『リコリス・リコイル(リコリコ)』8話をハロウィンだから見直してみたらこんな伏線・名言が…【電撃ハロウィン】

小林白菜
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 時はハロウィン! ということで、電撃オンラインでは2022年のハロウィンにスポットを当てた企画“トリック・オア・トリート!! 電撃ハロウィン特集(電撃ハロウィン)”を展開中(Twitterでのプレゼントキャンペーンもあり!)なわけですが、せっかくの機会ですしゲームだけでなくアニメのハロウィンにまつわるエピソードも振り返ってみようかと!

 今回ご紹介するのは『リコリス・リコイル』の第8話“Another day, another dollar”です。こちらの記事はネタバレありなのでご注意を!


 『リコリス・リコイル』といえば2022年に放送されたTVアニメの中でも屈指のヒット作! 犯罪を未然に防ぐ秘密組織“リコリス”の一員として活動していく中で育まれていく錦木千束と井ノ上たきなの関係が微笑ましく、そんな彼女たちを狙う謎の集団との激しいガンアクションを用いた戦いには手に汗握り、夢中で視聴した人は多いはず。

 『メタルギア』シリーズや『デス・ストランディング』を手掛けたゲームクリエイター・小島秀夫氏がハマったことや、最終回の後でも“リコリコ14話”のように本来はない回も毎週トレンド入りするくらいの人気っぷりです。

 そんな『リコリス・リコイル』の第8話ですが、執筆依頼を受けたとき筆者は「この回ってハロウィン回だったっけ?」と若干訝しみました。しかし見返してみると、確かに保育園を訪れた千束とたきなはハロウィンコスプレで子どもたちにお菓子を配っているんですよね。桜が満開だった季節に千束とたきなが出会ってから、ちょうど半年くらいが経過していることになります。

 この第8話といえば、たきなが考案した“ホットチョコたっぷりなパフェ”の絵面があまりに強烈だったりと、コメディ色強めなほのぼの回……かと思いきや、ラストで衝撃的なことが起こり、物語終盤のシリアス展開の入口でもあったという、なんとも情緒が落ち着かない(※褒め言葉)エピソードでしたよね。

 本稿では、このエピソードの重要な伏線や、名言(迷言?)などを振り返ります。皆さんもこれらを踏まえて、ハロウィンにあわせてもう一度視聴してみてはいかがでしょう?

『リコリス・リコイル』第8話あらすじ

 喫茶リコリコの深刻な赤字経営を知ったたきなは、お店の経理担当を買って出ることに。お店だけでなく、リコイルとしての活動でも余計な経費がかさまないよう、千束に非殺傷弾の発砲や現場の破壊(!)を控えさせるなど、大活躍のたきな。考案した新メニューも、その良くも悪くもインパクト大な見た目もあって好評を博します。

 そんな中、お店の忙しさにかこつけてDA(リコリスを育成している治安維持組織)の定期検診に行こうとしない千束を、たきなは半ば無理やり行かせようとします。しかし千束は自宅を出る前に因縁の相手・真島と遭遇してしまい……?

『リコリス・リコイル』第8話の伏線

アラン機関は千束が思うような組織……ではない?

 千束の恩人である“ヨシさん”こと吉松シンジが所属している組織・アラン機関。それがどんな組織なのか、実態がおぼろげに見えてくるのもこの第8話でした。

 アラン機関は、“神のギフト”を受け取った才能ある子どもを支援している。これは第4話ですでに明かされていたことですが、なんとテロリストである真島も機関から支援を受けており、千束同様、その証であるペンダントも持っていることを千束が知ることになります。

 機関が世の中を良くするための組織だと思って行動してきたため、真島の「アランはそんな連中じゃねぇぜ」という言葉に少し動揺する千束。そんな機関の魔の手がすぐそばまで迫っていることを、このときの千束はまだ知りません。

電波塔事件の回想から浮かび上がる、真島の能力

 千束は真島の口から、ふたりが電波塔事件で出会っていたことを告げられます。このときはいまのようなカリスマ性はなく、テロリストグループの構成員として現場にいた真島。まだ幼かった千束ひとりによって真島たちは制圧され、この功績により千束は“歴代最強のリコリス”と呼ばれるようになったのでした。

 真島による回想シーンの後、千束は「人を怪物のように描写するな」と突っ込みを入れますが、実際、千束の強さは真島たちにとって、恐怖そのものだったのでしょう。

 この回想シーンでは重要なポイントがもうひとつ。真島が持つ、アラン機関が支援するほどの特異な能力についての伏線も張られていました。目を包帯のようなもので覆ったまま、リコリスたちの居場所とその人数を仲間たちに伝える真島。そしてこの能力は、物語のクライマックスにおいて、千束たちを苦しめることになるのでした。

『リコリス・リコイル』第8話の名言・迷言

千束「へいお待ち!」

 千束が喫茶リコリコで、特製パフェ“千束スペシャル”を常連客に振るまっているときの言葉。このあと常連さんに「飲み屋じゃないんだから」と突っ込まれていますが、千束らしいハツラツさと型破り感が発揮されている魅力的な台詞ですよね。

千束「ホア~ッ チャ~!」

 リコリスとしての活動で爆弾解除(らしきもの)を終えた千束とたきな。用心棒が撃った銃弾をすべてかわしてから千束が発した掛け声がこちら。緊迫しそうな場面でも千束がいるとコミカルな雰囲気に。

たきな「よくできました」 千束「褒められた~!」

 いつもと違い、たきなが千束をリードしている第8話だからこその掛け合い。ちょっと偉そうなたきなも、素直に喜ぶ千束もかわいいですね。

たきな「寒くなってきた今の時期においしい、ホットチョコたっぷりなパフェです」

 リコリコの赤字経営を改善しようと奮闘する中で、たきなが考案した新メニュー。美味しそうですね、ウン……。

たきな「もう、そのパフェやめます」

 自分の考案した新メニューのSNSでの評判を見てしまったたきなが、ショックから言い放った言葉。ちなみに、直接の原因となったSNSでのつぶやきは「笑顔でウ◯コ持ってて草 でも味マジ最高!」というものでした。

真島「『ガイ・ハード』じゃん! 好きなの?」

 さっきまで千束に銃を向けていたのに、千束の部屋にアクション映画のDVDが置かれているのに気付き、すごくフラットに映画トークを始める真島。意外な一面に驚いた視聴者は多いはず。

千束&真島「そいでラストシーンで!」

 映画トークに花を咲かせる千束と真島が、息ぴったりで発した言葉。殺し合うような関係のふたりですが、出会い方が違っていたら、映画オタク友だちになっていたのかも……?

たきな「私からの電話は3コール以内に出てください。出ない場合は危険と判断して次のワン切りですぐに向かう通知とします! 嫌ならすぐ出るように」

 千束が狙われている危険を鑑みての有無を言わさぬ宣言。このときはコミカルな台詞に思えたものでしたが、これが最悪中の最悪の事態を防ぐことに繋がるのでした。

たきな「欲しかったんでしょ?」

 保育園で配っていたプレゼントを、たきなが千束に手渡したあとのやりとりでの言葉。千束に対して普段は敬語で接しているたきなだからこそ、こうした任務とは無関係な場でのちょっと緩んだ口調に、出会ってから約半年間が経過したふたりの歩みを思い、グッと来ます。

たきな「アハハハハッ、電波塔のリコリスが? 注射怖いんですか」

 定期検診に行くことを渋り続けるのが「注射が怖い」という理由だったことを白状した千束に対し、たきなが思わず吹き出しながら言った言葉。たきなにとって千束のかわいい一面を知ることができて、すごく嬉しい瞬間でもあったのではないでしょうか。

 同時に、ずっといろいろな人から特別扱いされてきた千束にとっても、対等にからかい合えるような相手ができたことは、リコリコでの日々をよりいっそう掛け替えのないものにしてくれたのではないかと思います。

 自分の運命を受け入れて生きてきた千束にとって、それがどれだけ大切な日々だったのか、想いを馳せてしまいますね……。

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(C)Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11

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