なるもので実施するようです。

 4回目となる『蒼天の拳』コラボについては、そう遠くないタイミングで盛り上がる時に実施を検討中。これで『蒼天の拳』コラボは一区切りになるそうですが前向きに考えていくそうです。

 “コラボ拳士の奥義書”については、「コラボは権利が異なるのでその枠組みを超えるのが難しい」と断ったうえで、コラボだけか、全拳士かは検討して汎用的なアイテムを実装できないか、確認しているそうです。

 また、“修羅の国編”後の展開については、本当に多くの意見が寄せられているとか。岩本さんは、『北斗の拳』原作の物語が終わっても続けていくことを宣言。

 アプリを立ち上げた時から、描かれていない物語を表現したいと考えていたそうです。例えば、ケンシロウ以前や以後の展開など、原作に登場していないキャラやストーリーを出すことを、原先生や出版社と話しているとのこと。「ファンの方が遊び続けてくれているのが、後押ししてくれます。まだ言えないのですが未来に向けて動いています」と続けました。

 また、その他の意見についても解答していたのでお届けします。

・“アミバの秘孔究明”は今後、“流星解読”の中に入れるとのこと。
・天星石ガチャのラインナップは頻繁ではないが、今後も追加する予定。

・ユーザー投票で決めた性能を決めた拳士は、意義のあること。アンケートなのか、こういうイベントの場所なのかは考える今後もやっていきたい。

 開発の2人は、「『北斗の拳』は来年で40周年。皆さんに喜んでいただける展開をお伝えできるようにしたい」とあいさつ。今後も楽しんでもらえるよう、運営していくことを誓い、イベントは終了となりました。

 会場の出口では、ミスミのじいさん(に扮したスタッフ)が、お土産の玄米をプレゼント。あの種モミが実をつけ、明日につながっていったのかと思うと……今日を生きぬき、明日もしっかり食事をとろうと心に誓いつつ、家路についた筆者でした。

グループ対抗クイズ大会 回答


©武論尊・原哲夫/コアミックス 1983 版権許諾証GC-218 ©SEGA

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら