『聖闘士星矢:Knights of the Zodiac バトル・サンクチュアリ』特番レポートが到着

電撃オンライン
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 1月11日に開催された、3DCGアニメ『聖闘士星矢:Knights of the Zodiac バトル・サンクチュアリ』のオンライン特番のレポートが公開されました。

 以下、リリース原文を掲載します。

ペガサス星矢役・森田成一、古代ギリシャ研究家・藤村シシン、宇宙海賊ゴー☆ジャスが聖闘士星矢愛を2時間語り尽くす!

 漫画、アニメ、フィギュア、ゲームなどさまざまな形で世界中から愛され続け、シリーズ累計5000万部を突破した車田正美の原作による「聖闘士星矢」が、最新の3DCG技術によって「聖闘士星矢:Knights of the Zodiac」として甦り、2023年1月1日よりセカンドシーズンとなる「聖闘士星矢:Knights of the Zodiac バトル・サンクチュアリ」がアニメタイムズ、アニメ放題、ABEMA、dアニメストア、Hulu、U-NEXTほか各配信プラットフォームにて配信開始となった。既にファンの間で大きな反響が寄せられている本作の配信を記念して、「共感シアター」にて生放送番組「みんなで同時再生スペシャル」を実施した。

 ゲストに2005年より主人公・ペガサス星矢の声を担当している声優の森田成一と古代ギリシャ研究科の藤村シシン、そしてスペシャルMCとして「聖闘士星矢」ファンを公言する芸人のゴー☆ジャスも加わり、出演者たちと同じタイミングで、視聴者もそれぞれのデバイスで再生を開始するイベントでは、本作全12話の中から、森田とゴー☆ジャスがおすすめする第6話と第11話を視聴者と同じタイミングで鑑賞し、「聖闘士星矢」への愛と小宇宙(コスモ)を熱く燃やすトークが繰り広げられた。

 最初のコーナーでは、初めて本作に触れる視聴者に向けて聖闘士星矢がさまざまなメディアで展開され長く愛されている作品であることをふまえ、3DCGで新たに描かれる「聖闘士星矢:Knights of the Zodiac」シリーズの魅力についてゲストたちがトークを交わした。

 2005年から主人公・ペガサス星矢の声を担当する森田は、自身が子供の頃に熱中した作品へ参加することについて改めて喜びを示し「TVアニメの『冥王ハーデス編』から、2代目として演じることになったのですが、今回は3DCGの新シリーズで物語の最初から星矢を演じることができて嬉しいです。CGということで映像美と、動きもとにかくリアルで、令和に新しい星矢が観られるのは本当に嬉しいです。僕は中学生の時に星矢の連載が始まって、リアルタイムで楽しんでいた世代なんですが、まだ聖闘士星矢を観たことがないという人に向けて(愛が強すぎて)引かれない程度でアピールできたら。」とコメント。

 さらに、「聖闘士星矢」と出会ったことがきっかけで古代ギリシャ研究の道へ進むことになった藤村シシンは、森田がリアルタイムで聖闘士星矢に熱中していたのに対し、「私は森田さんより世代は一つ下なんですが、すでに星矢自体が“神話”として語られてて。『かつて小学生たちが全員ハマったすごい漫画があった』と聞いて育っていました」と連載が終了しても世代を超えて強い影響を与えられていたことを明かした。

 星矢トークで出演者と視聴者の小宇宙(コスモ)が熱く高まってきた頃、いよいよ同時視聴が開始となった。原作コミックスでも屈指の人気を誇る「十二宮編」を描いた「バトル・サンクチュアリ」では「神殺しの矢」に射られ、命の危機が迫る女神アテナのため聖域(サンクチュアリ)の最奥にいる教皇を目指す星矢と仲間の青銅聖闘士(ブロンズセイント)たちが、十二の宮を守り圧倒的な力量差を見せつける強敵、黄金聖闘士(ゴールドセイント)たちに戦いを挑むストーリーが展開される。

 おすすめエピソードとして森田は“第6話「紫龍復活」”を挙げた。第6話では星矢の仲間であるドラゴン紫龍と、黄金聖闘士(ゴールドセイント)の一人、蟹座(キャンサー)のデスマスクの対決と、星矢と獅子座(レオ)のアイオリアの戦いが描かれる。

 このエピソードを選んだ理由として森田は「どのエピソードも推しなんですが、僕も当時リアルタイムで楽しんでいたときに黄金聖闘士って一体何? という疑問さえ抱いてしまったストーリーなんですよ。それがこの新シリーズでも描かれているのでみんなで観て考えていくことができたら」と答えた。同時再生がスタートするとOPから始まる美麗なCGによる細部の作り込みに感嘆の声をあげる森田に、他の2名も共感。

 ストーリーが進行し蟹座(キャンサー)の黄金聖闘士、デスマスクが登場するとゴー☆ジャスが「デスマスクでございますが…みんな嫌いですよね」と爆弾発言を落とす。

 この発言に続き森田は「黄金聖闘士ってみんなの規範となる存在のはずなのに、なんなんだろうって…」と、聖闘士星矢の中でも極悪ぶりが際立つデスマスクにコメント。

 一方視聴者からは「昔は嫌いだったけと今は好き」とフォローの声も寄せられるなど、今では愛すべき悪役という地位も確立しているようだ。デスマスクと紫龍、両者が聖衣を脱いで戦う展開となった際に森田は「紫龍は脱ぎたがり」と戦闘時の傾向をこぼしたが藤村は「古代ギリシャでは闘いもオリンピックも最終的に裸で戦うので、ここの二人の戦いは最高に古代ギリシャっぽい!」と紫龍とデスマスクの戦いを古代ギリシャ的視点で評価した。

 主人公の星矢VS.アイオリアの戦いのパートに話題は移り、アイオリアの必殺技「ライトニングボルト」を回避するシーンのアフレコが難しかったことを明かした。

 まだ未完成な状態の映像を見ながら、動きを想像しながら収録してたという。速すぎる技を避ける演技のタイミングを合わせるため、台本は見ずアイオリアが無数に放つ拳(映像)を目で見て覚えたという森田に藤村は「じゃあどうやって避けるかって、星矢と同じ体験をしたっていうことですよね。」と、驚きをあらわにした。

 続いてゴー☆ジャスのおすすめとして、“第11話「天舞宝輪」”がピックアップされた。星矢と共に闘いに挑む青銅聖闘士フェニックス一輝と、乙女座(バルゴ)のシャカの激闘が展開されるこのエピソードを選んだ理由として、ゴー☆ジャスは「やっぱりシャカ! 黄金聖闘士のなかでも“最も神に近い男”と呼ばれる強さを見てほしい」と熱弁。

 森田は一輝役の小西克幸との会話の中で、「シャカ役の三ツ矢雄二という大ベテランとの共演について、黄金聖闘士たちが青銅聖闘士と戦う時に、いかにして強く見せるかと、結局のところ負けていくところで強さを残しながら演じている。収録の緊張感も違う。」と振り返り、藤村も「負けても、弱いから負けたとは感じさせない」と合いの手を入れ大ベテラン声優たちの威厳溢れる演技についても触れられた。

 さらに作中屈指の名場面「シャカの開眼シーン」では3人と視聴者も聖闘士星矢お馴染みの名シーンにニヤリ。藤村は「目が開いただけでこんなに言及されるキャラもいないですよ」とこのシーンの特殊性に言及。

 さらに当時、乙女座というか弱いイメージの星座にコンプレックスを持っている小学生男子たちが、圧倒的な強さを誇るシャカの登場によって勇気づけられたという逸話を持ち出し、影響力の強さを強調した。

 聖闘士たちの活躍について熱いトークが次々とこぼれ落ちるなか2話分の視聴が完了すると、森田は「これをきっかけに沼に入っていった方には僕たちのように細かーいところまで見てもらいたいですね。」と笑顔でコメント。

 2話分の視聴が完了してもまだまだ星矢トークが止まらない3人はそれぞれの推しキャラの話題に発展していった。

 最初に話題を振られた藤村は教皇が推しであると発表した。謎が多いキャラクターだが、藤村はこの教皇について、完全な悪かと思っていたが十二宮編が進むにつれ、別の顔が見えてくる二面性、そして主人公とは別軸でドラマを担うキャラクターであることなど魅力を力説。

 そしてMCのゴー☆ジャスは星矢の仲間の一人、キグナス氷河を挙げた。氷河の推しポイントとして、「ただ単純にかっこいい! 微塵もカッコ悪いと思ったことない」と断言。

 今回原作では登場し、アニメでは描かれていなかった氷河の必殺技「ホーロドニースメルチ」が登場したことがなによりも嬉しかったとコメント、さらには技の一部始終を再現するなどその愛の深さをアピールした。

 そして、森田は自身が演じるペガサス星矢と答え、「僕が演じているからということではなく、どの作品でも主人公が一番好きで。もともと好きなのは星矢なんですよ。」と答えた。

 星矢の必殺技「ペガサス流星拳」が好きすぎて、拳の残像をカメラのフラッシュで再現しようと四苦八苦した微笑ましいエピソードを披露。

 星矢役をオーディションで射止めた森田は、オーディションの話が入ってきた時に「どうしてもマイクの前で『ペガサス流星』を叫びたかった」と無理を通して参加したことを明かした。

 さらに初代星矢の古谷徹が演じる星矢ついても、古谷の「ペガサス流星拳」が大きく叫んでいなくとも、熱いストーリー展開により小宇宙を燃やした受け取り側との相乗効果が生まれている、と当時のアニメから学んだことを語った。

 そして生命力に溢れる魅力的なキャラクターと共に「聖闘士星矢」が長く愛されている要素の一つ「アツすぎる名言」について話題は広がり、事前に出演者3名が選んだ「この名言がたまらない」というセリフを発表した。

 ゴー☆ジャスは星矢の「俺たちのアテナが必ず人類を救うって言ってるんだ! その言葉を信じないで何が聖闘士だバカやろう!」という、牡羊座(アリエス)の黄金聖闘士ムウと対峙した際のセリフを選び、星矢らしい真っ直ぐなコメントに心打たれたという言葉に森田も同調。

 演じた森田も「僕はこういったセリフが好きなんですよ。アテナは世界と人類を救うというすごく大きなことを言っているんですよ。それを身内で(阻んで)何が聖闘士だ、という若者の血気盛んな感じ、その後ろについている『バカやろう!』があるところがポイントです。」と星矢のアツいキャラクター性について補足を入れた。

 さらにこのセリフを森田が生で披露するなどサービス精神に視聴者からも喜びのコメントが寄せられた。

 続いて藤村は射手座(サジタリアス)の黄金聖闘士、アイオロスの遺言「τα παιδια ηρθαν εδο αφηνο την Αθηνα σε σενα ΑΙΟΡΟΣ(ここを訪れし少年達よ 君たちにアテナを託す)」というまさかのギリシャ語をピックアップ。

 このメッセージはとあるシーンで星矢たちが発見しギリシャで修行を積んだ星矢だけが理解でき、星矢が仲間の聖闘士に翻訳してあげる流れとなる。

 この展開について「星矢ってすごく元気で体が先に動くタイプだと思っていたのに思っていたのに…バイリンガルじゃん! と思って。」と感動したことを明かすと森田たちから「そこ!?」とツッコミが。

 藤村は「この文章をすぐにこんなにカッコよく訳すことができるのはすごい!星矢ってこうやって心で言葉を読むんだ」と感動ポイントを披露。

 そして森田は「どっちも守ればいいじゃないか! アテナと人類両方を!」「どうだアルデバラン、潔く負けを認めるか? それとも、もう一本へし折ってやろうか?」という星矢のセリフ2つをチョイスした。

 ゴー☆ジャスが挙げたセリフと通じるものがあり「大人だとどちらかを選ばなくてはと思ってしまうところなんですが…少年の心、正義の心っていうのは、どっちかじゃなくって全部助けるんだ! という気持ちなんです。ヒーローなわけですよ。それをはっきりいうのが星矢なんだ、というのが堪らないんですよ!」「アルデバランにあれだけボコボコにされてもまだ闘う気でいるというのが星矢らしい!」と熱の籠ったコメントが続いた。

 あまりにも好きなセリフが多すぎる森田は、このほかにも候補として番組内では紹介しきれないほどの量のセリフを回答していたことが明かされた。

 そして、ゴー☆ジャスから忘れてはいけない名言として星矢の必殺技「ペガサス流星拳」が挙げられ、生披露のリクエストにまで発展した。

 突然の振りにも森田は「みなさんに小宇宙をお届けしたい」と快諾、「燃えろ! 小宇宙! ペガサス流星拳!!」と渾身の一声を放ち小宇宙を爆発させ、究極の小宇宙・セブンセンシズ覚醒か!? と見紛うほどの熱気で大盛り上がりを見せた。

 見どころを存分に語り尽くし「星矢愛」とアツい小宇宙の激突でお送りした番組もあっという間に終了の時間が迫り、最後にゲストの藤村、森田からそれぞれコメントが寄せられた。

 藤村は「十二宮編は何度見ても面白いし、今初めてみる人が羨ましいです。ぜひこの沼に入ってきてね」と聖闘士星矢沼に誘致するコメントを残し、森田は「後半になるに連れて素の森田で喋ってたなと。途中から興奮しすぎちゃって、完全に小宇宙がセブンセンシズを超えてエイトセンシズに…」とさらなるパワーアップをほのめかし、「ぜひこの作品を機に本作をご覧いただきたいなと。そして、原作しっかり読んでいただきたいと思います。」と「聖闘士星矢:Knights of the Zodiacバトル・サンクチュアリ」が盛り上がることを願った。

 ゴー☆ジャスは本作の続きが今現在制作中という事実を知り「続きを待ちわびるとともに、観るしかナイジェリア! そ~れ~…ココ!!」と持ちネタでしっかり締め番組は終了。

 出演者のたちのアツい「聖闘士星矢愛」溢れる発言の数々に視聴者からも共感の声が多く寄せられ、番組の合間には豪華プレゼント情報やSNSでのキャンペーン情報の告知もされ聖闘士星矢ファンにとっても充実の時間となった。

 本作の配信が始まったばかりのこの機会にぜひ「聖闘士星矢」の魅力に触れ、聖闘士たちと小宇宙を燃やしてみてはいかがだろうか。

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© Masami Kurumada / Toei Animation

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