記憶に忠実なのに恐怖指数は圧倒的に増加! 『バイオハザード RE:4』をプレイして感じた原作との違いは?

電撃オンライン
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 カプコンから2023年3月24日に発売予定の『バイオハザード RE:4』のメディア向け体験会が行われました。

 『バイオハザード RE:4』は、原作の核を大切にしながらも、2023年に発売されるシリーズ最新作。現代のゲーム作品として高いクオリティを目指して制作が進んでいるリメイク作品です。

 30分と短い試遊時間でしたが、アクションや変更点など、本作に触れて判明したこと、気付いたことなどをお届けします。

記憶そのままに恐怖、怪しさ、緊張感が向上

 ハニガンからの無線を受けて、アシュリーの捜索に赴くレオン。その先の怪しげな村で見つかる一軒の家……という流れは、まさに僕の記憶している『バイオハザード4』の冒頭そのものでした。

 しかし当然ながら表現力の向上により、昔の記憶と比べて全体的に綺麗さがあるのと、現在の表現力によるおどろおどろしさが混在している画面となっています。また村や物語の雰囲気に合わせて森の描写が薄暗くなっていました。

 たどり着いた一軒家は屋内を探索できるほど広くなっており、感染した村人にすぐ出会えませんでした。探索の末には村へ捜索に来ていた同僚の凄惨な遺体を発見。ここは新規の点でしたね。


 その後、屋外に脱出したり、レオンが窓から勢いよく飛び出したりという流れは健在。『バイオハザード4』に忠実ですが、探索箇所の増加や雰囲気など細かなニュアンスが今風のゲームに最適化されているのを改めて感じました。


オリジナル版とは異なるものの自然な操作性

 全体的に当時のような旋回や移動時の動きの硬さがなくなったように思います。最近のゲームに慣れすぎていたせいか、あまりに自然とレオンを操作しており、同行していた編集さんに指摘されるまで違和感がなかったほどスムーズでした。

 その操作の快適さも関係するのか、オリジナル版では全体的に屋内や道が広かったですが、今作は村の生活感やサイズ感を現実と大差ないように作られているようにも思いました。要はオリジナル版と比べて狭まっていると感じました。


 操作に関して明確に変わったのは銃を構えながら動ける点。以前は“武器を構えている時”は、レオンが射撃に集中して動けずにいましたが、今作では構えながら動くことが可能になっていました。

 敵の頭部や脚部に弾を命中させ、よろめいてる最中に近接攻撃(メレー)を繰り出せるのも変わらず。ただ攻撃や照準がスムーズになった一方で、より敵がアクティブになっているという印象を受けました。

 ナイフに関しては使い勝手に大きな変化ありませんでしたが、耐久値が設定されていました。使用すると少しずつ耐久値が減っていくのに加えて、村人に組み付かれた際にナイフの耐久値を犠牲にして即座に脱出できる性能も持っています。

 戦闘で使うぶんには耐久値の減少をそこまで気にするほどではありませんでしたが、緊急回避を多用しているとわりと早めに耐久力がなくなるほど。今までナイフはある種の絶対安全な武器として使用していましたが、今作で新たにリソース管理する武器としてサバイバル要素が増したと思います。

 また敵の武器による攻撃にあわせて、ナイフを構えることでパリィが可能。パリィした敵はよろめくので、すかさず近接攻撃で追撃できます。よりテクニカルな手段が増え、敵のラッシュやボスを攻略する幅が増えているのは嬉しいですね。




はやくアシュリーと行動を共にしたい!

 約30分の試遊時間では、村の広場でチェーンソーを持った村人に襲われるところまでを体験。しかし、何度もお伝えしますが『バイオハザード4』当時の雰囲気や物語の展開、マップの主な形は記憶の印象通り。原作を尊重したリメイクになっているのが伝わってきます。

 細かな違いでは、一軒家から村の広場に行く道中に罠にかかった犬がいなかった点やトラバサミ、爆破トラップがなかったことでしょうか。カラスを撃つことでお金は手に入りましたが、ニワトリからタマゴのドロップは叶いませんでした。ここは私の運が悪かったのかもしれません。

 その他、体力や弾薬数を示すUIが微妙に変更されていますし、調合リストが追加されるなど、細かな点で遊びやすく改良されていました。

 まだまだ武器強化もできない序盤であるため、触れていない要素も多いですが、早くアシュリーと合流したあとの『バイオハザード RE:4』をプレイしたいですね。謎解き、アシュリーパートの変更点の有無など、さわるほどに知りたい項目や想像が膨らむプレイ経験でした。


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