アニメ『この素晴らしい世界に爆焔を!』1話感想。めぐみん主役でカズマやアクアは不在。でも中二病な紅魔族のおかげでめちゃ楽しい!

カワチ
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 アニメ『この素晴らしい世界に爆焔を!』の第1話“紅い瞳の魔法使い達【ウィザーズ】”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『この素晴らしい世界に爆焔を!』第1話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

めぐみんが主役のストーリーが新鮮でイイ!

 『この素晴らしい世界に祝福を!』のめぐみんを主人公にしたスピンオフアニメ『この素晴らしい世界に爆焔を!』がいよいよスタートしました!

 原作は小説で、学生時代のめぐみんが学校を卒業してカズマたちのパーティに入るまでの内容が描かれることになります。めぐみんファンの自分としては大注目のアニメでしたが、『この素晴らしい世界に祝福を!』が好きなだけに、正直はじまるまではちょっと不安もありました。

 カズマ、アクア、ダクネス、そしてめぐみんという4人の愛すべきおバカたちが織り成す冒険だからこそ『この素晴らしい世界に祝福を!』が好きですし、アニメ制作もスタジオディーンさんからドライブさんに変わっているので、今までのように楽しめるのかな~とドキドキしていました。

 結果としては……大満足でした!!!!

 めぐみんが主役ということで全体のテイストは変わっていますが、個人的にはそこはいい意味で新鮮に楽しめました。めぐみんが“爆裂魔法”に惹かれる理由がシリアスに語られるのも、しっかりしたキャラクターの掘り下げになっていて好感触です。

 そして、なんといっても学校の仲間である“紅魔族”のメンバーが濃い! カズマやアクアがいなくて不安でしたが、しっかり笑わせてもらいました!! これはリアルタイム視聴決定!

 アニメ本編はめぐみんがウォルバクと出会うところからはじまります。このウォルバクの詳細は原作小説を読んでいれば分かるものの、ネタバレになるため、ここでは伏せておきましょう。個人的には、このタイミングで『この素晴らしい世界に爆焔を!』のアニメをやるということは、アニメ3期で描かれるんじゃないかなーと予想しているのですが、どうでしょう?

 『この素晴らしい世界に爆焔を!』のアニメを観て、まず驚いたのがナレーションをカズマ役でおなじみの福島潤さんが担当していること。どうしても『このすば』感が薄れてしまう本作において、ナレーションという形でも福島さんの声を聞けるのはとてもうれしいですし、気のせいか、その声にはどことなくカズマを感じさせてくれるんですよね。この起用はうまいなと思いました。

 そしてウォルバクに関しては……おっぱいがデカい(笑)。いや、「最初の感想がそれなのか?」と言われてしまいそうですが、「ツッコんでください」と言わんばかりに作画で主張してくるので仕方がない!

 また、ロリ時代のめぐみんもナイス。演じているのは同じ高橋李依さんですが、しっかり幼くなっていて素晴らしいです。願いごとを聞かれて「世界征服!」「巨乳にしてください」「魔王にしてください」と頭の悪……素直な答えをするめぐみんも彼女らしくてよかったですね。こんなときから巨乳に憧れていたのか。

 その後は場面が移り変わって、妹のこめっこと一緒に晩ごはんのザリガニを捕まえているシーンへ。ファンの注目ポイントとしては、ライバルであるゆんゆんとの初対面が描かれているところですね。獲ってきたザリガニをあげるという内容で、そんな出会いだったんだ……と笑ってしまいました。

 なお、めぐみんの自宅での夕飯シーンは親の商売がうまくいったという理由ですき焼きになりましたが、そのすき焼きにちゃんとザリガニが入っていて笑いました。

クラスメイトたちが濃い!

 そして、いよいよめぐみんが魔法学園・レッドプリズンに入学する展開に。めぐみんは先生に幼いときに見た“爆裂魔法”について質問しますが、「ネタ魔法」と言われてしまい、クラスメイトにも笑われてしまいます。ここは、ゆんゆんだけが心配そうにめぐみんを見ているカットが挿入されていてよかったです。

 その後の体育の授業では“紅魔族の戦闘においてもっとも重要なのは格好良さ”ということで、格好いいポーズやセリフの練習をすることに。というか、格好良さなら“爆裂魔法”もアリだと思うのですが、ダメなのでしょうか。紅魔族のポイントがよくわからない(笑)。

 作家志望の“あるえ”や“どどんこ”、“ふにふら”、“ねりまき”といったメンバーが次々にポーズで名乗りを上げていきます。どの女の子も個性豊かで次回以降にどんな活躍をするのか楽しみ。とくに注目なのは巨乳のあるえ。巨乳ということでめぐみんの目の敵にされていますが、個人的にはめちゃ注目。第2話以降もいっぱいおっぱい揺れて欲しい~!

 また、そんな個性的なメンバーが揃うなか、ゆんゆんだけが恥ずかしがっているのも面白いポイントかなーと思っています。ノリノリな先生・ぷっちんも最高です。また、めぐみんがカズマたちと里帰りする『映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』をすでに観ている人は、映画の登場人物たちの若いころの様子を見るのが楽しいと思います。未見の方はこちらもぜひ。

 はじまるまでは不安もありつつ、おなじみの声優陣だったり、スタッフのシリーズ構成に上江洲誠さん、キャラクターデザインに菊田幸一さんが続投していたりと、しっかりと『このすば』らしさを感じられる作品でした。

 2話以降でどんなドタバタが繰り広げられていくのか、めぐみんは爆裂魔法とどう向き合っていくのか、本当に楽しみ。2話以降も引き続き注目していきます!


カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。



©暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば爆焔製作委員会

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