あなたは西野派? 東城派? 『ジャンプチ ヒーローズ』で河下水希先生の作品特集が始まるから全原作を読み直して魅力を語る【電撃バレンタイン】

カワチ
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 スマートフォン向けゲームアプリ『ジャンプチ ヒーローズ』で、2月12日の12:00より“どきどきバレンタイン 河下先生ヒロイン特集祭”が開催。すでに『ジャンプチ ヒーローズ』に登場している『いちご100%』のヒロインだけでなく、『りりむキッス』、『初恋限定。』、『あねどきっ』のヒロインたちも登場します。

みんな~! 『ジャンプチ』で河下先生の特集祭がはじまるぞ~!!

 電撃オンラインでは“どきどきバレンタイン 河下先生ヒロイン特集祭”の開催を記念して特集記事をお届け。こちらの記事ではイベントの概要を解説するとともに、改めて原作をすべて読み直した担当ライターによる各作品の魅力を紹介していきます。

 ……と、“どきどきバレンタイン 河下先生ヒロイン特集祭”を詳しく見る前にひとつだけ告知を。

 電撃オンラインではさまざまなゲームのバレンタイン情報を特集する“恋は電撃! バレンタイン特集まとめ(電撃バレンタイン)”を展開中。この記事もその企画の一環として、Twitterでのプレゼントキャンペーンを実施中ですので、ぜひご参加ください。

 告知も終わったところで、さっそくイベントについて見てまいりましょう。このイベントでは、ガチャに西野つかさと北大路さつきの新ヴァージョン、『あねどきっ』の萩原なつき、『初恋限定。』の有原あゆみ、『りりむキッス』のりりむが初登場。さらにイベント報酬で『あねどきっ』の桜井奏、『初恋限定。』の山本岬、『りりむキッス』の白井美羽が手に入ります。

  • ▲西野つかさ

  • ▲北大路さつき

  • ▲萩原なつき

  • ▲有原あゆみ

  • ▲りりむ

  • ▲桜井奏

  • ▲山本岬

  • ▲白井美羽

 ログインボーナスで“河下先生ヒロインズ確定チケット”がもらえるほか、原作を追体験できるストーリーも開催。さらに冒険をクリアすると“いちごヒロイン決定権”がもらえ、東城綾、西野つかさ、北大路さつき、南戸唯の推しエンブレムをどれかひとつもらえます。この“どれかひとつ”というのが悩むポイント……。

 原作をリアルタイムで追いかけた人は主人公・真中淳平の優柔不断っぷりにやきもきしていたと思いますが、いざ自分が選ぶとなると、なかなか難しいですね(笑)。

 またゲーム内のイベント開催と合わせて特設サイトでは“きゅんとするシーン投票”も開催。河下水希さんはヒロインを魅力的に描くのがとても上手ですし、読者を驚かせるような展開を作るのも上手。読んでいて「マジかよ! ここでその展開!?」と驚かされることもあれば、待ち望んでいた展開に「最高すぎる!」「ありがとう!」と言いたくなることも。ハッピーな展開の裏返しで恋敗れたヒロインの姿を見て切なくさせられることもあります。みなさんのなかでも「このシーンは最高!」と思うものがあるはずなので、ぜひ投票してみてもらいたいですね。

河下水希作品の魅力とは!

 ここからは河下水希作品の魅力を語っていこうと思います。まず、河下先生の作品全体に言えることですが、河下先生自身が女性ということもあり、イラストはとても線が細くてキレイ。ヒロインたちの揺れ動く表情の変化が喜怒哀楽だけに留まらない繊細な表情で描き出されているため、読んでいてドキッとします。

 一方で『週刊少年ジャンプ』で週刊連載をしていただけあって、少年たちが喜ぶ展開も熟知しています。パンチラシーンやお風呂シーンなどのちょっとエッチなシーンを盛り込んでくれるため、その部分も注目のポイント。恋愛のシーンとは違う意味でドキドキする展開を楽しむことができます。

 また、個人的に河下先生の作品で好きなのは暗いシーンが少ないところです。恋愛を主題にしているので切なくなることはたくさんありますが、基本的にはコミカルな展開が多く、キャラクター同士がギスギスすることは少なく、読んだあとはスッキリした気持ちになれます。コミックのおまけページなどでもヒロイン同士が仲良くしたりしていて、どのキャラクターも好きになれます。目が離せない刺激的な展開と愛嬌があって嫌いになれないキャラクターが両立しており、これは河下先生ならではのバランス。河下先生自身がキャラクターを大事にしていることからこそ、できることなのだろうなと思います。

 以下で各作品の魅力を語っていこうと思います。

『いちご100%』

これぞ王道! 誰と結ばれるか本気で分からない展開に毎回ドキドキ

 言わずとしれた河下先生の代表作。全19巻で綴られる長編ストーリーになっています。この『いちご100%』は、控えめで大人しい東城綾と、アイドルのように愛くるしい西野つかさのどちらのヒロインとくっつくかというドキドキでしょう! 最終巻のあとがきでは、もともと中学編で終わるつもりで、そのときは東城と付き合う結末を考えていたことが語られていますが、人気になって高校編に突入。王道でいけば東城とくっつくストーリーですが、西野の繊細な描写も増えていき、本当にどちらとくっつくのか誰しもが分からなくなりました。連載で追っていたときはマジでドキドキしすぎて心臓がヤバかったですね……。

 すごいのは高校編になったとき、西野が別の高校に行くこと。必然的に同じ高校に通う東城の出番が増えるのですが、西野は「ここぞ!」というタイミングで再登場。東城に心が傾きかえている主人公の真中および作品の読者を一気に西野派に引き戻していきます(笑)。

 もともと、映画監督が趣味の真中と小説家を目指す東城は波長が合いますし、物語的にくっつくのも自然。対する西野は真中が勢いで彼女に告白したところOKしたというはじまりなので、ストーリー的には弱いのですが、ひとり違う高校に通ってパティシエを目指して頑張る姿が描かれたりと、どんどん株を上げていきます。さらに物語の中盤では真中に告白する前から彼のことが気になっていたことが明かされます。内気な東城の恋を応援するように、健気な西野を応援する読者もたくさんいました。

 また、高校編からは北大路さつきという明るい女の子も登場。最初こそ真中と敵対していましたが、打ち解けてからは仲のいい友達に。さらに自分の恋心に気付いてからは積極的にアプローチするようになります。自然に振る舞えるだけでなく、自分のことを好きでいてくれる居心地のいい存在であり、物語の中盤は「北大路ルートもぜんぜんあるんじゃないか!?」と読者をドキドキさせました。また、東、西、北と来ると、当然、南もあるわけで。幼馴染の南戸唯も登場。あまり恋愛に絡むことはなく、マスコットキャラクターのような存在になっていきますが、キャラクターとしてはめちゃくちゃ可愛く、「真中は選ばないだろうけど南戸派だ!」と思っていた人は多かったハズ。

 今回、一気に読み直して、本当に「どのヒロインに転ぶのかわからない」ワクワク感がすごい作品だなと思いました。「もうこのヒロインで決まったな……」と感じさせてからの、それを揺るがすような破壊力のあるシーンを持ってくるのがうまいんです。読んだことがない人はぜひ今からでも読んでみてほしいです。

 また、当時読んでいた人も改めて読んでみるのもオススメ。「昔はこのヒロインが好きだったけど、今だったらこっちのヒロインのほうが好きだな」という変化も楽しめました。とりあえず今では自分より年下になってしまった黒川栞先生がめっちゃかわいくてビックリしました。結婚したいです。

『りりむキッス』

男の夢を描くコテコテの設定も河下先生が描くと繊細で素敵に

 この『りりむキッス』は『いちご100%』よりも前に連載された作品です。メインヒロインが悪魔の“りりむ”というキャラクターで、主人公は硬派な斉木貴也。基本的にはふたりの純愛ストーリーなので、ラブコメによくあるハッキリしない男性がニガテな人には合うと思います。

 『いちご100%』よりも前の作品ということで、より繊細な作風になっていると感じます。設定自体は男の子が好きそうな要素が詰め込まれていますが、河下先生でなければ作ることができないピュアで優しい世界観にんっています。

 りりむはキスをすることで生気を奪うサキュバスでかなりエロい格好ですが、貴也に惚れてからは彼のこと一筋に。世間知らずながら健気で一途なりりむが可愛らしいです。

 また、途中からはライバルヒロインとして白井美羽が登場。財閥の令嬢でアイドル並のルックスですが、ポンコツで憎めないキャラクターです。ワガママで二面性のあるところが面白いところですが、じつは素直な娘であり、ほかの人を気遣う優しさも持っていて好きになれます。

 全2巻ですが、ラストのほうはりりむが再び封印されてしまい、記憶も失ってしまうなど、とてもハラハラする展開で盛り上がります。短い時間で読み終えることができるので河下水希作品の入門としてもオススメできます!

『初恋限定。』

すれ違う恋の行方がもどかしい!

 『初恋限定。』は『いちご100%』のあとに連載されたコミック。8人のキャラクターによるオムニバス展開となっており、恋をする少年少女たちのいろいろな想いが交錯する様子が描かれます。第1話に登場する強面の財津操が、じつは几帳面で動物好きの優しい男であることが後に判明するなど、オムニバスならではのミッシングリンクが仕込まれているので読んでいて驚くこともしばしば。

 また、8人ものキャラクターがいるものの、両思いになるものが稀で、片思いのすれ違いが多かったりするのがもどかしいところ。個人的には、そんな複雑な関係のなかで、あっさりと相思相愛になるボーイッシュな体育会系美少女の土橋りかが好きです。「そういうパターンもあるの!?」と驚きましたが、河下先生のあとがきによると「こーゆー娘が案外一番すすんでたりして」という思いつきがあったそう。さすがの河下先生マジック! 途中でカップルがくっついちゃうパターンを差し込むなど、予想できない展開でドキドキさせてくれます。

 ほかにも、巨乳が劣等感になって水泳を辞めた渡瀬めぐると熱血水泳馬鹿の武居源五郎の関係など、河下先生らしい優しい展開がよかったです。全4巻のストーリーで河下先生はもう少し描きたいものもあったようですが、しっかりメインのストーリーは描ききっており、読み終わったあとは大満足した気持ちになれます!

 なお、今回の『ジャンプチ ヒーローズ』のイベントに登場するのは恋に恋する女の子の有原あゆみと、恋を知らないクールビューティの山本岬。正反対のタイプを持ってきていて、おもしろいな~! と思いました。

『あねどきっ』

年上ヒロイン好きにはたまらない作品

 父親の長期出張でひとり暮らしをすることになった13才の男子中学生落合洸太のもとに、謎の17歳の女子高生・萩原なつきが現れていっしょに暮らすことになるストーリー。

 この作品の良さは、なんといっても年上のお姉ちゃんである萩原なつきの包容力。美人でスタイルがよくて料理が上手、さらに腕っぷしも強くて不良に絡まれたときも助けてくれる完璧超人で甘えたくなるのも仕方がないというもの。なにかを隠しているような部分があり、それはストーリーの核心にも関わるのですが、そういったミステリアスな部分も魅力です。

 また、物語が進むとライバルの女の子も登場。なつきの妹である萩原ちあきやクラスメートの桜井奏はなつきのように完璧な女性ではありませんが、逆に等身大の人間らしい部分が魅力です。とくに桜井奏はなつきに対抗して胸パッドを用意して洸太の気を引いたりして可愛かったですね。ツンデレで後半で勇気を持って彼に告白するシーンもドキドキしました。

 全体的には洸太となつきの交流を描きつつ、魅力的なライバルの登場によって深みが増しています。なつきと暮らす家のシーンもいいですし、一方で学校も文化祭などで盛り上がります。全4巻に誰もが思い浮かぶ理想の青春が詰まっています。

 ということで、『ジャンプチ ヒーローズ』に登場する河下水希作品の魅力を語ってみました。代表作である『いちご100%』のみ知っている人は多いかもしれませんが、そのほかの作品も面白いのでこのコラボをきっかけに知ってもらいたいです!

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ジャンプチ ヒーローズ

  • メーカー:LINE
  • 対応端末:iOS
  • ジャンル:友情・努力・勝利!体感プチプチRPG
  • 配信日:2018年3月28日
  • 価格:基本無料/アイテム課金

ジャンプチ ヒーローズ

  • メーカー:LINE
  • 対応端末:Android
  • ジャンル:友情・努力・勝利!体感プチプチRPG
  • 配信日:2018年3月28日
  • 価格:基本無料/アイテム課金

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