レビュー:荒廃した地球が舞台の近未来サバイバルTPS『アース:リバイバル』は、キャラメイクのクオリティが高すぎてどんな顔でも再現できる!?

hororo
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 Nuverseが4月20日にサービス開始予定のios/Android/PC向けサバイバルアクション『アース:リバイバル(Earth:Revival)』の先行レビューをお届けします。なお、本レビューはAndroid版でのプレイとなりますので、ご了承ください。

 本作は、異星文明の侵略によって崩壊した地球が舞台。人類は宇宙戦争には勝利したものの、戦争の余波と異星人の遺伝的侵入による被害により、地球は荒れ果ててしまいます。

 プレイヤーは、未来で世界を再建するべくコールドスリープについた人間たちのひとりとして、目覚めた先の2112年の未来において、さまざまな危険にさらされながら生きていくことになります。

●オープニングムービー

 オーソドックスなTPSスタイルの戦闘と、素材を集めて基地を拡充していくサバイバル要素が組み合わさった独自のプレイ感こそ本作の特徴。

 スマホゲームとしては最上級クラスのグラフィックの作り込みに加え、福山潤さんや日笠陽子さん、種崎敦美さん、小野友樹さんといった豪華声優を起用しているのも見どころです。

圧倒的ボリュームで理想の顔を作れるキャラクターメイク!

 ゲームを始めると、ストーリーの解説とともに自分が操作するキャラクターを作ることになります。このキャラクターメイキングですが、いじれる部分がめちゃくちゃ細かく、“どんな顔でも作れるのでは?”と思うほど。

 容姿端麗なキャラクターはもちろん、シワによる加齢表現も可能なので、それこそハリウッド俳優などの再現もできそうです。

 顔はパーツごとに細かく分かれており、細部まで調整することが可能。例として“輪郭”のカスタマイズ項目を見てみましょう。

●輪郭のカスタマイズ項目
・額
・頬
・頬骨
・あご全体
・あご先端
・あご
・ふっくら
・こめかみ

 輪郭だけでこの数! 各項目にも調整可能なパーツがあるのですが、よくある複数のパーツから選択するものではなく、ゲージを動かして細かく調整していくタイプです。キャラメイクに凝る人は、1時間どころかまる1日くらい使ってしまうのではないでしょうか。

 しかもパーツの調整にはシンプルモードとアドバンストモードが存在。シンプルモードでは、パーツの前後や全体の拡大/縮小といった、パーツ全体のバランスを調整できます。

 アドバンストモードでは、さらに詳細な変更が可能になっており、まさにミリ単位で理想の顔を作り上げていくことができます。

 そこまでこだわりたくないという人には、プリセットがいくつか用意されていますし、ランダム設定を使うのもアリ。

 ランダムというと、ゲームによってはかなりカオスなフェイスパターンになってしまうものもありますが、本作はかなり小ぎれいにまとまった顔を作ってくれるため、気に入った顔ができあがるまで試してみるのもいいでしょう。

 髪型やメイク部分は比較的簡単に特徴を出せる部分なので、ここだけ凝るのもひとつの手。髪色はグラデーションを付けることも可能で、髪色が変化する比率を変えたり、メッシュをいれたりすることもできます。

 メイクはアイラインやリップといった、いわゆる化粧をするもののほか、フェイスペイントなども含まれます。前述したようにシワや傷を刻むことができるため、歴戦の老兵めいた見た目を作れるのがいいですね!

 珍しい仕組みとして、読み込ませた顔写真を参考にしてメイキングする機能も! 試しに自分の顔を読み込ませて作ってみたところ、写真のようになりました。自分では似ているのかな? と思ったんですが、まわりの人に聞いたら、目元や口元が似ていて、かなり近い雰囲気に仕上がっているとのことでした。

 自分の顔はともかく、ここまで細部をいじれるキャラメイクを搭載したゲームは非常にまれといえるでしょう。自分だけのオンリーワンな姿を作ることができるため、ほかのプレイヤーとの交流も、より楽しくなるはず!

簡単操作で爽快な戦闘が可能! 装備を更新していくRPG的な要素も!

 ゲームはオーソドックスなTPSスタイルなので、似たようなゲームを遊んだことがある人は、すんなりと操作できると思います。スマホゲームを遊びなれていない自分にとっては、スワイプによるターゲッティングが少し難しく感じたものの、大まかに照準が合っていれば自動で補正してくれるため、“弾が当たらない”というようなストレスは感じません。

 武器ごとに特殊アクションが設定されていて、ただ撃つだけにとどまらないのもポイント。例えば前方にネットを射出して敵を拘束したり、周囲の敵にダメージを与えながら移動するエネルギーの球体を撃ち出したりと、SFならではの武装が多く、使っていて楽しいですし、さまざまな武器を試してみたくなります。

 武器を新しく製造したり、改造したりして装備を整えていくのはRPG的でおもしろく、攻撃に属性を付与することもできるため、自分なりの戦い方を模索することができるのも魅力。

 また、本作にはバトルスーツが登場し、装着すると派手な戦闘を楽しむことができます。生身とは違ったパワフルな武装が多く、圧倒的な火力で敵を粉砕していく爽快感はやみつきに!

 バトルスーツは何種類か存在し、種類によって戦術が変わるのもおもしろいです。もちろん無敵ではないので、強力な敵が出現したときなど、タイミングを見計らって使用するのがよさそうでした。

 ちなみに、登場するバトルスーツのひとつ“ヨトゥン”のデザインは、『超時空要塞マクロス』や『創聖のアクエリオン』などで知られる河森正治氏が担当! 未来感あふれる複数のバトルスーツのデザインが、PVで公開されています。

●バトルスーツ紹介PV

 戦闘でともに戦ってくれるペットも存在! 今回のプレイでは自動的に手に入った戦闘犬のチャチャがサポートしてくれました。どこでも付いてきてくれるので、まさに旅の仲間といった感じで頼もしいです。

 ペットはガチャでも手に入るらしく、試しに引いてみたらドローンのようなペットを入手できました。レアリティが高いのでチャチャを愛用していましたが、ペットによって得意とする支援手段が異なるので、自分の戦術にマッチした相棒を選ぶのがいいかもしれません。

 ゲームはメインクエストやサブクエストを達成することで進んでいきます。目標は事細かに説明され、現地までのガイドが画面に表示されるので迷うことはありません。クエストを受けていれば必要最低限のレベルには達している印象で、とくにつまづくこともありませんでした。

 メインクエストの一環として触れる要素で“サバイバルガイド”というものがあります。これはプレイヤーに課せられたお題のようなもので、クリアすると報酬を得ることが可能。

 何をしていいのか迷ったときは(そもそもクエストが豊富でやることは多いのですが……)、サバイバルガイドを進めるという指針があるのはありがたいですね。

 それでも本作の要素が多すぎて、慣れないうちは混乱してしまう方もいると思います。ただ、一部の操作のみ覚えた状態でプレイしても問題なかったので、遊びながら少しずつ学んでいくぐらいで、ちょうどいいかもしれません。

サバイバル要素がおもしろい! 水や食料を調達し、快適な拠点を建築!

 本作のもうひとつの特徴がサバイバル要素。水や食料を調達し、健康を維持していないと体力の回復率などが低下し、戦闘が不利になっていきます。

 定期的な資源の収集というものは、人によってはわずらわしく感じるかもしれませんが、戦闘の合間のいいスパイスとなっており、個人的には気に入っている要素です。

 ゲーム序盤で手に入る自分だけの拠点には、さまざまな設備が用意されており、ここで装備を製造したり、料理をしたりすることができます。

 洗面台のようなものがあり、水を飲んだり顔を洗ったりすることができるのもおもしろいですね。なお、水に関しては外の川などで飲むこともできるのですが、汚染されているらしく、体調を崩すこともあるようです。

 最初は実務的な設備のみ置かれている拠点ですが、手に入れたり作ったりした家具を設置することもできます。最初はこじんまりとした部屋しかないものの、ゲームを進めると拡張していくことができるので、ハウジングが好きな人にはたまらない要素かもしれません。

 サバイバルに必要な素材は、フィールドの木々や岩、落ちている資源を分解することで手に入ります。採集に特別な準備は必要ありませんが、雨が降っているときのみ採れる素材も存在します。

 資源をチェックすると、手に入る素材や条件が見えるのは便利ですね。特定の素材を探してやみくもに採集をする必要はないので、非常にスムーズ! 採集時はレーザードリルのようなものを使い、ガガガガッと削っているのもSFらしくて気持ちよかったです。

 そしてなんと、拠点には定期的に敵の襲撃が! 波状攻撃を仕掛けてくる敵を撃退していく、いわゆるタワーディフェンス的なゲーム感です。

 大量に現れる敵を、ペットと一緒に押し返すことには成功したものの、設備に少々被害が出てしまい、修理に素材が必要になってしまいました。今のところ無事に撃退に成功しているのですが、もし拠点を壊滅させられてしまったらどうなるのでしょうか……?

 サバイバル要素に直接は関係はないのですが、フィールド移動時にはバイクで移動することもできます。当然ながら歩いて移動するよりも何倍も速く移動できるため、長距離移動をするときは便利なことこのうえなし!

 少々操作のクセが強いため慣れるまで大変でしたが、移動にストレスがないおかげで、ちょっとした採集のためでも気軽に外に出られるのがよかったです。

 改めてになりますが、『アース:リバイバル』は4月20日に正式サービスが開始予定で、19日から事前ダウンロードが始まります。豪華な事前登録報酬、公式Twitterキャンペーンも実施中なので、こちらもお見逃しなく!

©Nuverse Pte. Ltd.

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