『スパロボDD』3.5周年! “3章Part2”ではトールギスⅢが満を持して参戦!!【スパロボDDコラム#84】

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 バンダイナムコエンターテインメントより配信中のiOS/Android用アプリ『スーパーロボット大戦DD』の第84回コラムをお届けします。

“3.5アニバーサリーキャンペーン”スタート! トールギスⅢが参戦する“3章Part2”も開放!!

 祝! 『スーパーロボット大戦DD』リリース3.5周年! まさに光陰矢の如し!! つい先日3周年だったと思ったら、もう3.5周年とは、早いものですね。ともあれ皆様、『スーパーロボット大戦DD』をプレイしていただき、そのうえ本コラムまでご覧いただき、本当にありがとうございます!!

 ……というわけで、『スパロボDD』では現在“3.5アニバーサリーキャンペーン”と題して、さまざまなキャンペーンを実施中! 4月3日いっぱいまで、SSRパーツが1個確定排出される10連ガシャに挑戦できるチケットが毎週1枚手に入るほか、3月2日(13:59)までは1日1回10連レアガシャが無料で回せます!!

 また“選べる! SSRセレクトキャンペーン”のラインナップも追加。ナイチンゲールや、ガンダムサンドロックといった、比較的最近追加されたユニットのSSR必殺技パーツも選べるようになっていますよ!

 筆者は、昨年12月に実装されたばかりの、ナイチンゲール/シャアのSSR必殺技パーツ“ファンネル(ナイチンゲール)”をもらいました。そのほかにも、アニバーサリーログインボーナスが開催されているので、まさに「今始めるとお得だよ!」ですね!!

 さらに、2月21日にはメインシナリオ“3章Part2”が開放されました! こちらでは『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』から、トールギスⅢ/ゼクスが満を持して参戦します!!

 “3章Part2”では、『機動戦艦ナデシコ ‐The prince of darkness‐』の、火星の後継者の反乱にまつわる物語に終止符が。さらに、グレンダイザーがダブルスペイザー、鋼鉄ジーグがパーンサロイドと、それぞれ新たな力を手に入れ、女王ヒミカとの決戦を経て『鋼鉄ジーグ』のストーリーがひと区切りを迎えます。ディバイン・ドゥアーズが、邪魔大王国に反旗を翻したあしゅら男爵と一時的に共闘するなど意外な展開も!!






 なお、トールギスⅢのひとつ目のSSR必殺技パーツ“メガキャノン(トールギスⅢ)”はガシャからの排出となっています。

トールギスⅢ&SSR メガキャノン(トールギスⅢ)


【ユニットデータ】トールギスⅢ

【ユニットパーツデータ】メガキャノン(トールギスⅢ)



トールギスⅢ&メガキャノン(トールギスⅢ)の評価(S)

 トールギスⅢは命中&回避タイプ、通常攻撃が射程3の斬撃で登場。メガキャノン(トールギスⅢ)の性能は、蜃気楼が装備すれば条件なしで攻撃力・照準値・運動性が上がり、戦闘回数に応じて攻撃力・照準値・運動性が強化されます。

 加えて必殺技命中時に気力・攻撃力・防御力を減少させるデバフ効果があり、フィールド上のウイングガンダムに攻撃力・照準値の増加と、確率で敵の攻撃を完全に回避する効果を付与します。新規参戦なのでオーブは少ないですが、タイプ的にも必殺は当てやすく、デバッファーとしての活躍は見込めそうですね。

 プリベンター・ウインドことゼクスが乗るトールギスⅢは、トレーズによって、かつてゼクスの愛機だったトールギスの予備パーツから組み上げられた機体。基本性能はトールギスや、トールギスⅢと同様の経緯で作られたトールギスⅡと同等ですが、メガキャノン、ヒートロッドといった新開発の武装によって強化されている点が特徴です。

 メガキャノンから発射されるビームは、通常時でもトールギス、トールギスIIが使用していたドーバーガンと同等の攻撃力を備えていますが、砲身を展開することで、全エネルギーを開放する最大出力モードでの砲撃が可能に。その破壊力たるや、ウイングガンダムゼロのツインバスターライフルと同等であるとされています。

 実際に作中での使用時には、マリーメイア軍が極秘裏にモビルスーツを生産していた資源衛星MO-Ⅲを消滅させるという、破格の威力を見せつけました。寺田貴信スーパーバイザーの発言によると、『スパロボDD』における戦闘デモには、MO-Ⅲに肉薄するトールギスⅢを映し出したカメラ映像がモチーフとして盛り込まれているとのことです。

 しかし、非常に強力な武装でありながら、ブリュッセルでのマリーメイア軍との決戦時にメガキャノンが使用されることありませんでした。この時はパイロットを殺さずに立ち回ることが要求されたため、ゼクスはメガキャノンでは火力が大きすぎると判断したのでしょう。

 ちなみに、トールギスⅢの原型というべきトールギスは、テレビシリーズ『新機動戦記ガンダムW』の舞台であるA.C.195から約20年も前に建造された世界初のモビルスーツ。後にヒイロたちが乗るガンダムを開発することになる5人の博士たちが手がけた機体ですが、最大出力時にはパイロットに15Gもの加速重力がかかるという極端な性能から、長きにわたって封印されていました。

 封印されたものの、トールギスは『ガンダムW』の世界におけるすべてのモビルスーツの始祖ともいうべき存在となり、後に過大な機能を削ぎ落とす形で開発されたのが、OZの主力機として量産されたリーオー。そのためトールギスには“プロトイタイプ・リーオー”という別称があり、ガンダムに近似したフェイスマスクの奥には、リーオーと同じ正方形のカメラ兼センサーが隠されています。

 ガンプラでは、このリーオー型カメラが再現されていることも多いので、素顔のトールギスに会いたい方は、ぜひMGやRGのキットを手にとってみてください(笑)。

 メガキャノンがピックアップ排出される4ステップアップガシャは、3月15日(13:59)までの開催となっています。

ナイチンゲールとデビルマンがパワーアップ! 新SSR必殺技パーツ2種を紹介!!

 ここからは、イベント“赤い彗星が誰なのか”の4ステップアップガシャで追加された、ナイチンゲール用の“拡散メガ粒子砲(MAP)”とデビルマン用の“デビルフラッシュ”、2つのSSR必殺技パーツをご紹介。今回は、どちらもなかなかマニアックなチョイスとなっています!!

SSR 拡散メガ粒子砲(ナイチンゲール/MAP)

【ユニットパーツデータ】拡散メガ粒子砲(ナイチンゲール/MAP)



拡散メガ粒子砲(ナイチンゲール/MAP)の評価(S)

 無条件で攻撃力・照準値・運動性が上がり、気力条件も上がります。そして気力が10上昇する毎にさらに攻撃力・照準値・運動性が強化。

 その他、戦闘時のみ敵ユニットの照準値・運動性を減少させるデバフと、反撃時には照準値が上昇します。最後に自分のアクション開始時に気力の上昇効果もアリ。目玉は特殊スキルのスピードアップですが、必殺パーツの性能も悪くないですね。特殊スキルをLv10まで鍛えれば、覚醒必殺アリ、マップ兵器アリと、対決戦などでも活躍してくれそうです。

 “拡散メガ粒子砲(ナイチンゲール/MAP)”は、シャア専用期・ナイチンゲールの腹部に搭載された大型メガ粒子砲による攻撃。通常時は開閉式のカバーに隠されて見えなくなっていますが、使用時にのみ砲口が露出するようになっています。本体からのエネルギー供給を受けるため、非常に強力な威力を誇っているとのこと。

 実はこの腹部大型メガ粒子砲は、原作小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』で使われた描写がなく、近年までナイチンゲールの搭載武装として言及されていないものでした。『第2次スーパーロボット大戦α』や『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』シリーズといったゲーム作品にこそ登場していましたが、2014年発売のガンプラ“RE/100 1/100 MSN-04II ナイチンゲール”では再現されておらず、キットの解説書にも記載がなかったのです。

 2014~18年に連載されたコミカライズ版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』では、ナイチンゲールの初登場時に腹部大型メガ粒子砲を使用。拡散ビームでアムロのリ・ガズィをけん制し、追い込まれたグラーブ・ガスを中破したサイコ・ドーガから救い出しています。ただし、この時点では使用後にパワーダウンしてしまうという欠点も抱えていた模様。アムロのHi-νガンダムとの決戦時には、至近距離から拡散ビームを発射するも回避され、アクシズの岩壁を削っています。また、Hi-νガンダムによるバルカン掃射の迎撃にも用いられました。

 これを踏まえて2021年に発売されたガンプラ“HGUC 1/144 ナイチンゲール”では、先発の“RE/100”とは異なり、腹部大型メガ粒子砲とカバーの開閉ギミックが再現されています。

 『スパロボDD』での戦闘デモは、劇場アニメ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の作中で、ナイチンゲールのもうひとつの姿ともいうべきサザビーが、腹部メガ粒子砲を使用した際のアクションがモチーフ。サザビーが、アクシズに取り付いたラー・カイラムを狙って強襲した際には、下方向に向けて放ち、少なくとも3機のジェガンを一掃しています。

 また、アムロが乗るνガンダムとの決戦時には、コミカライズ版『ベルトーチカ・チルドレン』でのナイチンゲール vs Hi-νガンダムと同様のシチュエーションでも使用されました。使用後にパワーダウンしてしまうことなども含め、ナイチンゲールとサザビーの腹部メガ粒子砲は、ほぼ同じ役割を果たしたと言っていいでしょう。

SSR デビルフラッシュ

【ユニットパーツデータ】デビルフラッシュ



デビルフラッシュの評価(S)

 無条件で移動力・気力上限・攻撃力・照準値・運動性が増加し、気力が10上昇する毎に攻撃力・照準値・運動性がさらに強化されます。そして、1度だけ撃破されるダメージを受けても復活し、その際1アクションの間、照準値が増加する効果もついています。

 久々の必殺でしたが、回避型に復活は余程運悪く撃墜された場合を除いて相性はよくないですね。復活しても、わずか1アクション照準値が上がるだけですし。最低限の補正値はあるものの、もう1つか2つ回避系かダメージ系の効果がついていても……。

 “デビルフラッシュ”は、手から光線を照射した後に、全身からまばゆい光を放ちながら敵を抱えて上空へと飛び上がり、そのまま焼き尽くしてしまうという必殺技。モチーフとなったのは、原作漫画版『デビルマン』で、クモを意のままに操り、本体はクモ糸そのものであるというデーモン・ラズバを撃破した攻撃です。『スパロボDD』の“3章Part1”でも、ラズバが登場するエピソードごと再現されていましたね。

 ところが、このラズバは『デビルマン』を読んだことがある方でも、その名前やデビルマンとの戦いぶりを知らないことがあるというレアなキャラクター。原作漫画版『デビルマン』は大まかに言うと、週刊少年マガジン掲載時の流れのまま収録した初期バージョン、永井豪先生の画業20周年を記念して1987年に刊行された“豪華愛蔵版”で加筆修正されたバージョン、『デビルマン』40周年を祝した2012年の“改訂版”発売にあたり1987年版をベースに再構成されたバージョンの3つが存在しています。

 それぞれ掲載エピソードやその順番などが異なるのですが、このうちラズバが登場するのは1987年版と2012年版のみなのです。なので、それ以前に『デビルマン』を読んだ方は、もしかすると「ラズバ? 誰それ?」状態かもしれません(笑)。

 厳密に言うと初期版でもラズバは登場し、人間に寄生するクモによって明(デビルマン)が通う学校の生徒たちを操り、窮地に追いやっています。ですが初期版のラズバは、形勢不利と見るやクモを呼び戻して姿を現し、そのままいずこかへと消えてしまいました。デビルマンと直接対決することなく、しゃべりもしなかったので、正体不明のデーモンでした。

 直後に明が“百の悪魔を支配する魔将軍ザン”について言及したので、このデーモンが魔将軍ザンだと見る向きもあったようです(実際にラズバと、後に登場したザンの胸から上は、よく似た姿になっています)。

 1987年版と2012年版では、姿を現したラズバが名乗りを上げてデビルマンに襲いかかるという展開に。クモ糸による“クモの結界”で美樹たちを捕らえた後、クモをオトリにしてデビルマンに巻き付き、絞め殺そうとしましたが、デビルマンが全身から放った光に驚きながら焼き尽くされました。

 原作漫画版『デビルマン』の必殺技の例に漏れず、この攻撃にも名前がなかったのですが、『スパロボDD』への採用にあたって、ダイナミック企画公認の“デビルフラッシュ”という名が与えられることになりました。寺田スーパーバイザーによると名前の候補には、ほかに“デビルスパーク”があったそうです。

 ダイナミック作品で“フラッシュ”と言うと、あのキューティーな美少女アンドロイドを思い出してしまうのですが、もしかしてそれを狙っていたりもするのでしょうか。かつて『スパクロ』にも参戦していましたし(笑)。

 “拡散メガ粒子砲(ナイチンゲール/MAP)”と“デビルフラッシュ”は、どちらも恒常のレアガシャに追加されていますが、ピックアップ排出される4ステップアップガシャは、2月28日(13:59)までの開催です!

 ……といったところで、今回の『スパロボDD』コラムはここまで! “3章Part2”の内容から察するに、どうやら次はブラックサレナと鋼鉄ジーグの新SSRパーツが追加されそうですね(笑)。実装され次第、本コラムで紹介したいと思いますので、お楽しみに!!





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スーパーロボット大戦DD

  • メーカー: バンダイナムコエンターテインメント
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: SRPG
  • 配信日: 2019年8月21日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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  • 対応端末: Android
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  • 配信日: 2019年8月21日
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