『孤独のグルメ Season10』12話感想。おじさまランチに関西風イタリアンえび焼きそば!? 何それ食べたい

佐藤 汐
公開日時

 『孤独のグルメ』全シーズンを楽しく視聴しているライター・佐藤です。1人オフの楽しみ方は“1人孤独のグルメごっこ”!

 井之頭五郎になったつもりで、おいしいものを食べながら「ん……これはうまい。」と心の中でモノローグをする遊びを楽しんでいます。

 そんなライターが、『孤独のグルメ Season10』の感想をお届け! 番組を見ながら、面白かったところ、共感したところなどを語っていこうと思います。

ドラマパート

 今週は最終回。年の瀬の東京千代田区麹町。

 仕事納めの取引先は大掃除中で、景気のよさそうな話に思わず聞き耳を立ててしまう五郎さんです。

 黒田大輔さん演じる永井との気楽な談笑に、五郎さんも終始リラックスムードの商談だったようです。

 「大晦日と三が日休めれば十分かな?」という五郎さんのセリフに、全国の自営業者(筆者含む)が激しく同意したのでした。

 麹町ってオフィス街ですからね、ランチレースか。以前麴町で働いていたことを思い出すと懐かしいな~!

 周りの雰囲気に合わせて、五郎さんもランチレースへ参戦です。

飯パート

“イタリヤ料理”の店

 まずは蕎麦! しかし、年末なので年越し蕎麦まで我慢したいと五郎さん。
 
 つぎはバンコック。エスニックは洋食じゃない。今日は洋食の気分の五郎さんなのです。

 インドカレー、焼肉、四川料理……と店を見送り続けて、ついに“イタリヤ料理”のお店発見。

 “イタリヤ”なのがいいですよね。お店名は“ラ・タベルナ”。また粋な名前です。

 イタリアの国旗カラー=クリスマスカラー。タベルナ=イタリアの大衆食堂の意味。

 いろいろ心惹かれるポイントを確認しつつ、店のあるビルの2階へと五郎さんが向かいます。

 店の外からチラっと覗くだけでも、トマトソースがたっぷり絡んだパスタが提供されています。

 絶対これは美味い店だと確証を持って、五郎さんいざ入店!

おじさまランチ登場

 メニューにはスパゲッティの文字。パスタという単語ではないところに、昭和男・井之頭五郎は胸が躍ります。

 ミートソース、イカ墨、えびマヨネーズに至るまで、スパゲッティの美味しそうなソースに目移りしていきます。

 周囲に配膳される料理を確認しながら、“特製ミートローフ”と書かれた壁メニューにも目を通す五郎さん。

 壁メニューに外れなし。そして、周囲のお客さんから“ドリア”と“ハーフセット”があることを知ります。

 さらに、前田美波里さん演じるハスキーボイスのママと常連さんのトークに耳を傾ける五郎さん。

 大盛りは+250円。レギュラーがかなり多めなので、大盛りはさらに多いらしいとのこと。

 意を決した五郎さんは、前半後半の二弾攻撃という作戦にでます。

 まず、初手の注文はミートローフのハーフセット、ミニサラダとホットコーヒーという軽めのジャブからです。

 最初はコンソメスープと、フレンチドレッシングがかかったミニサラダが提供されてきました。

 コンソメスープを一口すすって、「この店絶対当たり」と確信を持つ五郎さん。

 スープを吸ったパンに満足して、シャキシャキとしたサラダを絶賛しながら、他のお客さんが食べる黒い山脈(イカ墨スパゲティのネロ)に目を奪われ……。

 そうこうしているうちに、漢気あふれるミートローフの登場です! イカ墨スパゲティが黒い山脈なら、こちらは旨味があふれたエアーズロックのよう。

 やわらかそうなお肉! 「今わかった! 俺はこういうものが食べたかったんだ」と五郎さん。

 きのこたっぷりソース、スパゲティもバターライスも美味しそう。一皿で何重にも美味しい仕掛けがあるやつだ!

 「大人のお子様ランチ!」と、五郎さん。たしかにそうかもしれません。どれを食べてもワクワクするワンプレート。

 「おじさまランチ」と五郎さんがネーミングしたミートローフは、間違いなく麴町の名物です。

関西風イタリアンえび焼きそば!?

 筆者なら、ここでお腹がいっぱいになるところなのですが、五郎さんは追加注文攻撃!

 まずは、“スパゲッティーミスキアーレ(ハーフ)”。ニンニクとマヨネーズのコラボが、ペペロンチーノを超えた異端メニューとして紹介されました。ミニサラダは二皿目です。

 「はじめてなのに懐かしい味」と五郎さん。「関西風イタリアンえび焼きそばって感じ」だそう。アボカドが入っているのもポイント高めです。

 いろいろな具材が賑やかなスパゲッティ。そしてバランスのとれたサラダ。

 オーダーの采配がカンペキにハマった五郎さんは「ブラボー!!」と大絶賛の心の声。

 そして忘れてはならぬ、クレームブリュレとコーヒーです。クレームブリュレって、このちょこっとしたサイズが美味しいのです。

 この麴町で愛され続けて45周年の“イタリヤン”。きっと、いろいろな歴史があるのでしょう。いいなあ、こういうお店。

今年も大晦日は『孤独のグルメ』

12月29日 築地

 今年も大晦日は孤独のグルメ! ってことで、シーズン10の最終回も原作者の久住さんがちょこっと登場です。

 築地のお寿司食べてる……美味しそうです。

 ここで登場したのが、岩松了さん演じる築地の卸売り・小林。

 「お願い!! 五郎ちゃんしか頼めない!!」と五郎さんに頭を下げる小林に、また無茶ぶりの予感です。

 「ええい、こうなりゃヤケだ!」と五郎さん。大洗→フェリー→北海道という、今年も慌ただしい年越しへ向かうのでした。

 今年の年越しも楽しみですね、五郎さん!

ふらっとQusumi

 そしてドラマパート終了後は、『ふらっとQusumi』。

 タベルナの食べたい料理ということで、久住さんのオーダーは以下の通り。

・スパークリングワイン
・茄子のマリネ アンチョビー風味
・フレッシュマッシュルーム入り グリーンサラダ
・ペペロンチーノ

 “大人のジンジャーエール”と名づけたスパークリングワインと、茄子のマリネに舌鼓。

 グリーンサラダのドレッシングも絶賛。ペペロンチーノの味わいも絶妙だそう。

 とくに、茄子のマリネは45年変わらない味を守り続けているのだとか。どんな味なのか気になりますね!

 シーズン10、全て追いかけましたが今年も大晦日スペシャルがあるということで楽しみが尽きない『孤独のグルメ』。

 まだ見ぬ絶品グルメに思いを馳せ、感想を締めくくりたいと思います。

 あ~食べたい!!

※画像は公式Twitterのものです。
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