【難読漢字】日常で使うことはあまりないかも? “戦慄く”の読み方は…

電撃オンライン
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 電撃オンラインの連載企画“難読漢字”。読み方が想像つかないほど複雑なものから、一見簡単そうだけど読みが難しいものまで、幅広く出題していくコーナーだ。

 この企画は、“杠葉 啓二(ゆずりは けいじ)”が担当していくぞ。猫と一緒に暮らすしがない書道家だ。今回も「パッとは読めないかも」という漢字を紹介していくから、みんなで一緒に考えてみよう!

今日の問題は……

 今回の出題漢字は“戦慄く”。送り仮名がある3文字だ。

 ヒントは“〇〇〇く”。“戦慄”で、“せんりつ”と読めるが、送り仮名があるだけでまったく異なる読み方になるぞ。不思議だな。

答え

 正解は“わななく”!

 緊張や恐怖、寒さなどから体や手足が震えてしまう様子を意味した言葉だ。ほかには、声などの音が震えたり、髪の毛などが乱れたり、乱れ動く様子そのものを表している。

 実は、平安時代の随筆『枕草子』によく出てくる表現なのだそうだ。“神楽の笛のおもしろくわななき吹きすまされて”というように、清少納言は笛の音の素晴らしさを、この言葉を用いた文章に残している。ただ怖さに震えるような表現だけに留まらないんだな。

 次も難しい漢字を紹介するから、更新をお楽しみに!

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